Core i3 6320 と Core i3 10320 はどっちがおすすめなのか?違いや差を徹底検証しました

作成日時: 2020-06-14 16:02:37、更新日時: 2021-10-20 18:03:58

Core i3 10320Core i3 6320
Core i3 10320Core i3 6320

「Core i3 6320」と「Core i3 10320」の違いについて評価・検証してみました。どのような面で異なるのでしょうか?「Core i3 10320」と「Core i3 6320」のどっちを選んだらいいのか検討している人におススメです。

Core i3 10320Core i3 6320
Core i3 10320Core i3 6320
総合評価:
TDPrating-image3.8
65W
rating-image4.7
51W
通常利用時の最大周波数rating-image4.9
3.8GHz
rating-image4.9
3.9GHz
三次キャッシュrating-image1.8
8MB
rating-image1
4MB
コア数rating-image1.8
4コア
rating-image1
2コア
スレッド数rating-image1.7
8スレッド
rating-image1
4スレッド

Core i3 6320 と比較して Core i3 10320 を選ぶメリット

  • 三次キャッシュ

    35.4点(8MB) vs 9.8点(4MB)

  • コア数

    35.2点(4コア) vs 10点(2コア)

  • スレッド数

    34.7点(8スレッド) vs 10.6点(4スレッド)

Core i3 10320 と比較して Core i3 6320 を選ぶメリット

    -

「Core i3 10320」と「Core i3 6320」を徹底比較する

基本情報について「Core i3 10320」と「Core i3 6320」を比較

TDPについて

TDPが小さいCPUは発熱が少ないのでノートパソコンなどで使用できる点で優れています。例えば冷却性能が低い小型PCケースに搭載するようなケースで重宝します。

TDPについて比べると「Core i3 6320」は51Wで「Core i3 10320」は65Wです。14Wもの差があります。「Core i3 10320」と比べて「Core i3 6320」はかなり小さいです。最大放熱量の小ささランキングで見てみると2005製品中「Core i3 10320」は513位で「Core i3 6320」は328位です。ほとんど差は無いと言えます。

「Core i3 6320」はCPU自体の発熱を少なくできる点で「Core i3 10320」よりも優れていると言えます。熱の放散を抑えることができるため、冷却機構を小型化して本体をスリム化したり、モバイルで利用するのに「Core i3 6320」はかなりオススメです。実際の利用を想定したとき「Core i3 6320」の方が「Core i3 10320」よりも非常に優れているでしょう。「Core i3 6320」を選ぶ上で重要な判断材料の一つとなるでしょう。

TDP評価
Core i3 10320
65W76/100
Core i3 6320
51W94/100

CPU性能について「Core i3 10320」と「Core i3 6320」を比較

通常利用時の最大周波数について

通常利用時の最大周波数が高いCPUは高速に演算処理できるため、一度に多くの処理を実行可能な点で優れています。例えば複雑な処理を頻繁に行うような作業をするといったケースにおすすめです。

通常利用時の最大周波数について「Core i3 6320」と「Core i3 10320」を比較すると「Core i3 6320」は3.9GHzに対して「Core i3 10320」は3.8GHzです。「Core i3 6320」の定格クロック数は「Core i3 10320」と同じくらいです。定格周波数ランキングで見てみると2150製品中「Core i3 10320」は89位で「Core i3 6320」は68位です。ほとんど差は無いと言えます。

感覚的にわかるほどの差はありません。ほかの角度で決めるほうがよさそうです。

通常利用時の最大周波数評価
Core i3 10320
3.8GHz97/100
Core i3 6320
3.9GHz97/100

三次キャッシュ対応について

三次キャッシュに対応しているCPUはそれぞれのデータを階層別で管理することで処理能力を上げることができる点で優れています。例えばデータを階層別で管理できるのでメインメモリの処理を速くするようなときで役に立ちます。

「Core i3 6320」も「Core i3 10320」も三次キャッシュに対応しているCPUです。そのため多くの中間情報を高速に引き出せるので素早く処理できる点で優れています。どちらも膨大なデータを高速に処理するのに向いています。

三次キャッシュについて

三次キャッシュが多いCPUはパソコンの速度を著しく低下させずに使用できる点で使い勝手が良いです。特に頻繁にメインメモリにアクセスしてパソコンの動作が遅くならないようにするようなときで役に立ちます。

三次キャッシュについて「Core i3 10320」と「Core i3 6320」を比較すると「Core i3 10320」は8MBに対して「Core i3 6320」は4MBです。4MBの違いがあります。「Core i3 10320」は「Core i3 6320」と比較してややキャッシュ容量が多いです。三次キャッシュ容量の多さランキングで比べると全1194製品中「Core i3 10320」は593位であるのに対し「Core i3 6320」は1013位で、CPUの中ではケタ違いな差があると言えそうです。

