Core i7 6800K と Xeon Gold 5218R を詳しくレビュー。どちらが良いか詳細に検証

作成日時: 2020-06-21 17:42:45、更新日時: 2021-10-20 16:09:22

Core i7 6800KXeon Gold 5218R
Core i7 6800KXeon Gold 5218R
Core i7 6800KXeon Gold 5218R
Core i7 6800KXeon Gold 5218R
総合評価:
TDPrating-image1.1
140W
rating-image1.5
125W
通常利用時の最大周波数rating-image3.2
3.4GHz
rating-image1
2.1GHz
ブースト時の最大周波数rating-image1.3
3.6GHz
rating-image2.3
4GHz
三次キャッシュrating-image2.9
15MB
rating-image4.0
27MB
コア数rating-image2.5
6コア
rating-image4.7
20コア
スレッド数rating-image2.4
12スレッド
rating-image4.5
40スレッド

Xeon Gold 5218R と比較して Core i7 6800K を選ぶメリット

  • 定格周波数

    64.2点(3.4GHz) vs 10点(2.1GHz)

Core i7 6800K と比較して Xeon Gold 5218R を選ぶメリット

  • ブースト時の周波数

    26.6点(3.6GHz) vs 46点(4GHz)

  • 三次キャッシュ

    58.6点(15MB) vs 80.9点(27MB)

  • コア数

    50点(6コア) vs 93.8点(20コア)

  • スレッド数

    48.8点(12スレッド) vs 90.6点(40スレッド)

「Core i7 6800K」と「Xeon Gold 5218R」を徹底比較する

基本情報について「Core i7 6800K」と「Xeon Gold 5218R」を比較

TDPについて

TDPが小さいCPUは発熱が少ないのでノートパソコンなどで使用できる点で優れています。例えば冷却性能が低い小型PCケースに搭載するようなケースで重宝します。

TDPについて比べると「Xeon Gold 5218R」は125Wであり「Core i7 6800K」は140Wです。TDPという角度において「Xeon Gold 5218R」は「Core i7 6800K」と比較してどちらかといえば小さいです。CPU自体の発熱を少なくできる点で「Xeon Gold 5218R」の方が多少良いといえなくもありません。熱の放散を抑えることができるため、冷却機構を小型化して本体をスリム化したり、モバイルで利用する場合でも実用上の違いはほぼ無いと思います。あえて決めるなら「Core i7 6800K」より「Xeon Gold 5218R」ですが、基本的には気にするほどの差はほとんどありません。

TDP評価
Core i7 6800K
140W21/100
Xeon Gold 5218R
125W30/100

CPU性能について「Core i7 6800K」と「Xeon Gold 5218R」を比較

通常利用時の最大周波数について

通常利用時の最大周波数が高いCPUは高速に演算処理できるため、一度に多くの処理を実行可能な点で優れています。例えば複雑な処理を頻繁に行うような作業をするといったケースにおすすめです。

通常利用時の最大周波数について比べると「Core i7 6800K」は3.4GHzであるのに対して「Xeon Gold 5218R」は2.1GHzです。1.2GHzの差があります。「Xeon Gold 5218R」の定格クロック数と比べて「Core i7 6800K」はとても高いです。「Core i7 6800K」はデータやアクセス処理を高速化できる点で「Xeon Gold 5218R」よりも秀でています。「Core i7 6800K」は複数の作業、アプリケーションを同時に処理するのに非常に向いています。実際の利用を考えると「Xeon Gold 5218R」と「Core i7 6800K」は体感値として遥かに大きい差があります。「Core i7 6800K」に決める上で一つの主な判断材料となるでしょう。

通常利用時の最大周波数評価
Core i7 6800K
3.4GHz64/100
Xeon Gold 5218R
2.1GHz9/100

ブースト時の最大周波数について

ブースト時の最大周波数が高いCPUは3Dゲームなどで高い処理能力を維持できる点で使い勝手が良いです。例えば動画のエンコードなど、CPU負荷の高い作業をするようなときにおすすめです。

