Core i5 10600 と Core i3 10300 はどっちがおすすめなのか?違いや差を徹底検証しました

作成日時: 2020-06-14 15:03:50、更新日時: 2021-10-20 21:17:30

Core i3 10300Core i5 10600
Core i3 10300Core i5 10600

「Core i3 10300」と「Core i5 10600」はどういう面で違いや差があるのでしょうか?どっちを選んだ方がいいのかを評価レビューしました!どちらのCPUを選んだらいいのかを初心者でも分かるように説明しました。

Core i3 10300Core i5 10600
Core i3 10300Core i5 10600
総合評価:
TDPrating-image3.8
65W
rating-image3.8
65W
通常利用時の最大周波数rating-image4.4
3.7GHz
rating-image2.9
3.3GHz
ブースト時の最大周波数rating-image3.8
4.4GHz
rating-image4.9
4.8GHz
三次キャッシュrating-image1.8
8MB
rating-image2.5
12MB
コア数rating-image1.8
4コア
rating-image2.5
6コア
スレッド数rating-image1.7
8スレッド
rating-image2.4
12スレッド

Core i5 10600 と比較して Core i3 10300 を選ぶメリット

  • 定格周波数

    89点(3.7GHz) vs 57.2点(3.3GHz)

Core i3 10300 と比較して Core i5 10600 を選ぶメリット

  • ブースト時の周波数

    75.5点(4.4GHz) vs 98点(4.8GHz)

  • 三次キャッシュ

    35.4点(8MB) vs 50.3点(12MB)

  • コア数

    35.2点(4コア) vs 50点(6コア)

  • スレッド数

    34.7点(8スレッド) vs 48.8点(12スレッド)

「Core i3 10300」と「Core i5 10600」を徹底比較する

CPU性能について「Core i3 10300」と「Core i5 10600」を比較

通常利用時の最大周波数について

通常利用時の最大周波数が高いCPUは高速に演算処理できるため、一度に多くの処理を実行可能な点で優れています。例えば複雑な処理を頻繁に行うような作業をするといったケースにおすすめです。

通常利用時の最大周波数について比べると「Core i3 10300」は3.7GHzであるのに対して「Core i5 10600」は3.3GHzです。0.4GHzの差があります。「Core i5 10600」の定格クロック数と比べて「Core i3 10300」はとても高いです。定格周波数ランキングで比較すると全2150製品のなかで「Core i3 10300」は142位で「Core i5 10600」は487位なので、大きく違うとまでは言えないもののそれなりの差はあります。

「Core i3 10300」はデータやアクセス処理を高速化できる点で「Core i5 10600」よりも秀でています。「Core i3 10300」は複数の作業、アプリケーションを同時に処理するのに非常に向いています。実際の利用を考えると「Core i5 10600」と「Core i3 10300」は体感値として遥かに大きい差があります。「Core i3 10300」に決める上で一つの主な判断材料となるでしょう。

通常利用時の最大周波数評価
Core i3 10300
3.7GHz88/100
Core i5 10600
3.3GHz57/100

ブースト時の最大周波数について

ブースト時の最大周波数が高いCPUは3Dゲームなどで高い処理能力を維持できる点で使い勝手が良いです。例えば動画のエンコードなど、CPU負荷の高い作業をするようなときにおすすめです。

ブースト時の最大周波数を比べると「Core i3 10300」は4.4GHzであり「Core i5 10600」は4.8GHzです。0.3GHzの差があります。「Core i5 10600」は「Core i3 10300」より比較的クロック数が高いです。ブースト時のクロック数ランキングで比較すると全727製品のなかで「Core i5 10600」は107位で「Core i3 10300」は212位なので、大きく違うとまでは言えないもののそれなりの差はあります。

パソコンの処理速度を上げることができる点で「Core i5 10600」の方が多少優れているかもしれません。消費電力や発熱を維持したまま処理速度をアップするのに「Core i5 10600」は多少適しています。実際の利用において「Core i5 10600」の方が「Core i3 10300」よりもどちらかといえばよいです。「Core i5 10600」が良いと思われます。ただ決定的に優れているとまでは言えないでしょう。

ブースト時の最大周波数評価
Core i3 10300
4.4GHz75/100
Core i5 10600
4.8GHz97/100

三次キャッシュ対応について

三次キャッシュに対応しているCPUはそれぞれのデータを階層別で管理することで処理能力を上げることができる点で優れています。例えばデータを階層別で管理できるのでメインメモリの処理を速くするようなときで役に立ちます。

「Core i5 10600」も「Core i3 10300」も三次キャッシュに対応しているCPUです。そのため多くの中間情報を高速に引き出せるので素早く処理できる点で優れています。どちらも膨大なデータを高速に処理するのに向いています。

三次キャッシュについて

三次キャッシュが多いCPUはパソコンの速度を著しく低下させずに使用できる点で使い勝手が良いです。特に頻繁にメインメモリにアクセスしてパソコンの動作が遅くならないようにするようなときで役に立ちます。

