Core i7 7740X と Core i7 10700F を比べてどちらの評価が良いか。重要な特徴を幅広くまとめてみました

作成日時: 2020-06-17 15:29:11、更新日時: 2021-10-20 22:03:01

Core i7 10700FCore i7 7740X
Core i7 10700FCore i7 7740X

「Core i7 10700F」と「Core i7 7740X」はどういう面で違いや差があるのでしょうか?どっちを選んだ方がいいのかを評価レビューしました!どちらのCPUを選んだらいいのかを初心者でも分かるように説明しました。

Core i7 10700FCore i7 7740X
Core i7 10700FCore i7 7740X
総合評価:
TDPrating-image3.8
65W
rating-image1.9
112W
通常利用時の最大周波数rating-image1.7
2.9GHz
rating-image4.9
4.3GHz
ブースト時の最大周波数rating-image4.9
4.8GHz
rating-image4.2
4.5GHz
三次キャッシュrating-image3.0
16MB
rating-image1.8
8MB
コア数rating-image3.0
8コア
rating-image1.8
4コア
スレッド数rating-image2.9
16スレッド
rating-image1.7
8スレッド

Core i7 7740X と比較して Core i7 10700F を選ぶメリット

  • ブースト時の周波数

    98点(4.8GHz) vs 84.9点(4.5GHz)

  • 三次キャッシュ

    61点(16MB) vs 35.4点(8MB)

  • コア数

    60.5点(8コア) vs 35.2点(4コア)

  • スレッド数

    58.8点(16スレッド) vs 34.7点(8スレッド)

Core i7 10700F と比較して Core i7 7740X を選ぶメリット

  • 定格周波数

    34.7点(2.9GHz) vs 98.4点(4.3GHz)

「Core i7 10700F」と「Core i7 7740X」を徹底比較する

CPU性能について「Core i7 10700F」と「Core i7 7740X」を比較

通常利用時の最大周波数について

通常利用時の最大周波数が高いCPUは高速に演算処理できるため、一度に多くの処理を実行可能な点で優れています。例えば複雑な処理を頻繁に行うような作業をするといったケースにおすすめです。

通常利用時の最大周波数について比べると「Core i7 7740X」は4.3GHzであるのに対して「Core i7 10700F」は2.9GHzです。1.4GHzの差があります。「Core i7 10700F」の定格クロック数と比べて「Core i7 7740X」はとても高いです。「Core i7 7740X」はデータやアクセス処理を高速化できる点で「Core i7 10700F」よりも秀でています。CPUの処理速度を高速化するのに「Core i7 7740X」はとても向いています。実際の利用を考えると「Core i7 10700F」と「Core i7 7740X」は体感値として遥かに大きい差があります。「Core i7 7740X」に決める上で一つの主な判断材料となるでしょう。

通常利用時の最大周波数評価
Core i7 10700F
2.9GHz34/100
Core i7 7740X
4.3GHz98/100

ブースト時の最大周波数について

ブースト時の最大周波数が高いCPUは3Dゲームなどで高い処理能力を維持できる点で使い勝手が良いです。例えば動画のエンコードなど、CPU負荷の高い作業をするようなときにおすすめです。

ブースト時の最大周波数について比べると「Core i7 7740X」は4.5GHzであり「Core i7 10700F」は4.8GHzです。0.2GHzもの差があります。ブースト時の最大周波数という角度で見ると「Core i7 7740X」と比較して「Core i7 10700F」は非常に高いです。負荷のあるものを簡単に処理することができる点で「Core i7 10700F」の方が秀でているでしょう。消費電力や発熱を維持したまま処理速度をアップするのに「Core i7 10700F」はとても適しています。実際に利用する上で「Core i7 10700F」と「Core i7 7740X」の実用上の違いはかなり大きいです。「Core i7 10700F」にする上で主な判断材料の一つとなると思います。

ブースト時の最大周波数評価
Core i7 10700F
4.8GHz97/100
Core i7 7740X
4.5GHz84/100

三次キャッシュ対応について

三次キャッシュに対応しているCPUはそれぞれのデータを階層別で管理することで処理能力を上げることができる点で優れています。例えばデータを階層別で管理できるのでメインメモリの処理を速くするようなときで役に立ちます。

「Core i7 7740X」も「Core i7 10700F」も三次キャッシュに対応しているCPUです。そのため多くの中間情報を高速に引き出せるので素早く処理できる点で優れています。どちらも膨大なデータを高速に処理するのに向いています。

三次キャッシュについて

三次キャッシュが多いCPUはパソコンの速度を著しく低下させずに使用できる点で使い勝手が良いです。特に頻繁にメインメモリにアクセスしてパソコンの動作が遅くならないようにするようなときで役に立ちます。

