Core i5 10400F と Core i9 10900F の違いや差は?選ぶならどちらがおすすめ?

作成日時: 2020-06-17 19:56:38、更新日時: 2021-10-20 22:45:40

Core i9 10900FCore i5 10400F
Core i9 10900FCore i5 10400F

「Core i5 10400F」と「Core i9 10900F」の特徴を点数評価しました!どういう面で違いや差があるのか?どっちが優れているのかを徹底評価。

Core i9 10900FCore i5 10400F
Core i9 10900FCore i5 10400F
総合評価:

68.4/100

(総合: 34位)

54.6/100

(総合: 252位)

TDP
76/100
76/100
通常利用時の最大周波数
30/100
34/100
ブースト時の最大周波数
98/100
67/100
三次キャッシュ
69/100
50/100
コア数
68/100
50/100
スレッド数
66/100
48/100

Core i9 10900Fは、Comet LakeシリーズのCPUです。LGA1200というソケットの形状を持ち、TDPは65Wです。通常利用時の最大周波数は2.8GHzで、ブースト時の最大周波数は5.2GHzです。三次キャッシュに対応し、20MBの容量を持っています。また、コア数は10コア、スレッド数は20スレッドです。バススピードは8GT/sで、対応最大メモリー容量は128GBです。TCaseは100℃です。

Core i5 10400Fは、Comet LakeシリーズのCPUで、Core i9 10900Fと同じくLGA1200というソケットの形状を持ち、TDPは65Wです。通常利用時の最大周波数は2.9GHzで、ブースト時の最大周波数は4.3GHzです。三次キャッシュに対応し、12MBの容量を持っています。また、コア数は6コア、スレッド数は12スレッドです。

Core i9 10900Fは、Comet Lakeシリーズの中でも最高スペックのCPUです。最大周波数が5.2GHzと非常に高いため、高負荷なタスクでもスムーズに処理できます。また、20コアというコア数も高く、マルチタスク処理においても高いパフォーマンスを発揮します。しかしながら、価格も非常に高く、一般的な用途には必要以上のスペックを持ち合わせているため、コストパフォーマンスはあまり良くありません。

Core i5 10400Fは、Core i9 10900Fと比較するとスペックは劣りますが、コストパフォーマンスは良いといえます。6コアというコア数でも一般的な用途での処理には十分なパフォーマンスを発揮できます。また、低いTDP値も魅力の一つです。しかしながら、最大周波数が4.3GHzとやや低く、高負荷なタスクには向いていないかもしれません。

全体的に見ると、Core i9 10900FとCore i5 10400Fはそれぞれ得意な分野が異なります。高スペックを求める場合はCore i9 10900Fを、一般的な用途で使いたい場合はCore i5 10400Fを選ぶと良いでしょう。

Core i5 10400F と比較して Core i9 10900F を選ぶメリット

  • ブースト時の周波数

    98.7点(5.2GHz) vs 67点(4.3GHz)

  • 三次キャッシュ

    69.2点(20MB) vs 50.3点(12MB)

  • コア数

    68.6点(10コア) vs 50点(6コア)

  • スレッド数

    66.5点(20スレッド) vs 48.8点(12スレッド)

Core i9 10900F と比較して Core i5 10400F を選ぶメリット

    -

「Core i9 10900F」と「Core i5 10400F」を徹底比較する

CPU性能について「Core i9 10900F」と「Core i5 10400F」を比較

通常利用時の最大周波数について

通常利用時の最大周波数が高いCPUは高速に演算処理できるため、一度に多くの処理を実行可能な点で優れています。例えば複雑な処理を頻繁に行うような作業をするといったケースにおすすめです。

通常利用時の最大周波数について「Core i5 10400F」と「Core i9 10900F」を比較すると「Core i5 10400F」は2.9GHzに対して「Core i9 10900F」は2.8GHzです。「Core i5 10400F」の定格クロック数は「Core i9 10900F」と同じくらいです。定格周波数ランキングで見てみると2150製品中「Core i9 10900F」は965位で「Core i5 10400F」は915位です。ほとんど差は無いと言えます。

