Ryzen 5 2400G と Ryzen 5 1400 を比べてどちらの評価が良いか。重要な特徴を幅広くまとめてみました

作成日時: 2020-06-24 16:28:31

Ryzen 5 1400Ryzen 5 2400G
Ryzen 5 1400Ryzen 5 2400G

「Ryzen 5 1400」と「Ryzen 5 2400G」についてどちらの評価が優れているかについて詳しく解説。使い勝手や利便性について評価・比較しました。どちらのCPUを選んだらいいのか悩んでいるならお勧めします。

Ryzen 5 1400Ryzen 5 2400G
Ryzen 5 1400Ryzen 5 2400G
総合評価:
TDPrating-image3.8
65W
rating-image3.8
65W
通常利用時の最大周波数rating-image2.5
3.2GHz
rating-image4.0
3.6GHz
ブースト時の最大周波数rating-image1.0
3.4GHz
rating-image2.0
3.9GHz
二次キャッシュrating-image1.8
2MB
rating-image1.8
2MB
三次キャッシュrating-image1.8
8MB
rating-image1
4MB
コア数rating-image1.8
4コア
rating-image1.8
4コア
スレッド数rating-image1.7
8スレッド
rating-image1.7
8スレッド

Ryzen 5 2400G と比較して Ryzen 5 1400 を選ぶメリット

  • 三次キャッシュ

    35.4点(8MB) vs 9.8点(4MB)

Ryzen 5 1400 と比較して Ryzen 5 2400G を選ぶメリット

  • 定格周波数

    50.8点(3.2GHz) vs 80点(3.6GHz)

  • ブースト時の周波数

    19.7点(3.4GHz) vs 40.3点(3.9GHz)

「Ryzen 5 1400」と「Ryzen 5 2400G」を徹底比較する

CPU性能について「Ryzen 5 1400」と「Ryzen 5 2400G」を比較

通常利用時の最大周波数について

通常利用時の最大周波数が高いCPUは高速に演算処理できるため、一度に多くの処理を実行可能な点で優れています。例えば複雑な処理を頻繁に行うような作業をするといったケースにおすすめです。

通常利用時の最大周波数について比べると「Ryzen 5 2400G」は3.6GHzであるのに対して「Ryzen 5 1400」は3.2GHzです。0.3GHzの差があります。「Ryzen 5 1400」の定格クロック数と比べて「Ryzen 5 2400G」はとても高いです。「Ryzen 5 2400G」はデータやアクセス処理を高速化できる点で「Ryzen 5 1400」よりも秀でています。「Ryzen 5 2400G」は複数の作業、アプリケーションを同時に処理するのに非常に向いています。実際の利用を考えると「Ryzen 5 1400」と「Ryzen 5 2400G」は体感値として遥かに大きい差があります。「Ryzen 5 2400G」に決める上で一つの主な判断材料となるでしょう。

通常利用時の最大周波数評価
Ryzen 5 1400
3.2GHz50/100
Ryzen 5 2400G
3.6GHz80/100

ブースト時の最大周波数について

ブースト時の最大周波数が高いCPUは3Dゲームなどで高い処理能力を維持できる点で使い勝手が良いです。例えば動画のエンコードなど、CPU負荷の高い作業をするようなときにおすすめです。

ブースト時の最大周波数を比べると「Ryzen 5 1400」は3.4GHzであり「Ryzen 5 2400G」は3.9GHzです。0.5GHzの差があります。「Ryzen 5 2400G」は「Ryzen 5 1400」より比較的クロック数が高いです。パソコンの処理速度を上げることができる点で「Ryzen 5 2400G」の方が多少優れているかもしれません。消費電力や発熱を維持したまま処理速度をアップするのに「Ryzen 5 2400G」は多少適しています。実際の利用において「Ryzen 5 2400G」の方が「Ryzen 5 1400」よりもどちらかといえばよいです。「Ryzen 5 2400G」が良いと思われます。ただ決定的に優れているとまでは言えないでしょう。

ブースト時の最大周波数評価
Ryzen 5 1400
3.4GHz19/100
Ryzen 5 2400G
3.9GHz40/100

二次キャッシュ対応について

二次キャッシュに対応しているCPUはメインメモリのアクセスを減らして処理を速めることができる点で使い勝手が良いです。特に処理速度を高速にするようなときにおすすめです。

「Ryzen 5 1400」も「Ryzen 5 2400G」も二次キャッシュに対応しているCPUです。そのため記憶情報を素早く利用できる点で優れています。どちらもメモリがボトルネックとなってCPUの処理が阻害されることを防止するのに向いています。

二次キャッシュについて

二次キャッシュが多いCPUは沢山の容量のデータのメモリを処理することができる点で使い勝手が良いです。例えば動画編集のような作業でも、素早く処理するといったときで役立ちます。

二次キャッシュについて比べると「Ryzen 5 1400」は2MBであるのに対して「Ryzen 5 2400G」は2MBです。「Ryzen 5 2400G」のキャッシュ容量は「Ryzen 5 1400」と違いがほぼゼロです。感覚的にわかるほどの違いは無いです。ほかの視点を見て比べた方がいいでしょう。

