Core i3 10100 と Core i3 10320 はどっちがおすすめなのか?違いや差を徹底検証しました

作成日時: 2020-06-14 16:12:55、更新日時: 2021-10-20 18:14:16

Core i3 10320Core i3 10100
Core i3 10320Core i3 10100

「Core i3 10100」と「Core i3 10320」を比べた時の違いや差を評価/検証しました。どっちの評価が良いのかを詳しく解説。「Core i3 10320」と「Core i3 10100」のどっちにすべきか考えているなら今すぐチェック!

Core i3 10320Core i3 10100
Core i3 10320Core i3 10100
総合評価:

62.9/100

(総合: 199位)

53.1/100

(総合: 307位)

TDP
76/100
76/100
通常利用時の最大周波数
97/100
80/100
ブースト時の最大周波数
97/100
67/100
三次キャッシュ
35/100
24/100
コア数
35/100
35/100
スレッド数
34/100
34/100

シリーズ名が「Comet Lake」のCore i3 10320は、4つのコアと8つのスレッドを持ちます。通常利用時の最大周波数は3.8GHzで、ブースト時の最大周波数は4.6GHzに達します。また、三次キャッシュに対応しており、8MBの三次キャッシュを備えています。ソケットの形状はLGA1200で、TDPは65Wです。内蔵グラフィックスにはIntel UHD Graphics 630が使用されています。

一方、シリーズ名が「Comet Lake」のCore i3 10100は、4つのコアと8つのスレッドを持ちます。通常利用時の最大周波数は3.6GHzで、ブースト時の最大周波数は4.3GHzに達します。また、三次キャッシュに対応しており、6MBの三次キャッシュを備えています。ソケットの形状はLGA1200で、TDPは65Wです。内蔵グラフィックスにはIntel UHD Graphics 630が使用されています。

両製品は、シリーズ名、内蔵グラフィックス、ソケットの形状、TDP、コア数、マルチスレッド対応、スレッド数において同じです。しかし、一部の仕様において異なります。Core i3 10320は、最大周波数が0.2GHz高く、三次キャッシュの容量も2MB多いです。これは、高い性能が求められるハイエンドの作業に適しています。

総合的に見て、どちらの製品も一定の性能がありますが、Core i3 10320の方が性能が高く、ハイエンド向けの作業に優れています。ここで注意すべきは、この製品が必ずしも低価格ではないことです。そのため、予算に余裕がある場合に限り、この製品を選ぶことをお勧めします。

Core i3 10100 と比較して Core i3 10320 を選ぶメリット

  • 定格周波数

    97.8点(3.8GHz) vs 80点(3.6GHz)

  • ブースト時の周波数

    97.7点(4.6GHz) vs 67点(4.3GHz)

  • 三次キャッシュ

    35.4点(8MB) vs 24.8点(6MB)

Core i3 10320 と比較して Core i3 10100 を選ぶメリット

    -

「Core i3 10320」と「Core i3 10100」を徹底比較する

CPU性能について「Core i3 10320」と「Core i3 10100」を比較

通常利用時の最大周波数について

通常利用時の最大周波数が高いCPUは高速に演算処理できるため、一度に多くの処理を実行可能な点で優れています。例えば複雑な処理を頻繁に行うような作業をするといったケースにおすすめです。

通常利用時の最大周波数について「Core i3 10320」と「Core i3 10100」を比較すると「Core i3 10320」は3.8GHzに対して「Core i3 10100」は3.6GHzです。0.1GHzの差があります。「Core i3 10100」の定格クロック数と比べて「Core i3 10320」は比較的高いです。データやアクセス処理を高速化できる点で「Core i3 10100」より「Core i3 10320」の方がよいです。CPUの処理速度を高速化するのに「Core i3 10320」は多少おすすめです。実際に使う場面で「Core i3 10320」と「Core i3 10100」の実用においての違いは比較的大きいです。「Core i3 10320」は「Core i3 10100」よりいいですが決め手になるほどの差はないでしょう。

通常利用時の最大周波数評価
Core i3 10320
3.8GHz97/100
Core i3 10100
3.6GHz80/100

ブースト時の最大周波数について

ブースト時の最大周波数が高いCPUは3Dゲームなどで高い処理能力を維持できる点で使い勝手が良いです。例えば動画のエンコードなど、CPU負荷の高い作業をするようなときにおすすめです。

ブースト時の最大周波数について比べると「Core i3 10100」は4.3GHzであり「Core i3 10320」は4.6GHzです。0.2GHzもの差があります。ブースト時の最大周波数という角度で見ると「Core i3 10100」と比較して「Core i3 10320」は非常に高いです。パソコンの処理速度を上げることができる点で「Core i3 10320」の方が「Core i3 10100」よりも秀でています。消費電力や発熱を維持したまま処理速度をアップするのに「Core i3 10320」はとても適しています。実際に利用する上で「Core i3 10320」と「Core i3 10100」の実用上の違いはかなり大きいです。「Core i3 10320」にする上で主な判断材料の一つとなると思います。

