Ryzen 5 2600X と Core i5 10400F の違いや差は?選ぶならどちらがおすすめ?
作成日時: 2020-06-17 17:35:25、更新日時: 2021-10-20 19:43:37
「Ryzen 5 2600X」と「Core i5 10400F」を比較したときの違いや差について評価/比較。何がどういう点で違うのでしょうか。重要な観点から詳しく解説比較。
Core i5 10400F | Ryzen 5 2600X | |||
総合評価: | 54.6/100 (総合: 252位) | 57.2/100 (総合: 228位) | ||
TDP | 76/100 | 49/100 | ||
通常利用時の最大周波数 | 34/100 | 80/100 | ||
ブースト時の最大周波数 | 67/100 | 59/100 | ||
三次キャッシュ | 50/100 | 60/100 | ||
コア数 | 50/100 | 50/100 | ||
スレッド数 | 48/100 | 48/100 | ||
「Core i5 10400F」と「Ryzen 5 2600X」を徹底比較する
CPU性能について「Core i5 10400F」と「Ryzen 5 2600X」を比較
通常利用時の最大周波数について
通常利用時の最大周波数が高いCPUは高速に演算処理できるため、一度に多くの処理を実行可能な点で優れています。例えば複雑な処理を頻繁に行うような作業をするといったケースにおすすめです。
通常利用時の最大周波数について比べると「Ryzen 5 2600X」は3.6GHzであるのに対して「Core i5 10400F」は2.9GHzです。0.7GHzの差があります。「Core i5 10400F」の定格クロック数と比べて「Ryzen 5 2600X」はとても高いです。「Ryzen 5 2600X」はデータやアクセス処理を高速化できる点で「Core i5 10400F」よりも秀でています。「Ryzen 5 2600X」は複数の作業、アプリケーションを同時に処理するのに非常に向いています。実際の利用を考えると「Core i5 10400F」と「Ryzen 5 2600X」は体感値として遥かに大きい差があります。「Ryzen 5 2600X」に決める上で一つの主な判断材料となるでしょう。
ブースト時の最大周波数について
ブースト時の最大周波数が高いCPUは3Dゲームなどで高い処理能力を維持できる点で使い勝手が良いです。例えば動画のエンコードなど、CPU負荷の高い作業をするようなときにおすすめです。
「Core i5 10400F」は負荷のあるものを簡単に処理することができる点で「Ryzen 5 2600X」よりも良いです。消費電力や発熱を維持したまま処理速度をアップするのに「Core i5 10400F」は多少適しています。実際の利用において「Core i5 10400F」の方が「Ryzen 5 2600X」よりもどちらかといえばよいです。「Core i5 10400F」が良いと思われます。ただ決定的に優れているとまでは言えないでしょう。
三次キャッシュ対応について
三次キャッシュに対応しているCPUはそれぞれのデータを階層別で管理することで処理能力を上げることができる点で優れています。例えばデータを階層別で管理できるのでメインメモリの処理を速くするようなときで役に立ちます。
「Ryzen 5 2600X」も「Core i5 10400F」も三次キャッシュに対応しているCPUです。そのため多くの中間情報を高速に引き出せるので素早く処理できる点で優れています。どちらも膨大なデータを高速に処理するのに向いています。
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三次キャッシュについて
三次キャッシュが多いCPUはパソコンの速度を著しく低下させずに使用できる点で使い勝手が良いです。特に頻繁にメインメモリにアクセスしてパソコンの動作が遅くならないようにするようなときで役に立ちます。
三次キャッシュを比較すると「Ryzen 5 2600X」は16MBで「Core i5 10400F」は12MBです。「Ryzen 5 2600X」のキャッシュ容量の方が「Core i5 10400F」よりも多少多いです。「Ryzen 5 2600X」は中間の計算結果を多く待避出来るので、複雑な計算をより早くできる点で「Core i5 10400F」よりも無難と言えるでしょう。しかしながらよりCPUのポテンシャルを引き出して快適に使用する場合でも基本的にどちらを選んでも大したことはないくらいの差だと思います。数値としては「Ryzen 5 2600X」の方が多いですが通常利用において気にするほどの違いはほぼないでしょう。
コア数について
コア数が多いCPUは同時に複数の作業を処理効率を上げることができ、より多くのアプリケーションを同時に実行できる点で秀でています。例えば複数の動作を同時処理するような場合におススメです。
コア数について「Ryzen 5 2600X」と「Core i5 10400F」を比較すると「Ryzen 5 2600X」は6コアであり「Core i5 10400F」は6コアです。コア数について「Core i5 10400F」も「Ryzen 5 2600X」もほとんど同じと言えます。体感できるほどの差は無いです。他の視点から見て選択する方がよいでしょう。
マルチスレッド対応について
マルチスレッドに対応しているCPUは複数同時処理で作業できる点で優れています。例えばパソコンの複数の処理を効率的に並行実施するといったようなケースで役立ちます。
「Ryzen 5 2600X」も「Core i5 10400F」もマルチスレッドに対応しているCPUです。そのため多くのタスクを一つのコアで同時に実行できる点で優れています。どちらも複数の作業を処理効率を保ちながら同時進行するのに適しています。
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スレッド数について
スレッド数が多いCPUは複数のアプリケーションを同時に処理できる点で秀でています。例えば同時に複数の処理をするような場合に向いています。
スレッド数を「Core i5 10400F」と「Ryzen 5 2600X」を比較すると「Core i5 10400F」は12スレッドに対して「Ryzen 5 2600X」は12スレッドです。「Core i5 10400F」も「Ryzen 5 2600X」も同程度のスレッド数です。実用上の差はありません。ほかの視点で決めるほうがいいでしょう。
基本情報について「Core i5 10400F」と「Ryzen 5 2600X」を比較
TDPについて
TDPが小さいCPUは発熱が少ないのでノートパソコンなどで使用できる点で優れています。例えば冷却性能が低い小型PCケースに搭載するようなケースで重宝します。
TDPについて比べると「Core i5 10400F」は65Wで「Ryzen 5 2600X」は95Wです。30Wもの差があります。「Ryzen 5 2600X」と比べて「Core i5 10400F」はかなり小さいです。「Core i5 10400F」はCPU自体の発熱を少なくできる点で「Ryzen 5 2600X」よりも優れていると言えます。熱の放散を抑えることができるため、冷却機構を小型化して本体をスリム化したり、モバイルで利用するのに「Core i5 10400F」はかなりオススメです。実際の利用を想定したとき「Core i5 10400F」の方が「Ryzen 5 2600X」よりも非常に優れているでしょう。「Core i5 10400F」を選ぶ上で重要な判断材料の一つとなるでしょう。
「Core i5 10400F」と「Ryzen 5 2600X」の違いを表で比較する
Core i5 10400F | Ryzen 5 2600X | |||
基本情報 | ||||
シリーズ名 | Comet Lake | - | ||
ソケットの形状 | LGA1200 | Socket AM4 | ||
TDP | 65W | 95W | ||
CPU性能 | ||||
通常利用時の最大周波数 | 2.9GHz | 3.6GHz | ||
ブースト時の最大周波数 | 4.3GHz | 4.2GHz | ||
二次キャッシュ対応 | - | ○ | ||
二次キャッシュ | - | 3MB | ||
三次キャッシュ対応 | ○ | ○ | ||
三次キャッシュ | 12MB | 16MB | ||
コア数 | 6コア | 6コア | ||
マルチスレッド対応 | ○ | ○ | ||
スレッド数 | 12スレッド | 12スレッド | ||
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