Core i7 6900K と Xeon E5-2695 v4 の違いを徹底比較。詳しい評価をまとめました

作成日時: 2020-06-21 21:01:43、更新日時: 2021-10-20 19:46:51

Core i7 6900KXeon E5-2695 v4
Core i7 6900KXeon E5-2695 v4
Core i7 6900KXeon E5-2695 v4
Core i7 6900KXeon E5-2695 v4
総合評価:
TDPrating-image1.1
140W
rating-image1.6
120W
通常利用時の最大周波数rating-image2.5
3.2GHz
rating-image1
2.1GHz
ブースト時の最大周波数rating-image1.5
3.7GHz
rating-image1
3.3GHz
三次キャッシュrating-image3.5
20MB
rating-image4.9
45MB
コア数rating-image3.0
8コア
rating-image4.5
18コア
スレッド数rating-image2.9
16スレッド
rating-image4.3
36スレッド

Xeon E5-2695 v4 と比較して Core i7 6900K を選ぶメリット

  • 定格周波数

    50.8点(3.2GHz) vs 10点(2.1GHz)

  • ブースト時の周波数

    30.6点(3.7GHz) vs 16.9点(3.3GHz)

Core i7 6900K と比較して Xeon E5-2695 v4 を選ぶメリット

  • 三次キャッシュ

    69.2点(20MB) vs 97.8点(45MB)

  • コア数

    60.5点(8コア) vs 90点(18コア)

  • スレッド数

    58.8点(16スレッド) vs 86.9点(36スレッド)

「Core i7 6900K」と「Xeon E5-2695 v4」を徹底比較する

基本情報について「Core i7 6900K」と「Xeon E5-2695 v4」を比較

TDPについて

TDPが小さいCPUは発熱が少ないのでノートパソコンなどで使用できる点で優れています。例えば冷却性能が低い小型PCケースに搭載するようなケースで重宝します。

TDPについて比べると「Xeon E5-2695 v4」は120Wであり「Core i7 6900K」は140Wです。TDPという角度において「Xeon E5-2695 v4」は「Core i7 6900K」と比較してどちらかといえば小さいです。最大放熱量の小ささランキングで比較すると全2005製品のなかで「Xeon E5-2695 v4」は1584位で「Core i7 6900K」は1815位なので、大きく違うとまでは言えないもののそれなりの差はあります。

CPU自体の発熱を少なくできる点で「Xeon E5-2695 v4」の方が多少良いといえなくもありません。熱の放散を抑えることができるため、冷却機構を小型化して本体をスリム化したり、モバイルで利用する場合でも実用上の違いはほぼ無いと思います。あえて決めるなら「Core i7 6900K」より「Xeon E5-2695 v4」ですが、基本的には気にするほどの差はほとんどありません。

TDP評価
Core i7 6900K
140W21/100
Xeon E5-2695 v4
120W32/100

CPU性能について「Core i7 6900K」と「Xeon E5-2695 v4」を比較

通常利用時の最大周波数について

通常利用時の最大周波数が高いCPUは高速に演算処理できるため、一度に多くの処理を実行可能な点で優れています。例えば複雑な処理を頻繁に行うような作業をするといったケースにおすすめです。

通常利用時の最大周波数について比べると「Core i7 6900K」は3.2GHzであるのに対して「Xeon E5-2695 v4」は2.1GHzです。1.1GHzの差があります。「Xeon E5-2695 v4」の定格クロック数と比べて「Core i7 6900K」はとても高いです。定格周波数ランキングで比べると全2150製品中「Core i7 6900K」は576位であるのに対し「Xeon E5-2695 v4」は1767位で、CPUの中ではケタ違いな差があると言えそうです。

「Core i7 6900K」はデータやアクセス処理を高速化できる点で「Xeon E5-2695 v4」よりも秀でています。「Core i7 6900K」は複数の作業、アプリケーションを同時に処理するのに非常に向いています。実際の利用を考えると「Xeon E5-2695 v4」と「Core i7 6900K」は体感値として遥かに大きい差があります。「Core i7 6900K」に決める上で一つの主な判断材料となるでしょう。

通常利用時の最大周波数評価
Core i7 6900K
3.2GHz50/100
Xeon E5-2695 v4
2.1GHz9/100

ブースト時の最大周波数について

ブースト時の最大周波数が高いCPUは3Dゲームなどで高い処理能力を維持できる点で使い勝手が良いです。例えば動画のエンコードなど、CPU負荷の高い作業をするようなときにおすすめです。

ブースト時の最大周波数について比べると「Xeon E5-2695 v4」は3.3GHzであり「Core i7 6900K」は3.7GHzです。0.4GHzもの差があります。ブースト時の最大周波数という角度で見ると「Xeon E5-2695 v4」と比較して「Core i7 6900K」は非常に高いです。ブースト時のクロック数ランキングで比較すると全727製品のなかで「Core i7 6900K」は443位で「Xeon E5-2695 v4」は566位なので、大きく違うとまでは言えないもののそれなりの差はあります。

パソコンの処理速度を上げることができる点で「Core i7 6900K」の方が「Xeon E5-2695 v4」よりも秀でています。消費電力や発熱を維持したまま処理速度をアップするのに「Core i7 6900K」はとても適しています。実際に利用する上で「Core i7 6900K」と「Xeon E5-2695 v4」の実用上の違いはかなり大きいです。「Core i7 6900K」にする上で主な判断材料の一つとなると思います。