ブースト時の最大周波数評価
Core i3 10320
4.6GHz97/100
Core i3 10100
4.3GHz67/100

三次キャッシュ対応について

三次キャッシュに対応しているCPUはそれぞれのデータを階層別で管理することで処理能力を上げることができる点で優れています。例えばデータを階層別で管理できるのでメインメモリの処理を速くするようなときで役に立ちます。

「Core i3 10100」も「Core i3 10320」も三次キャッシュに対応しているCPUです。そのため多くの中間情報を高速に引き出せるので素早く処理できる点で優れています。どちらも膨大なデータを高速に処理するのに向いています。

三次キャッシュについて

三次キャッシュが多いCPUはパソコンの速度を著しく低下させずに使用できる点で使い勝手が良いです。特に頻繁にメインメモリにアクセスしてパソコンの動作が遅くならないようにするようなときで役に立ちます。

三次キャッシュを比較すると「Core i3 10320」は8MBで「Core i3 10100」は6MBです。「Core i3 10320」のキャッシュ容量の方が「Core i3 10100」よりも多少多いです。RAMのアクセスや消費量を減らすことができため、パフォーマンス全体を向上させることができる点で「Core i3 10100」より「Core i3 10320」の方が無難でしょう。しかしながらよりCPUのポテンシャルを引き出して快適に使用する場合でも基本的にどちらを選んでも大したことはないくらいの差だと思います。数値としては「Core i3 10320」の方が多いですが通常利用において気にするほどの違いはほぼないでしょう。

三次キャッシュ評価
Core i3 10320
8MB35/100
Core i3 10100
6MB24/100

コア数について

コア数が多いCPUは同時に複数の作業を処理効率を上げることができ、より多くのアプリケーションを同時に実行できる点で秀でています。例えば複数の動作を同時処理するような場合におススメです。

コア数について「Core i3 10100」と「Core i3 10320」を比較すると「Core i3 10100」は4コアであり「Core i3 10320」は4コアです。コア数について「Core i3 10320」も「Core i3 10100」もほとんど同じと言えます。体感できるほどの差は無いです。他の視点から見て選択する方がよいでしょう。

コア数評価
Core i3 10320
4コア35/100
Core i3 10100
4コア35/100

マルチスレッド対応について

マルチスレッドに対応しているCPUは複数同時処理で作業できる点で優れています。例えばパソコンの複数の処理を効率的に並行実施するといったようなケースで役立ちます。

「Core i3 10100」も「Core i3 10320」もマルチスレッドに対応しているCPUです。そのため高度な演算処理や、多数のプログラムを同時に処理できる点で秀でています。どちらも複数の作業を処理効率を保ちながら同時進行するのに適しています。

スレッド数について

スレッド数が多いCPUは複数のアプリケーションを同時に処理できる点で秀でています。例えば同時に複数の処理をするような場合に向いています。

スレッド数を「Core i3 10320」と「Core i3 10100」を比較すると「Core i3 10320」は8スレッドに対して「Core i3 10100」は8スレッドです。「Core i3 10320」も「Core i3 10100」も同程度のスレッド数です。実用上の差はありません。ほかの視点で決めるほうがいいでしょう。

スレッド数評価
Core i3 10320
8スレッド34/100
Core i3 10100
8スレッド34/100

基本情報について「Core i3 10320」と「Core i3 10100」を比較

TDPについて

TDPが小さいCPUは発熱が少ないのでノートパソコンなどで使用できる点で優れています。例えば冷却性能が低い小型PCケースに搭載するようなケースで重宝します。

TDPを「Core i3 10320」と「Core i3 10100」を比べると「Core i3 10320」は65Wに対して「Core i3 10100」は65Wです。「Core i3 10100」も「Core i3 10320」も違いはほぼゼロと言えます。実用上の差はありません。ほかの観点から比較するほうがよいでしょう。

TDP評価
Core i3 10320
65W76/100
Core i3 10100
65W76/100

「Core i3 10320」と「Core i3 10100」の違いを表で比較する

Core i3 10320Core i3 10100
Core i3 10320Core i3 10100
基本情報
シリーズ名Comet LakeComet Lake
内蔵グラフィックスIntel UHD Graphics 630Intel UHD Graphics 630
ソケットの形状LGA1200LGA1200
TDP65W65W
CPU性能
通常利用時の最大周波数3.8GHz3.6GHz
ブースト時の最大周波数4.6GHz4.3GHz
三次キャッシュ対応
三次キャッシュ8MB6MB
コア数4コア4コア
マルチスレッド対応
スレッド数8スレッド8スレッド

