Core i9 10980XE Extreme Edition と Core i7 10700F はどっちがおすすめなのか?違いや差を徹底検証しました

作成日時: 2020-06-17 14:45:22

Core i7 10700FCore i9 10980XE Extreme Edition
Core i7 10700FCore i9 10980XE Extreme Edition
Core i7 10700FCore i9 10980XE Extreme Edition
Core i7 10700FCore i9 10980XE Extreme Edition
総合評価:

65/100

(総合: 97位)

66.9/100

(総合: 29位)

TDP
76/100
10/100
通常利用時の最大周波数
34/100
39/100
ブースト時の最大周波数
97/100
97/100
三次キャッシュ
60/100
77/100
コア数
60/100
90/100
スレッド数
58/100
86/100

Core i9 10980XE Extreme Edition と比較して Core i7 10700F を選ぶメリット

    -

Core i7 10700F と比較して Core i9 10980XE Extreme Edition を選ぶメリット

  • 三次キャッシュ

    61点(16MB) vs 77点(24MB)

  • コア数

    60.5点(8コア) vs 90点(18コア)

  • スレッド数

    58.8点(16スレッド) vs 86.9点(36スレッド)

「Core i7 10700F」と「Core i9 10980XE Extreme Edition」を徹底比較する

基本情報について「Core i7 10700F」と「Core i9 10980XE Extreme Edition」を比較

TDPについて

TDPが小さいCPUは発熱が少ないのでノートパソコンなどで使用できる点で優れています。例えば冷却性能が低い小型PCケースに搭載するようなケースで重宝します。

TDPについて比べると「Core i7 10700F」は65Wで「Core i9 10980XE Extreme Edition」は165Wです。100Wもの差があります。「Core i9 10980XE Extreme Edition」と比べて「Core i7 10700F」はかなり小さいです。最大放熱量の小ささランキングで比べると全2005製品中「Core i7 10700F」は483位であるのに対し「Core i9 10980XE Extreme Edition」は1886位で、CPUの中ではケタ違いな差があると言えそうです。

「Core i7 10700F」はCPU自体の発熱を少なくできる点で「Core i9 10980XE Extreme Edition」よりも優れていると言えます。熱の放散を抑えることができるため、冷却機構を小型化して本体をスリム化したり、モバイルで利用するのに「Core i7 10700F」はかなりオススメです。実際の利用を想定したとき「Core i7 10700F」の方が「Core i9 10980XE Extreme Edition」よりも非常に優れているでしょう。「Core i7 10700F」を選ぶ上で重要な判断材料の一つとなるでしょう。

TDP評価
Core i7 10700F
65W76/100
Core i9 10980XE Extreme Edition
165W10/100

CPU性能について「Core i7 10700F」と「Core i9 10980XE Extreme Edition」を比較

通常利用時の最大周波数について

通常利用時の最大周波数が高いCPUは高速に演算処理できるため、一度に多くの処理を実行可能な点で優れています。例えば複雑な処理を頻繁に行うような作業をするといったケースにおすすめです。

通常利用時の最大周波数を「Core i7 10700F」と「Core i9 10980XE Extreme Edition」を比較すると「Core i7 10700F」は2.9GHzであり「Core i9 10980XE Extreme Edition」は3GHzです。「Core i9 10980XE Extreme Edition」の方が「Core i7 10700F」よりもわずかに定格クロック数が高いです。定格周波数ランキングで見てみると2150製品中「Core i7 10700F」は910位で「Core i9 10980XE Extreme Edition」は750位です。ほとんど差は無いと言えます。

データやアクセス処理を高速化できる点で「Core i9 10980XE Extreme Edition」の方がどちらかといえば良いといえなくもないでしょう。しかしながら複数の作業、アプリケーションを同時に処理する場合でも実感上の違いはほとんど無いと思います。数値的には「Core i9 10980XE Extreme Edition」の方が「Core i7 10700F」より高いですが、体感できるほどの違いはほぼありません。

通常利用時の最大周波数評価
Core i7 10700F
2.9GHz34/100
Core i9 10980XE Extreme Edition
3GHz39/100

ブースト時の最大周波数について

ブースト時の最大周波数が高いCPUは3Dゲームなどで高い処理能力を維持できる点で使い勝手が良いです。例えば動画のエンコードなど、CPU負荷の高い作業をするようなときにおすすめです。

ブースト時の最大周波数を「Core i9 10980XE Extreme Edition」と「Core i7 10700F」を比較すると「Core i9 10980XE Extreme Edition」は4.8GHzで「Core i7 10700F」は4.8GHzです。「Core i9 10980XE Extreme Edition」も「Core i7 10700F」も同じくらいのクロック数です。ブースト時のクロック数ランキングで見てみると727製品中「Core i7 10700F」は105位で「Core i9 10980XE Extreme Edition」は101位です。ほとんど差は無いと言えます。

体感できるほどの違いは無いです。別の角度から比較するほうがいいでしょう。

ブースト時の最大周波数評価
Core i7 10700F
4.8GHz97/100
Core i9 10980XE Extreme Edition
4.8GHz97/100

