Core i5 10500 と Core i7 6800K の違いや差は?選ぶならどちらがおすすめ?

作成日時: 2020-06-21 18:16:14、更新日時: 2021-10-20 16:32:56

Core i7 6800KCore i5 10500
Core i7 6800KCore i5 10500

「Core i7 6800K」と「Core i5 10500」はどういう面で違いや差があるのでしょうか?どっちを選んだ方がいいのかを評価レビューしました!どちらのCPUを選んだらいいのかを初心者でも分かるように説明しました。

Core i7 6800KCore i5 10500
Core i7 6800KCore i5 10500
総合評価:
TDPrating-image1.1
140W
rating-image3.8
65W
通常利用時の最大周波数rating-image3.2
3.4GHz
rating-image2.2
3.1GHz
ブースト時の最大周波数rating-image1.3
3.6GHz
rating-image4.2
4.5GHz
三次キャッシュrating-image2.9
15MB
rating-image2.5
12MB
コア数rating-image2.5
6コア
rating-image2.5
6コア
スレッド数rating-image2.4
12スレッド
rating-image2.4
12スレッド

Core i5 10500 と比較して Core i7 6800K を選ぶメリット

  • 定格周波数

    64.2点(3.4GHz) vs 44.9点(3.1GHz)

  • 三次キャッシュ

    58.6点(15MB) vs 50.3点(12MB)

Core i7 6800K と比較して Core i5 10500 を選ぶメリット

  • ブースト時の周波数

    26.6点(3.6GHz) vs 84.9点(4.5GHz)

「Core i7 6800K」と「Core i5 10500」を徹底比較する

CPU性能について「Core i7 6800K」と「Core i5 10500」を比較

通常利用時の最大周波数について

通常利用時の最大周波数が高いCPUは高速に演算処理できるため、一度に多くの処理を実行可能な点で優れています。例えば複雑な処理を頻繁に行うような作業をするといったケースにおすすめです。

通常利用時の最大周波数について比べると「Core i7 6800K」は3.4GHzであるのに対して「Core i5 10500」は3.1GHzです。0.2GHzの差があります。「Core i5 10500」の定格クロック数と比べて「Core i7 6800K」はとても高いです。定格周波数ランキングで比較すると全2150製品のなかで「Core i7 6800K」は435位で「Core i5 10500」は687位なので、大きく違うとまでは言えないもののそれなりの差はあります。

「Core i7 6800K」はデータやアクセス処理を高速化できる点で「Core i5 10500」よりも秀でています。「Core i7 6800K」は複数の作業、アプリケーションを同時に処理するのに非常に向いています。実際の利用を考えると「Core i5 10500」と「Core i7 6800K」は体感値として遥かに大きい差があります。「Core i7 6800K」に決める上で一つの主な判断材料となるでしょう。

通常利用時の最大周波数評価
Core i7 6800K
3.4GHz64/100
Core i5 10500
3.1GHz44/100

ブースト時の最大周波数について

ブースト時の最大周波数が高いCPUは3Dゲームなどで高い処理能力を維持できる点で使い勝手が良いです。例えば動画のエンコードなど、CPU負荷の高い作業をするようなときにおすすめです。

ブースト時の最大周波数について比べると「Core i7 6800K」は3.6GHzであり「Core i5 10500」は4.5GHzです。0.8GHzもの差があります。ブースト時の最大周波数という角度で見ると「Core i7 6800K」と比較して「Core i5 10500」は非常に高いです。ブースト時のクロック数ランキングで比べると全727製品中「Core i5 10500」は177位であるのに対し「Core i7 6800K」は485位で、CPUの中ではケタ違いな差があると言えそうです。

負荷のあるものを簡単に処理することができる点で「Core i5 10500」の方が秀でているでしょう。消費電力や発熱を維持したまま処理速度をアップするのに「Core i5 10500」はとても適しています。実際に利用する上で「Core i5 10500」と「Core i7 6800K」の実用上の違いはかなり大きいです。「Core i5 10500」にする上で主な判断材料の一つとなると思います。

ブースト時の最大周波数評価
Core i7 6800K
3.6GHz26/100
Core i5 10500
4.5GHz84/100

三次キャッシュ対応について

三次キャッシュに対応しているCPUはそれぞれのデータを階層別で管理することで処理能力を上げることができる点で優れています。例えばデータを階層別で管理できるのでメインメモリの処理を速くするようなときで役に立ちます。

「Core i5 10500」も「Core i7 6800K」も三次キャッシュに対応しているCPUです。そのため多くの中間情報を高速に引き出せるので素早く処理できる点で優れています。どちらも膨大なデータを高速に処理するのに向いています。

三次キャッシュについて

三次キャッシュが多いCPUはパソコンの速度を著しく低下させずに使用できる点で使い勝手が良いです。特に頻繁にメインメモリにアクセスしてパソコンの動作が遅くならないようにするようなときで役に立ちます。

