Core i5 7640X と Core i7 6800K はどっちがおすすめなのか?違いや差を徹底検証しました

作成日時: 2020-06-21 22:35:30、更新日時: 2021-10-20 15:24:02

Core i7 6800KCore i5 7640X
Core i7 6800KCore i5 7640X
Core i7 6800KCore i5 7640X
Core i7 6800KCore i5 7640X
総合評価:

45/100

(総合: 622位)

44.3/100

(総合: 644位)

TDP
21/100
37/100
通常利用時の最大周波数
64/100
98/100
ブースト時の最大周波数
26/100
59/100
三次キャッシュ
58/100
24/100
コア数
50/100
35/100
スレッド数
48/100
10/100

Core i5 7640X と比較して Core i7 6800K を選ぶメリット

  • 三次キャッシュ

    58.6点(15MB) vs 24.8点(6MB)

  • コア数

    50点(6コア) vs 35.2点(4コア)

  • スレッド数

    48.8点(12スレッド) vs 10.6点(4スレッド)

  • マルチスレッド対応

Core i7 6800K と比較して Core i5 7640X を選ぶメリット

  • 定格周波数

    64.2点(3.4GHz) vs 98点(4GHz)

  • ブースト時の周波数

    26.6点(3.6GHz) vs 59.3点(4.2GHz)

「Core i7 6800K」と「Core i5 7640X」を徹底比較する

CPU性能について「Core i7 6800K」と「Core i5 7640X」を比較

通常利用時の最大周波数について

通常利用時の最大周波数が高いCPUは高速に演算処理できるため、一度に多くの処理を実行可能な点で優れています。例えば複雑な処理を頻繁に行うような作業をするといったケースにおすすめです。

通常利用時の最大周波数について比べると「Core i5 7640X」は4GHzであるのに対して「Core i7 6800K」は3.4GHzです。0.6GHzの差があります。「Core i7 6800K」の定格クロック数と比べて「Core i5 7640X」はとても高いです。定格周波数ランキングで比較すると全2150製品のなかで「Core i5 7640X」は55位で「Core i7 6800K」は435位なので、大きく違うとまでは言えないもののそれなりの差はあります。

「Core i5 7640X」はデータやアクセス処理を高速化できる点で「Core i7 6800K」よりも秀でています。「Core i5 7640X」は複数の作業、アプリケーションを同時に処理するのに非常に向いています。実際の利用を考えると「Core i7 6800K」と「Core i5 7640X」は体感値として遥かに大きい差があります。「Core i5 7640X」に決める上で一つの主な判断材料となるでしょう。

通常利用時の最大周波数評価
Core i7 6800K
3.4GHz64/100
Core i5 7640X
4GHz98/100

ブースト時の最大周波数について

ブースト時の最大周波数が高いCPUは3Dゲームなどで高い処理能力を維持できる点で使い勝手が良いです。例えば動画のエンコードなど、CPU負荷の高い作業をするようなときにおすすめです。

ブースト時の最大周波数について比べると「Core i7 6800K」は3.6GHzであり「Core i5 7640X」は4.2GHzです。0.6GHzもの差があります。ブースト時の最大周波数という角度で見ると「Core i7 6800K」と比較して「Core i5 7640X」は非常に高いです。ブースト時のクロック数ランキングで比べると727製品の中で「Core i5 7640X」は267位で「Core i7 6800K」は485位なのでCPUの中では差はかなり大きいと言えます。

負荷のあるものを簡単に処理することができる点で「Core i5 7640X」の方が秀でているでしょう。消費電力や発熱を維持したまま処理速度をアップするのに「Core i5 7640X」はとても適しています。実際に利用する上で「Core i5 7640X」と「Core i7 6800K」の実用上の違いはかなり大きいです。「Core i5 7640X」にする上で主な判断材料の一つとなると思います。

