Core i7 6900K と Core i7 7820X の違いを徹底比較。詳しい評価をまとめました
作成日時: 2020-06-21 21:01:31、更新日時: 2021-10-20 19:46:39
「Core i7 7820X」と「Core i7 6900K」を比較したときの違いや差について評価/比較。何がどういう点で違うのでしょうか。重要な観点から詳しく解説比較。
Core i7 6900K | Core i7 7820X | |||
総合評価: | 2.4 (総合: 438位) | 2.8 (総合: 339位) | ||
TDP | 1.1 140W | 1.1 140W | ||
通常利用時の最大周波数 | 2.5 3.2GHz | 4.0 3.6GHz | ||
ブースト時の最大周波数 | 1.5 3.7GHz | 3.4 4.3GHz | ||
三次キャッシュ | 3.5 20MB | 2.4 11MB | ||
コア数 | 3.0 8コア | 3.0 8コア | ||
スレッド数 | 2.9 16スレッド | 2.9 16スレッド | ||
「Core i7 6900K」と「Core i7 7820X」を徹底比較する
基本情報について「Core i7 6900K」と「Core i7 7820X」を比較
TDPについて
TDPが小さいCPUは発熱が少ないのでノートパソコンなどで使用できる点で優れています。例えば冷却性能が低い小型PCケースに搭載するようなケースで重宝します。
TDPを「Core i7 6900K」と「Core i7 7820X」を比べると「Core i7 6900K」は140Wに対して「Core i7 7820X」は140Wです。「Core i7 7820X」も「Core i7 6900K」も違いはほぼゼロと言えます。実用上の差はありません。ほかの観点から比較するほうがよいでしょう。
CPU性能について「Core i7 6900K」と「Core i7 7820X」を比較
通常利用時の最大周波数について
通常利用時の最大周波数が高いCPUは高速に演算処理できるため、一度に多くの処理を実行可能な点で優れています。例えば複雑な処理を頻繁に行うような作業をするといったケースにおすすめです。
通常利用時の最大周波数について比べると「Core i7 7820X」は3.6GHzであるのに対して「Core i7 6900K」は3.2GHzです。0.3GHzの差があります。「Core i7 6900K」の定格クロック数と比べて「Core i7 7820X」はとても高いです。「Core i7 7820X」はデータやアクセス処理を高速化できる点で「Core i7 6900K」よりも秀でています。CPUの処理速度を高速化するのに「Core i7 7820X」はとても向いています。実際の利用を考えると「Core i7 6900K」と「Core i7 7820X」は体感値として遥かに大きい差があります。「Core i7 7820X」に決める上で一つの主な判断材料となるでしょう。
ブースト時の最大周波数について
ブースト時の最大周波数が高いCPUは3Dゲームなどで高い処理能力を維持できる点で使い勝手が良いです。例えば動画のエンコードなど、CPU負荷の高い作業をするようなときにおすすめです。
ブースト時の最大周波数について比べると「Core i7 6900K」は3.7GHzであり「Core i7 7820X」は4.3GHzです。0.5GHzもの差があります。ブースト時の最大周波数という角度で見ると「Core i7 6900K」と比較して「Core i7 7820X」は非常に高いです。負荷のあるものを簡単に処理することができる点で「Core i7 7820X」の方が秀でているでしょう。消費電力や発熱を維持したまま処理速度をアップするのに「Core i7 7820X」はとても適しています。実際に利用する上で「Core i7 7820X」と「Core i7 6900K」の実用上の違いはかなり大きいです。「Core i7 7820X」にする上で主な判断材料の一つとなると思います。
三次キャッシュ対応について
三次キャッシュに対応しているCPUはそれぞれのデータを階層別で管理することで処理能力を上げることができる点で優れています。例えばデータを階層別で管理できるのでメインメモリの処理を速くするようなときで役に立ちます。
