Core i7 6900K と Core i7 10700 の違いを徹底比較。詳しい評価をまとめました

作成日時: 2020-06-21 19:24:07、更新日時: 2021-10-20 18:09:15

Core i7 6900KCore i7 10700
Core i7 6900KCore i7 10700
Core i7 6900KCore i7 10700
Core i7 6900KCore i7 10700
総合評価:
TDPrating-image1.1
140W
rating-image3.8
65W
通常利用時の最大周波数rating-image2.5
3.2GHz
rating-image1.7
2.9GHz
ブースト時の最大周波数rating-image1.5
3.7GHz
rating-image4.9
4.8GHz
三次キャッシュrating-image3.5
20MB
rating-image3.0
16MB
コア数rating-image3.0
8コア
rating-image3.0
8コア
スレッド数rating-image2.9
16スレッド
rating-image2.9
16スレッド

Core i7 10700 と比較して Core i7 6900K を選ぶメリット

  • 定格周波数

    50.8点(3.2GHz) vs 34.7点(2.9GHz)

  • 三次キャッシュ

    69.2点(20MB) vs 61点(16MB)

Core i7 6900K と比較して Core i7 10700 を選ぶメリット

  • ブースト時の周波数

    30.6点(3.7GHz) vs 98点(4.8GHz)

「Core i7 6900K」と「Core i7 10700」を徹底比較する

基本情報について「Core i7 6900K」と「Core i7 10700」を比較

TDPについて

TDPが小さいCPUは発熱が少ないのでノートパソコンなどで使用できる点で優れています。例えば冷却性能が低い小型PCケースに搭載するようなケースで重宝します。

TDPについて比べると「Core i7 10700」は65Wで「Core i7 6900K」は140Wです。75Wもの差があります。「Core i7 6900K」と比べて「Core i7 10700」はかなり小さいです。「Core i7 10700」はCPU自体の発熱を少なくできる点で「Core i7 6900K」よりも優れていると言えます。熱の放散を抑えることができるため、冷却機構を小型化して本体をスリム化したり、モバイルで利用するのに「Core i7 10700」はかなりオススメです。実際の利用を想定したとき「Core i7 10700」の方が「Core i7 6900K」よりも非常に優れているでしょう。「Core i7 10700」を選ぶ上で重要な判断材料の一つとなるでしょう。

TDP評価
Core i7 6900K
140W21/100
Core i7 10700
65W76/100

CPU性能について「Core i7 6900K」と「Core i7 10700」を比較

通常利用時の最大周波数について

通常利用時の最大周波数が高いCPUは高速に演算処理できるため、一度に多くの処理を実行可能な点で優れています。例えば複雑な処理を頻繁に行うような作業をするといったケースにおすすめです。

通常利用時の最大周波数について「Core i7 6900K」と「Core i7 10700」を比較すると「Core i7 6900K」は3.2GHzに対して「Core i7 10700」は2.9GHzです。0.3GHzの差があります。「Core i7 10700」の定格クロック数と比べて「Core i7 6900K」は比較的高いです。データやアクセス処理を高速化できる点で「Core i7 10700」より「Core i7 6900K」の方がよいです。CPUの処理速度を高速化するのに「Core i7 6900K」は多少おすすめです。実際に使う場面で「Core i7 6900K」と「Core i7 10700」の実用においての違いは比較的大きいです。「Core i7 6900K」は「Core i7 10700」よりいいですが決め手になるほどの差はないでしょう。

通常利用時の最大周波数評価
Core i7 6900K
3.2GHz50/100
Core i7 10700
2.9GHz34/100

ブースト時の最大周波数について

ブースト時の最大周波数が高いCPUは3Dゲームなどで高い処理能力を維持できる点で使い勝手が良いです。例えば動画のエンコードなど、CPU負荷の高い作業をするようなときにおすすめです。

ブースト時の最大周波数について比べると「Core i7 6900K」は3.7GHzであり「Core i7 10700」は4.8GHzです。1GHzもの差があります。ブースト時の最大周波数という角度で見ると「Core i7 6900K」と比較して「Core i7 10700」は非常に高いです。パソコンの処理速度を上げることができる点で「Core i7 10700」の方が「Core i7 6900K」よりも秀でています。消費電力や発熱を維持したまま処理速度をアップするのに「Core i7 10700」はとても適しています。実際に利用する上で「Core i7 10700」と「Core i7 6900K」の実用上の違いはかなり大きいです。「Core i7 10700」にする上で主な判断材料の一つとなると思います。