感覚的にわかるほどの差はありません。ほかの角度で決めるほうがよさそうです。

通常利用時の最大周波数評価
Core i9 10900F
2.8GHz30/100
Core i5 10400F
2.9GHz34/100

ブースト時の最大周波数について

ブースト時の最大周波数が高いCPUは3Dゲームなどで高い処理能力を維持できる点で使い勝手が良いです。例えば動画のエンコードなど、CPU負荷の高い作業をするようなときにおすすめです。

ブースト時の最大周波数を比べると「Core i5 10400F」は4.3GHzであり「Core i9 10900F」は5.2GHzです。0.9GHzの差があります。「Core i9 10900F」は「Core i5 10400F」より比較的クロック数が高いです。ブースト時のクロック数ランキングで比べると727製品の中で「Core i9 10900F」は40位で「Core i5 10400F」は235位なのでCPUの中では差はかなり大きいと言えます。

「Core i9 10900F」は負荷のあるものを簡単に処理することができる点で「Core i5 10400F」よりも良いです。消費電力や発熱を維持したまま処理速度をアップするのに「Core i9 10900F」は多少適しています。実際の利用において「Core i9 10900F」の方が「Core i5 10400F」よりもどちらかといえばよいです。「Core i9 10900F」が良いと思われます。ただ決定的に優れているとまでは言えないでしょう。

ブースト時の最大周波数評価
Core i9 10900F
5.2GHz98/100
Core i5 10400F
4.3GHz67/100

三次キャッシュ対応について

三次キャッシュに対応しているCPUはそれぞれのデータを階層別で管理することで処理能力を上げることができる点で優れています。例えばデータを階層別で管理できるのでメインメモリの処理を速くするようなときで役に立ちます。

「Core i5 10400F」も「Core i9 10900F」も三次キャッシュに対応しているCPUです。そのため多くの中間情報を高速に引き出せるので素早く処理できる点で優れています。どちらも膨大なデータを高速に処理するのに向いています。

三次キャッシュについて

三次キャッシュが多いCPUはパソコンの速度を著しく低下させずに使用できる点で使い勝手が良いです。特に頻繁にメインメモリにアクセスしてパソコンの動作が遅くならないようにするようなときで役に立ちます。

三次キャッシュについて「Core i9 10900F」と「Core i5 10400F」を比べると「Core i9 10900F」は20MBに対して「Core i5 10400F」は12MBです。8MBもの差があります。三次キャッシュという視点において「Core i9 10900F」は「Core i5 10400F」より非常に多いキャッシュ容量です。三次キャッシュ容量の多さランキングで比較すると全1194製品のなかで「Core i9 10900F」は275位で「Core i5 10400F」は489位なので、大きく違うとまでは言えないもののそれなりの差はあります。

「Core i9 10900F」は中間の計算結果を多く待避出来るので、複雑な計算をより早くできる点で「Core i5 10400F」よりも優れていると言えます。「Core i9 10900F」はよりCPUのポテンシャルを引き出して快適に使用するのにかなり向いています。実際に使う場面で「Core i5 10400F」と比べて「Core i9 10900F」は遥かに秀でていると言えます。「Core i9 10900F」にする上で主な理由の一つになります。

三次キャッシュ評価
Core i9 10900F
20MB69/100
Core i5 10400F
12MB50/100

コア数について

コア数が多いCPUは同時に複数の作業を処理効率を上げることができ、より多くのアプリケーションを同時に実行できる点で秀でています。例えば複数の動作を同時処理するような場合におススメです。

コア数について比べると「Core i5 10400F」は6コアに対して「Core i9 10900F」は10コアです。4コアの違いがあります。「Core i5 10400F」より「Core i9 10900F」の方がとてもコア数が多いです。コア数の多さランキングで比較すると全2152製品のなかで「Core i9 10900F」は248位で「Core i5 10400F」は475位なので、大きく違うとまでは言えないもののそれなりの差はあります。