三次キャッシュについて「Core i7 10700F」と「Core i7 7740X」を比較すると「Core i7 10700F」は16MBに対して「Core i7 7740X」は8MBです。8MBの違いがあります。「Core i7 10700F」は「Core i7 7740X」と比較してややキャッシュ容量が多いです。中間の計算結果を多く待避出来るので、複雑な計算をより早くできる点で「Core i7 10700F」の方が良いです。よりCPUのポテンシャルを引き出して快適に使用するのに「Core i7 10700F」は多少おススメです。実際の利用を考えると「Core i7 7740X」と「Core i7 10700F」は体感上多少大きい差があります。「Core i7 10700F」は「Core i7 7740X」より良いと言えるでしょう。しかし決定的といえる程の違いはないでしょう。

三次キャッシュ評価
Core i7 10700F
16MB60/100
Core i7 7740X
8MB35/100

コア数について

コア数が多いCPUは同時に複数の作業を処理効率を上げることができ、より多くのアプリケーションを同時に実行できる点で秀でています。例えば複数の動作を同時処理するような場合におススメです。

コア数について比べると「Core i7 7740X」は4コアに対して「Core i7 10700F」は8コアです。4コアの違いがあります。「Core i7 7740X」より「Core i7 10700F」の方がとてもコア数が多いです。一つのタスクについて並列で処理することで高速で処理したり、多くのタスクを同時に実行出来る点で「Core i7 10700F」の方が秀でていると言えます。「Core i7 10700F」は複数の動画のエンコードのような作業をするのにかなりオススメです。実際に使う場面で「Core i7 7740X」と「Core i7 10700F」の体感値としての差は遥かに大きいです。「Core i7 10700F」を選ぶための一つの重要な決め手となると思います。

コア数評価
Core i7 10700F
8コア60/100
Core i7 7740X
4コア35/100

マルチスレッド対応について

マルチスレッドに対応しているCPUは複数同時処理で作業できる点で優れています。例えばパソコンの複数の処理を効率的に並行実施するといったようなケースで役立ちます。

「Core i7 7740X」も「Core i7 10700F」もマルチスレッドに対応しているCPUです。そのため多くのタスクを一つのコアで同時に実行できる点で優れています。どちらも複数の作業を処理効率を保ちながら同時進行するのに適しています。

スレッド数について

スレッド数が多いCPUは複数のアプリケーションを同時に処理できる点で秀でています。例えば同時に複数の処理をするような場合に向いています。

スレッド数について「Core i7 7740X」と「Core i7 10700F」を比べると「Core i7 7740X」は8スレッドであり「Core i7 10700F」は16スレッドです。8スレッドもの差があります。「Core i7 7740X」と比べて「Core i7 10700F」は非常に多いです。待ち時間・バッファーが多いタスクを同時に実行する際に効率的に処理できる点で「Core i7 10700F」の方が優れているでしょう。「Core i7 10700F」は複数のアプリケーションを同時にストレスなく実行するのに非常におすすめです。実際に使うことを想定したとき「Core i7 7740X」と比べて「Core i7 10700F」はとても優れていると言えます。「Core i7 10700F」を選ぶ主な判断材料の一つになります。

スレッド数評価
Core i7 10700F
16スレッド58/100
Core i7 7740X
8スレッド34/100

基本情報について「Core i7 10700F」と「Core i7 7740X」を比較

TDPについて

TDPが小さいCPUは発熱が少ないのでノートパソコンなどで使用できる点で優れています。例えば冷却性能が低い小型PCケースに搭載するようなケースで重宝します。

TDPについて比べると「Core i7 10700F」は65Wで「Core i7 7740X」は112Wです。47Wもの差があります。「Core i7 7740X」と比べて「Core i7 10700F」はかなり小さいです。「Core i7 10700F」はCPU自体の発熱を少なくできる点で「Core i7 7740X」よりも優れていると言えます。熱の放散を抑えることができるため、冷却機構を小型化して本体をスリム化したり、モバイルで利用するのに「Core i7 10700F」はかなりオススメです。実際の利用を想定したとき「Core i7 10700F」の方が「Core i7 7740X」よりも非常に優れているでしょう。「Core i7 10700F」を選ぶ上で重要な判断材料の一つとなるでしょう。

TDP評価
Core i7 10700F
65W76/100
Core i7 7740X
112W37/100

「Core i7 10700F」と「Core i7 7740X」の違いを表で比較する

Core i7 10700FCore i7 7740X
画像Core i7 10700FCore i7 7740X
シリーズ名Comet LakeKaby Lake-X
ソケットの形状LGA1200LGA2066
TDP65W112W
通常利用時の最大周波数2.9GHz4.3GHz
ブースト時の最大周波数4.8GHz4.5GHz
三次キャッシュ対応
三次キャッシュ16MB8MB
コア数8コア4コア
マルチスレッド対応
スレッド数16スレッド8スレッド

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Core i9 10900KF

TDP:125W, 通常利用時の最大周波数:3.7GHz, ブースト時の最大周波数:5.3GHz, 三次キャッシュ:20MB, コア数:10コア, スレッド数:20スレッド

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TDP:62W, 通常利用時の最大周波数:3.7GHz, ブースト時の最大周波数:4.3GHz, 三次キャッシュ:8MB, コア数:4コア, スレッド数:4スレッド

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