ブースト時の最大周波数評価
Core i7 6900K
3.7GHz30/100
Core i7 10700
4.8GHz97/100

三次キャッシュ対応について

三次キャッシュに対応しているCPUはそれぞれのデータを階層別で管理することで処理能力を上げることができる点で優れています。例えばデータを階層別で管理できるのでメインメモリの処理を速くするようなときで役に立ちます。

「Core i7 10700」も「Core i7 6900K」も三次キャッシュに対応しているCPUです。そのため多くの中間情報を高速に引き出せるので素早く処理できる点で優れています。どちらも膨大なデータを高速に処理するのに向いています。

三次キャッシュについて

三次キャッシュが多いCPUはパソコンの速度を著しく低下させずに使用できる点で使い勝手が良いです。特に頻繁にメインメモリにアクセスしてパソコンの動作が遅くならないようにするようなときで役に立ちます。

三次キャッシュについて「Core i7 6900K」と「Core i7 10700」を比較すると「Core i7 6900K」は20MBに対して「Core i7 10700」は16MBです。4MBの違いがあります。「Core i7 6900K」は「Core i7 10700」と比較してややキャッシュ容量が多いです。RAMのアクセスや消費量を減らすことができため、パフォーマンス全体を向上させることができる点で「Core i7 6900K」の方がよいです。よりCPUのポテンシャルを引き出して快適に使用するのに「Core i7 6900K」は多少おススメです。実際の利用を考えると「Core i7 10700」と「Core i7 6900K」は体感上多少大きい差があります。「Core i7 6900K」は「Core i7 10700」より良いと言えるでしょう。しかし決定的といえる程の違いはないでしょう。

三次キャッシュ評価
Core i7 6900K
20MB69/100
Core i7 10700
16MB60/100

コア数について

コア数が多いCPUは同時に複数の作業を処理効率を上げることができ、より多くのアプリケーションを同時に実行できる点で秀でています。例えば複数の動作を同時処理するような場合におススメです。

コア数について「Core i7 10700」と「Core i7 6900K」を比較すると「Core i7 10700」は8コアであり「Core i7 6900K」は8コアです。コア数について「Core i7 6900K」も「Core i7 10700」もほとんど同じと言えます。体感できるほどの差は無いです。他の視点から見て選択する方がよいでしょう。

コア数評価
Core i7 6900K
8コア60/100
Core i7 10700
8コア60/100

マルチスレッド対応について

マルチスレッドに対応しているCPUは複数同時処理で作業できる点で優れています。例えばパソコンの複数の処理を効率的に並行実施するといったようなケースで役立ちます。

「Core i7 10700」も「Core i7 6900K」もマルチスレッドに対応しているCPUです。そのため高度な演算処理や、多数のプログラムを同時に処理できる点で秀でています。どちらも複数の作業を処理効率を保ちながら同時進行するのに適しています。

スレッド数について

スレッド数が多いCPUは複数のアプリケーションを同時に処理できる点で秀でています。例えば同時に複数の処理をするような場合に向いています。

スレッド数を「Core i7 6900K」と「Core i7 10700」を比較すると「Core i7 6900K」は16スレッドに対して「Core i7 10700」は16スレッドです。「Core i7 6900K」も「Core i7 10700」も同程度のスレッド数です。実用上の差はありません。ほかの視点で決めるほうがいいでしょう。

スレッド数評価
Core i7 6900K
16スレッド58/100
Core i7 10700
16スレッド58/100

「Core i7 6900K」と「Core i7 10700」の違いを表で比較する

Core i7 6900KCore i7 10700
画像Core i7 6900KCore i7 10700
シリーズ名Broadwell-EComet Lake
内蔵グラフィックス - Intel UHD Graphics 630
ソケットの形状LGA2011-3LGA1200
TDP140W65W
通常利用時の最大周波数3.2GHz2.9GHz
ブースト時の最大周波数3.7GHz4.8GHz
三次キャッシュ対応
三次キャッシュ20MB16MB
コア数8コア8コア
マルチスレッド対応
スレッド数16スレッド16スレッド

類似のCPUを探す

他のCPUと比較する

価格をチェック

類似のCPUを探す

他のCPUと比較する

価格をチェック

価格をチェックする

お探しの情報は見つかりましたか?性能や機能名などのキーワードで検索することでさらに詳しい情報を知ることができます。

Core i7 6900K の関連記事
Core i7 10700 の関連記事

Core i7 6900K と評価が同程度のCPUを探す

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:3.7GHz, ブースト時の最大周波数:4.4GHz, 三次キャッシュ:8MB, コア数:4コア, スレッド数:8スレッド

