Core i7 10700F と インテル Xeon W-3265 のレビュー。どちらがいい?

作成日時: 2020-06-17 13:19:08、更新日時: 2021-10-20 21:17:09

Core i7 10700Fインテル Xeon W-3265
Core i7 10700Fインテル Xeon W-3265

「インテル Xeon W-3265」と「Core i7 10700F」を比べた時の違いや差を評価/検証しました。どっちの評価が良いのかを詳しく解説。「Core i7 10700F」と「インテル Xeon W-3265」のどっちにすべきか考えているなら今すぐチェック!

Core i7 10700Fインテル Xeon W-3265
Core i7 10700Fインテル Xeon W-3265
総合評価:

65/100

(総合: 97位)

67.9/100

(総合: 24位)

通常利用時の最大周波数
34/100
26/100
ブースト時の最大周波数
97/100
97/100
三次キャッシュ
60/100
87/100
コア数
60/100
97/100
スレッド数
58/100
97/100

インテル Xeon W-3265 と比較して Core i7 10700F を選ぶメリット

  • 定格周波数

    34.7点(2.9GHz) vs 26.3点(2.7GHz)

Core i7 10700F と比較して インテル Xeon W-3265 を選ぶメリット

  • 三次キャッシュ

    61点(16MB) vs 87.7点(33MB)

  • コア数

    60.5点(8コア) vs 97.8点(24コア)

  • スレッド数

    58.8点(16スレッド) vs 97.7点(48スレッド)

「Core i7 10700F」と「インテル Xeon W-3265」を徹底比較する

CPU性能について「Core i7 10700F」と「インテル Xeon W-3265」を比較

通常利用時の最大周波数について

通常利用時の最大周波数が高いCPUは高速に演算処理できるため、一度に多くの処理を実行可能な点で優れています。例えば複雑な処理を頻繁に行うような作業をするといったケースにおすすめです。

通常利用時の最大周波数を「インテル Xeon W-3265」と「Core i7 10700F」を比較すると「インテル Xeon W-3265」は2.7GHzであり「Core i7 10700F」は2.9GHzです。「Core i7 10700F」の方が「インテル Xeon W-3265」よりもわずかに定格クロック数が高いです。データやアクセス処理を高速化できる点で「Core i7 10700F」の方がどちらかといえば良いといえなくもないでしょう。CPUの処理速度を高速化する場合でも実感上の違いはほとんど無いと思います。数値的には「Core i7 10700F」の方が「インテル Xeon W-3265」より高いですが、体感できるほどの違いはほぼありません。

通常利用時の最大周波数評価
Core i7 10700F
2.9GHz34/100
インテル Xeon W-3265
2.7GHz26/100

ブースト時の最大周波数について

ブースト時の最大周波数が高いCPUは3Dゲームなどで高い処理能力を維持できる点で使い勝手が良いです。例えば動画のエンコードなど、CPU負荷の高い作業をするようなときにおすすめです。

ブースト時の最大周波数を「インテル Xeon W-3265」と「Core i7 10700F」を比較すると「インテル Xeon W-3265」は4.6GHzで「Core i7 10700F」は4.8GHzです。「インテル Xeon W-3265」も「Core i7 10700F」も同じくらいのクロック数です。体感できるほどの違いは無いです。別の角度から比較するほうがいいでしょう。

ブースト時の最大周波数評価
Core i7 10700F
4.8GHz97/100
インテル Xeon W-3265
4.6GHz97/100

三次キャッシュ対応について

三次キャッシュに対応しているCPUはそれぞれのデータを階層別で管理することで処理能力を上げることができる点で優れています。例えばデータを階層別で管理できるのでメインメモリの処理を速くするようなときで役に立ちます。

「インテル Xeon W-3265」も「Core i7 10700F」も三次キャッシュに対応しているCPUです。そのため多くの中間情報を高速に引き出せるので素早く処理できる点で優れています。どちらも膨大なデータを高速に処理するのに向いています。

三次キャッシュについて

三次キャッシュが多いCPUはパソコンの速度を著しく低下させずに使用できる点で使い勝手が良いです。特に頻繁にメインメモリにアクセスしてパソコンの動作が遅くならないようにするようなときで役に立ちます。

三次キャッシュについて「インテル Xeon W-3265」と「Core i7 10700F」を比べると「インテル Xeon W-3265」は33MBに対して「Core i7 10700F」は16MBです。17MBもの差があります。三次キャッシュという視点において「インテル Xeon W-3265」は「Core i7 10700F」より非常に多いキャッシュ容量です。「インテル Xeon W-3265」はRAMのアクセスや消費量を減らすことができため、パフォーマンス全体を向上させることができる点で「Core i7 10700F」よりも秀でているでしょう。「インテル Xeon W-3265」はよりCPUのポテンシャルを引き出して快適に使用するのにかなり向いています。実際に使う場面で「Core i7 10700F」と比べて「インテル Xeon W-3265」は遥かに秀でていると言えます。「インテル Xeon W-3265」にする上で主な理由の一つになります。

