Core i7 5775C と Core i7 6800K を比べてどちらの評価が良いか。重要な特徴を幅広くまとめてみました

作成日時: 2020-06-21 17:33:31、更新日時: 2021-10-20 19:40:27

Core i7 6800KCore i7 5775C
Core i7 6800KCore i7 5775C
Core i7 6800KCore i7 5775C
Core i7 6800KCore i7 5775C
総合評価:

45/100

(総合: 622位)

43.2/100

(総合: 526位)

TDP
21/100
76/100
通常利用時の最大周波数
64/100
57/100
ブースト時の最大周波数
26/100
30/100
三次キャッシュ
58/100
24/100
コア数
50/100
35/100
スレッド数
48/100
34/100

Core i7 5775C と比較して Core i7 6800K を選ぶメリット

  • 定格周波数

    64.2点(3.4GHz) vs 57.2点(3.3GHz)

  • 三次キャッシュ

    58.6点(15MB) vs 24.8点(6MB)

  • コア数

    50点(6コア) vs 35.2点(4コア)

  • スレッド数

    48.8点(12スレッド) vs 34.7点(8スレッド)

Core i7 6800K と比較して Core i7 5775C を選ぶメリット

    -

「Core i7 6800K」と「Core i7 5775C」を徹底比較する

基本情報について「Core i7 6800K」と「Core i7 5775C」を比較

TDPについて

TDPが小さいCPUは発熱が少ないのでノートパソコンなどで使用できる点で優れています。例えば冷却性能が低い小型PCケースに搭載するようなケースで重宝します。

TDPについて比べると「Core i7 5775C」は65Wで「Core i7 6800K」は140Wです。75Wもの差があります。「Core i7 6800K」と比べて「Core i7 5775C」はかなり小さいです。最大放熱量の小ささランキングで比べると全2005製品中「Core i7 5775C」は629位であるのに対し「Core i7 6800K」は1826位で、CPUの中ではケタ違いな差があると言えそうです。

「Core i7 5775C」はCPU自体の発熱を少なくできる点で「Core i7 6800K」よりも優れていると言えます。熱の放散を抑えることができるため、冷却機構を小型化して本体をスリム化したり、モバイルで利用するのに「Core i7 5775C」はかなりオススメです。実際の利用を想定したとき「Core i7 5775C」の方が「Core i7 6800K」よりも非常に優れているでしょう。「Core i7 5775C」を選ぶ上で重要な判断材料の一つとなるでしょう。

TDP評価
Core i7 6800K
140W21/100
Core i7 5775C
65W76/100

CPU性能について「Core i7 6800K」と「Core i7 5775C」を比較

通常利用時の最大周波数について

通常利用時の最大周波数が高いCPUは高速に演算処理できるため、一度に多くの処理を実行可能な点で優れています。例えば複雑な処理を頻繁に行うような作業をするといったケースにおすすめです。

通常利用時の最大周波数を「Core i7 5775C」と「Core i7 6800K」を比較すると「Core i7 5775C」は3.3GHzであり「Core i7 6800K」は3.4GHzです。「Core i7 6800K」の方が「Core i7 5775C」よりもわずかに定格クロック数が高いです。定格周波数ランキングで見てみると2150製品中「Core i7 6800K」は435位で「Core i7 5775C」は517位です。ほとんど差は無いと言えます。

データやアクセス処理を高速化できる点で「Core i7 6800K」の方がどちらかといえば良いといえなくもないでしょう。しかしながら複数の作業、アプリケーションを同時に処理する場合でも実感上の違いはほとんど無いと思います。数値的には「Core i7 6800K」の方が「Core i7 5775C」より高いですが、体感できるほどの違いはほぼありません。

通常利用時の最大周波数評価
Core i7 6800K
3.4GHz64/100
Core i7 5775C
3.3GHz57/100

ブースト時の最大周波数について

ブースト時の最大周波数が高いCPUは3Dゲームなどで高い処理能力を維持できる点で使い勝手が良いです。例えば動画のエンコードなど、CPU負荷の高い作業をするようなときにおすすめです。

ブースト時の最大周波数を「Core i7 5775C」と「Core i7 6800K」を比較すると「Core i7 5775C」は3.7GHzで「Core i7 6800K」は3.6GHzです。「Core i7 5775C」も「Core i7 6800K」も同じくらいのクロック数です。ブースト時のクロック数ランキングで見てみると727製品中「Core i7 6800K」は485位で「Core i7 5775C」は447位です。ほとんど差は無いと言えます。

体感できるほどの違いは無いです。別の角度から比較するほうがいいでしょう。

ブースト時の最大周波数評価
Core i7 6800K
3.6GHz26/100
Core i7 5775C
3.7GHz30/100

三次キャッシュ対応について

三次キャッシュに対応しているCPUはそれぞれのデータを階層別で管理することで処理能力を上げることができる点で優れています。例えばデータを階層別で管理できるのでメインメモリの処理を速くするようなときで役に立ちます。

