Core i5 9600KF と Core i7 6900K を比べてどちらの評価が良いか。重要な特徴を幅広くまとめてみました

作成日時: 2020-06-21 20:21:41、更新日時: 2021-10-20 20:09:52

Core i7 6900KCore i5 9600KF
Core i7 6900KCore i5 9600KF

「Core i5 9600KF」と「Core i7 6900K」を比べた時の違いや差を評価/検証しました。どっちの評価が良いのかを詳しく解説。「Core i7 6900K」と「Core i5 9600KF」のどっちにすべきか考えているなら今すぐチェック!

Core i7 6900KCore i5 9600KF
Core i7 6900KCore i5 9600KF
総合評価:

48.6/100

(総合: 438位)

58.5/100

(総合: 296位)

TDP
21/100
49/100
通常利用時の最大周波数
50/100
88/100
ブースト時の最大周波数
30/100
97/100
三次キャッシュ
69/100
39/100
コア数
60/100
50/100
スレッド数
58/100
24/100

Core i5 9600KF と比較して Core i7 6900K を選ぶメリット

  • 三次キャッシュ

    69.2点(20MB) vs 39.7点(9MB)

  • コア数

    60.5点(8コア) vs 50点(6コア)

  • スレッド数

    58.8点(16スレッド) vs 24.7点(6スレッド)

  • マルチスレッド対応

Core i7 6900K と比較して Core i5 9600KF を選ぶメリット

  • 定格周波数

    50.8点(3.2GHz) vs 89点(3.7GHz)

  • ブースト時の周波数

    30.6点(3.7GHz) vs 97.7点(4.6GHz)

「Core i7 6900K」と「Core i5 9600KF」を徹底比較する

基本情報について「Core i7 6900K」と「Core i5 9600KF」を比較

TDPについて

TDPが小さいCPUは発熱が少ないのでノートパソコンなどで使用できる点で優れています。例えば冷却性能が低い小型PCケースに搭載するようなケースで重宝します。

TDPについて比べると「Core i5 9600KF」は95Wで「Core i7 6900K」は140Wです。45Wもの差があります。「Core i7 6900K」と比べて「Core i5 9600KF」はかなり小さいです。最大放熱量の小ささランキングで比べると2005製品の中で「Core i5 9600KF」は1229位で「Core i7 6900K」は1815位なのでCPUの中では差はかなり大きいと言えます。

「Core i5 9600KF」はCPU自体の発熱を少なくできる点で「Core i7 6900K」よりも優れていると言えます。熱の放散を抑えることができるため、冷却機構を小型化して本体をスリム化したり、モバイルで利用するのに「Core i5 9600KF」はかなりオススメです。実際の利用を想定したとき「Core i5 9600KF」の方が「Core i7 6900K」よりも非常に優れているでしょう。「Core i5 9600KF」を選ぶ上で重要な判断材料の一つとなるでしょう。

TDP評価
Core i7 6900K
140W21/100
Core i5 9600KF
95W49/100

CPU性能について「Core i7 6900K」と「Core i5 9600KF」を比較

通常利用時の最大周波数について

通常利用時の最大周波数が高いCPUは高速に演算処理できるため、一度に多くの処理を実行可能な点で優れています。例えば複雑な処理を頻繁に行うような作業をするといったケースにおすすめです。

通常利用時の最大周波数について比べると「Core i5 9600KF」は3.7GHzであるのに対して「Core i7 6900K」は3.2GHzです。0.5GHzの差があります。「Core i7 6900K」の定格クロック数と比べて「Core i5 9600KF」はとても高いです。定格周波数ランキングで比較すると全2150製品のなかで「Core i5 9600KF」は148位で「Core i7 6900K」は576位なので、大きく違うとまでは言えないもののそれなりの差はあります。

「Core i5 9600KF」はデータやアクセス処理を高速化できる点で「Core i7 6900K」よりも秀でています。CPUの処理速度を高速化するのに「Core i5 9600KF」はとても向いています。実際の利用を考えると「Core i7 6900K」と「Core i5 9600KF」は体感値として遥かに大きい差があります。「Core i5 9600KF」に決める上で一つの主な判断材料となるでしょう。

通常利用時の最大周波数評価
Core i7 6900K
3.2GHz50/100
Core i5 9600KF
3.7GHz88/100

ブースト時の最大周波数について

ブースト時の最大周波数が高いCPUは3Dゲームなどで高い処理能力を維持できる点で使い勝手が良いです。例えば動画のエンコードなど、CPU負荷の高い作業をするようなときにおすすめです。

ブースト時の最大周波数について比べると「Core i7 6900K」は3.7GHzであり「Core i5 9600KF」は4.6GHzです。0.8GHzもの差があります。ブースト時の最大周波数という角度で見ると「Core i7 6900K」と比較して「Core i5 9600KF」は非常に高いです。ブースト時のクロック数ランキングで比べると全727製品中「Core i5 9600KF」は156位であるのに対し「Core i7 6900K」は443位で、CPUの中ではケタ違いな差があると言えそうです。