三次キャッシュ対応について

三次キャッシュに対応しているCPUはそれぞれのデータを階層別で管理することで処理能力を上げることができる点で優れています。例えばデータを階層別で管理できるのでメインメモリの処理を速くするようなときで役に立ちます。

「Core i9 10980XE Extreme Edition」も「Core i7 10700F」も三次キャッシュに対応しているCPUです。そのため多くの中間情報を高速に引き出せるので素早く処理できる点で優れています。どちらも膨大なデータを高速に処理するのに向いています。

三次キャッシュについて

三次キャッシュが多いCPUはパソコンの速度を著しく低下させずに使用できる点で使い勝手が良いです。特に頻繁にメインメモリにアクセスしてパソコンの動作が遅くならないようにするようなときで役に立ちます。

三次キャッシュについて「Core i9 10980XE Extreme Edition」と「Core i7 10700F」を比較すると「Core i9 10980XE Extreme Edition」は24MBに対して「Core i7 10700F」は16MBです。8MBの違いがあります。「Core i9 10980XE Extreme Edition」は「Core i7 10700F」と比較してややキャッシュ容量が多いです。三次キャッシュ容量の多さランキングで比較すると全1194製品のなかで「Core i9 10980XE Extreme Edition」は236位で「Core i7 10700F」は370位なので、大きく違うとまでは言えないもののそれなりの差はあります。

RAMのアクセスや消費量を減らすことができため、パフォーマンス全体を向上させることができる点で「Core i9 10980XE Extreme Edition」の方がよいです。よりCPUのポテンシャルを引き出して快適に使用するのに「Core i9 10980XE Extreme Edition」は多少おススメです。実際の利用を考えると「Core i7 10700F」と「Core i9 10980XE Extreme Edition」は体感上多少大きい差があります。「Core i9 10980XE Extreme Edition」は「Core i7 10700F」より良いと言えるでしょう。しかし決定的といえる程の違いはないでしょう。

三次キャッシュ評価
Core i7 10700F
16MB60/100
Core i9 10980XE Extreme Edition
24MB77/100

コア数について

コア数が多いCPUは同時に複数の作業を処理効率を上げることができ、より多くのアプリケーションを同時に実行できる点で秀でています。例えば複数の動作を同時処理するような場合におススメです。

コア数について比べると「Core i7 10700F」は8コアに対して「Core i9 10980XE Extreme Edition」は18コアです。10コアの違いがあります。「Core i7 10700F」より「Core i9 10980XE Extreme Edition」の方がとてもコア数が多いです。コア数の多さランキングで見てみると2152製品中「Core i7 10700F」は323位で「Core i9 10980XE Extreme Edition」は111位です。ほとんど差は無いと言えます。

一つのタスクについて並列で処理することで高速で処理したり、多くのタスクを同時に実行出来る点で「Core i9 10980XE Extreme Edition」の方が秀でていると言えます。「Core i9 10980XE Extreme Edition」は同時に出来る処理作業を増やすことが出来るので、一度に色んなアプリを起動するのにかなりオススメです。実際に使う場面で「Core i7 10700F」と「Core i9 10980XE Extreme Edition」の体感値としての差は遥かに大きいです。「Core i9 10980XE Extreme Edition」を選ぶための一つの重要な決め手となると思います。

コア数評価
Core i7 10700F
8コア60/100
Core i9 10980XE Extreme Edition
18コア90/100

マルチスレッド対応について

マルチスレッドに対応しているCPUは複数同時処理で作業できる点で優れています。例えばパソコンの複数の処理を効率的に並行実施するといったようなケースで役立ちます。

「Core i9 10980XE Extreme Edition」も「Core i7 10700F」もマルチスレッドに対応しているCPUです。そのため同時実行可能な仕事が多くできる点で秀でています。どちらも複数の作業を処理効率を保ちながら同時進行するのに適しています。

スレッド数について

スレッド数が多いCPUは複数のアプリケーションを同時に処理できる点で秀でています。例えば同時に複数の処理をするような場合に向いています。

スレッド数について「Core i7 10700F」と「Core i9 10980XE Extreme Edition」を比べると「Core i7 10700F」は16スレッドであり「Core i9 10980XE Extreme Edition」は36スレッドです。20スレッドもの差があります。「Core i7 10700F」と比べて「Core i9 10980XE Extreme Edition」は非常に多いです。スレッド数の多さランキングで比べると804製品の中で「Core i9 10980XE Extreme Edition」は94位で「Core i7 10700F」は271位なのでCPUの中では差はかなり大きいと言えます。

待ち時間・バッファーが多いタスクを同時に実行する際に効率的に処理できる点で「Core i9 10980XE Extreme Edition」の方が優れているでしょう。「Core i9 10980XE Extreme Edition」は複数のアプリケーションを同時にストレスなく実行するのに非常におすすめです。実際に使うことを想定したとき「Core i7 10700F」と比べて「Core i9 10980XE Extreme Edition」はとても優れていると言えます。「Core i9 10980XE Extreme Edition」を選ぶ主な判断材料の一つになります。