三次キャッシュを比較すると「Core i7 6800K」は15MBで「Core i5 10500」は12MBです。「Core i7 6800K」のキャッシュ容量の方が「Core i5 10500」よりも多少多いです。三次キャッシュ容量の多さランキングで見てみると1194製品中「Core i7 6800K」は429位で「Core i5 10500」は475位です。ほとんど差は無いと言えます。

「Core i7 6800K」は中間の計算結果を多く待避出来るので、複雑な計算をより早くできる点で「Core i5 10500」よりも無難と言えるでしょう。しかしながらよりCPUのポテンシャルを引き出して快適に使用する場合でも基本的にどちらを選んでも大したことはないくらいの差だと思います。数値としては「Core i7 6800K」の方が多いですが通常利用において気にするほどの違いはほぼないでしょう。

三次キャッシュ評価
Core i7 6800K
15MB58/100
Core i5 10500
12MB50/100

コア数について

コア数が多いCPUは同時に複数の作業を処理効率を上げることができ、より多くのアプリケーションを同時に実行できる点で秀でています。例えば複数の動作を同時処理するような場合におススメです。

コア数について「Core i5 10500」と「Core i7 6800K」を比較すると「Core i5 10500」は6コアであり「Core i7 6800K」は6コアです。コア数について「Core i7 6800K」も「Core i5 10500」もほとんど同じと言えます。コア数の多さランキングで見てみると2152製品中「Core i7 6800K」は535位で「Core i5 10500」は457位です。ほとんど差は無いと言えます。

体感できるほどの差は無いです。他の視点から見て選択する方がよいでしょう。

コア数評価
Core i7 6800K
6コア50/100
Core i5 10500
6コア50/100

マルチスレッド対応について

マルチスレッドに対応しているCPUは複数同時処理で作業できる点で優れています。例えばパソコンの複数の処理を効率的に並行実施するといったようなケースで役立ちます。

「Core i5 10500」も「Core i7 6800K」もマルチスレッドに対応しているCPUです。そのため同時実行可能な仕事が多くできる点で秀でています。どちらも複数の作業を処理効率を保ちながら同時進行するのに適しています。

スレッド数について

スレッド数が多いCPUは複数のアプリケーションを同時に処理できる点で秀でています。例えば同時に複数の処理をするような場合に向いています。

スレッド数を「Core i7 6800K」と「Core i5 10500」を比較すると「Core i7 6800K」は12スレッドに対して「Core i5 10500」は12スレッドです。「Core i7 6800K」も「Core i5 10500」も同程度のスレッド数です。スレッド数の多さランキングで見てみると804製品中「Core i7 6800K」は395位で「Core i5 10500」は353位です。ほとんど差は無いと言えます。

実用上の差はありません。ほかの視点で決めるほうがいいでしょう。

スレッド数評価
Core i7 6800K
12スレッド48/100
Core i5 10500
12スレッド48/100

基本情報について「Core i7 6800K」と「Core i5 10500」を比較

TDPについて

TDPが小さいCPUは発熱が少ないのでノートパソコンなどで使用できる点で優れています。例えば冷却性能が低い小型PCケースに搭載するようなケースで重宝します。

TDPについて比べると「Core i5 10500」は65Wで「Core i7 6800K」は140Wです。75Wもの差があります。「Core i7 6800K」と比べて「Core i5 10500」はかなり小さいです。最大放熱量の小ささランキングで比べると全2005製品中「Core i5 10500」は509位であるのに対し「Core i7 6800K」は1826位で、CPUの中ではケタ違いな差があると言えそうです。

「Core i5 10500」はCPU自体の発熱を少なくできる点で「Core i7 6800K」よりも優れていると言えます。熱の放散を抑えることができるため、冷却機構を小型化して本体をスリム化したり、モバイルで利用するのに「Core i5 10500」はかなりオススメです。実際の利用を想定したとき「Core i5 10500」の方が「Core i7 6800K」よりも非常に優れているでしょう。「Core i5 10500」を選ぶ上で重要な判断材料の一つとなるでしょう。

TDP評価
Core i7 6800K
140W21/100
Core i5 10500
65W76/100

「Core i7 6800K」と「Core i5 10500」の違いを表で比較する

Core i7 6800KCore i5 10500
Core i7 6800KCore i5 10500
基本情報
シリーズ名Broadwell-EComet Lake
内蔵グラフィックス - Intel UHD Graphics 630
ソケットの形状LGA2011-3LGA1200
TDP140W65W
CPU性能
通常利用時の最大周波数3.4GHz3.1GHz
ブースト時の最大周波数3.6GHz4.5GHz
三次キャッシュ対応
三次キャッシュ15MB12MB
コア数6コア6コア
マルチスレッド対応
スレッド数12スレッド12スレッド

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