Core i3 10300 と Core i5 10500 の評価。違いを比べてみた

作成日時: 2020-06-14 13:55:13、更新日時: 2021-10-20 20:08:53

Core i3 10300Core i5 10500
Core i3 10300Core i5 10500

「Core i5 10500」と「Core i3 10300」を比較したときの違いや差について評価/比較。何がどういう点で違うのでしょうか。重要な観点から詳しく解説比較。

Core i3 10300Core i5 10500
Core i3 10300Core i5 10500
総合評価:
TDPrating-image3.8
65W
rating-image3.8
65W
通常利用時の最大周波数rating-image4.4
3.7GHz
rating-image2.2
3.1GHz
ブースト時の最大周波数rating-image3.8
4.4GHz
rating-image4.2
4.5GHz
三次キャッシュrating-image1.8
8MB
rating-image2.5
12MB
コア数rating-image1.8
4コア
rating-image2.5
6コア
スレッド数rating-image1.7
8スレッド
rating-image2.4
12スレッド

Core i5 10500 と比較して Core i3 10300 を選ぶメリット

  • 定格周波数

    89点(3.7GHz) vs 44.9点(3.1GHz)

Core i3 10300 と比較して Core i5 10500 を選ぶメリット

  • ブースト時の周波数

    75.5点(4.4GHz) vs 84.9点(4.5GHz)

  • 三次キャッシュ

    35.4点(8MB) vs 50.3点(12MB)

  • コア数

    35.2点(4コア) vs 50点(6コア)

  • スレッド数

    34.7点(8スレッド) vs 48.8点(12スレッド)

「Core i3 10300」と「Core i5 10500」を徹底比較する

基本情報について「Core i3 10300」と「Core i5 10500」を比較

TDPについて

TDPが小さいCPUは発熱が少ないのでノートパソコンなどで使用できる点で優れています。例えば冷却性能が低い小型PCケースに搭載するようなケースで重宝します。

TDPを「Core i3 10300」と「Core i5 10500」を比べると「Core i3 10300」は65Wに対して「Core i5 10500」は65Wです。「Core i5 10500」も「Core i3 10300」も違いはほぼゼロと言えます。実用上の差はありません。ほかの観点から比較するほうがよいでしょう。

TDP評価
Core i3 10300
65W76/100
Core i5 10500
65W76/100

CPU性能について「Core i3 10300」と「Core i5 10500」を比較

通常利用時の最大周波数について

通常利用時の最大周波数が高いCPUは高速に演算処理できるため、一度に多くの処理を実行可能な点で優れています。例えば複雑な処理を頻繁に行うような作業をするといったケースにおすすめです。

通常利用時の最大周波数について比べると「Core i3 10300」は3.7GHzであるのに対して「Core i5 10500」は3.1GHzです。0.6GHzの差があります。「Core i5 10500」の定格クロック数と比べて「Core i3 10300」はとても高いです。「Core i3 10300」はデータやアクセス処理を高速化できる点で「Core i5 10500」よりも秀でています。CPUの処理速度を高速化するのに「Core i3 10300」はとても向いています。実際の利用を考えると「Core i5 10500」と「Core i3 10300」は体感値として遥かに大きい差があります。「Core i3 10300」に決める上で一つの主な判断材料となるでしょう。

通常利用時の最大周波数評価
Core i3 10300
3.7GHz88/100
Core i5 10500
3.1GHz44/100

ブースト時の最大周波数について

ブースト時の最大周波数が高いCPUは3Dゲームなどで高い処理能力を維持できる点で使い勝手が良いです。例えば動画のエンコードなど、CPU負荷の高い作業をするようなときにおすすめです。

「Core i5 10500」は負荷のあるものを簡単に処理することができる点で「Core i3 10300」よりも良いです。消費電力や発熱を維持したまま処理速度をアップするのに「Core i5 10500」は多少適しています。実際の利用において「Core i5 10500」の方が「Core i3 10300」よりもどちらかといえばよいです。「Core i5 10500」が良いと思われます。ただ決定的に優れているとまでは言えないでしょう。

ブースト時の最大周波数評価
Core i3 10300
4.4GHz75/100
Core i5 10500
4.5GHz84/100

三次キャッシュ対応について

三次キャッシュに対応しているCPUはそれぞれのデータを階層別で管理することで処理能力を上げることができる点で優れています。例えばデータを階層別で管理できるのでメインメモリの処理を速くするようなときで役に立ちます。

