Core i9 9900KS Special Edition と Core i9 10900F の違いや差は?選ぶならどちらがおすすめ?
作成日時: 2020-06-17 19:51:43、更新日時: 2021-10-20 22:40:45
「Core i9 9900KS Special Edition」と「Core i9 10900F」を比べた時の違いや差を評価/検証しました。どっちの評価が良いのかを詳しく解説。「Core i9 10900F」と「Core i9 9900KS Special Edition」のどっちにすべきか考えているなら今すぐチェック!
Core i9 10900F | Core i9 9900KS Special Edition | |||
総合評価: | 68.4/100 (総合: 34位) | 67.6/100 (総合: 112位) | ||
TDP | 76/100 | 28/100 | ||
通常利用時の最大周波数 | 30/100 | 98/100 | ||
ブースト時の最大周波数 | 98/100 | 98/100 | ||
三次キャッシュ | 69/100 | 60/100 | ||
コア数 | 68/100 | 60/100 | ||
スレッド数 | 66/100 | 58/100 | ||
「Core i9 10900F」と「Core i9 9900KS Special Edition」を徹底比較する
基本情報について「Core i9 10900F」と「Core i9 9900KS Special Edition」を比較
TDPについて
TDPが小さいCPUは発熱が少ないのでノートパソコンなどで使用できる点で優れています。例えば冷却性能が低い小型PCケースに搭載するようなケースで重宝します。
TDPについて比べると「Core i9 10900F」は65Wで「Core i9 9900KS Special Edition」は127Wです。62Wもの差があります。「Core i9 9900KS Special Edition」と比べて「Core i9 10900F」はかなり小さいです。最大放熱量の小ささランキングで比べると全2005製品中「Core i9 10900F」は461位であるのに対し「Core i9 9900KS Special Edition」は1683位で、CPUの中ではケタ違いな差があると言えそうです。
「Core i9 10900F」はCPU自体の発熱を少なくできる点で「Core i9 9900KS Special Edition」よりも優れていると言えます。熱の放散を抑えることができるため、冷却機構を小型化して本体をスリム化したり、モバイルで利用するのに「Core i9 10900F」はかなりオススメです。実際の利用を想定したとき「Core i9 10900F」の方が「Core i9 9900KS Special Edition」よりも非常に優れているでしょう。「Core i9 10900F」を選ぶ上で重要な判断材料の一つとなるでしょう。
CPU性能について「Core i9 10900F」と「Core i9 9900KS Special Edition」を比較
通常利用時の最大周波数について
通常利用時の最大周波数が高いCPUは高速に演算処理できるため、一度に多くの処理を実行可能な点で優れています。例えば複雑な処理を頻繁に行うような作業をするといったケースにおすすめです。
通常利用時の最大周波数について比べると「Core i9 9900KS Special Edition」は4GHzであるのに対して「Core i9 10900F」は2.8GHzです。1.2GHzの差があります。「Core i9 10900F」の定格クロック数と比べて「Core i9 9900KS Special Edition」はとても高いです。定格周波数ランキングで比べると全2150製品中「Core i9 9900KS Special Edition」は36位であるのに対し「Core i9 10900F」は965位で、CPUの中ではケタ違いな差があると言えそうです。
「Core i9 9900KS Special Edition」はデータやアクセス処理を高速化できる点で「Core i9 10900F」よりも秀でています。「Core i9 9900KS Special Edition」は複数の作業、アプリケーションを同時に処理するのに非常に向いています。実際の利用を考えると「Core i9 10900F」と「Core i9 9900KS Special Edition」は体感値として遥かに大きい差があります。「Core i9 9900KS Special Edition」に決める上で一つの主な判断材料となるでしょう。
関連リンク
ブースト時の最大周波数について
ブースト時の最大周波数が高いCPUは3Dゲームなどで高い処理能力を維持できる点で使い勝手が良いです。例えば動画のエンコードなど、CPU負荷の高い作業をするようなときにおすすめです。
ブースト時の最大周波数を「Core i9 9900KS Special Edition」と「Core i9 10900F」を比較すると「Core i9 9900KS Special Edition」は5GHzで「Core i9 10900F」は5.2GHzです。「Core i9 9900KS Special Edition」も「Core i9 10900F」も同じくらいのクロック数です。ブースト時のクロック数ランキングで見てみると727製品中「Core i9 10900F」は40位で「Core i9 9900KS Special Edition」は77位です。ほとんど差は無いと言えます。
体感できるほどの違いは無いです。別の角度から比較するほうがいいでしょう。
関連リンク
三次キャッシュ対応について
三次キャッシュに対応しているCPUはそれぞれのデータを階層別で管理することで処理能力を上げることができる点で優れています。例えばデータを階層別で管理できるのでメインメモリの処理を速くするようなときで役に立ちます。
「Core i9 9900KS Special Edition」も「Core i9 10900F」も三次キャッシュに対応しているCPUです。そのため多くの中間情報を高速に引き出せるので素早く処理できる点で優れています。どちらも膨大なデータを高速に処理するのに向いています。
関連リンク
三次キャッシュについて
三次キャッシュが多いCPUはパソコンの速度を著しく低下させずに使用できる点で使い勝手が良いです。特に頻繁にメインメモリにアクセスしてパソコンの動作が遅くならないようにするようなときで役に立ちます。
