Core i5 9500 と Core i7 6900K はどっちがおすすめなのか?違いや差を徹底検証しました

作成日時: 2020-06-21 20:09:24、更新日時: 2021-10-20 18:54:32

Core i7 6900KCore i5 9500
Core i7 6900KCore i5 9500

「Core i5 9500」と「Core i7 6900K」の違いについて評価・検証してみました。どのような面で異なるのでしょうか?「Core i7 6900K」と「Core i5 9500」のどっちを選んだらいいのか検討している人におススメです。

Core i7 6900KCore i5 9500
Core i7 6900KCore i5 9500
総合評価:

48.6/100

(総合: 438位)

51.1/100

(総合: 329位)

TDP
21/100
76/100
通常利用時の最大周波数
50/100
39/100
ブースト時の最大周波数
30/100
75/100
三次キャッシュ
69/100
39/100
コア数
60/100
50/100
スレッド数
58/100
24/100

Core i5 9500 と比較して Core i7 6900K を選ぶメリット

  • 定格周波数

    50.8点(3.2GHz) vs 39.6点(3GHz)

  • 三次キャッシュ

    69.2点(20MB) vs 39.7点(9MB)

  • コア数

    60.5点(8コア) vs 50点(6コア)

  • スレッド数

    58.8点(16スレッド) vs 24.7点(6スレッド)

  • マルチスレッド対応

Core i7 6900K と比較して Core i5 9500 を選ぶメリット

  • ブースト時の周波数

    30.6点(3.7GHz) vs 75.5点(4.4GHz)

「Core i7 6900K」と「Core i5 9500」を徹底比較する

基本情報について「Core i7 6900K」と「Core i5 9500」を比較

TDPについて

TDPが小さいCPUは発熱が少ないのでノートパソコンなどで使用できる点で優れています。例えば冷却性能が低い小型PCケースに搭載するようなケースで重宝します。

TDPについて比べると「Core i5 9500」は65Wで「Core i7 6900K」は140Wです。75Wもの差があります。「Core i7 6900K」と比べて「Core i5 9500」はかなり小さいです。最大放熱量の小ささランキングで比べると全2005製品中「Core i5 9500」は556位であるのに対し「Core i7 6900K」は1815位で、CPUの中ではケタ違いな差があると言えそうです。

「Core i5 9500」はCPU自体の発熱を少なくできる点で「Core i7 6900K」よりも優れていると言えます。熱の放散を抑えることができるため、冷却機構を小型化して本体をスリム化したり、モバイルで利用するのに「Core i5 9500」はかなりオススメです。実際の利用を想定したとき「Core i5 9500」の方が「Core i7 6900K」よりも非常に優れているでしょう。「Core i5 9500」を選ぶ上で重要な判断材料の一つとなるでしょう。

TDP評価
Core i7 6900K
140W21/100
Core i5 9500
65W76/100

CPU性能について「Core i7 6900K」と「Core i5 9500」を比較

通常利用時の最大周波数について

通常利用時の最大周波数が高いCPUは高速に演算処理できるため、一度に多くの処理を実行可能な点で優れています。例えば複雑な処理を頻繁に行うような作業をするといったケースにおすすめです。

通常利用時の最大周波数について「Core i7 6900K」と「Core i5 9500」を比較すると「Core i7 6900K」は3.2GHzに対して「Core i5 9500」は3GHzです。0.2GHzの差があります。「Core i5 9500」の定格クロック数と比べて「Core i7 6900K」は比較的高いです。定格周波数ランキングで見てみると2150製品中「Core i7 6900K」は576位で「Core i5 9500」は780位です。ほとんど差は無いと言えます。

データやアクセス処理を高速化できる点で「Core i5 9500」より「Core i7 6900K」の方がよいです。「Core i7 6900K」は複数の作業、アプリケーションを同時に処理するのに比較的おススメです。実際に使う場面で「Core i7 6900K」と「Core i5 9500」の実用においての違いは比較的大きいです。「Core i7 6900K」は「Core i5 9500」よりいいですが決め手になるほどの差はないでしょう。

通常利用時の最大周波数評価
Core i7 6900K
3.2GHz50/100
Core i5 9500
3GHz39/100

ブースト時の最大周波数について

ブースト時の最大周波数が高いCPUは3Dゲームなどで高い処理能力を維持できる点で使い勝手が良いです。例えば動画のエンコードなど、CPU負荷の高い作業をするようなときにおすすめです。

ブースト時の最大周波数について比べると「Core i7 6900K」は3.7GHzであり「Core i5 9500」は4.4GHzです。0.7GHzもの差があります。ブースト時の最大周波数という角度で見ると「Core i7 6900K」と比較して「Core i5 9500」は非常に高いです。ブースト時のクロック数ランキングで比べると全727製品中「Core i5 9500」は216位であるのに対し「Core i7 6900K」は443位で、CPUの中ではケタ違いな差があると言えそうです。

パソコンの処理速度を上げることができる点で「Core i5 9500」の方が「Core i7 6900K」よりも秀でています。消費電力や発熱を維持したまま処理速度をアップするのに「Core i5 9500」はとても適しています。実際に利用する上で「Core i5 9500」と「Core i7 6900K」の実用上の違いはかなり大きいです。「Core i5 9500」にする上で主な判断材料の一つとなると思います。

ブースト時の最大周波数評価
Core i7 6900K
3.7GHz30/100
Core i5 9500
4.4GHz75/100

三次キャッシュ対応について

三次キャッシュに対応しているCPUはそれぞれのデータを階層別で管理することで処理能力を上げることができる点で優れています。例えばデータを階層別で管理できるのでメインメモリの処理を速くするようなときで役に立ちます。