ブースト時の最大周波数を比べると「Core i7 6800K」は3.6GHzであり「Xeon Gold 5218R」は4GHzです。0.3GHzの差があります。「Xeon Gold 5218R」は「Core i7 6800K」より比較的クロック数が高いです。パソコンの処理速度を上げることができる点で「Xeon Gold 5218R」の方が多少優れているかもしれません。消費電力や発熱を維持したまま処理速度をアップするのに「Xeon Gold 5218R」は多少適しています。実際の利用において「Xeon Gold 5218R」の方が「Core i7 6800K」よりもどちらかといえばよいです。「Xeon Gold 5218R」が良いと思われます。ただ決定的に優れているとまでは言えないでしょう。

ブースト時の最大周波数評価
Core i7 6800K
3.6GHz26/100
Xeon Gold 5218R
4GHz45/100

三次キャッシュ対応について

三次キャッシュに対応しているCPUはそれぞれのデータを階層別で管理することで処理能力を上げることができる点で優れています。例えばデータを階層別で管理できるのでメインメモリの処理を速くするようなときで役に立ちます。

「Xeon Gold 5218R」も「Core i7 6800K」も三次キャッシュに対応しているCPUです。そのため多くの中間情報を高速に引き出せるので素早く処理できる点で優れています。どちらも膨大なデータを高速に処理するのに向いています。

三次キャッシュについて

三次キャッシュが多いCPUはパソコンの速度を著しく低下させずに使用できる点で使い勝手が良いです。特に頻繁にメインメモリにアクセスしてパソコンの動作が遅くならないようにするようなときで役に立ちます。

三次キャッシュについて「Xeon Gold 5218R」と「Core i7 6800K」を比べると「Xeon Gold 5218R」は27MBに対して「Core i7 6800K」は15MBです。12MBもの差があります。三次キャッシュという視点において「Xeon Gold 5218R」は「Core i7 6800K」より非常に多いキャッシュ容量です。「Xeon Gold 5218R」はRAMのアクセスや消費量を減らすことができため、パフォーマンス全体を向上させることができる点で「Core i7 6800K」よりも秀でているでしょう。「Xeon Gold 5218R」はよりCPUのポテンシャルを引き出して快適に使用するのにかなり向いています。実際に使う場面で「Core i7 6800K」と比べて「Xeon Gold 5218R」は遥かに秀でていると言えます。「Xeon Gold 5218R」にする上で主な理由の一つになります。

三次キャッシュ評価
Core i7 6800K
15MB58/100
Xeon Gold 5218R
27MB80/100

コア数について

コア数が多いCPUは同時に複数の作業を処理効率を上げることができ、より多くのアプリケーションを同時に実行できる点で秀でています。例えば複数の動作を同時処理するような場合におススメです。

コア数について比べると「Core i7 6800K」は6コアに対して「Xeon Gold 5218R」は20コアです。14コアの違いがあります。「Core i7 6800K」より「Xeon Gold 5218R」の方がとてもコア数が多いです。一つのタスクについて並列で処理することで高速で処理したり、多くのタスクを同時に実行出来る点で「Xeon Gold 5218R」の方が秀でていると言えます。「Xeon Gold 5218R」は同時に出来る処理作業を増やすことが出来るので、一度に色んなアプリを起動するのにかなりオススメです。実際に使う場面で「Core i7 6800K」と「Xeon Gold 5218R」の体感値としての差は遥かに大きいです。「Xeon Gold 5218R」を選ぶための一つの重要な決め手となると思います。

コア数評価
Core i7 6800K
6コア50/100
Xeon Gold 5218R
20コア93/100

マルチスレッド対応について

マルチスレッドに対応しているCPUは複数同時処理で作業できる点で優れています。例えばパソコンの複数の処理を効率的に並行実施するといったようなケースで役立ちます。

「Xeon Gold 5218R」も「Core i7 6800K」もマルチスレッドに対応しているCPUです。そのため多くのタスクを一つのコアで同時に実行できる点で優れています。どちらも複数の作業を処理効率を保ちながら同時進行するのに適しています。

