Core i5 9600K と Core i5 7640X はどっちがおすすめなのか?違いや差を徹底検証しました

作成日時: 2020-06-21 22:07:23、更新日時: 2021-10-20 18:45:07

Core i5 7640XCore i5 9600K
Core i5 7640XCore i5 9600K
Core i5 7640XCore i5 9600K
Core i5 7640XCore i5 9600K
総合評価:

44.3/100

(総合: 644位)

58.5/100

(総合: 297位)

TDP
37/100
49/100
通常利用時の最大周波数
98/100
88/100
ブースト時の最大周波数
59/100
97/100
三次キャッシュ
24/100
39/100
コア数
35/100
50/100
スレッド数
10/100
24/100

Core i5 9600K と比較して Core i5 7640X を選ぶメリット

  • 定格周波数

    98点(4GHz) vs 89点(3.7GHz)

Core i5 7640X と比較して Core i5 9600K を選ぶメリット

  • ブースト時の周波数

    59.3点(4.2GHz) vs 97.7点(4.6GHz)

  • 三次キャッシュ

    24.8点(6MB) vs 39.7点(9MB)

  • コア数

    35.2点(4コア) vs 50点(6コア)

  • スレッド数

    10.6点(4スレッド) vs 24.7点(6スレッド)

「Core i5 7640X」と「Core i5 9600K」を徹底比較する

CPU性能について「Core i5 7640X」と「Core i5 9600K」を比較

通常利用時の最大周波数について

通常利用時の最大周波数が高いCPUは高速に演算処理できるため、一度に多くの処理を実行可能な点で優れています。例えば複雑な処理を頻繁に行うような作業をするといったケースにおすすめです。

通常利用時の最大周波数を「Core i5 9600K」と「Core i5 7640X」を比較すると「Core i5 9600K」は3.7GHzであり「Core i5 7640X」は4GHzです。「Core i5 7640X」の方が「Core i5 9600K」よりもわずかに定格クロック数が高いです。データやアクセス処理を高速化できる点で「Core i5 7640X」の方がどちらかといえば良いといえなくもないでしょう。CPUの処理速度を高速化する場合でも実感上の違いはほとんど無いと思います。数値的には「Core i5 7640X」の方が「Core i5 9600K」より高いですが、体感できるほどの違いはほぼありません。

通常利用時の最大周波数評価
Core i5 7640X
4GHz98/100
Core i5 9600K
3.7GHz88/100

ブースト時の最大周波数について

ブースト時の最大周波数が高いCPUは3Dゲームなどで高い処理能力を維持できる点で使い勝手が良いです。例えば動画のエンコードなど、CPU負荷の高い作業をするようなときにおすすめです。

ブースト時の最大周波数について比べると「Core i5 7640X」は4.2GHzであり「Core i5 9600K」は4.6GHzです。0.3GHzもの差があります。ブースト時の最大周波数という角度で見ると「Core i5 7640X」と比較して「Core i5 9600K」は非常に高いです。パソコンの処理速度を上げることができる点で「Core i5 9600K」の方が「Core i5 7640X」よりも秀でています。消費電力や発熱を維持したまま処理速度をアップするのに「Core i5 9600K」はとても適しています。実際に利用する上で「Core i5 9600K」と「Core i5 7640X」の実用上の違いはかなり大きいです。「Core i5 9600K」にする上で主な判断材料の一つとなると思います。

ブースト時の最大周波数評価
Core i5 7640X
4.2GHz59/100
Core i5 9600K
4.6GHz97/100

三次キャッシュ対応について

三次キャッシュに対応しているCPUはそれぞれのデータを階層別で管理することで処理能力を上げることができる点で優れています。例えばデータを階層別で管理できるのでメインメモリの処理を速くするようなときで役に立ちます。

「Core i5 9600K」も「Core i5 7640X」も三次キャッシュに対応しているCPUです。そのため多くの中間情報を高速に引き出せるので素早く処理できる点で優れています。どちらも膨大なデータを高速に処理するのに向いています。

三次キャッシュについて

三次キャッシュが多いCPUはパソコンの速度を著しく低下させずに使用できる点で使い勝手が良いです。特に頻繁にメインメモリにアクセスしてパソコンの動作が遅くならないようにするようなときで役に立ちます。