ブースト時の最大周波数評価
Core i7 6900K
3.7GHz30/100
Xeon E5-2695 v4
3.3GHz16/100

三次キャッシュ対応について

三次キャッシュに対応しているCPUはそれぞれのデータを階層別で管理することで処理能力を上げることができる点で優れています。例えばデータを階層別で管理できるのでメインメモリの処理を速くするようなときで役に立ちます。

「Xeon E5-2695 v4」も「Core i7 6900K」も三次キャッシュに対応しているCPUです。そのため多くの中間情報を高速に引き出せるので素早く処理できる点で優れています。どちらも膨大なデータを高速に処理するのに向いています。

三次キャッシュについて

三次キャッシュが多いCPUはパソコンの速度を著しく低下させずに使用できる点で使い勝手が良いです。特に頻繁にメインメモリにアクセスしてパソコンの動作が遅くならないようにするようなときで役に立ちます。

三次キャッシュについて「Xeon E5-2695 v4」と「Core i7 6900K」を比べると「Xeon E5-2695 v4」は45MBに対して「Core i7 6900K」は20MBです。25MBもの差があります。三次キャッシュという視点において「Xeon E5-2695 v4」は「Core i7 6900K」より非常に多いキャッシュ容量です。三次キャッシュ容量の多さランキングで比較すると全1194製品のなかで「Xeon E5-2695 v4」は92位で「Core i7 6900K」は296位なので、大きく違うとまでは言えないもののそれなりの差はあります。

「Xeon E5-2695 v4」はRAMのアクセスや消費量を減らすことができため、パフォーマンス全体を向上させることができる点で「Core i7 6900K」よりも秀でているでしょう。「Xeon E5-2695 v4」はよりCPUのポテンシャルを引き出して快適に使用するのにかなり向いています。実際に使う場面で「Core i7 6900K」と比べて「Xeon E5-2695 v4」は遥かに秀でていると言えます。「Xeon E5-2695 v4」にする上で主な理由の一つになります。

三次キャッシュ評価
Core i7 6900K
20MB69/100
Xeon E5-2695 v4
45MB97/100

コア数について

コア数が多いCPUは同時に複数の作業を処理効率を上げることができ、より多くのアプリケーションを同時に実行できる点で秀でています。例えば複数の動作を同時処理するような場合におススメです。

コア数について比べると「Core i7 6900K」は8コアに対して「Xeon E5-2695 v4」は18コアです。10コアの違いがあります。「Core i7 6900K」より「Xeon E5-2695 v4」の方がとてもコア数が多いです。コア数の多さランキングで比較すると全2152製品のなかで「Xeon E5-2695 v4」は119位で「Core i7 6900K」は375位なので、大きく違うとまでは言えないもののそれなりの差はあります。

一つのタスクについて並列で処理することで高速で処理したり、多くのタスクを同時に実行出来る点で「Xeon E5-2695 v4」の方が秀でていると言えます。「Xeon E5-2695 v4」は同時に出来る処理作業を増やすことが出来るので、一度に色んなアプリを起動するのにかなりオススメです。実際に使う場面で「Core i7 6900K」と「Xeon E5-2695 v4」の体感値としての差は遥かに大きいです。「Xeon E5-2695 v4」を選ぶための一つの重要な決め手となると思います。

コア数評価
Core i7 6900K
8コア60/100
Xeon E5-2695 v4
18コア90/100

マルチスレッド対応について

マルチスレッドに対応しているCPUは複数同時処理で作業できる点で優れています。例えばパソコンの複数の処理を効率的に並行実施するといったようなケースで役立ちます。

「Xeon E5-2695 v4」も「Core i7 6900K」もマルチスレッドに対応しているCPUです。そのため高度な演算処理や、多数のプログラムを同時に処理できる点で秀でています。どちらも複数の作業を処理効率を保ちながら同時進行するのに適しています。

スレッド数について

スレッド数が多いCPUは複数のアプリケーションを同時に処理できる点で秀でています。例えば同時に複数の処理をするような場合に向いています。

スレッド数について「Core i7 6900K」と「Xeon E5-2695 v4」を比べると「Core i7 6900K」は16スレッドであり「Xeon E5-2695 v4」は36スレッドです。20スレッドもの差があります。「Core i7 6900K」と比べて「Xeon E5-2695 v4」は非常に多いです。スレッド数の多さランキングで比べると804製品の中で「Xeon E5-2695 v4」は102位で「Core i7 6900K」は300位なのでCPUの中では差はかなり大きいと言えます。

待ち時間・バッファーが多いタスクを同時に実行する際に効率的に処理できる点で「Xeon E5-2695 v4」の方が優れているでしょう。「Xeon E5-2695 v4」は複数のアプリケーションを同時にストレスなく実行するのに非常におすすめです。実際に使うことを想定したとき「Core i7 6900K」と比べて「Xeon E5-2695 v4」はとても優れていると言えます。「Xeon E5-2695 v4」を選ぶ主な判断材料の一つになります。

スレッド数評価
Core i7 6900K
16スレッド58/100
Xeon E5-2695 v4
36スレッド86/100

「Core i7 6900K」と「Xeon E5-2695 v4」の違いを表で比較する

Core i7 6900KXeon E5-2695 v4
画像Core i7 6900KXeon E5-2695 v4
シリーズ名Broadwell-EBroadwell-EP
ソケットの形状LGA2011-3LGA2011-3
TDP140W120W
通常利用時の最大周波数3.2GHz2.1GHz
ブースト時の最大周波数3.7GHz3.3GHz
三次キャッシュ対応
三次キャッシュ20MB45MB
コア数8コア18コア
マルチスレッド対応
スレッド数16スレッド36スレッド

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