Core i3 10300 と Core i5 7640X の違いや差は?選ぶならどちらがおすすめ?

作成日時: 2020-06-21 23:05:49、更新日時: 2021-10-20 21:07:54

Core i5 7640XCore i3 10300
Core i5 7640XCore i3 10300
Core i5 7640XCore i3 10300
Core i5 7640XCore i3 10300
総合評価:
TDPrating-image1.9
112W
rating-image3.8
65W
通常利用時の最大周波数rating-image4.9
4GHz
rating-image4.4
3.7GHz
ブースト時の最大周波数rating-image3.0
4.2GHz
rating-image3.8
4.4GHz
三次キャッシュrating-image1.2
6MB
rating-image1.8
8MB
コア数rating-image1.8
4コア
rating-image1.8
4コア
スレッド数rating-image1
4スレッド
rating-image1.7
8スレッド

Core i3 10300 と比較して Core i5 7640X を選ぶメリット

  • 定格周波数

    98点(4GHz) vs 89点(3.7GHz)

Core i5 7640X と比較して Core i3 10300 を選ぶメリット

  • ブースト時の周波数

    59.3点(4.2GHz) vs 75.5点(4.4GHz)

  • 三次キャッシュ

    24.8点(6MB) vs 35.4点(8MB)

  • スレッド数

    10.6点(4スレッド) vs 34.7点(8スレッド)

  • マルチスレッド対応

「Core i5 7640X」と「Core i3 10300」を徹底比較する

基本情報について「Core i5 7640X」と「Core i3 10300」を比較

TDPについて

TDPが小さいCPUは発熱が少ないのでノートパソコンなどで使用できる点で優れています。例えば冷却性能が低い小型PCケースに搭載するようなケースで重宝します。

TDPについて比べると「Core i3 10300」は65Wで「Core i5 7640X」は112Wです。47Wもの差があります。「Core i5 7640X」と比べて「Core i3 10300」はかなり小さいです。最大放熱量の小ささランキングで比べると全2005製品中「Core i3 10300」は522位であるのに対し「Core i5 7640X」は1541位で、CPUの中ではケタ違いな差があると言えそうです。

「Core i3 10300」はCPU自体の発熱を少なくできる点で「Core i5 7640X」よりも優れていると言えます。熱の放散を抑えることができるため、冷却機構を小型化して本体をスリム化したり、モバイルで利用するのに「Core i3 10300」はかなりオススメです。実際の利用を想定したとき「Core i3 10300」の方が「Core i5 7640X」よりも非常に優れているでしょう。「Core i3 10300」を選ぶ上で重要な判断材料の一つとなるでしょう。

TDP評価
Core i5 7640X
112W37/100
Core i3 10300
65W76/100

CPU性能について「Core i5 7640X」と「Core i3 10300」を比較

通常利用時の最大周波数について

通常利用時の最大周波数が高いCPUは高速に演算処理できるため、一度に多くの処理を実行可能な点で優れています。例えば複雑な処理を頻繁に行うような作業をするといったケースにおすすめです。

通常利用時の最大周波数について比べると「Core i5 7640X」は4GHzであるのに対して「Core i3 10300」は3.7GHzです。0.2GHzの差があります。「Core i3 10300」の定格クロック数と比べて「Core i5 7640X」はとても高いです。定格周波数ランキングで見てみると2150製品中「Core i5 7640X」は55位で「Core i3 10300」は142位です。ほとんど差は無いと言えます。

「Core i5 7640X」はデータやアクセス処理を高速化できる点で「Core i3 10300」よりも秀でています。「Core i5 7640X」は複数の作業、アプリケーションを同時に処理するのに非常に向いています。実際の利用を考えると「Core i3 10300」と「Core i5 7640X」は体感値として遥かに大きい差があります。「Core i5 7640X」に決める上で一つの主な判断材料となるでしょう。

通常利用時の最大周波数評価
Core i5 7640X
4GHz98/100
Core i3 10300
3.7GHz88/100

ブースト時の最大周波数について

ブースト時の最大周波数が高いCPUは3Dゲームなどで高い処理能力を維持できる点で使い勝手が良いです。例えば動画のエンコードなど、CPU負荷の高い作業をするようなときにおすすめです。

ブースト時の最大周波数について比べると「Core i5 7640X」は4.2GHzであり「Core i3 10300」は4.4GHzです。0.2GHzもの差があります。ブースト時の最大周波数という角度で見ると「Core i5 7640X」と比較して「Core i3 10300」は非常に高いです。ブースト時のクロック数ランキングで見てみると727製品中「Core i5 7640X」は267位で「Core i3 10300」は212位です。ほとんど差は無いと言えます。

