Core i3 10320 と Core i5 10400F はどっちがおすすめなのか?違いや差を徹底検証しました

作成日時: 2020-06-17 16:35:32、更新日時: 2021-10-20 19:02:30

Core i5 10400FCore i3 10320
Core i5 10400FCore i3 10320
Core i5 10400FCore i3 10320
Core i5 10400FCore i3 10320
総合評価:
TDPrating-image3.8
65W
rating-image3.8
65W
通常利用時の最大周波数rating-image1.7
2.9GHz
rating-image4.9
3.8GHz
ブースト時の最大周波数rating-image3.4
4.3GHz
rating-image4.9
4.6GHz
三次キャッシュrating-image2.5
12MB
rating-image1.8
8MB
コア数rating-image2.5
6コア
rating-image1.8
4コア
スレッド数rating-image2.4
12スレッド
rating-image1.7
8スレッド

Core i3 10320 と比較して Core i5 10400F を選ぶメリット

  • 三次キャッシュ

    50.3点(12MB) vs 35.4点(8MB)

  • コア数

    50点(6コア) vs 35.2点(4コア)

  • スレッド数

    48.8点(12スレッド) vs 34.7点(8スレッド)

Core i5 10400F と比較して Core i3 10320 を選ぶメリット

  • 定格周波数

    34.7点(2.9GHz) vs 97.8点(3.8GHz)

  • ブースト時の周波数

    67点(4.3GHz) vs 97.7点(4.6GHz)

「Core i5 10400F」と「Core i3 10320」を徹底比較する

基本情報について「Core i5 10400F」と「Core i3 10320」を比較

TDPについて

TDPが小さいCPUは発熱が少ないのでノートパソコンなどで使用できる点で優れています。例えば冷却性能が低い小型PCケースに搭載するようなケースで重宝します。

TDPを「Core i5 10400F」と「Core i3 10320」を比べると「Core i5 10400F」は65Wに対して「Core i3 10320」は65Wです。「Core i3 10320」も「Core i5 10400F」も違いはほぼゼロと言えます。最大放熱量の小ささランキングで見てみると2005製品中「Core i5 10400F」は526位で「Core i3 10320」は513位です。ほとんど差は無いと言えます。

実用上の差はありません。ほかの観点から比較するほうがよいでしょう。

TDP評価
Core i5 10400F
65W76/100
Core i3 10320
65W76/100

CPU性能について「Core i5 10400F」と「Core i3 10320」を比較

通常利用時の最大周波数について

通常利用時の最大周波数が高いCPUは高速に演算処理できるため、一度に多くの処理を実行可能な点で優れています。例えば複雑な処理を頻繁に行うような作業をするといったケースにおすすめです。

通常利用時の最大周波数について比べると「Core i3 10320」は3.8GHzであるのに対して「Core i5 10400F」は2.9GHzです。0.8GHzの差があります。「Core i5 10400F」の定格クロック数と比べて「Core i3 10320」はとても高いです。定格周波数ランキングで比べると全2150製品中「Core i3 10320」は89位であるのに対し「Core i5 10400F」は915位で、CPUの中ではケタ違いな差があると言えそうです。

「Core i3 10320」はデータやアクセス処理を高速化できる点で「Core i5 10400F」よりも秀でています。CPUの処理速度を高速化するのに「Core i3 10320」はとても向いています。実際の利用を考えると「Core i5 10400F」と「Core i3 10320」は体感値として遥かに大きい差があります。「Core i3 10320」に決める上で一つの主な判断材料となるでしょう。

通常利用時の最大周波数評価
Core i5 10400F
2.9GHz34/100
Core i3 10320
3.8GHz97/100

ブースト時の最大周波数について

ブースト時の最大周波数が高いCPUは3Dゲームなどで高い処理能力を維持できる点で使い勝手が良いです。例えば動画のエンコードなど、CPU負荷の高い作業をするようなときにおすすめです。

ブースト時の最大周波数について比べると「Core i5 10400F」は4.3GHzであり「Core i3 10320」は4.6GHzです。0.2GHzもの差があります。ブースト時の最大周波数という角度で見ると「Core i5 10400F」と比較して「Core i3 10320」は非常に高いです。ブースト時のクロック数ランキングで比較すると全727製品のなかで「Core i3 10320」は153位で「Core i5 10400F」は235位なので、大きく違うとまでは言えないもののそれなりの差はあります。

パソコンの処理速度を上げることができる点で「Core i3 10320」の方が「Core i5 10400F」よりも秀でています。消費電力や発熱を維持したまま処理速度をアップするのに「Core i3 10320」はとても適しています。実際に利用する上で「Core i3 10320」と「Core i5 10400F」の実用上の違いはかなり大きいです。「Core i3 10320」にする上で主な判断材料の一つとなると思います。

ブースト時の最大周波数評価
Core i5 10400F
4.3GHz67/100
Core i3 10320
4.6GHz97/100

三次キャッシュ対応について

三次キャッシュに対応しているCPUはそれぞれのデータを階層別で管理することで処理能力を上げることができる点で優れています。例えばデータを階層別で管理できるのでメインメモリの処理を速くするようなときで役に立ちます。

