Core i7 6800K と Core i7 10700KF のレビュー。どちらがいい?

作成日時: 2020-06-21 18:17:43、更新日時: 2021-10-20 22:44:39

Core i7 6800KCore i7 10700KF
Core i7 6800KCore i7 10700KF
Core i7 6800KCore i7 10700KF
Core i7 6800KCore i7 10700KF
総合評価:

45/100

(総合: 622位)

67.7/100

(総合: 115位)

TDP
21/100
30/100
通常利用時の最大周波数
64/100
97/100
ブースト時の最大周波数
26/100
98/100
三次キャッシュ
58/100
60/100
コア数
50/100
60/100
スレッド数
48/100
58/100

Core i7 10700KF と比較して Core i7 6800K を選ぶメリット

    -

Core i7 6800K と比較して Core i7 10700KF を選ぶメリット

  • 定格周波数

    64.2点(3.4GHz) vs 97.8点(3.8GHz)

  • ブースト時の周波数

    26.6点(3.6GHz) vs 98.5点(5.1GHz)

  • コア数

    50点(6コア) vs 60.5点(8コア)

  • スレッド数

    48.8点(12スレッド) vs 58.8点(16スレッド)

「Core i7 6800K」と「Core i7 10700KF」を徹底比較する

CPU性能について「Core i7 6800K」と「Core i7 10700KF」を比較

通常利用時の最大周波数について

通常利用時の最大周波数が高いCPUは高速に演算処理できるため、一度に多くの処理を実行可能な点で優れています。例えば複雑な処理を頻繁に行うような作業をするといったケースにおすすめです。

通常利用時の最大周波数について比べると「Core i7 10700KF」は3.8GHzであるのに対して「Core i7 6800K」は3.4GHzです。0.3GHzの差があります。「Core i7 6800K」の定格クロック数と比べて「Core i7 10700KF」はとても高いです。「Core i7 10700KF」はデータやアクセス処理を高速化できる点で「Core i7 6800K」よりも秀でています。「Core i7 10700KF」は複数の作業、アプリケーションを同時に処理するのに非常に向いています。実際の利用を考えると「Core i7 6800K」と「Core i7 10700KF」は体感値として遥かに大きい差があります。「Core i7 10700KF」に決める上で一つの主な判断材料となるでしょう。

通常利用時の最大周波数評価
Core i7 6800K
3.4GHz64/100
Core i7 10700KF
3.8GHz97/100

ブースト時の最大周波数について

ブースト時の最大周波数が高いCPUは3Dゲームなどで高い処理能力を維持できる点で使い勝手が良いです。例えば動画のエンコードなど、CPU負荷の高い作業をするようなときにおすすめです。

ブースト時の最大周波数について比べると「Core i7 6800K」は3.6GHzであり「Core i7 10700KF」は5.1GHzです。1.4GHzもの差があります。ブースト時の最大周波数という角度で見ると「Core i7 6800K」と比較して「Core i7 10700KF」は非常に高いです。負荷のあるものを簡単に処理することができる点で「Core i7 10700KF」の方が秀でているでしょう。消費電力や発熱を維持したまま処理速度をアップするのに「Core i7 10700KF」はとても適しています。実際に利用する上で「Core i7 10700KF」と「Core i7 6800K」の実用上の違いはかなり大きいです。「Core i7 10700KF」にする上で主な判断材料の一つとなると思います。

ブースト時の最大周波数評価
Core i7 6800K
3.6GHz26/100
Core i7 10700KF
5.1GHz98/100

三次キャッシュ対応について

三次キャッシュに対応しているCPUはそれぞれのデータを階層別で管理することで処理能力を上げることができる点で優れています。例えばデータを階層別で管理できるのでメインメモリの処理を速くするようなときで役に立ちます。

「Core i7 10700KF」も「Core i7 6800K」も三次キャッシュに対応しているCPUです。そのため多くの中間情報を高速に引き出せるので素早く処理できる点で優れています。どちらも膨大なデータを高速に処理するのに向いています。

三次キャッシュについて

三次キャッシュが多いCPUはパソコンの速度を著しく低下させずに使用できる点で使い勝手が良いです。特に頻繁にメインメモリにアクセスしてパソコンの動作が遅くならないようにするようなときで役に立ちます。

三次キャッシュを「Core i7 10700KF」と「Core i7 6800K」を比べると「Core i7 10700KF」は16MBであり「Core i7 6800K」は15MBです。「Core i7 10700KF」も「Core i7 6800K」もキャッシュ容量について違いがほぼゼロと言えるでしょう。実用上の差はありません。ほかの視点で決めることをおすすめします。