類似のCPUを探す

他のCPUと比較する

価格をチェック

類似のCPUを探す

他のCPUと比較する

価格をチェック

価格をチェックする

お探しの情報は見つかりましたか?性能や機能名などのキーワードで検索することでさらに詳しい情報を知ることができます。

Core i3 10320 の関連記事
Core i3 10100 の関連記事

Core i3 10320 と評価が同程度のCPUを探す

Core i9 10900

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:2.8GHz, ブースト時の最大周波数:5.2GHz, 三次キャッシュ:20MB, コア数:10コア, スレッド数:20スレッド

Core i5 10600KF

TDP:125W, 通常利用時の最大周波数:4.1GHz, ブースト時の最大周波数:4.8GHz, 三次キャッシュ:12MB, コア数:6コア, スレッド数:12スレッド

Core i5 10600K

TDP:125W, 通常利用時の最大周波数:4.1GHz, ブースト時の最大周波数:4.8GHz, 三次キャッシュ:12MB, コア数:6コア, スレッド数:12スレッド

Core i3 10300

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:3.7GHz, ブースト時の最大周波数:4.4GHz, 三次キャッシュ:8MB, コア数:4コア, スレッド数:8スレッド

Core i5 10400F

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:2.9GHz, ブースト時の最大周波数:4.3GHz, 三次キャッシュ:12MB, コア数:6コア, スレッド数:12スレッド

Core i7 10700F

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:2.9GHz, ブースト時の最大周波数:4.8GHz, 三次キャッシュ:16MB, コア数:8コア, スレッド数:16スレッド

Core i7 10700KF

TDP:125W, 通常利用時の最大周波数:3.8GHz, ブースト時の最大周波数:5.1GHz, 三次キャッシュ:16MB, コア数:8コア, スレッド数:16スレッド

Core i9 10900F

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:2.8GHz, ブースト時の最大周波数:5.2GHz, 三次キャッシュ:20MB, コア数:10コア, スレッド数:20スレッド, バススピード:8GT/s, 対応最大メモリー:128GB, TCase:100℃

Core i7 6800K

TDP:140W, 通常利用時の最大周波数:3.4GHz, ブースト時の最大周波数:3.6GHz, 三次キャッシュ:15MB, コア数:6コア, スレッド数:12スレッド

Core i7 6900K

TDP:140W, 通常利用時の最大周波数:3.2GHz, ブースト時の最大周波数:3.7GHz, 三次キャッシュ:20MB, コア数:8コア, スレッド数:16スレッド

もっと見る ▼

Core i3 10320 の関連記事
Core i3 10100 の関連記事

Core i3 10100 と評価が同程度のCPUを探す

Ryzen 3 3100

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:3.6GHz, ブースト時の最大周波数:3.9GHz, 二次キャッシュ:2MB, 三次キャッシュ:16MB, コア数:4コア, スレッド数:8スレッド

Core i9 10900K

TDP:125W, 通常利用時の最大周波数:3.7GHz, ブースト時の最大周波数:5.3GHz, 三次キャッシュ:20MB, コア数:10コア, スレッド数:20スレッド

Core i7 10700

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:2.9GHz, ブースト時の最大周波数:4.8GHz, 三次キャッシュ:16MB, コア数:8コア, スレッド数:16スレッド

Core i5 10500

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:3.1GHz, ブースト時の最大周波数:4.5GHz, 三次キャッシュ:12MB, コア数:6コア, スレッド数:12スレッド

Core i5 10600

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:3.3GHz, ブースト時の最大周波数:4.8GHz, 三次キャッシュ:12MB, コア数:6コア, スレッド数:12スレッド

Core i9 10900

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:2.8GHz, ブースト時の最大周波数:5.2GHz, 三次キャッシュ:20MB, コア数:10コア, スレッド数:20スレッド

Core i5 10600KF

TDP:125W, 通常利用時の最大周波数:4.1GHz, ブースト時の最大周波数:4.8GHz, 三次キャッシュ:12MB, コア数:6コア, スレッド数:12スレッド

Core i5 10600K

TDP:125W, 通常利用時の最大周波数:4.1GHz, ブースト時の最大周波数:4.8GHz, 三次キャッシュ:12MB, コア数:6コア, スレッド数:12スレッド

Pentium Gold G6400

TDP:58W, 通常利用時の最大周波数:4GHz, 三次キャッシュ:4MB, コア数:2コア, スレッド数:4スレッド

Core i3 10300

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:3.7GHz, ブースト時の最大周波数:4.4GHz, 三次キャッシュ:8MB, コア数:4コア, スレッド数:8スレッド

Core i5 10400F

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:2.9GHz, ブースト時の最大周波数:4.3GHz, 三次キャッシュ:12MB, コア数:6コア, スレッド数:12スレッド

もっと見る ▼

CPUランキング

カテゴリ一覧

人気CPU

関連人気記事

新着情報