「Core i3 10320」も「Core i5 10400F」も三次キャッシュに対応しているCPUです。そのため多くの中間情報を高速に引き出せるので素早く処理できる点で優れています。どちらも膨大なデータを高速に処理するのに向いています。

三次キャッシュについて

三次キャッシュが多いCPUはパソコンの速度を著しく低下させずに使用できる点で使い勝手が良いです。特に頻繁にメインメモリにアクセスしてパソコンの動作が遅くならないようにするようなときで役に立ちます。

三次キャッシュについて「Core i5 10400F」と「Core i3 10320」を比較すると「Core i5 10400F」は12MBに対して「Core i3 10320」は8MBです。4MBの違いがあります。「Core i5 10400F」は「Core i3 10320」と比較してややキャッシュ容量が多いです。三次キャッシュ容量の多さランキングで見てみると1194製品中「Core i5 10400F」は489位で「Core i3 10320」は593位です。ほとんど差は無いと言えます。

RAMのアクセスや消費量を減らすことができため、パフォーマンス全体を向上させることができる点で「Core i5 10400F」の方がよいです。よりCPUのポテンシャルを引き出して快適に使用するのに「Core i5 10400F」は多少おススメです。実際の利用を考えると「Core i3 10320」と「Core i5 10400F」は体感上多少大きい差があります。「Core i5 10400F」は「Core i3 10320」より良いと言えるでしょう。しかし決定的といえる程の違いはないでしょう。

三次キャッシュ評価
Core i5 10400F
12MB50/100
Core i3 10320
8MB35/100

コア数について

コア数が多いCPUは同時に複数の作業を処理効率を上げることができ、より多くのアプリケーションを同時に実行できる点で秀でています。例えば複数の動作を同時処理するような場合におススメです。

コア数を比べると「Core i5 10400F」は6コアであるのに対して「Core i3 10320」は4コアです。2コアの差があります。「Core i3 10320」と比べて「Core i5 10400F」はややコア数が多いです。コア数の多さランキングで見てみると2152製品中「Core i5 10400F」は475位で「Core i3 10320」は617位です。ほとんど差は無いと言えます。

「Core i5 10400F」は一つのタスクについて並列で処理することで高速で処理したり、多くのタスクを同時に実行出来る点で「Core i3 10320」よりも多少優れているかもしれません。「Core i5 10400F」は複数の動画のエンコードのような作業をするのにややおススメです。実際に使うことを想定したとき「Core i5 10400F」と「Core i3 10320」は体感上多少大きい違いがあります。「Core i5 10400F」は「Core i3 10320」よりいいと言えます。ただ決定的に優れていると言える程の差はありません。

コア数評価
Core i5 10400F
6コア50/100
Core i3 10320
4コア35/100

マルチスレッド対応について

マルチスレッドに対応しているCPUは複数同時処理で作業できる点で優れています。例えばパソコンの複数の処理を効率的に並行実施するといったようなケースで役立ちます。

「Core i3 10320」も「Core i5 10400F」もマルチスレッドに対応しているCPUです。そのため同時実行可能な仕事が多くできる点で秀でています。どちらも複数の作業を処理効率を保ちながら同時進行するのに適しています。

スレッド数について

スレッド数が多いCPUは複数のアプリケーションを同時に処理できる点で秀でています。例えば同時に複数の処理をするような場合に向いています。

スレッド数について「Core i3 10320」と「Core i5 10400F」を比べると「Core i3 10320」は8スレッドであり「Core i5 10400F」は12スレッドです。4スレッドもの差があります。「Core i3 10320」と比べて「Core i5 10400F」は非常に多いです。スレッド数の多さランキングで見てみると804製品中「Core i5 10400F」は369位で「Core i3 10320」は416位です。ほとんど差は無いと言えます。

待ち時間・バッファーが多いタスクを同時に実行する際に効率的に処理できる点で「Core i5 10400F」の方が優れているでしょう。「Core i5 10400F」は複数のアプリケーションを同時にストレスなく実行するのに非常におすすめです。実際に使うことを想定したとき「Core i3 10320」と比べて「Core i5 10400F」はとても優れていると言えます。「Core i5 10400F」を選ぶ主な判断材料の一つになります。

スレッド数評価
Core i5 10400F
12スレッド48/100
Core i3 10320
8スレッド34/100

「Core i5 10400F」と「Core i3 10320」の違いを表で比較する

Core i5 10400FCore i3 10320
画像Core i5 10400FCore i3 10320
シリーズ名Comet LakeComet Lake
内蔵グラフィックス - Intel UHD Graphics 630
ソケットの形状LGA1200LGA1200
TDP65W65W
通常利用時の最大周波数2.9GHz3.8GHz
ブースト時の最大周波数4.3GHz4.6GHz
三次キャッシュ対応
三次キャッシュ12MB8MB
コア数6コア4コア
マルチスレッド対応
スレッド数12スレッド8スレッド

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