スレッド数について

スレッド数が多いCPUは複数のアプリケーションを同時に処理できる点で秀でています。例えば同時に複数の処理をするような場合に向いています。

スレッド数について「Core i7 6800K」と「Xeon Gold 5218R」を比べると「Core i7 6800K」は12スレッドであり「Xeon Gold 5218R」は40スレッドです。28スレッドもの差があります。「Core i7 6800K」と比べて「Xeon Gold 5218R」は非常に多いです。待ち時間・バッファーが多いタスクを同時に実行する際に効率的に処理できる点で「Xeon Gold 5218R」の方が優れているでしょう。「Xeon Gold 5218R」は複数のアプリケーションを同時にストレスなく実行するのに非常におすすめです。実際に使うことを想定したとき「Core i7 6800K」と比べて「Xeon Gold 5218R」はとても優れていると言えます。「Xeon Gold 5218R」を選ぶ主な判断材料の一つになります。

スレッド数評価
Core i7 6800K
12スレッド48/100
Xeon Gold 5218R
40スレッド90/100

「Core i7 6800K」と「Xeon Gold 5218R」の違いを表で比較する

Core i7 6800KXeon Gold 5218R
画像Core i7 6800KXeon Gold 5218R
シリーズ名Broadwell-ECascade Lake
ソケットの形状LGA2011-3LGA3647
TDP140W125W
通常利用時の最大周波数3.4GHz2.1GHz
ブースト時の最大周波数3.6GHz4GHz
三次キャッシュ対応
三次キャッシュ15MB27MB
コア数6コア20コア
マルチスレッド対応
スレッド数12スレッド40スレッド

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TDP:140W, 通常利用時の最大周波数:3.2GHz, ブースト時の最大周波数:3.7GHz, 三次キャッシュ:20MB, コア数:8コア, スレッド数:16スレッド

TDP:125W, 通常利用時の最大周波数:3.7GHz, ブースト時の最大周波数:5.3GHz, 三次キャッシュ:20MB, コア数:10コア, スレッド数:20スレッド

TDP:120W, 通常利用時の最大周波数:3.6GHz, ブースト時の最大周波数:3.9GHz, 三次キャッシュ:8MB, コア数:4コア, スレッド数:8スレッド

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TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:3.6GHz, 三次キャッシュ:8MB, コア数:4コア

TDP:58W, 通常利用時の最大周波数:4.1GHz, 三次キャッシュ:4MB, コア数:2コア, スレッド数:4スレッド

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TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:3.6GHz, ブースト時の最大周波数:4.1GHz, コア数:6コア, スレッド数:6スレッド

TDP:77W, 通常利用時の最大周波数:3.2GHz, 三次キャッシュ:6MB, コア数:4コア

TDP:88W, 通常利用時の最大周波数:3.5GHz, 三次キャッシュ:6MB, コア数:4コア

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TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:3.1GHz, ブースト時の最大周波数:3.6GHz, 三次キャッシュ:4MB, コア数:4コア, スレッド数:4スレッド

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TDP:150W, 通常利用時の最大周波数:2.9GHz, ブースト時の最大周波数:3.9GHz, 三次キャッシュ:22MB, コア数:16コア, スレッド数:32スレッド

TDP:150W, 通常利用時の最大周波数:2.1GHz, ブースト時の最大周波数:4GHz, 三次キャッシュ:35MB, コア数:26コア, スレッド数:52スレッド

TDP:85W, 通常利用時の最大周波数:2.5GHz, ブースト時の最大周波数:3.5GHz, 三次キャッシュ:11MB, コア数:8コア, スレッド数:16スレッド

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:2.9GHz, ブースト時の最大周波数:4.3GHz, 三次キャッシュ:12MB, コア数:6コア, スレッド数:12スレッド

TDP:125W, 通常利用時の最大周波数:3.8GHz, ブースト時の最大周波数:5.1GHz, 三次キャッシュ:16MB, コア数:8コア, スレッド数:16スレッド

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:3.6GHz, ブースト時の最大周波数:3.9GHz, 二次キャッシュ:2MB, 三次キャッシュ:16MB, コア数:4コア, スレッド数:8スレッド

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