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:2.9GHz, ブースト時の最大周波数:4.3GHz, 三次キャッシュ:12MB, コア数:6コア, スレッド数:12スレッド

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:2.9GHz, ブースト時の最大周波数:4.8GHz, 三次キャッシュ:16MB, コア数:8コア, スレッド数:16スレッド

TDP:125W, 通常利用時の最大周波数:3.8GHz, ブースト時の最大周波数:5.1GHz, 三次キャッシュ:16MB, コア数:8コア, スレッド数:16スレッド

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:2.8GHz, ブースト時の最大周波数:5.2GHz, 三次キャッシュ:20MB, コア数:10コア, スレッド数:20スレッド, バススピード:8GT/s, 対応最大メモリー:128GB, TCase:100℃

TDP:140W, 通常利用時の最大周波数:3.4GHz, ブースト時の最大周波数:3.6GHz, 三次キャッシュ:15MB, コア数:6コア, スレッド数:12スレッド

TDP:125W, 通常利用時の最大周波数:3.7GHz, ブースト時の最大周波数:5.3GHz, 三次キャッシュ:20MB, コア数:10コア, スレッド数:20スレッド

TDP:62W, 通常利用時の最大周波数:3.7GHz, ブースト時の最大周波数:4.3GHz, 三次キャッシュ:8MB, コア数:4コア, スレッド数:4スレッド

TDP:120W, 通常利用時の最大周波数:3.6GHz, ブースト時の最大周波数:3.9GHz, 三次キャッシュ:8MB, コア数:4コア, スレッド数:8スレッド

TDP:95W, 通常利用時の最大周波数:3.8GHz, ブースト時の最大周波数:4.5GHz, 二次キャッシュ:3MB, 三次キャッシュ:32MB, コア数:6コア, スレッド数:12スレッド

TDP:105W, 通常利用時の最大周波数:3.9GHz, ブースト時の最大周波数:4.7GHz, 二次キャッシュ:4MB, 三次キャッシュ:32MB, コア数:8コア, スレッド数:16スレッド

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:3.6GHz, 三次キャッシュ:8MB, コア数:4コア

Core i7 6900K の関連記事
Core i7 10700 の関連記事

Core i7 10700 と評価が同程度のCPUを探す

TDP:150W, 通常利用時の最大周波数:2.1GHz, ブースト時の最大周波数:4GHz, 三次キャッシュ:35MB, コア数:26コア, スレッド数:52スレッド

TDP:85W, 通常利用時の最大周波数:2.5GHz, ブースト時の最大周波数:3.5GHz, 三次キャッシュ:11MB, コア数:8コア, スレッド数:16スレッド

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:2.9GHz, ブースト時の最大周波数:4.3GHz, 三次キャッシュ:12MB, コア数:6コア, スレッド数:12スレッド

TDP:125W, 通常利用時の最大周波数:3.8GHz, ブースト時の最大周波数:5.1GHz, 三次キャッシュ:16MB, コア数:8コア, スレッド数:16スレッド

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:3.6GHz, ブースト時の最大周波数:3.9GHz, 二次キャッシュ:2MB, 三次キャッシュ:16MB, コア数:4コア, スレッド数:8スレッド

TDP:125W, 通常利用時の最大周波数:3.7GHz, ブースト時の最大周波数:5.3GHz, 三次キャッシュ:20MB, コア数:10コア, スレッド数:20スレッド

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:3.1GHz, ブースト時の最大周波数:4.5GHz, 三次キャッシュ:12MB, コア数:6コア, スレッド数:12スレッド

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:3.3GHz, ブースト時の最大周波数:4.8GHz, 三次キャッシュ:12MB, コア数:6コア, スレッド数:12スレッド

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:2.8GHz, ブースト時の最大周波数:5.2GHz, 三次キャッシュ:20MB, コア数:10コア, スレッド数:20スレッド

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:3.6GHz, ブースト時の最大周波数:4.3GHz, 三次キャッシュ:6MB, コア数:4コア, スレッド数:8スレッド

TDP:125W, 通常利用時の最大周波数:4.1GHz, ブースト時の最大周波数:4.8GHz, 三次キャッシュ:12MB, コア数:6コア, スレッド数:12スレッド

TDP:125W, 通常利用時の最大周波数:4.1GHz, ブースト時の最大周波数:4.8GHz, 三次キャッシュ:12MB, コア数:6コア, スレッド数:12スレッド

CPUランキング

カテゴリ一覧

人気CPU

関連人気記事

新着情報