「Core i5 10500」も「Core i3 10300」も三次キャッシュに対応しているCPUです。そのため多くの中間情報を高速に引き出せるので素早く処理できる点で優れています。どちらも膨大なデータを高速に処理するのに向いています。

三次キャッシュについて

三次キャッシュが多いCPUはパソコンの速度を著しく低下させずに使用できる点で使い勝手が良いです。特に頻繁にメインメモリにアクセスしてパソコンの動作が遅くならないようにするようなときで役に立ちます。

三次キャッシュについて「Core i5 10500」と「Core i3 10300」を比べると「Core i5 10500」は12MBに対して「Core i3 10300」は8MBです。4MBもの差があります。三次キャッシュという視点において「Core i5 10500」は「Core i3 10300」より非常に多いキャッシュ容量です。「Core i5 10500」は中間の計算結果を多く待避出来るので、複雑な計算をより早くできる点で「Core i3 10300」よりも優れていると言えます。「Core i5 10500」はよりCPUのポテンシャルを引き出して快適に使用するのにかなり向いています。実際に使う場面で「Core i3 10300」と比べて「Core i5 10500」は遥かに秀でていると言えます。「Core i5 10500」にする上で主な理由の一つになります。

三次キャッシュ評価
Core i3 10300
8MB35/100
Core i5 10500
12MB50/100

コア数について

コア数が多いCPUは同時に複数の作業を処理効率を上げることができ、より多くのアプリケーションを同時に実行できる点で秀でています。例えば複数の動作を同時処理するような場合におススメです。

コア数を比べると「Core i5 10500」は6コアであるのに対して「Core i3 10300」は4コアです。2コアの差があります。「Core i3 10300」と比べて「Core i5 10500」はややコア数が多いです。「Core i5 10500」は一つのタスクについて並列で処理することで高速で処理したり、多くのタスクを同時に実行出来る点で「Core i3 10300」よりも多少優れているかもしれません。「Core i5 10500」は複数の動画のエンコードのような作業をするのにややおススメです。実際に使うことを想定したとき「Core i5 10500」と「Core i3 10300」は体感上多少大きい違いがあります。「Core i5 10500」は「Core i3 10300」よりいいと言えます。ただ決定的に優れていると言える程の差はありません。

コア数評価
Core i3 10300
4コア35/100
Core i5 10500
6コア50/100

マルチスレッド対応について

マルチスレッドに対応しているCPUは複数同時処理で作業できる点で優れています。例えばパソコンの複数の処理を効率的に並行実施するといったようなケースで役立ちます。

「Core i5 10500」も「Core i3 10300」もマルチスレッドに対応しているCPUです。そのため多くのタスクを一つのコアで同時に実行できる点で優れています。どちらも複数の作業を処理効率を保ちながら同時進行するのに適しています。

スレッド数について

スレッド数が多いCPUは複数のアプリケーションを同時に処理できる点で秀でています。例えば同時に複数の処理をするような場合に向いています。

スレッド数を「Core i3 10300」と「Core i5 10500」を比べると「Core i3 10300」は8スレッドに対して「Core i5 10500」は12スレッドです。4スレッドの差があります。「Core i5 10500」は「Core i3 10300」に比べて比較的スレッド数が多いです。待ち時間・バッファーが多いタスクを同時に実行する際に効率的に処理できる点で「Core i5 10500」の方が「Core i3 10300」よりも多少優れているかもしれません。「Core i5 10500」は複数のアプリケーションを同時にストレスなく実行するのに多少適しています。実際に使う場面で「Core i5 10500」と「Core i3 10300」は体感上やや大きい差があります。「Core i3 10300」より「Core i5 10500」が良いですが、非常に優れているとまでは言えません。

スレッド数評価
Core i3 10300
8スレッド34/100
Core i5 10500
12スレッド48/100

「Core i3 10300」と「Core i5 10500」の違いを表で比較する

Core i3 10300Core i5 10500
Core i3 10300Core i5 10500
基本情報
シリーズ名Comet LakeComet Lake
内蔵グラフィックスIntel UHD Graphics 630Intel UHD Graphics 630
ソケットの形状LGA1200LGA1200
TDP65W65W
CPU性能
通常利用時の最大周波数3.7GHz3.1GHz
ブースト時の最大周波数4.4GHz4.5GHz
三次キャッシュ対応
三次キャッシュ8MB12MB
コア数4コア6コア
マルチスレッド対応
スレッド数8スレッド12スレッド

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