Core i3 10300 と Pentium Gold G6400 のレビュー。どちらがいい?
作成日時: 2020-06-14 20:59:17、更新日時: 2021-10-20 20:51:36
「Pentium Gold G6400」と「Core i3 10300」はどちらがいいのか?どちらを選んだ方がいいのかを解説レビュー。どっちが良いのかを比較してみました。
Core i3 10300 | Pentium Gold G6400 | |||
総合評価: | 57.8/100 (総合: 232位) | 42.7/100 (総合: 613位) | ||
TDP | 76/100 | 85/100 | ||
通常利用時の最大周波数 | 88/100 | 98/100 | ||
三次キャッシュ | 35/100 | 9/100 | ||
コア数 | 35/100 | 10/100 | ||
スレッド数 | 34/100 | 10/100 | ||
「Core i3 10300」と「Pentium Gold G6400」を徹底比較する
基本情報について「Core i3 10300」と「Pentium Gold G6400」を比較
TDPについて
TDPが小さいCPUは発熱が少ないのでノートパソコンなどで使用できる点で優れています。例えば冷却性能が低い小型PCケースに搭載するようなケースで重宝します。
TDPについて比べると「Pentium Gold G6400」は58Wであり「Core i3 10300」は65Wです。TDPという角度において「Pentium Gold G6400」は「Core i3 10300」と比較してどちらかといえば小さいです。CPU自体の発熱を少なくできる点で「Pentium Gold G6400」の方が多少良いといえなくもありません。熱の放散を抑えることができるため、冷却機構を小型化して本体をスリム化したり、モバイルで利用する場合でも実用上の違いはほぼ無いと思います。あえて決めるなら「Core i3 10300」より「Pentium Gold G6400」ですが、基本的には気にするほどの差はほとんどありません。
CPU性能について「Core i3 10300」と「Pentium Gold G6400」を比較
通常利用時の最大周波数について
通常利用時の最大周波数が高いCPUは高速に演算処理できるため、一度に多くの処理を実行可能な点で優れています。例えば複雑な処理を頻繁に行うような作業をするといったケースにおすすめです。
通常利用時の最大周波数について比べると「Pentium Gold G6400」は4GHzであるのに対して「Core i3 10300」は3.7GHzです。0.2GHzの差があります。「Core i3 10300」の定格クロック数と比べて「Pentium Gold G6400」はとても高いです。「Pentium Gold G6400」はデータやアクセス処理を高速化できる点で「Core i3 10300」よりも秀でています。「Pentium Gold G6400」は複数の作業、アプリケーションを同時に処理するのに非常に向いています。実際の利用を考えると「Core i3 10300」と「Pentium Gold G6400」は体感値として遥かに大きい差があります。「Pentium Gold G6400」に決める上で一つの主な判断材料となるでしょう。
三次キャッシュ対応について
三次キャッシュに対応しているCPUはそれぞれのデータを階層別で管理することで処理能力を上げることができる点で優れています。例えばデータを階層別で管理できるのでメインメモリの処理を速くするようなときで役に立ちます。
「Pentium Gold G6400」も「Core i3 10300」も三次キャッシュに対応しているCPUです。そのため多くの中間情報を高速に引き出せるので素早く処理できる点で優れています。どちらも膨大なデータを高速に処理するのに向いています。
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三次キャッシュについて
三次キャッシュが多いCPUはパソコンの速度を著しく低下させずに使用できる点で使い勝手が良いです。特に頻繁にメインメモリにアクセスしてパソコンの動作が遅くならないようにするようなときで役に立ちます。
三次キャッシュについて「Core i3 10300」と「Pentium Gold G6400」を比較すると「Core i3 10300」は8MBに対して「Pentium Gold G6400」は4MBです。4MBの違いがあります。「Core i3 10300」は「Pentium Gold G6400」と比較してややキャッシュ容量が多いです。中間の計算結果を多く待避出来るので、複雑な計算をより早くできる点で「Core i3 10300」の方が良いです。よりCPUのポテンシャルを引き出して快適に使用するのに「Core i3 10300」は多少おススメです。実際の利用を考えると「Pentium Gold G6400」と「Core i3 10300」は体感上多少大きい差があります。「Core i3 10300」は「Pentium Gold G6400」より良いと言えるでしょう。しかし決定的といえる程の違いはないでしょう。
コア数について
コア数が多いCPUは同時に複数の作業を処理効率を上げることができ、より多くのアプリケーションを同時に実行できる点で秀でています。例えば複数の動作を同時処理するような場合におススメです。
コア数について比べると「Pentium Gold G6400」は2コアに対して「Core i3 10300」は4コアです。2コアの違いがあります。「Pentium Gold G6400」より「Core i3 10300」の方がとてもコア数が多いです。一つのタスクについて並列で処理することで高速で処理したり、多くのタスクを同時に実行出来る点で「Core i3 10300」の方が秀でていると言えます。「Core i3 10300」は同時に出来る処理作業を増やすことが出来るので、一度に色んなアプリを起動するのにかなりオススメです。実際に使う場面で「Pentium Gold G6400」と「Core i3 10300」の体感値としての差は遥かに大きいです。「Core i3 10300」を選ぶための一つの重要な決め手となると思います。
マルチスレッド対応について
マルチスレッドに対応しているCPUは複数同時処理で作業できる点で優れています。例えばパソコンの複数の処理を効率的に並行実施するといったようなケースで役立ちます。
「Pentium Gold G6400」も「Core i3 10300」もマルチスレッドに対応しているCPUです。そのため多くのタスクを一つのコアで同時に実行できる点で優れています。どちらも複数の作業を処理効率を保ちながら同時進行するのに適しています。
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スレッド数について
スレッド数が多いCPUは複数のアプリケーションを同時に処理できる点で秀でています。例えば同時に複数の処理をするような場合に向いています。
スレッド数について「Pentium Gold G6400」と「Core i3 10300」を比べると「Pentium Gold G6400」は4スレッドであり「Core i3 10300」は8スレッドです。4スレッドもの差があります。「Pentium Gold G6400」と比べて「Core i3 10300」は非常に多いです。待ち時間・バッファーが多いタスクを同時に実行する際に効率的に処理できる点で「Core i3 10300」の方が優れているでしょう。「Core i3 10300」は複数のアプリケーションを同時にストレスなく実行するのに非常におすすめです。実際に使うことを想定したとき「Pentium Gold G6400」と比べて「Core i3 10300」はとても優れていると言えます。「Core i3 10300」を選ぶ主な判断材料の一つになります。
「Core i3 10300」と「Pentium Gold G6400」の違いを表で比較する
Core i3 10300 | Pentium Gold G6400 | |||
基本情報 | ||||
シリーズ名 | Comet Lake | Comet Lake | ||
内蔵グラフィックス | Intel UHD Graphics 630 | Intel UHD Graphics 610 | ||
ソケットの形状 | LGA1200 | LGA1200 | ||
TDP | 65W | 58W | ||
CPU性能 | ||||
通常利用時の最大周波数 | 3.7GHz | 4GHz | ||
ブースト時の最大周波数 | 4.4GHz | - | ||
三次キャッシュ対応 | ○ | ○ | ||
三次キャッシュ | 8MB | 4MB | ||
コア数 | 4コア | 2コア | ||
マルチスレッド対応 | ○ | ○ | ||
スレッド数 | 8スレッド | 4スレッド | ||
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