三次キャッシュ評価
Core i7 10700F
16MB60/100
インテル Xeon W-3265
33MB87/100

コア数について

コア数が多いCPUは同時に複数の作業を処理効率を上げることができ、より多くのアプリケーションを同時に実行できる点で秀でています。例えば複数の動作を同時処理するような場合におススメです。

コア数について比べると「Core i7 10700F」は8コアに対して「インテル Xeon W-3265」は24コアです。16コアの違いがあります。「Core i7 10700F」より「インテル Xeon W-3265」の方がとてもコア数が多いです。一つのタスクについて並列で処理することで高速で処理したり、多くのタスクを同時に実行出来る点で「インテル Xeon W-3265」の方が秀でていると言えます。「インテル Xeon W-3265」は複数の動画のエンコードのような作業をするのにかなりオススメです。実際に使う場面で「Core i7 10700F」と「インテル Xeon W-3265」の体感値としての差は遥かに大きいです。「インテル Xeon W-3265」を選ぶための一つの重要な決め手となると思います。

コア数評価
Core i7 10700F
8コア60/100
インテル Xeon W-3265
24コア97/100

マルチスレッド対応について

マルチスレッドに対応しているCPUは複数同時処理で作業できる点で優れています。例えばパソコンの複数の処理を効率的に並行実施するといったようなケースで役立ちます。

「インテル Xeon W-3265」も「Core i7 10700F」もマルチスレッドに対応しているCPUです。そのため同時実行可能な仕事が多くできる点で秀でています。どちらも複数の作業を処理効率を保ちながら同時進行するのに適しています。

スレッド数について

スレッド数が多いCPUは複数のアプリケーションを同時に処理できる点で秀でています。例えば同時に複数の処理をするような場合に向いています。

スレッド数について「Core i7 10700F」と「インテル Xeon W-3265」を比べると「Core i7 10700F」は16スレッドであり「インテル Xeon W-3265」は48スレッドです。32スレッドもの差があります。「Core i7 10700F」と比べて「インテル Xeon W-3265」は非常に多いです。待ち時間・バッファーが多いタスクを同時に実行する際に効率的に処理できる点で「インテル Xeon W-3265」の方が優れているでしょう。「インテル Xeon W-3265」は複数のアプリケーションを同時にストレスなく実行するのに非常におすすめです。実際に使うことを想定したとき「Core i7 10700F」と比べて「インテル Xeon W-3265」はとても優れていると言えます。「インテル Xeon W-3265」を選ぶ主な判断材料の一つになります。

スレッド数評価
Core i7 10700F
16スレッド58/100
インテル Xeon W-3265
48スレッド97/100

基本情報について「Core i7 10700F」と「インテル Xeon W-3265」を比較

TDPについて

TDPが小さいCPUは発熱が少ないのでノートパソコンなどで使用できる点で優れています。例えば冷却性能が低い小型PCケースに搭載するようなケースで重宝します。

TDPについて比べると「Core i7 10700F」は65Wで「インテル Xeon W-3265」は205Wです。140Wもの差があります。「インテル Xeon W-3265」と比べて「Core i7 10700F」はかなり小さいです。「Core i7 10700F」はCPU自体の発熱を少なくできる点で「インテル Xeon W-3265」よりも優れていると言えます。熱の放散を抑えることができるため、冷却機構を小型化して本体をスリム化したり、モバイルで利用するのに「Core i7 10700F」はかなりオススメです。実際の利用を想定したとき「Core i7 10700F」の方が「インテル Xeon W-3265」よりも非常に優れているでしょう。「Core i7 10700F」を選ぶ上で重要な判断材料の一つとなるでしょう。

TDP評価
Core i7 10700F
65W76/100
インテル Xeon W-3265
205W0/100

「Core i7 10700F」と「インテル Xeon W-3265」の違いを表で比較する

Core i7 10700Fインテル Xeon W-3265
Core i7 10700Fインテル Xeon W-3265
基本情報
シリーズ名Comet LakeCascade Lake
ソケットの形状LGA1200LGA3647
TDP65W205W
CPU性能
通常利用時の最大周波数2.9GHz2.7GHz
ブースト時の最大周波数4.8GHz4.6GHz
三次キャッシュ対応
三次キャッシュ16MB33MB
コア数8コア24コア
マルチスレッド対応
スレッド数16スレッド48スレッド

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