三次キャッシュについて「Core i5 10600」と「Core i3 10300」を比べると「Core i5 10600」は12MBに対して「Core i3 10300」は8MBです。4MBもの差があります。三次キャッシュという視点において「Core i5 10600」は「Core i3 10300」より非常に多いキャッシュ容量です。三次キャッシュ容量の多さランキングで比較すると全1194製品のなかで「Core i5 10600」は454位で「Core i3 10300」は601位なので、大きく違うとまでは言えないもののそれなりの差はあります。

「Core i5 10600」はRAMのアクセスや消費量を減らすことができため、パフォーマンス全体を向上させることができる点で「Core i3 10300」よりも秀でているでしょう。「Core i5 10600」はよりCPUのポテンシャルを引き出して快適に使用するのにかなり向いています。実際に使う場面で「Core i3 10300」と比べて「Core i5 10600」は遥かに秀でていると言えます。「Core i5 10600」にする上で主な理由の一つになります。

三次キャッシュ評価
Core i3 10300
8MB35/100
Core i5 10600
12MB50/100

コア数について

コア数が多いCPUは同時に複数の作業を処理効率を上げることができ、より多くのアプリケーションを同時に実行できる点で秀でています。例えば複数の動作を同時処理するような場合におススメです。

コア数を比べると「Core i5 10600」は6コアであるのに対して「Core i3 10300」は4コアです。2コアの差があります。「Core i3 10300」と比べて「Core i5 10600」はややコア数が多いです。コア数の多さランキングで見てみると2152製品中「Core i3 10300」は638位で「Core i5 10600」は439位です。ほとんど差は無いと言えます。

「Core i5 10600」は一つのタスクについて並列で処理することで高速で処理したり、多くのタスクを同時に実行出来る点で「Core i3 10300」よりも多少優れているかもしれません。「Core i5 10600」は同時に出来る処理作業を増やすことが出来るので、一度に色んなアプリを起動するのに多少おすすめです。実際に使うことを想定したとき「Core i5 10600」と「Core i3 10300」は体感上多少大きい違いがあります。「Core i5 10600」は「Core i3 10300」よりいいと言えます。ただ決定的に優れていると言える程の差はありません。

コア数評価
Core i3 10300
4コア35/100
Core i5 10600
6コア50/100

マルチスレッド対応について

マルチスレッドに対応しているCPUは複数同時処理で作業できる点で優れています。例えばパソコンの複数の処理を効率的に並行実施するといったようなケースで役立ちます。

「Core i5 10600」も「Core i3 10300」もマルチスレッドに対応しているCPUです。そのため高度な演算処理や、多数のプログラムを同時に処理できる点で秀でています。どちらも複数の作業を処理効率を保ちながら同時進行するのに適しています。

スレッド数について

スレッド数が多いCPUは複数のアプリケーションを同時に処理できる点で秀でています。例えば同時に複数の処理をするような場合に向いています。

スレッド数について「Core i3 10300」と「Core i5 10600」を比べると「Core i3 10300」は8スレッドであり「Core i5 10600」は12スレッドです。4スレッドもの差があります。「Core i3 10300」と比べて「Core i5 10600」は非常に多いです。スレッド数の多さランキングで比較すると全804製品のなかで「Core i5 10600」は336位で「Core i3 10300」は428位なので、大きく違うとまでは言えないもののそれなりの差はあります。

待ち時間・バッファーが多いタスクを同時に実行する際に効率的に処理できる点で「Core i5 10600」の方が優れているでしょう。「Core i5 10600」は複数のアプリケーションを同時にストレスなく実行するのに非常におすすめです。実際に使うことを想定したとき「Core i3 10300」と比べて「Core i5 10600」はとても優れていると言えます。「Core i5 10600」を選ぶ主な判断材料の一つになります。

スレッド数評価
Core i3 10300
8スレッド34/100
Core i5 10600
12スレッド48/100

基本情報について「Core i3 10300」と「Core i5 10600」を比較

TDPについて

TDPが小さいCPUは発熱が少ないのでノートパソコンなどで使用できる点で優れています。例えば冷却性能が低い小型PCケースに搭載するようなケースで重宝します。

TDPを「Core i3 10300」と「Core i5 10600」を比べると「Core i3 10300」は65Wに対して「Core i5 10600」は65Wです。「Core i5 10600」も「Core i3 10300」も違いはほぼゼロと言えます。最大放熱量の小ささランキングで見てみると2005製品中「Core i3 10300」は522位で「Core i5 10600」は487位です。ほとんど差は無いと言えます。

実用上の差はありません。ほかの観点から比較するほうがよいでしょう。

TDP評価
Core i3 10300
65W76/100
Core i5 10600
65W76/100

「Core i3 10300」と「Core i5 10600」の違いを表で比較する

Core i3 10300Core i5 10600
画像Core i3 10300Core i5 10600
シリーズ名Comet LakeComet Lake
内蔵グラフィックスIntel UHD Graphics 630Intel UHD Graphics 630
ソケットの形状LGA1200LGA1200
TDP65W65W
通常利用時の最大周波数3.7GHz3.3GHz
ブースト時の最大周波数4.4GHz4.8GHz
三次キャッシュ対応
三次キャッシュ8MB12MB
コア数4コア6コア
マルチスレッド対応
スレッド数8スレッド12スレッド

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