Core i7 6800K と Core i7 6700 の違いを徹底比較。詳しい評価をまとめました

作成日時: 2020-06-21 18:42:24、更新日時: 2021-10-20 16:06:18

Core i7 6800KCore i7 6700
Core i7 6800KCore i7 6700
Core i7 6800KCore i7 6700
Core i7 6800KCore i7 6700
総合評価:

45/100

(総合: 622位)

48.7/100

(総合: 384位)

TDP
21/100
76/100
通常利用時の最大周波数
64/100
64/100
ブースト時の最大周波数
26/100
45/100
三次キャッシュ
58/100
35/100
コア数
50/100
35/100
スレッド数
48/100
34/100

Core i7 6700 と比較して Core i7 6800K を選ぶメリット

  • 三次キャッシュ

    58.6点(15MB) vs 35.4点(8MB)

  • コア数

    50点(6コア) vs 35.2点(4コア)

  • スレッド数

    48.8点(12スレッド) vs 34.7点(8スレッド)

Core i7 6800K と比較して Core i7 6700 を選ぶメリット

  • ブースト時の周波数

    26.6点(3.6GHz) vs 46点(4GHz)

「Core i7 6800K」と「Core i7 6700」を徹底比較する

基本情報について「Core i7 6800K」と「Core i7 6700」を比較

TDPについて

TDPが小さいCPUは発熱が少ないのでノートパソコンなどで使用できる点で優れています。例えば冷却性能が低い小型PCケースに搭載するようなケースで重宝します。

TDPについて比べると「Core i7 6700」は65Wで「Core i7 6800K」は140Wです。75Wもの差があります。「Core i7 6800K」と比べて「Core i7 6700」はかなり小さいです。最大放熱量の小ささランキングで比べると全2005製品中「Core i7 6700」は569位であるのに対し「Core i7 6800K」は1826位で、CPUの中ではケタ違いな差があると言えそうです。

「Core i7 6700」はCPU自体の発熱を少なくできる点で「Core i7 6800K」よりも優れていると言えます。熱の放散を抑えることができるため、冷却機構を小型化して本体をスリム化したり、モバイルで利用するのに「Core i7 6700」はかなりオススメです。実際の利用を想定したとき「Core i7 6700」の方が「Core i7 6800K」よりも非常に優れているでしょう。「Core i7 6700」を選ぶ上で重要な判断材料の一つとなるでしょう。

TDP評価
Core i7 6800K
140W21/100
Core i7 6700
65W76/100

CPU性能について「Core i7 6800K」と「Core i7 6700」を比較

通常利用時の最大周波数について

通常利用時の最大周波数が高いCPUは高速に演算処理できるため、一度に多くの処理を実行可能な点で優れています。例えば複雑な処理を頻繁に行うような作業をするといったケースにおすすめです。

通常利用時の最大周波数について「Core i7 6700」と「Core i7 6800K」を比較すると「Core i7 6700」は3.4GHzに対して「Core i7 6800K」は3.4GHzです。「Core i7 6700」の定格クロック数は「Core i7 6800K」と同じくらいです。定格周波数ランキングで見てみると2150製品中「Core i7 6800K」は435位で「Core i7 6700」は397位です。ほとんど差は無いと言えます。

感覚的にわかるほどの差はありません。ほかの角度で決めるほうがよさそうです。

通常利用時の最大周波数評価
Core i7 6800K
3.4GHz64/100
Core i7 6700
3.4GHz64/100

ブースト時の最大周波数について

ブースト時の最大周波数が高いCPUは3Dゲームなどで高い処理能力を維持できる点で使い勝手が良いです。例えば動画のエンコードなど、CPU負荷の高い作業をするようなときにおすすめです。

ブースト時の最大周波数を比べると「Core i7 6800K」は3.6GHzであり「Core i7 6700」は4GHzです。0.3GHzの差があります。「Core i7 6700」は「Core i7 6800K」より比較的クロック数が高いです。ブースト時のクロック数ランキングで比べると727製品の中で「Core i7 6700」は311位で「Core i7 6800K」は485位なのでCPUの中では差はかなり大きいと言えます。

パソコンの処理速度を上げることができる点で「Core i7 6700」の方が多少優れているかもしれません。消費電力や発熱を維持したまま処理速度をアップするのに「Core i7 6700」は多少適しています。実際の利用において「Core i7 6700」の方が「Core i7 6800K」よりもどちらかといえばよいです。「Core i7 6700」が良いと思われます。ただ決定的に優れているとまでは言えないでしょう。

ブースト時の最大周波数評価
Core i7 6800K
3.6GHz26/100
Core i7 6700
4GHz45/100

三次キャッシュ対応について

三次キャッシュに対応しているCPUはそれぞれのデータを階層別で管理することで処理能力を上げることができる点で優れています。例えばデータを階層別で管理できるのでメインメモリの処理を速くするようなときで役に立ちます。

「Core i7 6700」も「Core i7 6800K」も三次キャッシュに対応しているCPUです。そのため多くの中間情報を高速に引き出せるので素早く処理できる点で優れています。どちらも膨大なデータを高速に処理するのに向いています。