三次キャッシュについて「Core i5 9600K」と「Core i5 7640X」を比べると「Core i5 9600K」は9MBに対して「Core i5 7640X」は6MBです。3MBもの差があります。三次キャッシュという視点において「Core i5 9600K」は「Core i5 7640X」より非常に多いキャッシュ容量です。「Core i5 9600K」はRAMのアクセスや消費量を減らすことができため、パフォーマンス全体を向上させることができる点で「Core i5 7640X」よりも秀でているでしょう。「Core i5 9600K」はよりCPUのポテンシャルを引き出して快適に使用するのにかなり向いています。実際に使う場面で「Core i5 7640X」と比べて「Core i5 9600K」は遥かに秀でていると言えます。「Core i5 9600K」にする上で主な理由の一つになります。

三次キャッシュ評価
Core i5 7640X
6MB24/100
Core i5 9600K
9MB39/100

コア数について

コア数が多いCPUは同時に複数の作業を処理効率を上げることができ、より多くのアプリケーションを同時に実行できる点で秀でています。例えば複数の動作を同時処理するような場合におススメです。

コア数について比べると「Core i5 7640X」は4コアに対して「Core i5 9600K」は6コアです。2コアの違いがあります。「Core i5 7640X」より「Core i5 9600K」の方がとてもコア数が多いです。一つのタスクについて並列で処理することで高速で処理したり、多くのタスクを同時に実行出来る点で「Core i5 9600K」の方が秀でていると言えます。「Core i5 9600K」は複数の動画のエンコードのような作業をするのにかなりオススメです。実際に使う場面で「Core i5 7640X」と「Core i5 9600K」の体感値としての差は遥かに大きいです。「Core i5 9600K」を選ぶための一つの重要な決め手となると思います。

コア数評価
Core i5 7640X
4コア35/100
Core i5 9600K
6コア50/100

スレッド数について

スレッド数が多いCPUは複数のアプリケーションを同時に処理できる点で秀でています。例えば同時に複数の処理をするような場合に向いています。

スレッド数を「Core i5 7640X」と「Core i5 9600K」を比べると「Core i5 7640X」は4スレッドに対して「Core i5 9600K」は6スレッドです。2スレッドの差があります。「Core i5 9600K」は「Core i5 7640X」に比べて比較的スレッド数が多いです。待ち時間・バッファーが多いタスクを同時に実行する際に効率的に処理できる点で「Core i5 9600K」の方が「Core i5 7640X」よりも多少優れているかもしれません。「Core i5 9600K」は複数のアプリケーションを同時にストレスなく実行するのに多少適しています。実際に使う場面で「Core i5 9600K」と「Core i5 7640X」は体感上やや大きい差があります。「Core i5 7640X」より「Core i5 9600K」が良いですが、非常に優れているとまでは言えません。

スレッド数評価
Core i5 7640X
4スレッド10/100
Core i5 9600K
6スレッド24/100

基本情報について「Core i5 7640X」と「Core i5 9600K」を比較

TDPについて

TDPが小さいCPUは発熱が少ないのでノートパソコンなどで使用できる点で優れています。例えば冷却性能が低い小型PCケースに搭載するようなケースで重宝します。

TDPについて比べると「Core i5 9600K」は95Wで「Core i5 7640X」は112Wです。17Wもの差があります。「Core i5 7640X」と比べて「Core i5 9600K」はかなり小さいです。「Core i5 9600K」はCPU自体の発熱を少なくできる点で「Core i5 7640X」よりも優れていると言えます。熱の放散を抑えることができるため、冷却機構を小型化して本体をスリム化したり、モバイルで利用するのに「Core i5 9600K」はかなりオススメです。実際の利用を想定したとき「Core i5 9600K」の方が「Core i5 7640X」よりも非常に優れているでしょう。「Core i5 9600K」を選ぶ上で重要な判断材料の一つとなるでしょう。

TDP評価
Core i5 7640X
112W37/100
Core i5 9600K
95W49/100

「Core i5 7640X」と「Core i5 9600K」の違いを表で比較する

Core i5 7640XCore i5 9600K
画像Core i5 7640XCore i5 9600K
シリーズ名Kaby Lake-XCoffee Lake-S Refresh
内蔵グラフィックス - Intel UHD Graphics 630
ソケットの形状LGA2066LGA1151
TDP112W95W
通常利用時の最大周波数4GHz3.7GHz
ブースト時の最大周波数4.2GHz4.6GHz
三次キャッシュ対応
三次キャッシュ6MB9MB
コア数4コア6コア
スレッド数4スレッド6スレッド

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