「Core i7 5775C」も「Core i7 6800K」も三次キャッシュに対応しているCPUです。そのため多くの中間情報を高速に引き出せるので素早く処理できる点で優れています。どちらも膨大なデータを高速に処理するのに向いています。

三次キャッシュについて

三次キャッシュが多いCPUはパソコンの速度を著しく低下させずに使用できる点で使い勝手が良いです。特に頻繁にメインメモリにアクセスしてパソコンの動作が遅くならないようにするようなときで役に立ちます。

三次キャッシュについて「Core i7 6800K」と「Core i7 5775C」を比べると「Core i7 6800K」は15MBに対して「Core i7 5775C」は6MBです。9MBもの差があります。三次キャッシュという視点において「Core i7 6800K」は「Core i7 5775C」より非常に多いキャッシュ容量です。三次キャッシュ容量の多さランキングで比べると全1194製品中「Core i7 6800K」は429位であるのに対し「Core i7 5775C」は806位で、CPUの中ではケタ違いな差があると言えそうです。

「Core i7 6800K」はRAMのアクセスや消費量を減らすことができため、パフォーマンス全体を向上させることができる点で「Core i7 5775C」よりも秀でているでしょう。「Core i7 6800K」はよりCPUのポテンシャルを引き出して快適に使用するのにかなり向いています。実際に使う場面で「Core i7 5775C」と比べて「Core i7 6800K」は遥かに秀でていると言えます。「Core i7 6800K」にする上で主な理由の一つになります。

三次キャッシュ評価
Core i7 6800K
15MB58/100
Core i7 5775C
6MB24/100

コア数について

コア数が多いCPUは同時に複数の作業を処理効率を上げることができ、より多くのアプリケーションを同時に実行できる点で秀でています。例えば複数の動作を同時処理するような場合におススメです。

コア数について比べると「Core i7 5775C」は4コアに対して「Core i7 6800K」は6コアです。2コアの違いがあります。「Core i7 5775C」より「Core i7 6800K」の方がとてもコア数が多いです。コア数の多さランキングで比較すると全2152製品のなかで「Core i7 6800K」は535位で「Core i7 5775C」は819位なので、大きく違うとまでは言えないもののそれなりの差はあります。

一つのタスクについて並列で処理することで高速で処理したり、多くのタスクを同時に実行出来る点で「Core i7 6800K」の方が秀でていると言えます。「Core i7 6800K」は同時に出来る処理作業を増やすことが出来るので、一度に色んなアプリを起動するのにかなりオススメです。実際に使う場面で「Core i7 5775C」と「Core i7 6800K」の体感値としての差は遥かに大きいです。「Core i7 6800K」を選ぶための一つの重要な決め手となると思います。

コア数評価
Core i7 6800K
6コア50/100
Core i7 5775C
4コア35/100

マルチスレッド対応について

マルチスレッドに対応しているCPUは複数同時処理で作業できる点で優れています。例えばパソコンの複数の処理を効率的に並行実施するといったようなケースで役立ちます。

「Core i7 5775C」も「Core i7 6800K」もマルチスレッドに対応しているCPUです。そのため高度な演算処理や、多数のプログラムを同時に処理できる点で秀でています。どちらも複数の作業を処理効率を保ちながら同時進行するのに適しています。

スレッド数について

スレッド数が多いCPUは複数のアプリケーションを同時に処理できる点で秀でています。例えば同時に複数の処理をするような場合に向いています。

スレッド数を「Core i7 5775C」と「Core i7 6800K」を比べると「Core i7 5775C」は8スレッドに対して「Core i7 6800K」は12スレッドです。4スレッドの差があります。「Core i7 6800K」は「Core i7 5775C」に比べて比較的スレッド数が多いです。スレッド数の多さランキングで比較すると全804製品のなかで「Core i7 6800K」は395位で「Core i7 5775C」は479位なので、大きく違うとまでは言えないもののそれなりの差はあります。

待ち時間・バッファーが多いタスクを同時に実行する際に効率的に処理できる点で「Core i7 6800K」の方が「Core i7 5775C」よりも多少優れているかもしれません。「Core i7 6800K」は複数のアプリケーションを同時にストレスなく実行するのに多少適しています。実際に使う場面で「Core i7 6800K」と「Core i7 5775C」は体感上やや大きい差があります。「Core i7 5775C」より「Core i7 6800K」が良いですが、非常に優れているとまでは言えません。

スレッド数評価
Core i7 6800K
12スレッド48/100
Core i7 5775C
8スレッド34/100

「Core i7 6800K」と「Core i7 5775C」の違いを表で比較する

Core i7 6800KCore i7 5775C
Core i7 6800KCore i7 5775C
基本情報
シリーズ名Broadwell-EBroadwell
ソケットの形状LGA2011-3LGA1150
TDP140W65W
CPU性能
通常利用時の最大周波数3.4GHz3.3GHz
ブースト時の最大周波数3.6GHz3.7GHz
三次キャッシュ対応
三次キャッシュ15MB6MB
コア数6コア4コア
マルチスレッド対応
スレッド数12スレッド8スレッド

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