三次キャッシュについて

三次キャッシュが多いCPUはパソコンの速度を著しく低下させずに使用できる点で使い勝手が良いです。特に頻繁にメインメモリにアクセスしてパソコンの動作が遅くならないようにするようなときで役に立ちます。

三次キャッシュについて「Core i7 6800K」と「Core i7 6700」を比較すると「Core i7 6800K」は15MBに対して「Core i7 6700」は8MBです。7MBの違いがあります。「Core i7 6800K」は「Core i7 6700」と比較してややキャッシュ容量が多いです。三次キャッシュ容量の多さランキングで比較すると全1194製品のなかで「Core i7 6800K」は429位で「Core i7 6700」は642位なので、大きく違うとまでは言えないもののそれなりの差はあります。

RAMのアクセスや消費量を減らすことができため、パフォーマンス全体を向上させることができる点で「Core i7 6800K」の方がよいです。よりCPUのポテンシャルを引き出して快適に使用するのに「Core i7 6800K」は多少おススメです。実際の利用を考えると「Core i7 6700」と「Core i7 6800K」は体感上多少大きい差があります。「Core i7 6800K」は「Core i7 6700」より良いと言えるでしょう。しかし決定的といえる程の違いはないでしょう。

三次キャッシュ評価
Core i7 6800K
15MB58/100
Core i7 6700
8MB35/100

コア数について

コア数が多いCPUは同時に複数の作業を処理効率を上げることができ、より多くのアプリケーションを同時に実行できる点で秀でています。例えば複数の動作を同時処理するような場合におススメです。

コア数を比べると「Core i7 6800K」は6コアであるのに対して「Core i7 6700」は4コアです。2コアの差があります。「Core i7 6700」と比べて「Core i7 6800K」はややコア数が多いです。コア数の多さランキングで見てみると2152製品中「Core i7 6800K」は535位で「Core i7 6700」は712位です。ほとんど差は無いと言えます。

「Core i7 6800K」は一つのタスクについて並列で処理することで高速で処理したり、多くのタスクを同時に実行出来る点で「Core i7 6700」よりも多少優れているかもしれません。「Core i7 6800K」は同時に出来る処理作業を増やすことが出来るので、一度に色んなアプリを起動するのに多少おすすめです。実際に使うことを想定したとき「Core i7 6800K」と「Core i7 6700」は体感上多少大きい違いがあります。「Core i7 6800K」は「Core i7 6700」よりいいと言えます。ただ決定的に優れていると言える程の差はありません。

コア数評価
Core i7 6800K
6コア50/100
Core i7 6700
4コア35/100

マルチスレッド対応について

マルチスレッドに対応しているCPUは複数同時処理で作業できる点で優れています。例えばパソコンの複数の処理を効率的に並行実施するといったようなケースで役立ちます。

「Core i7 6700」も「Core i7 6800K」もマルチスレッドに対応しているCPUです。そのため高度な演算処理や、多数のプログラムを同時に処理できる点で秀でています。どちらも複数の作業を処理効率を保ちながら同時進行するのに適しています。

スレッド数について

スレッド数が多いCPUは複数のアプリケーションを同時に処理できる点で秀でています。例えば同時に複数の処理をするような場合に向いています。

スレッド数を「Core i7 6700」と「Core i7 6800K」を比べると「Core i7 6700」は8スレッドに対して「Core i7 6800K」は12スレッドです。4スレッドの差があります。「Core i7 6800K」は「Core i7 6700」に比べて比較的スレッド数が多いです。スレッド数の多さランキングで見てみると804製品中「Core i7 6800K」は395位で「Core i7 6700」は453位です。ほとんど差は無いと言えます。

待ち時間・バッファーが多いタスクを同時に実行する際に効率的に処理できる点で「Core i7 6800K」の方が「Core i7 6700」よりも多少優れているかもしれません。「Core i7 6800K」は複数のアプリケーションを同時にストレスなく実行するのに多少適しています。実際に使う場面で「Core i7 6800K」と「Core i7 6700」は体感上やや大きい差があります。「Core i7 6700」より「Core i7 6800K」が良いですが、非常に優れているとまでは言えません。

スレッド数評価
Core i7 6800K
12スレッド48/100
Core i7 6700
8スレッド34/100

「Core i7 6800K」と「Core i7 6700」の違いを表で比較する

Core i7 6800KCore i7 6700
Core i7 6800KCore i7 6700
基本情報
シリーズ名Broadwell-ESkylake
内蔵グラフィックス - Intel HD Graphics 530
ソケットの形状LGA2011-3LGA1151
TDP140W65W
CPU性能
通常利用時の最大周波数3.4GHz3.4GHz
ブースト時の最大周波数3.6GHz4GHz
三次キャッシュ対応
三次キャッシュ15MB8MB
コア数6コア4コア
マルチスレッド対応
スレッド数12スレッド8スレッド