三次キャッシュ評価
Core i7 6800K
15MB58/100
Core i7 10700KF
16MB60/100

コア数について

コア数が多いCPUは同時に複数の作業を処理効率を上げることができ、より多くのアプリケーションを同時に実行できる点で秀でています。例えば複数の動作を同時処理するような場合におススメです。

コア数について比べると「Core i7 6800K」は6コアに対して「Core i7 10700KF」は8コアです。2コアの違いがあります。「Core i7 6800K」より「Core i7 10700KF」の方がとてもコア数が多いです。一つのタスクについて並列で処理することで高速で処理したり、多くのタスクを同時に実行出来る点で「Core i7 10700KF」の方が秀でていると言えます。「Core i7 10700KF」は同時に出来る処理作業を増やすことが出来るので、一度に色んなアプリを起動するのにかなりオススメです。実際に使う場面で「Core i7 6800K」と「Core i7 10700KF」の体感値としての差は遥かに大きいです。「Core i7 10700KF」を選ぶための一つの重要な決め手となると思います。

コア数評価
Core i7 6800K
6コア50/100
Core i7 10700KF
8コア60/100

マルチスレッド対応について

マルチスレッドに対応しているCPUは複数同時処理で作業できる点で優れています。例えばパソコンの複数の処理を効率的に並行実施するといったようなケースで役立ちます。

「Core i7 10700KF」も「Core i7 6800K」もマルチスレッドに対応しているCPUです。そのため多くのタスクを一つのコアで同時に実行できる点で優れています。どちらも複数の作業を処理効率を保ちながら同時進行するのに適しています。

スレッド数について

スレッド数が多いCPUは複数のアプリケーションを同時に処理できる点で秀でています。例えば同時に複数の処理をするような場合に向いています。

スレッド数を「Core i7 6800K」と「Core i7 10700KF」を比べると「Core i7 6800K」は12スレッドに対して「Core i7 10700KF」は16スレッドです。4スレッドの差があります。「Core i7 10700KF」は「Core i7 6800K」に比べて比較的スレッド数が多いです。待ち時間・バッファーが多いタスクを同時に実行する際に効率的に処理できる点で「Core i7 10700KF」の方が「Core i7 6800K」よりも多少優れているかもしれません。「Core i7 10700KF」は複数のアプリケーションを同時にストレスなく実行するのに多少適しています。実際に使う場面で「Core i7 10700KF」と「Core i7 6800K」は体感上やや大きい差があります。「Core i7 6800K」より「Core i7 10700KF」が良いですが、非常に優れているとまでは言えません。

スレッド数評価
Core i7 6800K
12スレッド48/100
Core i7 10700KF
16スレッド58/100

基本情報について「Core i7 6800K」と「Core i7 10700KF」を比較

TDPについて

TDPが小さいCPUは発熱が少ないのでノートパソコンなどで使用できる点で優れています。例えば冷却性能が低い小型PCケースに搭載するようなケースで重宝します。

TDPについて比べると「Core i7 10700KF」は125Wに対して「Core i7 6800K」は140Wです。15Wの差があります。「Core i7 10700KF」の放熱量は「Core i7 6800K」に比べて比較的小さいです。CPU自体の発熱を少なくできる点で「Core i7 10700KF」の方が良いです。「Core i7 10700KF」は熱の放散を抑えることができるため、冷却機構を小型化して本体をスリム化したり、モバイルで利用するのにややおすすめです。実際の利用を想定したとき「Core i7 10700KF」と「Core i7 6800K」の体感上の違いはどちらかといえば大きいです。「Core i7 10700KF」は「Core i7 6800K」よりいいでしょう。ただ決定的といえるくらいの差はないです。

TDP評価
Core i7 6800K
140W21/100
Core i7 10700KF
125W30/100

「Core i7 6800K」と「Core i7 10700KF」の違いを表で比較する

Core i7 6800KCore i7 10700KF
画像Core i7 6800KCore i7 10700KF
シリーズ名Broadwell-EComet Lake
ソケットの形状LGA2011-3LGA1200
TDP140W125W
通常利用時の最大周波数3.4GHz3.8GHz
ブースト時の最大周波数3.6GHz5.1GHz
三次キャッシュ対応
三次キャッシュ15MB16MB
コア数6コア8コア
マルチスレッド対応
スレッド数12スレッド16スレッド

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Core i5 10400F

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:2.9GHz, ブースト時の最大周波数:4.3GHz, 三次キャッシュ:12MB, コア数:6コア, スレッド数:12スレッド

Core i7 10700F

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:2.9GHz, ブースト時の最大周波数:4.8GHz, 三次キャッシュ:16MB, コア数:8コア, スレッド数:16スレッド

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TDP:140W, 通常利用時の最大周波数:3.2GHz, ブースト時の最大周波数:3.7GHz, 三次キャッシュ:20MB, コア数:8コア, スレッド数:16スレッド

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