ブースト時の最大周波数評価
Core i7 6800K
3.6GHz26/100
Core i5 7640X
4.2GHz59/100

三次キャッシュ対応について

三次キャッシュに対応しているCPUはそれぞれのデータを階層別で管理することで処理能力を上げることができる点で優れています。例えばデータを階層別で管理できるのでメインメモリの処理を速くするようなときで役に立ちます。

「Core i5 7640X」も「Core i7 6800K」も三次キャッシュに対応しているCPUです。そのため多くの中間情報を高速に引き出せるので素早く処理できる点で優れています。どちらも膨大なデータを高速に処理するのに向いています。

三次キャッシュについて

三次キャッシュが多いCPUはパソコンの速度を著しく低下させずに使用できる点で使い勝手が良いです。特に頻繁にメインメモリにアクセスしてパソコンの動作が遅くならないようにするようなときで役に立ちます。

三次キャッシュについて「Core i7 6800K」と「Core i5 7640X」を比べると「Core i7 6800K」は15MBに対して「Core i5 7640X」は6MBです。9MBもの差があります。三次キャッシュという視点において「Core i7 6800K」は「Core i5 7640X」より非常に多いキャッシュ容量です。三次キャッシュ容量の多さランキングで比べると全1194製品中「Core i7 6800K」は429位であるのに対し「Core i5 7640X」は835位で、CPUの中ではケタ違いな差があると言えそうです。

「Core i7 6800K」は中間の計算結果を多く待避出来るので、複雑な計算をより早くできる点で「Core i5 7640X」よりも優れていると言えます。「Core i7 6800K」はよりCPUのポテンシャルを引き出して快適に使用するのにかなり向いています。実際に使う場面で「Core i5 7640X」と比べて「Core i7 6800K」は遥かに秀でていると言えます。「Core i7 6800K」にする上で主な理由の一つになります。

三次キャッシュ評価
Core i7 6800K
15MB58/100
Core i5 7640X
6MB24/100

コア数について

コア数が多いCPUは同時に複数の作業を処理効率を上げることができ、より多くのアプリケーションを同時に実行できる点で秀でています。例えば複数の動作を同時処理するような場合におススメです。

コア数について比べると「Core i5 7640X」は4コアに対して「Core i7 6800K」は6コアです。2コアの違いがあります。「Core i5 7640X」より「Core i7 6800K」の方がとてもコア数が多いです。コア数の多さランキングで比較すると全2152製品のなかで「Core i7 6800K」は535位で「Core i5 7640X」は895位なので、大きく違うとまでは言えないもののそれなりの差はあります。

一つのタスクについて並列で処理することで高速で処理したり、多くのタスクを同時に実行出来る点で「Core i7 6800K」の方が秀でていると言えます。「Core i7 6800K」は同時に出来る処理作業を増やすことが出来るので、一度に色んなアプリを起動するのにかなりオススメです。実際に使う場面で「Core i5 7640X」と「Core i7 6800K」の体感値としての差は遥かに大きいです。「Core i7 6800K」を選ぶための一つの重要な決め手となると思います。

コア数評価
Core i7 6800K
6コア50/100
Core i5 7640X
4コア35/100

スレッド数について

スレッド数が多いCPUは複数のアプリケーションを同時に処理できる点で秀でています。例えば同時に複数の処理をするような場合に向いています。

スレッド数について「Core i5 7640X」と「Core i7 6800K」を比べると「Core i5 7640X」は4スレッドであり「Core i7 6800K」は12スレッドです。8スレッドもの差があります。「Core i5 7640X」と比べて「Core i7 6800K」は非常に多いです。スレッド数の多さランキングで比べると全804製品中「Core i7 6800K」は395位であるのに対し「Core i5 7640X」は638位で、CPUの中ではケタ違いな差があると言えそうです。