一つのタスクについて並列で処理することで高速で処理したり、多くのタスクを同時に実行出来る点で「Core i9 10900F」の方が秀でていると言えます。「Core i9 10900F」は同時に出来る処理作業を増やすことが出来るので、一度に色んなアプリを起動するのにかなりオススメです。実際に使う場面で「Core i5 10400F」と「Core i9 10900F」の体感値としての差は遥かに大きいです。「Core i9 10900F」を選ぶための一つの重要な決め手となると思います。

コア数評価
Core i9 10900F
10コア68/100
Core i5 10400F
6コア50/100

マルチスレッド対応について

マルチスレッドに対応しているCPUは複数同時処理で作業できる点で優れています。例えばパソコンの複数の処理を効率的に並行実施するといったようなケースで役立ちます。

「Core i5 10400F」も「Core i9 10900F」もマルチスレッドに対応しているCPUです。そのため多くのタスクを一つのコアで同時に実行できる点で優れています。どちらも複数の作業を処理効率を保ちながら同時進行するのに適しています。

スレッド数について

スレッド数が多いCPUは複数のアプリケーションを同時に処理できる点で秀でています。例えば同時に複数の処理をするような場合に向いています。

スレッド数を「Core i5 10400F」と「Core i9 10900F」を比べると「Core i5 10400F」は12スレッドに対して「Core i9 10900F」は20スレッドです。8スレッドの差があります。「Core i9 10900F」は「Core i5 10400F」に比べて比較的スレッド数が多いです。スレッド数の多さランキングで比べると804製品の中で「Core i9 10900F」は207位で「Core i5 10400F」は369位なのでCPUの中では差はかなり大きいと言えます。

待ち時間・バッファーが多いタスクを同時に実行する際に効率的に処理できる点で「Core i9 10900F」の方が「Core i5 10400F」よりも多少優れているかもしれません。「Core i9 10900F」は複数のアプリケーションを同時にストレスなく実行するのに多少適しています。実際に使う場面で「Core i9 10900F」と「Core i5 10400F」は体感上やや大きい差があります。「Core i5 10400F」より「Core i9 10900F」が良いですが、非常に優れているとまでは言えません。

スレッド数評価
Core i9 10900F
20スレッド66/100
Core i5 10400F
12スレッド48/100

基本情報について「Core i9 10900F」と「Core i5 10400F」を比較

TDPについて

TDPが小さいCPUは発熱が少ないのでノートパソコンなどで使用できる点で優れています。例えば冷却性能が低い小型PCケースに搭載するようなケースで重宝します。

TDPを「Core i9 10900F」と「Core i5 10400F」を比べると「Core i9 10900F」は65Wに対して「Core i5 10400F」は65Wです。「Core i5 10400F」も「Core i9 10900F」も違いはほぼゼロと言えます。最大放熱量の小ささランキングで見てみると2005製品中「Core i9 10900F」は461位で「Core i5 10400F」は526位です。ほとんど差は無いと言えます。

実用上の差はありません。ほかの観点から比較するほうがよいでしょう。

TDP評価
Core i9 10900F
65W76/100
Core i5 10400F
65W76/100

「Core i9 10900F」と「Core i5 10400F」の違いを表で比較する

Core i9 10900FCore i5 10400F
画像Core i9 10900FCore i5 10400F
シリーズ名Comet LakeComet Lake
ソケットの形状LGA1200LGA1200
TDP65W65W
通常利用時の最大周波数2.8GHz2.9GHz
ブースト時の最大周波数5.2GHz4.3GHz
三次キャッシュ対応
三次キャッシュ20MB12MB
コア数10コア6コア
マルチスレッド対応
スレッド数20スレッド12スレッド
バススピード8GT/s -
対応最大メモリー128GB -
TCase100℃ -

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