スレッド数評価
Core i7 10700F
16スレッド58/100
Core i9 10980XE Extreme Edition
36スレッド86/100

「Core i7 10700F」と「Core i9 10980XE Extreme Edition」の違いを表で比較する

Core i7 10700FCore i9 10980XE Extreme Edition
画像Core i7 10700FCore i9 10980XE Extreme Edition
シリーズ名Comet LakeCascade Lake
ソケットの形状LGA1200LGA2066
TDP65W165W
通常利用時の最大周波数2.9GHz3GHz
ブースト時の最大周波数4.8GHz4.8GHz
三次キャッシュ対応
三次キャッシュ16MB24MB
コア数8コア18コア
マルチスレッド対応
スレッド数16スレッド36スレッド

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TDP:58W, 通常利用時の最大周波数:3.4GHz, 三次キャッシュ:2MB, コア数:2コア, スレッド数:2スレッド

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:3.6GHz, ブースト時の最大周波数:4.3GHz, 三次キャッシュ:6MB, コア数:4コア, スレッド数:8スレッド

TDP:125W, 通常利用時の最大周波数:4.1GHz, ブースト時の最大周波数:4.8GHz, 三次キャッシュ:12MB, コア数:6コア, スレッド数:12スレッド

TDP:58W, 通常利用時の最大周波数:4GHz, 三次キャッシュ:4MB, コア数:2コア, スレッド数:4スレッド

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:3.7GHz, ブースト時の最大周波数:4.4GHz, 三次キャッシュ:8MB, コア数:4コア, スレッド数:8スレッド

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:2.9GHz, ブースト時の最大周波数:4.3GHz, 三次キャッシュ:12MB, コア数:6コア, スレッド数:12スレッド

TDP:125W, 通常利用時の最大周波数:3.8GHz, ブースト時の最大周波数:5.1GHz, 三次キャッシュ:16MB, コア数:8コア, スレッド数:16スレッド

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:2.8GHz, ブースト時の最大周波数:5.2GHz, 三次キャッシュ:20MB, コア数:10コア, スレッド数:20スレッド, バススピード:8GT/s, 対応最大メモリー:128GB, TCase:100℃

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TDP:140W, 通常利用時の最大周波数:3.2GHz, ブースト時の最大周波数:3.7GHz, 三次キャッシュ:20MB, コア数:8コア, スレッド数:16スレッド

TDP:125W, 通常利用時の最大周波数:3.7GHz, ブースト時の最大周波数:5.3GHz, 三次キャッシュ:20MB, コア数:10コア, スレッド数:20スレッド

TDP:120W, 通常利用時の最大周波数:3.6GHz, ブースト時の最大周波数:3.9GHz, 三次キャッシュ:8MB, コア数:4コア, スレッド数:8スレッド

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TDP:95W, 通常利用時の最大周波数:3.6GHz, ブースト時の最大周波数:5GHz, 三次キャッシュ:16MB, コア数:8コア, スレッド数:16スレッド

TDP:95W, 通常利用時の最大周波数:3.7GHz, ブースト時の最大周波数:4.6GHz, 三次キャッシュ:9MB, コア数:6コア, スレッド数:6スレッド

TDP:95W, 通常利用時の最大周波数:3.6GHz, ブースト時の最大周波数:4.9GHz, 三次キャッシュ:12MB, コア数:8コア, スレッド数:8スレッド

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:3.6GHz, ブースト時の最大周波数:4.2GHz, 三次キャッシュ:6MB, コア数:4コア, スレッド数:4スレッド

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:3.7GHz, ブースト時の最大周波数:4.2GHz, 二次キャッシュ:2MB, 三次キャッシュ:4MB, コア数:4コア, スレッド数:8スレッド

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:2.9GHz, ブースト時の最大周波数:4.1GHz, 三次キャッシュ:9MB, コア数:6コア, スレッド数:6スレッド

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:3GHz, ブースト時の最大周波数:4.7GHz, 三次キャッシュ:12MB, コア数:8コア, スレッド数:8スレッド

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:3.6GHz, ブースト時の最大周波数:4GHz, 二次キャッシュ:2MB, 三次キャッシュ:4MB, コア数:4コア, スレッド数:4スレッド

TDP:35W, 通常利用時の最大周波数:3.2GHz, 二次キャッシュ:1MB, 三次キャッシュ:4MB, コア数:2コア, スレッド数:4スレッド

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:3.6GHz, ブースト時の最大周波数:4.2GHz, 三次キャッシュ:6MB, コア数:4コア, スレッド数:4スレッド

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:3GHz, ブースト時の最大周波数:4.7GHz, 三次キャッシュ:12MB, コア数:8コア, スレッド数:8スレッド

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:3.2GHz, ブースト時の最大周波数:4.1GHz, 二次キャッシュ:4MB, 三次キャッシュ:16MB, コア数:8コア, スレッド数:16スレッド

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