待ち時間・バッファーが多いタスクを同時に実行する際に効率的に処理できる点で「Core i7 6800K」の方が優れているでしょう。「Core i7 6800K」は複数のアプリケーションを同時にストレスなく実行するのに非常におすすめです。実際に使うことを想定したとき「Core i5 7640X」と比べて「Core i7 6800K」はとても優れていると言えます。「Core i7 6800K」を選ぶ主な判断材料の一つになります。

スレッド数評価
Core i7 6800K
12スレッド48/100
Core i5 7640X
4スレッド10/100

基本情報について「Core i7 6800K」と「Core i5 7640X」を比較

TDPについて

TDPが小さいCPUは発熱が少ないのでノートパソコンなどで使用できる点で優れています。例えば冷却性能が低い小型PCケースに搭載するようなケースで重宝します。

TDPについて比べると「Core i5 7640X」は112Wで「Core i7 6800K」は140Wです。28Wもの差があります。「Core i7 6800K」と比べて「Core i5 7640X」はかなり小さいです。最大放熱量の小ささランキングで比較すると全2005製品のなかで「Core i5 7640X」は1541位で「Core i7 6800K」は1826位なので、大きく違うとまでは言えないもののそれなりの差はあります。

「Core i5 7640X」はCPU自体の発熱を少なくできる点で「Core i7 6800K」よりも優れていると言えます。熱の放散を抑えることができるため、冷却機構を小型化して本体をスリム化したり、モバイルで利用するのに「Core i5 7640X」はかなりオススメです。実際の利用を想定したとき「Core i5 7640X」の方が「Core i7 6800K」よりも非常に優れているでしょう。「Core i5 7640X」を選ぶ上で重要な判断材料の一つとなるでしょう。

TDP評価
Core i7 6800K
140W21/100
Core i5 7640X
112W37/100

「Core i7 6800K」と「Core i5 7640X」の違いを表で比較する

Core i7 6800KCore i5 7640X
Core i7 6800KCore i5 7640X
基本情報
シリーズ名Broadwell-EKaby Lake-X
ソケットの形状LGA2011-3LGA2066
TDP140W112W
CPU性能
通常利用時の最大周波数3.4GHz4GHz
ブースト時の最大周波数3.6GHz4.2GHz
三次キャッシュ対応
三次キャッシュ15MB6MB
コア数6コア4コア
マルチスレッド対応 -
スレッド数12スレッド4スレッド

類似のCPUを探す

他のCPUと比較する

価格をチェック

類似のCPUを探す

他のCPUと比較する

価格をチェック

価格をチェックする

お探しの情報は見つかりましたか?性能や機能名などのキーワードで検索することでさらに詳しい情報を知ることができます。

Core i7 6800K の関連記事
Core i5 7640X の関連記事

Core i7 6800K と評価が同程度のCPUを探す

Pentium Gold G6400

TDP:58W, 通常利用時の最大周波数:4GHz, 三次キャッシュ:4MB, コア数:2コア, スレッド数:4スレッド

Core i3 10300

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:3.7GHz, ブースト時の最大周波数:4.4GHz, 三次キャッシュ:8MB, コア数:4コア, スレッド数:8スレッド

Core i5 10400F

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:2.9GHz, ブースト時の最大周波数:4.3GHz, 三次キャッシュ:12MB, コア数:6コア, スレッド数:12スレッド

Core i7 10700F

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:2.9GHz, ブースト時の最大周波数:4.8GHz, 三次キャッシュ:16MB, コア数:8コア, スレッド数:16スレッド

Core i7 10700KF

TDP:125W, 通常利用時の最大周波数:3.8GHz, ブースト時の最大周波数:5.1GHz, 三次キャッシュ:16MB, コア数:8コア, スレッド数:16スレッド

Core i9 10900F

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:2.8GHz, ブースト時の最大周波数:5.2GHz, 三次キャッシュ:20MB, コア数:10コア, スレッド数:20スレッド, バススピード:8GT/s, 対応最大メモリー:128GB, TCase:100℃