「Core i7 7820X」も「Core i7 6900K」も三次キャッシュに対応しているCPUです。そのため多くの中間情報を高速に引き出せるので素早く処理できる点で優れています。どちらも膨大なデータを高速に処理するのに向いています。
関連リンク
三次キャッシュについて
三次キャッシュが多いCPUはパソコンの速度を著しく低下させずに使用できる点で使い勝手が良いです。特に頻繁にメインメモリにアクセスしてパソコンの動作が遅くならないようにするようなときで役に立ちます。
三次キャッシュについて「Core i7 6900K」と「Core i7 7820X」を比較すると「Core i7 6900K」は20MBに対して「Core i7 7820X」は11MBです。9MBの違いがあります。「Core i7 6900K」は「Core i7 7820X」と比較してややキャッシュ容量が多いです。中間の計算結果を多く待避出来るので、複雑な計算をより早くできる点で「Core i7 6900K」の方が良いです。よりCPUのポテンシャルを引き出して快適に使用するのに「Core i7 6900K」は多少おススメです。実際の利用を考えると「Core i7 7820X」と「Core i7 6900K」は体感上多少大きい差があります。「Core i7 6900K」は「Core i7 7820X」より良いと言えるでしょう。しかし決定的といえる程の違いはないでしょう。
コア数について
コア数が多いCPUは同時に複数の作業を処理効率を上げることができ、より多くのアプリケーションを同時に実行できる点で秀でています。例えば複数の動作を同時処理するような場合におススメです。
コア数について「Core i7 7820X」と「Core i7 6900K」を比較すると「Core i7 7820X」は8コアであり「Core i7 6900K」は8コアです。コア数について「Core i7 6900K」も「Core i7 7820X」もほとんど同じと言えます。体感できるほどの差は無いです。他の視点から見て選択する方がよいでしょう。
マルチスレッド対応について
マルチスレッドに対応しているCPUは複数同時処理で作業できる点で優れています。例えばパソコンの複数の処理を効率的に並行実施するといったようなケースで役立ちます。
「Core i7 7820X」も「Core i7 6900K」もマルチスレッドに対応しているCPUです。そのため多くのタスクを一つのコアで同時に実行できる点で優れています。どちらも複数の作業を処理効率を保ちながら同時進行するのに適しています。
関連リンク
スレッド数について
スレッド数が多いCPUは複数のアプリケーションを同時に処理できる点で秀でています。例えば同時に複数の処理をするような場合に向いています。
スレッド数を「Core i7 6900K」と「Core i7 7820X」を比較すると「Core i7 6900K」は16スレッドに対して「Core i7 7820X」は16スレッドです。「Core i7 6900K」も「Core i7 7820X」も同程度のスレッド数です。実用上の差はありません。ほかの視点で決めるほうがいいでしょう。
選択中の製品 | 他のCPUと比較する |
---|
Core i7 6900K
選択中の製品 | 他のCPUと比較する |
---|
Core i7 7820X
「Core i7 6900K」と「Core i7 7820X」の違いを表で比較する
Core i7 6900K | Core i7 7820X | |
画像 | ||
シリーズ名 | Broadwell-E | Skylake-X |
ソケットの形状 | LGA2011-3 | LGA2066 |
TDP | 140W | 140W |
通常利用時の最大周波数 | 3.2GHz | 3.6GHz |
ブースト時の最大周波数 | 3.7GHz | 4.3GHz |
三次キャッシュ対応 | ○ | ○ |
三次キャッシュ | 20MB | 11MB |
コア数 | 8コア | 8コア |
マルチスレッド対応 | ○ | ○ |
スレッド数 | 16スレッド | 16スレッド |
類似のCPUを探す 他のCPUと比較する 価格をチェック | 類似のCPUを探す 他のCPUと比較する 価格をチェック |
価格をチェックする
選択中の製品 | 他のCPUと比較する |
---|
Core i7 6900K
選択中の製品 | 他のCPUと比較する |
---|
Core i7 7820X
お探しの情報は見つかりましたか?性能や機能名などのキーワードで検索することでさらに詳しい情報を知ることができます。