Xeon E5-2603 v4 と Core i7 6800K はどっちがおすすめなのか?違いや差を徹底検証しました
作成日時: 2020-06-21 17:36:56、更新日時: 2021-10-20 16:46:38
「Core i7 6800K」と「Xeon E5-2603 v4」についてどちらの評価が優れているかについて詳しく解説。使い勝手や利便性について評価・比較しました。どちらのCPUを選んだらいいのか悩んでいるならお勧めします。
Core i7 6800K | Xeon E5-2603 v4 | |||
総合評価: | 45/100 (総合: 622位) | 39.1/100 (総合: 922位) | ||
TDP | 21/100 | 57/100 | ||
通常利用時の最大周波数 | 64/100 | 4/100 | ||
三次キャッシュ | 58/100 | 58/100 | ||
コア数 | 50/100 | 50/100 | ||
スレッド数 | 48/100 | 24/100 | ||
「Core i7 6800K」と「Xeon E5-2603 v4」を徹底比較する
基本情報について「Core i7 6800K」と「Xeon E5-2603 v4」を比較
TDPについて
TDPが小さいCPUは発熱が少ないのでノートパソコンなどで使用できる点で優れています。例えば冷却性能が低い小型PCケースに搭載するようなケースで重宝します。
TDPについて比べると「Xeon E5-2603 v4」は85Wで「Core i7 6800K」は140Wです。55Wもの差があります。「Core i7 6800K」と比べて「Xeon E5-2603 v4」はかなり小さいです。「Xeon E5-2603 v4」はCPU自体の発熱を少なくできる点で「Core i7 6800K」よりも優れていると言えます。熱の放散を抑えることができるため、冷却機構を小型化して本体をスリム化したり、モバイルで利用するのに「Xeon E5-2603 v4」はかなりオススメです。実際の利用を想定したとき「Xeon E5-2603 v4」の方が「Core i7 6800K」よりも非常に優れているでしょう。「Xeon E5-2603 v4」を選ぶ上で重要な判断材料の一つとなるでしょう。
CPU性能について「Core i7 6800K」と「Xeon E5-2603 v4」を比較
通常利用時の最大周波数について
通常利用時の最大周波数が高いCPUは高速に演算処理できるため、一度に多くの処理を実行可能な点で優れています。例えば複雑な処理を頻繁に行うような作業をするといったケースにおすすめです。
通常利用時の最大周波数について比べると「Core i7 6800K」は3.4GHzであるのに対して「Xeon E5-2603 v4」は1.7GHzです。1.7GHzの差があります。「Xeon E5-2603 v4」の定格クロック数と比べて「Core i7 6800K」はとても高いです。「Core i7 6800K」はデータやアクセス処理を高速化できる点で「Xeon E5-2603 v4」よりも秀でています。「Core i7 6800K」は複数の作業、アプリケーションを同時に処理するのに非常に向いています。実際の利用を考えると「Xeon E5-2603 v4」と「Core i7 6800K」は体感値として遥かに大きい差があります。「Core i7 6800K」に決める上で一つの主な判断材料となるでしょう。
三次キャッシュ対応について
三次キャッシュに対応しているCPUはそれぞれのデータを階層別で管理することで処理能力を上げることができる点で優れています。例えばデータを階層別で管理できるのでメインメモリの処理を速くするようなときで役に立ちます。
「Xeon E5-2603 v4」も「Core i7 6800K」も三次キャッシュに対応しているCPUです。そのため多くの中間情報を高速に引き出せるので素早く処理できる点で優れています。どちらも膨大なデータを高速に処理するのに向いています。
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三次キャッシュについて
三次キャッシュが多いCPUはパソコンの速度を著しく低下させずに使用できる点で使い勝手が良いです。特に頻繁にメインメモリにアクセスしてパソコンの動作が遅くならないようにするようなときで役に立ちます。
三次キャッシュを「Xeon E5-2603 v4」と「Core i7 6800K」を比べると「Xeon E5-2603 v4」は15MBであり「Core i7 6800K」は15MBです。「Xeon E5-2603 v4」も「Core i7 6800K」もキャッシュ容量について違いがほぼゼロと言えるでしょう。実用上の差はありません。ほかの視点で決めることをおすすめします。
コア数について
コア数が多いCPUは同時に複数の作業を処理効率を上げることができ、より多くのアプリケーションを同時に実行できる点で秀でています。例えば複数の動作を同時処理するような場合におススメです。
コア数について「Xeon E5-2603 v4」と「Core i7 6800K」を比較すると「Xeon E5-2603 v4」は6コアであり「Core i7 6800K」は6コアです。コア数について「Core i7 6800K」も「Xeon E5-2603 v4」もほとんど同じと言えます。体感できるほどの差は無いです。他の視点から見て選択する方がよいでしょう。
スレッド数について
スレッド数が多いCPUは複数のアプリケーションを同時に処理できる点で秀でています。例えば同時に複数の処理をするような場合に向いています。
スレッド数について「Xeon E5-2603 v4」と「Core i7 6800K」を比べると「Xeon E5-2603 v4」は6スレッドであり「Core i7 6800K」は12スレッドです。6スレッドもの差があります。「Xeon E5-2603 v4」と比べて「Core i7 6800K」は非常に多いです。待ち時間・バッファーが多いタスクを同時に実行する際に効率的に処理できる点で「Core i7 6800K」の方が優れているでしょう。「Core i7 6800K」は複数のアプリケーションを同時にストレスなく実行するのに非常におすすめです。実際に使うことを想定したとき「Xeon E5-2603 v4」と比べて「Core i7 6800K」はとても優れていると言えます。「Core i7 6800K」を選ぶ主な判断材料の一つになります。
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Core i7 6800K
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Xeon E5-2603 v4
「Core i7 6800K」と「Xeon E5-2603 v4」の違いを表で比較する
Core i7 6800K | Xeon E5-2603 v4 | |
画像 | ||
シリーズ名 | Broadwell-E | Broadwell-EP |
ソケットの形状 | LGA2011-3 | LGA2011-3 |
TDP | 140W | 85W |
通常利用時の最大周波数 | 3.4GHz | 1.7GHz |
ブースト時の最大周波数 | 3.6GHz | - |
三次キャッシュ対応 | ○ | ○ |
三次キャッシュ | 15MB | 15MB |
コア数 | 6コア | 6コア |
マルチスレッド対応 | ○ | - |
スレッド数 | 12スレッド | 6スレッド |
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