二次キャッシュ評価
Ryzen 5 1400
2MB35/100
Ryzen 5 2400G
2MB35/100

三次キャッシュ対応について

三次キャッシュに対応しているCPUはそれぞれのデータを階層別で管理することで処理能力を上げることができる点で優れています。例えばデータを階層別で管理できるのでメインメモリの処理を速くするようなときで役に立ちます。

「Ryzen 5 2400G」も「Ryzen 5 1400」も三次キャッシュに対応しているCPUです。そのため多くの中間情報を高速に引き出せるので素早く処理できる点で優れています。どちらも膨大なデータを高速に処理するのに向いています。

三次キャッシュについて

三次キャッシュが多いCPUはパソコンの速度を著しく低下させずに使用できる点で使い勝手が良いです。特に頻繁にメインメモリにアクセスしてパソコンの動作が遅くならないようにするようなときで役に立ちます。

三次キャッシュについて「Ryzen 5 1400」と「Ryzen 5 2400G」を比較すると「Ryzen 5 1400」は8MBに対して「Ryzen 5 2400G」は4MBです。4MBの違いがあります。「Ryzen 5 1400」は「Ryzen 5 2400G」と比較してややキャッシュ容量が多いです。RAMのアクセスや消費量を減らすことができため、パフォーマンス全体を向上させることができる点で「Ryzen 5 1400」の方がよいです。よりCPUのポテンシャルを引き出して快適に使用するのに「Ryzen 5 1400」は多少おススメです。実際の利用を考えると「Ryzen 5 2400G」と「Ryzen 5 1400」は体感上多少大きい差があります。「Ryzen 5 1400」は「Ryzen 5 2400G」より良いと言えるでしょう。しかし決定的といえる程の違いはないでしょう。

三次キャッシュ評価
Ryzen 5 1400
8MB35/100
Ryzen 5 2400G
4MB9/100

コア数について

コア数が多いCPUは同時に複数の作業を処理効率を上げることができ、より多くのアプリケーションを同時に実行できる点で秀でています。例えば複数の動作を同時処理するような場合におススメです。

コア数について「Ryzen 5 2400G」と「Ryzen 5 1400」を比較すると「Ryzen 5 2400G」は4コアであり「Ryzen 5 1400」は4コアです。コア数について「Ryzen 5 1400」も「Ryzen 5 2400G」もほとんど同じと言えます。体感できるほどの差は無いです。他の視点から見て選択する方がよいでしょう。

コア数評価
Ryzen 5 1400
4コア35/100
Ryzen 5 2400G
4コア35/100

マルチスレッド対応について

マルチスレッドに対応しているCPUは複数同時処理で作業できる点で優れています。例えばパソコンの複数の処理を効率的に並行実施するといったようなケースで役立ちます。

「Ryzen 5 2400G」も「Ryzen 5 1400」もマルチスレッドに対応しているCPUです。そのため高度な演算処理や、多数のプログラムを同時に処理できる点で秀でています。どちらも複数の作業を処理効率を保ちながら同時進行するのに適しています。

スレッド数について

スレッド数が多いCPUは複数のアプリケーションを同時に処理できる点で秀でています。例えば同時に複数の処理をするような場合に向いています。

スレッド数を「Ryzen 5 1400」と「Ryzen 5 2400G」を比較すると「Ryzen 5 1400」は8スレッドに対して「Ryzen 5 2400G」は8スレッドです。「Ryzen 5 1400」も「Ryzen 5 2400G」も同程度のスレッド数です。実用上の差はありません。ほかの視点で決めるほうがいいでしょう。

スレッド数評価
Ryzen 5 1400
8スレッド34/100
Ryzen 5 2400G
8スレッド34/100

基本情報について「Ryzen 5 1400」と「Ryzen 5 2400G」を比較

TDPについて

TDPが小さいCPUは発熱が少ないのでノートパソコンなどで使用できる点で優れています。例えば冷却性能が低い小型PCケースに搭載するようなケースで重宝します。

TDPを「Ryzen 5 1400」と「Ryzen 5 2400G」を比べると「Ryzen 5 1400」は65Wに対して「Ryzen 5 2400G」は65Wです。「Ryzen 5 2400G」も「Ryzen 5 1400」も違いはほぼゼロと言えます。実用上の差はありません。ほかの観点から比較するほうがよいでしょう。

TDP評価
Ryzen 5 1400
65W76/100
Ryzen 5 2400G
65W76/100

「Ryzen 5 1400」と「Ryzen 5 2400G」の違いを表で比較する

Ryzen 5 1400Ryzen 5 2400G
画像Ryzen 5 1400Ryzen 5 2400G
内蔵グラフィックス - Radeon RX Vega 11 Graphics
ソケットの形状Socket AM4Socket AM4
TDP65W65W
通常利用時の最大周波数3.2GHz3.6GHz
ブースト時の最大周波数3.4GHz3.9GHz
二次キャッシュ対応
二次キャッシュ2MB2MB
三次キャッシュ対応
三次キャッシュ8MB4MB
コア数4コア4コア
マルチスレッド対応
スレッド数8スレッド8スレッド

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