負荷のあるものを簡単に処理することができる点で「Core i3 10300」の方が秀でているでしょう。消費電力や発熱を維持したまま処理速度をアップするのに「Core i3 10300」はとても適しています。実際に利用する上で「Core i3 10300」と「Core i5 7640X」の実用上の違いはかなり大きいです。「Core i3 10300」にする上で主な判断材料の一つとなると思います。

ブースト時の最大周波数評価
Core i5 7640X
4.2GHz59/100
Core i3 10300
4.4GHz75/100

三次キャッシュ対応について

三次キャッシュに対応しているCPUはそれぞれのデータを階層別で管理することで処理能力を上げることができる点で優れています。例えばデータを階層別で管理できるのでメインメモリの処理を速くするようなときで役に立ちます。

「Core i3 10300」も「Core i5 7640X」も三次キャッシュに対応しているCPUです。そのため多くの中間情報を高速に引き出せるので素早く処理できる点で優れています。どちらも膨大なデータを高速に処理するのに向いています。

三次キャッシュについて

三次キャッシュが多いCPUはパソコンの速度を著しく低下させずに使用できる点で使い勝手が良いです。特に頻繁にメインメモリにアクセスしてパソコンの動作が遅くならないようにするようなときで役に立ちます。

三次キャッシュを比較すると「Core i3 10300」は8MBで「Core i5 7640X」は6MBです。「Core i3 10300」のキャッシュ容量の方が「Core i5 7640X」よりも多少多いです。三次キャッシュ容量の多さランキングで比較すると全1194製品のなかで「Core i3 10300」は601位で「Core i5 7640X」は835位なので、大きく違うとまでは言えないもののそれなりの差はあります。

「Core i3 10300」は中間の計算結果を多く待避出来るので、複雑な計算をより早くできる点で「Core i5 7640X」よりも無難と言えるでしょう。しかしながらよりCPUのポテンシャルを引き出して快適に使用する場合でも基本的にどちらを選んでも大したことはないくらいの差だと思います。数値としては「Core i3 10300」の方が多いですが通常利用において気にするほどの違いはほぼないでしょう。

三次キャッシュ評価
Core i5 7640X
6MB24/100
Core i3 10300
8MB35/100

コア数について

コア数が多いCPUは同時に複数の作業を処理効率を上げることができ、より多くのアプリケーションを同時に実行できる点で秀でています。例えば複数の動作を同時処理するような場合におススメです。

コア数について「Core i3 10300」と「Core i5 7640X」を比較すると「Core i3 10300」は4コアであり「Core i5 7640X」は4コアです。コア数について「Core i5 7640X」も「Core i3 10300」もほとんど同じと言えます。コア数の多さランキングで比較すると全2152製品のなかで「Core i3 10300」は638位で「Core i5 7640X」は895位なので、大きく違うとまでは言えないもののそれなりの差はあります。

体感できるほどの差は無いです。他の視点から見て選択する方がよいでしょう。

コア数評価
Core i5 7640X
4コア35/100
Core i3 10300
4コア35/100

スレッド数について

スレッド数が多いCPUは複数のアプリケーションを同時に処理できる点で秀でています。例えば同時に複数の処理をするような場合に向いています。

スレッド数を「Core i5 7640X」と「Core i3 10300」を比べると「Core i5 7640X」は4スレッドに対して「Core i3 10300」は8スレッドです。4スレッドの差があります。「Core i3 10300」は「Core i5 7640X」に比べて比較的スレッド数が多いです。スレッド数の多さランキングで比べると804製品の中で「Core i3 10300」は428位で「Core i5 7640X」は638位なのでCPUの中では差はかなり大きいと言えます。

待ち時間・バッファーが多いタスクを同時に実行する際に効率的に処理できる点で「Core i3 10300」の方が「Core i5 7640X」よりも多少優れているかもしれません。「Core i3 10300」は複数のアプリケーションを同時にストレスなく実行するのに多少適しています。実際に使う場面で「Core i3 10300」と「Core i5 7640X」は体感上やや大きい差があります。「Core i5 7640X」より「Core i3 10300」が良いですが、非常に優れているとまでは言えません。

スレッド数評価
Core i5 7640X
4スレッド10/100
Core i3 10300
8スレッド34/100

「Core i5 7640X」と「Core i3 10300」の違いを表で比較する

Core i5 7640XCore i3 10300
Core i5 7640XCore i3 10300
基本情報
シリーズ名Kaby Lake-XComet Lake
内蔵グラフィックス - Intel UHD Graphics 630
ソケットの形状LGA2066LGA1200
TDP112W65W
CPU性能
通常利用時の最大周波数4GHz3.7GHz
ブースト時の最大周波数4.2GHz4.4GHz
三次キャッシュ対応
三次キャッシュ6MB8MB
コア数4コア4コア
マルチスレッド対応 -
スレッド数4スレッド8スレッド

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