Core i7 6900K

TDP:140W, 通常利用時の最大周波数:3.2GHz, ブースト時の最大周波数:3.7GHz, 三次キャッシュ:20MB, コア数:8コア, スレッド数:16スレッド

Core i9 10900KF

TDP:125W, 通常利用時の最大周波数:3.7GHz, ブースト時の最大周波数:5.3GHz, 三次キャッシュ:20MB, コア数:10コア, スレッド数:20スレッド

Core i3 9300

TDP:62W, 通常利用時の最大周波数:3.7GHz, ブースト時の最大周波数:4.3GHz, 三次キャッシュ:8MB, コア数:4コア, スレッド数:4スレッド

インテル Xeon W-2223

TDP:120W, 通常利用時の最大周波数:3.6GHz, ブースト時の最大周波数:3.9GHz, 三次キャッシュ:8MB, コア数:4コア, スレッド数:8スレッド

Ryzen 5 3600XT

TDP:95W, 通常利用時の最大周波数:3.8GHz, ブースト時の最大周波数:4.5GHz, 二次キャッシュ:3MB, 三次キャッシュ:32MB, コア数:6コア, スレッド数:12スレッド

Ryzen 7 3800XT

TDP:105W, 通常利用時の最大周波数:3.9GHz, ブースト時の最大周波数:4.7GHz, 二次キャッシュ:4MB, 三次キャッシュ:32MB, コア数:8コア, スレッド数:16スレッド

もっと見る ▼

Core i7 6800K の関連記事
Core i5 7640X の関連記事

Core i5 7640X と評価が同程度のCPUを探す

Core i3 10300

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:3.7GHz, ブースト時の最大周波数:4.4GHz, 三次キャッシュ:8MB, コア数:4コア, スレッド数:8スレッド

Core i5 10400F

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:2.9GHz, ブースト時の最大周波数:4.3GHz, 三次キャッシュ:12MB, コア数:6コア, スレッド数:12スレッド

Core i7 10700F

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:2.9GHz, ブースト時の最大周波数:4.8GHz, 三次キャッシュ:16MB, コア数:8コア, スレッド数:16スレッド

Core i7 10700KF

TDP:125W, 通常利用時の最大周波数:3.8GHz, ブースト時の最大周波数:5.1GHz, 三次キャッシュ:16MB, コア数:8コア, スレッド数:16スレッド

Core i9 10900F

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:2.8GHz, ブースト時の最大周波数:5.2GHz, 三次キャッシュ:20MB, コア数:10コア, スレッド数:20スレッド, バススピード:8GT/s, 対応最大メモリー:128GB, TCase:100℃

Core i7 6900K

TDP:140W, 通常利用時の最大周波数:3.2GHz, ブースト時の最大周波数:3.7GHz, 三次キャッシュ:20MB, コア数:8コア, スレッド数:16スレッド

Core i9 10900KF

TDP:125W, 通常利用時の最大周波数:3.7GHz, ブースト時の最大周波数:5.3GHz, 三次キャッシュ:20MB, コア数:10コア, スレッド数:20スレッド

Core i3 9300

TDP:62W, 通常利用時の最大周波数:3.7GHz, ブースト時の最大周波数:4.3GHz, 三次キャッシュ:8MB, コア数:4コア, スレッド数:4スレッド

インテル Xeon W-2223

TDP:120W, 通常利用時の最大周波数:3.6GHz, ブースト時の最大周波数:3.9GHz, 三次キャッシュ:8MB, コア数:4コア, スレッド数:8スレッド

Ryzen 5 3600XT

TDP:95W, 通常利用時の最大周波数:3.8GHz, ブースト時の最大周波数:4.5GHz, 二次キャッシュ:3MB, 三次キャッシュ:32MB, コア数:6コア, スレッド数:12スレッド

もっと見る ▼

CPUランキング

カテゴリ一覧

人気CPU

関連人気記事

新着情報