RAMのアクセスや消費量を減らすことができため、パフォーマンス全体を向上させることができる点で「Core i3 10320」の方がよいです。よりCPUのポテンシャルを引き出して快適に使用するのに「Core i3 10320」は多少おススメです。実際の利用を考えると「Core i3 6320」と「Core i3 10320」は体感上多少大きい差があります。「Core i3 10320」は「Core i3 6320」より良いと言えるでしょう。しかし決定的といえる程の違いはないでしょう。

三次キャッシュ評価
Core i3 10320
8MB35/100
Core i3 6320
4MB9/100

コア数について

コア数が多いCPUは同時に複数の作業を処理効率を上げることができ、より多くのアプリケーションを同時に実行できる点で秀でています。例えば複数の動作を同時処理するような場合におススメです。

コア数を比べると「Core i3 10320」は4コアであるのに対して「Core i3 6320」は2コアです。2コアの差があります。「Core i3 6320」と比べて「Core i3 10320」はややコア数が多いです。コア数の多さランキングで比べると全2152製品中「Core i3 10320」は617位であるのに対し「Core i3 6320」は1352位で、CPUの中ではケタ違いな差があると言えそうです。

「Core i3 10320」は一つのタスクについて並列で処理することで高速で処理したり、多くのタスクを同時に実行出来る点で「Core i3 6320」よりも多少優れているかもしれません。「Core i3 10320」は複数の動画のエンコードのような作業をするのにややおススメです。実際に使うことを想定したとき「Core i3 10320」と「Core i3 6320」は体感上多少大きい違いがあります。「Core i3 10320」は「Core i3 6320」よりいいと言えます。ただ決定的に優れていると言える程の差はありません。

コア数評価
Core i3 10320
4コア35/100
Core i3 6320
2コア10/100

マルチスレッド対応について

マルチスレッドに対応しているCPUは複数同時処理で作業できる点で優れています。例えばパソコンの複数の処理を効率的に並行実施するといったようなケースで役立ちます。

「Core i3 6320」も「Core i3 10320」もマルチスレッドに対応しているCPUです。そのため同時実行可能な仕事が多くできる点で秀でています。どちらも複数の作業を処理効率を保ちながら同時進行するのに適しています。

スレッド数について

スレッド数が多いCPUは複数のアプリケーションを同時に処理できる点で秀でています。例えば同時に複数の処理をするような場合に向いています。

スレッド数について「Core i3 6320」と「Core i3 10320」を比べると「Core i3 6320」は4スレッドであり「Core i3 10320」は8スレッドです。4スレッドもの差があります。「Core i3 6320」と比べて「Core i3 10320」は非常に多いです。スレッド数の多さランキングで比べると804製品の中で「Core i3 10320」は416位で「Core i3 6320」は611位なのでCPUの中では差はかなり大きいと言えます。

待ち時間・バッファーが多いタスクを同時に実行する際に効率的に処理できる点で「Core i3 10320」の方が優れているでしょう。「Core i3 10320」は複数のアプリケーションを同時にストレスなく実行するのに非常におすすめです。実際に使うことを想定したとき「Core i3 6320」と比べて「Core i3 10320」はとても優れていると言えます。「Core i3 10320」を選ぶ主な判断材料の一つになります。

スレッド数評価
Core i3 10320
8スレッド34/100
Core i3 6320
4スレッド10/100

「Core i3 10320」と「Core i3 6320」の違いを表で比較する

Core i3 10320Core i3 6320
Core i3 10320Core i3 6320
基本情報
シリーズ名Comet LakeSkylake
内蔵グラフィックスIntel UHD Graphics 630Intel HD Graphics 530
ソケットの形状LGA1200LGA1151
TDP65W51W
CPU性能
通常利用時の最大周波数3.8GHz3.9GHz
ブースト時の最大周波数4.6GHz -
三次キャッシュ対応
三次キャッシュ8MB4MB
コア数4コア2コア
マルチスレッド対応
スレッド数8スレッド4スレッド

類似のCPUを探す

他のCPUと比較する

価格をチェック

類似のCPUを探す

他のCPUと比較する

価格をチェック

価格をチェックする

お探しの情報は見つかりましたか?性能や機能名などのキーワードで検索することでさらに詳しい情報を知ることができます。

Core i3 10320 の関連記事
Core i3 6320 の関連記事

Core i3 10320 と評価が同程度のCPUを探す

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:2.8GHz, ブースト時の最大周波数:5.2GHz, 三次キャッシュ:20MB, コア数:10コア, スレッド数:20スレッド