類似のCPUを探す

他のCPUと比較する

価格をチェック

類似のCPUを探す

他のCPUと比較する

価格をチェック

価格をチェックする

お探しの情報は見つかりましたか?性能や機能名などのキーワードで検索することでさらに詳しい情報を知ることができます。

Core i7 6800K の関連記事
Core i7 6700 の関連記事

Core i7 6800K と評価が同程度のCPUを探す

Pentium Gold G6400

TDP:58W, 通常利用時の最大周波数:4GHz, 三次キャッシュ:4MB, コア数:2コア, スレッド数:4スレッド

Core i3 10300

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:3.7GHz, ブースト時の最大周波数:4.4GHz, 三次キャッシュ:8MB, コア数:4コア, スレッド数:8スレッド

Core i5 10400F

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:2.9GHz, ブースト時の最大周波数:4.3GHz, 三次キャッシュ:12MB, コア数:6コア, スレッド数:12スレッド

Core i7 10700F

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:2.9GHz, ブースト時の最大周波数:4.8GHz, 三次キャッシュ:16MB, コア数:8コア, スレッド数:16スレッド

Core i7 10700KF

TDP:125W, 通常利用時の最大周波数:3.8GHz, ブースト時の最大周波数:5.1GHz, 三次キャッシュ:16MB, コア数:8コア, スレッド数:16スレッド

Core i9 10900F

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:2.8GHz, ブースト時の最大周波数:5.2GHz, 三次キャッシュ:20MB, コア数:10コア, スレッド数:20スレッド, バススピード:8GT/s, 対応最大メモリー:128GB, TCase:100℃

Core i7 6900K

TDP:140W, 通常利用時の最大周波数:3.2GHz, ブースト時の最大周波数:3.7GHz, 三次キャッシュ:20MB, コア数:8コア, スレッド数:16スレッド

Core i9 10900KF

TDP:125W, 通常利用時の最大周波数:3.7GHz, ブースト時の最大周波数:5.3GHz, 三次キャッシュ:20MB, コア数:10コア, スレッド数:20スレッド

Core i3 9300

TDP:62W, 通常利用時の最大周波数:3.7GHz, ブースト時の最大周波数:4.3GHz, 三次キャッシュ:8MB, コア数:4コア, スレッド数:4スレッド

インテル Xeon W-2223

TDP:120W, 通常利用時の最大周波数:3.6GHz, ブースト時の最大周波数:3.9GHz, 三次キャッシュ:8MB, コア数:4コア, スレッド数:8スレッド

Ryzen 5 3600XT

TDP:95W, 通常利用時の最大周波数:3.8GHz, ブースト時の最大周波数:4.5GHz, 二次キャッシュ:3MB, 三次キャッシュ:32MB, コア数:6コア, スレッド数:12スレッド

Ryzen 7 3800XT

TDP:105W, 通常利用時の最大周波数:3.9GHz, ブースト時の最大周波数:4.7GHz, 二次キャッシュ:4MB, 三次キャッシュ:32MB, コア数:8コア, スレッド数:16スレッド

もっと見る ▼

Core i7 6800K の関連記事
Core i7 6700 の関連記事

Core i7 6700 と評価が同程度のCPUを探す

Core i5 7400

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:3GHz, ブースト時の最大周波数:3.5GHz, 三次キャッシュ:6MB, コア数:4コア, スレッド数:4スレッド

Core i7 6700K

TDP:91W, 通常利用時の最大周波数:4GHz, ブースト時の最大周波数:4.2GHz, 三次キャッシュ:8MB, コア数:4コア, スレッド数:8スレッド

Xeon E3-1225 v6

TDP:73W, 通常利用時の最大周波数:3.3GHz, ブースト時の最大周波数:3.7GHz, 三次キャッシュ:8MB, コア数:4コア, スレッド数:4スレッド

Xeon E5-2660 v4

TDP:105W, 通常利用時の最大周波数:2GHz, ブースト時の最大周波数:3.2GHz, 三次キャッシュ:35MB, コア数:14コア, スレッド数:28スレッド

Xeon E3-1220 v6

TDP:72W, 通常利用時の最大周波数:3GHz, ブースト時の最大周波数:3.5GHz, 三次キャッシュ:8MB, コア数:4コア, スレッド数:4スレッド

インテル Xeon E-2224

TDP:71W, 通常利用時の最大周波数:3.4GHz, ブースト時の最大周波数:4.6GHz, 三次キャッシュ:8MB, コア数:4コア, スレッド数:4スレッド

インテル Xeon E-2224G

TDP:71W, 通常利用時の最大周波数:3.5GHz, ブースト時の最大周波数:4.7GHz, 三次キャッシュ:8MB, コア数:4コア, スレッド数:4スレッド

Core i5 7600K

TDP:91W, 通常利用時の最大周波数:3.8GHz, ブースト時の最大周波数:4.2GHz, 三次キャッシュ:6MB, コア数:4コア, スレッド数:4スレッド

インテル Xeon E-2236

TDP:80W, 通常利用時の最大周波数:3.4GHz, ブースト時の最大周波数:4.8GHz, 三次キャッシュ:12MB, コア数:6コア, スレッド数:12スレッド

もっと見る ▼

CPUランキング

カテゴリ一覧

人気CPU

関連人気記事

新着情報