負荷のあるものを簡単に処理することができる点で「Core i5 9600KF」の方が秀でているでしょう。消費電力や発熱を維持したまま処理速度をアップするのに「Core i5 9600KF」はとても適しています。実際に利用する上で「Core i5 9600KF」と「Core i7 6900K」の実用上の違いはかなり大きいです。「Core i5 9600KF」にする上で主な判断材料の一つとなると思います。

ブースト時の最大周波数評価
Core i7 6900K
3.7GHz30/100
Core i5 9600KF
4.6GHz97/100

三次キャッシュ対応について

三次キャッシュに対応しているCPUはそれぞれのデータを階層別で管理することで処理能力を上げることができる点で優れています。例えばデータを階層別で管理できるのでメインメモリの処理を速くするようなときで役に立ちます。

「Core i5 9600KF」も「Core i7 6900K」も三次キャッシュに対応しているCPUです。そのため多くの中間情報を高速に引き出せるので素早く処理できる点で優れています。どちらも膨大なデータを高速に処理するのに向いています。

三次キャッシュについて

三次キャッシュが多いCPUはパソコンの速度を著しく低下させずに使用できる点で使い勝手が良いです。特に頻繁にメインメモリにアクセスしてパソコンの動作が遅くならないようにするようなときで役に立ちます。

三次キャッシュについて「Core i7 6900K」と「Core i5 9600KF」を比べると「Core i7 6900K」は20MBに対して「Core i5 9600KF」は9MBです。11MBもの差があります。三次キャッシュという視点において「Core i7 6900K」は「Core i5 9600KF」より非常に多いキャッシュ容量です。三次キャッシュ容量の多さランキングで比べると1194製品の中で「Core i7 6900K」は296位で「Core i5 9600KF」は565位なのでCPUの中では差はかなり大きいと言えます。

「Core i7 6900K」は中間の計算結果を多く待避出来るので、複雑な計算をより早くできる点で「Core i5 9600KF」よりも優れていると言えます。「Core i7 6900K」はよりCPUのポテンシャルを引き出して快適に使用するのにかなり向いています。実際に使う場面で「Core i5 9600KF」と比べて「Core i7 6900K」は遥かに秀でていると言えます。「Core i7 6900K」にする上で主な理由の一つになります。

三次キャッシュ評価
Core i7 6900K
20MB69/100
Core i5 9600KF
9MB39/100

コア数について

コア数が多いCPUは同時に複数の作業を処理効率を上げることができ、より多くのアプリケーションを同時に実行できる点で秀でています。例えば複数の動作を同時処理するような場合におススメです。

コア数について比較すると「Core i7 6900K」は8コアで「Core i5 9600KF」は6コアです。コア数について「Core i5 9600KF」より「Core i7 6900K」の方が多少多いです。コア数の多さランキングで見てみると2152製品中「Core i7 6900K」は375位で「Core i5 9600KF」は480位です。ほとんど差は無いと言えます。

一つのタスクについて並列で処理することで高速で処理したり、多くのタスクを同時に実行出来る点で「Core i7 6900K」の方が「Core i5 9600KF」よりもどちらかといえば良いといえなくもないでしょう。しかしながら複数の動画のエンコードのような作業をする場合でもほとんどの場合で体感できない違いだと言えるでしょう。数値的には「Core i5 9600KF」より「Core i7 6900K」の方が多いですが通常の利用において気にするほどの違いはほとんどありません。

コア数評価
Core i7 6900K
8コア60/100
Core i5 9600KF
6コア50/100

スレッド数について

スレッド数が多いCPUは複数のアプリケーションを同時に処理できる点で秀でています。例えば同時に複数の処理をするような場合に向いています。

スレッド数について「Core i5 9600KF」と「Core i7 6900K」を比べると「Core i5 9600KF」は6スレッドであり「Core i7 6900K」は16スレッドです。10スレッドもの差があります。「Core i5 9600KF」と比べて「Core i7 6900K」は非常に多いです。スレッド数の多さランキングで比べると全804製品中「Core i7 6900K」は300位であるのに対し「Core i5 9600KF」は550位で、CPUの中ではケタ違いな差があると言えそうです。

待ち時間・バッファーが多いタスクを同時に実行する際に効率的に処理できる点で「Core i7 6900K」の方が優れているでしょう。「Core i7 6900K」は複数のアプリケーションを同時にストレスなく実行するのに非常におすすめです。実際に使うことを想定したとき「Core i5 9600KF」と比べて「Core i7 6900K」はとても優れていると言えます。「Core i7 6900K」を選ぶ主な判断材料の一つになります。

スレッド数評価
Core i7 6900K
16スレッド58/100
Core i5 9600KF
6スレッド24/100

「Core i7 6900K」と「Core i5 9600KF」の違いを表で比較する

Core i7 6900KCore i5 9600KF
Core i7 6900KCore i5 9600KF
基本情報
シリーズ名Broadwell-ECoffee Lake-S Refresh
ソケットの形状LGA2011-3LGA1151
TDP140W95W
CPU性能
通常利用時の最大周波数3.2GHz3.7GHz
ブースト時の最大周波数3.7GHz4.6GHz
三次キャッシュ対応
三次キャッシュ20MB9MB
コア数8コア6コア
マルチスレッド対応 -
スレッド数16スレッド6スレッド

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