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:3.6GHz, ブースト時の最大周波数:4.3GHz, 三次キャッシュ:6MB, コア数:4コア, スレッド数:8スレッド

TDP:125W, 通常利用時の最大周波数:4.1GHz, ブースト時の最大周波数:4.8GHz, 三次キャッシュ:12MB, コア数:6コア, スレッド数:12スレッド

TDP:125W, 通常利用時の最大周波数:4.1GHz, ブースト時の最大周波数:4.8GHz, 三次キャッシュ:12MB, コア数:6コア, スレッド数:12スレッド

TDP:58W, 通常利用時の最大周波数:4GHz, 三次キャッシュ:4MB, コア数:2コア, スレッド数:4スレッド

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:3.7GHz, ブースト時の最大周波数:4.4GHz, 三次キャッシュ:8MB, コア数:4コア, スレッド数:8スレッド

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:2.9GHz, ブースト時の最大周波数:4.3GHz, 三次キャッシュ:12MB, コア数:6コア, スレッド数:12スレッド

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:2.9GHz, ブースト時の最大周波数:4.8GHz, 三次キャッシュ:16MB, コア数:8コア, スレッド数:16スレッド

TDP:125W, 通常利用時の最大周波数:3.8GHz, ブースト時の最大周波数:5.1GHz, 三次キャッシュ:16MB, コア数:8コア, スレッド数:16スレッド

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:2.8GHz, ブースト時の最大周波数:5.2GHz, 三次キャッシュ:20MB, コア数:10コア, スレッド数:20スレッド, バススピード:8GT/s, 対応最大メモリー:128GB, TCase:100℃

TDP:140W, 通常利用時の最大周波数:3.4GHz, ブースト時の最大周波数:3.6GHz, 三次キャッシュ:15MB, コア数:6コア, スレッド数:12スレッド

TDP:140W, 通常利用時の最大周波数:3.2GHz, ブースト時の最大周波数:3.7GHz, 三次キャッシュ:20MB, コア数:8コア, スレッド数:16スレッド

Core i3 10320 の関連記事
Core i3 6320 の関連記事

Core i3 6320 と評価が同程度のCPUを探す

TDP:84W, 通常利用時の最大周波数:3.5GHz, ブースト時の最大周波数:3.9GHz, 三次キャッシュ:8MB, コア数:4コア, スレッド数:8スレッド

TDP:120W, 通常利用時の最大周波数:4GHz, ブースト時の最大周波数:4.5GHz, 三次キャッシュ:8MB, コア数:4コア, スレッド数:8スレッド

TDP:140W, 通常利用時の最大周波数:3.7GHz, ブースト時の最大周波数:4.5GHz, 三次キャッシュ:11MB, コア数:8コア, スレッド数:16スレッド

TDP:125W, 通常利用時の最大周波数:2.1GHz, ブースト時の最大周波数:3.9GHz, 三次キャッシュ:28MB, コア数:20コア, スレッド数:40スレッド

TDP:140W, 通常利用時の最大周波数:2.3GHz, ブースト時の最大周波数:4.3GHz, 三次キャッシュ:24MB, コア数:18コア, スレッド数:36スレッド

TDP:51W, 通常利用時の最大周波数:3.7GHz, 三次キャッシュ:3MB, コア数:2コア, スレッド数:4スレッド

TDP:71W, 通常利用時の最大周波数:3.3GHz, ブースト時の最大周波数:4.3GHz, 三次キャッシュ:8MB, コア数:4コア, スレッド数:4スレッド

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:3GHz, ブースト時の最大周波数:3.7GHz, 二次キャッシュ:4MB, 三次キャッシュ:16MB, コア数:8コア, スレッド数:16スレッド

TDP:71W, 通常利用時の最大周波数:3.5GHz, ブースト時の最大周波数:4.5GHz, 三次キャッシュ:8MB, コア数:4コア, スレッド数:8スレッド

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:3.5GHz, ブースト時の最大周波数:4.1GHz, 三次キャッシュ:6MB, コア数:4コア, スレッド数:4スレッド

TDP:71W, 通常利用時の最大周波数:3.6GHz, ブースト時の最大周波数:4.8GHz, 三次キャッシュ:8MB, コア数:4コア, スレッド数:8スレッド

TDP:130W, 通常利用時の最大周波数:3.4GHz, 三次キャッシュ:12MB, コア数:6コア

CPUランキング

カテゴリ一覧

人気CPU

関連人気記事

新着情報