「Core i5 9500」も「Core i7 6900K」も三次キャッシュに対応しているCPUです。そのため多くの中間情報を高速に引き出せるので素早く処理できる点で優れています。どちらも膨大なデータを高速に処理するのに向いています。

三次キャッシュについて

三次キャッシュが多いCPUはパソコンの速度を著しく低下させずに使用できる点で使い勝手が良いです。特に頻繁にメインメモリにアクセスしてパソコンの動作が遅くならないようにするようなときで役に立ちます。

三次キャッシュについて「Core i7 6900K」と「Core i5 9500」を比べると「Core i7 6900K」は20MBに対して「Core i5 9500」は9MBです。11MBもの差があります。三次キャッシュという視点において「Core i7 6900K」は「Core i5 9500」より非常に多いキャッシュ容量です。三次キャッシュ容量の多さランキングで比べると1194製品の中で「Core i7 6900K」は296位で「Core i5 9500」は569位なのでCPUの中では差はかなり大きいと言えます。

「Core i7 6900K」はRAMのアクセスや消費量を減らすことができため、パフォーマンス全体を向上させることができる点で「Core i5 9500」よりも秀でているでしょう。「Core i7 6900K」はよりCPUのポテンシャルを引き出して快適に使用するのにかなり向いています。実際に使う場面で「Core i5 9500」と比べて「Core i7 6900K」は遥かに秀でていると言えます。「Core i7 6900K」にする上で主な理由の一つになります。

三次キャッシュ評価
Core i7 6900K
20MB69/100
Core i5 9500
9MB39/100

コア数について

コア数が多いCPUは同時に複数の作業を処理効率を上げることができ、より多くのアプリケーションを同時に実行できる点で秀でています。例えば複数の動作を同時処理するような場合におススメです。

コア数について比較すると「Core i7 6900K」は8コアで「Core i5 9500」は6コアです。コア数について「Core i5 9500」より「Core i7 6900K」の方が多少多いです。コア数の多さランキングで見てみると2152製品中「Core i7 6900K」は375位で「Core i5 9500」は484位です。ほとんど差は無いと言えます。

一つのタスクについて並列で処理することで高速で処理したり、多くのタスクを同時に実行出来る点で「Core i7 6900K」の方が「Core i5 9500」よりもどちらかといえば良いといえなくもないでしょう。しかしながら同時に出来る処理作業を増やすことが出来るので、一度に色んなアプリを起動する場合でも実用上の違いはほとんど無いと思います。数値的には「Core i5 9500」より「Core i7 6900K」の方が多いですが通常の利用において気にするほどの違いはほとんどありません。

コア数評価
Core i7 6900K
8コア60/100
Core i5 9500
6コア50/100

スレッド数について

スレッド数が多いCPUは複数のアプリケーションを同時に処理できる点で秀でています。例えば同時に複数の処理をするような場合に向いています。

スレッド数について「Core i5 9500」と「Core i7 6900K」を比べると「Core i5 9500」は6スレッドであり「Core i7 6900K」は16スレッドです。10スレッドもの差があります。「Core i5 9500」と比べて「Core i7 6900K」は非常に多いです。スレッド数の多さランキングで比べると全804製品中「Core i7 6900K」は300位であるのに対し「Core i5 9500」は554位で、CPUの中ではケタ違いな差があると言えそうです。

待ち時間・バッファーが多いタスクを同時に実行する際に効率的に処理できる点で「Core i7 6900K」の方が優れているでしょう。「Core i7 6900K」は複数のアプリケーションを同時にストレスなく実行するのに非常におすすめです。実際に使うことを想定したとき「Core i5 9500」と比べて「Core i7 6900K」はとても優れていると言えます。「Core i7 6900K」を選ぶ主な判断材料の一つになります。

スレッド数評価
Core i7 6900K
16スレッド58/100
Core i5 9500
6スレッド24/100

「Core i7 6900K」と「Core i5 9500」の違いを表で比較する

Core i7 6900KCore i5 9500
Core i7 6900KCore i5 9500
基本情報
シリーズ名Broadwell-ECoffee Lake
内蔵グラフィックス - Intel UHD Graphics 630
ソケットの形状LGA2011-3LGA1151
TDP140W65W
CPU性能
通常利用時の最大周波数3.2GHz3GHz
ブースト時の最大周波数3.7GHz4.4GHz
三次キャッシュ対応
三次キャッシュ20MB9MB
コア数8コア6コア
マルチスレッド対応 -
スレッド数16スレッド6スレッド

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TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:2.9GHz, ブースト時の最大周波数:4.3GHz, 三次キャッシュ:12MB, コア数:6コア, スレッド数:12スレッド

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:2.9GHz, ブースト時の最大周波数:4.8GHz, 三次キャッシュ:16MB, コア数:8コア, スレッド数:16スレッド

TDP:125W, 通常利用時の最大周波数:3.8GHz, ブースト時の最大周波数:5.1GHz, 三次キャッシュ:16MB, コア数:8コア, スレッド数:16スレッド

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TDP:54W, 通常利用時の最大周波数:3.7GHz, 三次キャッシュ:4MB, コア数:2コア, スレッド数:4スレッド

TDP:105W, 通常利用時の最大周波数:3.9GHz, ブースト時の最大周波数:4.5GHz, 二次キャッシュ:4MB, 三次キャッシュ:32MB, コア数:8コア, スレッド数:16スレッド

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