三次キャッシュを比較すると「Core i9 10900F」は20MBで「Core i9 9900KS Special Edition」は16MBです。「Core i9 10900F」のキャッシュ容量の方が「Core i9 9900KS Special Edition」よりも多少多いです。三次キャッシュ容量の多さランキングで見てみると1194製品中「Core i9 10900F」は275位で「Core i9 9900KS Special Edition」は373位です。ほとんど差は無いと言えます。
RAMのアクセスや消費量を減らすことができため、パフォーマンス全体を向上させることができる点で「Core i9 9900KS Special Edition」より「Core i9 10900F」の方が無難でしょう。しかしながらよりCPUのポテンシャルを引き出して快適に使用する場合でも基本的にどちらを選んでも大したことはないくらいの差だと思います。数値としては「Core i9 10900F」の方が多いですが通常利用において気にするほどの違いはほぼないでしょう。
関連リンク
コア数について
コア数が多いCPUは同時に複数の作業を処理効率を上げることができ、より多くのアプリケーションを同時に実行できる点で秀でています。例えば複数の動作を同時処理するような場合におススメです。
コア数を比べると「Core i9 10900F」は10コアであるのに対して「Core i9 9900KS Special Edition」は8コアです。2コアの差があります。「Core i9 9900KS Special Edition」と比べて「Core i9 10900F」はややコア数が多いです。コア数の多さランキングで見てみると2152製品中「Core i9 10900F」は248位で「Core i9 9900KS Special Edition」は326位です。ほとんど差は無いと言えます。
「Core i9 10900F」は一つのタスクについて並列で処理することで高速で処理したり、多くのタスクを同時に実行出来る点で「Core i9 9900KS Special Edition」よりも多少優れているかもしれません。「Core i9 10900F」は同時に出来る処理作業を増やすことが出来るので、一度に色んなアプリを起動するのに多少おすすめです。実際に使うことを想定したとき「Core i9 10900F」と「Core i9 9900KS Special Edition」は体感上多少大きい違いがあります。「Core i9 10900F」は「Core i9 9900KS Special Edition」よりいいと言えます。ただ決定的に優れていると言える程の差はありません。
マルチスレッド対応について
マルチスレッドに対応しているCPUは複数同時処理で作業できる点で優れています。例えばパソコンの複数の処理を効率的に並行実施するといったようなケースで役立ちます。
「Core i9 9900KS Special Edition」も「Core i9 10900F」もマルチスレッドに対応しているCPUです。そのため高度な演算処理や、多数のプログラムを同時に処理できる点で秀でています。どちらも複数の作業を処理効率を保ちながら同時進行するのに適しています。
関連リンク
スレッド数について
スレッド数が多いCPUは複数のアプリケーションを同時に処理できる点で秀でています。例えば同時に複数の処理をするような場合に向いています。
スレッド数を「Core i9 10900F」と「Core i9 9900KS Special Edition」を比べると「Core i9 10900F」は20スレッドであり「Core i9 9900KS Special Edition」は16スレッドです。「Core i9 9900KS Special Edition」と比較して「Core i9 10900F」はわずかに多いです。スレッド数の多さランキングで見てみると804製品中「Core i9 10900F」は207位で「Core i9 9900KS Special Edition」は274位です。ほとんど差は無いと言えます。
「Core i9 10900F」は待ち時間・バッファーが多いタスクを同時に実行する際に効率的に処理できる点で「Core i9 9900KS Special Edition」よりもどちらかといえば良いです。複数のアプリケーションを同時にストレスなく実行する場合でもハッキリと体感できるほどの違いはないだと思われます。数値としては「Core i9 10900F」の方が多いですが、通常利用において体感できるほどの差はほぼないでしょう。
選択中の製品 | 他のCPUと比較する |
---|
Core i9 10900F
選択中の製品 | 他のCPUと比較する |
---|
Core i9 9900KS Special Edition
「Core i9 10900F」と「Core i9 9900KS Special Edition」の違いを表で比較する
Core i9 10900F | Core i9 9900KS Special Edition | |
画像 | ||
シリーズ名 | Comet Lake | Coffee Lake Refresh |
内蔵グラフィックス | - | Intel UHD Graphics 630 |
ソケットの形状 | LGA1200 | LGA1151 |
TDP | 65W | 127W |
通常利用時の最大周波数 | 2.8GHz | 4GHz |
ブースト時の最大周波数 | 5.2GHz | 5GHz |
三次キャッシュ対応 | ○ | ○ |
三次キャッシュ | 20MB | 16MB |
コア数 | 10コア | 8コア |
マルチスレッド対応 | ○ | ○ |
スレッド数 | 20スレッド | 16スレッド |
バススピード | 8GT/s | - |
対応最大メモリー | 128GB | - |
TCase | 100℃ | - |
類似のCPUを探す 他のCPUと比較する 価格をチェック | 類似のCPUを探す 他のCPUと比較する 価格をチェック |
価格をチェックする
選択中の製品 | 他のCPUと比較する |
---|
Core i9 10900F
選択中の製品 | 他のCPUと比較する |
---|
Core i9 9900KS Special Edition
お探しの情報は見つかりましたか?性能や機能名などのキーワードで検索することでさらに詳しい情報を知ることができます。