Core i3 10300 と AMD Athlon 3000G のレビュー。どちらがいい?
作成日時: 2020-06-14 14:27:00、更新日時: 2021-10-20 20:40:40
「AMD Athlon 3000G」と「Core i3 10300」の特徴を点数評価しました!どういう面で違いや差があるのか?どっちが優れているのかを徹底評価。
Core i3 10300 | AMD Athlon 3000G | |||
総合評価: | 57.8/100 (総合: 232位) | 34.9/100 (総合: 696位) | ||
TDP | 76/100 | 98/100 | ||
通常利用時の最大周波数 | 88/100 | 71/100 | ||
三次キャッシュ | 35/100 | 9/100 | ||
コア数 | 35/100 | 10/100 | ||
スレッド数 | 34/100 | 10/100 | ||
「Core i3 10300」と「AMD Athlon 3000G」を徹底比較する
基本情報について「Core i3 10300」と「AMD Athlon 3000G」を比較
TDPについて
TDPが小さいCPUは発熱が少ないのでノートパソコンなどで使用できる点で優れています。例えば冷却性能が低い小型PCケースに搭載するようなケースで重宝します。
TDPについて比べると「AMD Athlon 3000G」は35Wに対して「Core i3 10300」は65Wです。30Wの差があります。「AMD Athlon 3000G」の放熱量は「Core i3 10300」に比べて比較的小さいです。最大放熱量の小ささランキングで比較すると全2005製品のなかで「AMD Athlon 3000G」は160位で「Core i3 10300」は522位なので、大きく違うとまでは言えないもののそれなりの差はあります。
CPU自体の発熱を少なくできる点で「AMD Athlon 3000G」の方が良いです。「AMD Athlon 3000G」は熱の放散を抑えることができるため、冷却機構を小型化して本体をスリム化したり、モバイルで利用するのにややおすすめです。実際の利用を想定したとき「AMD Athlon 3000G」と「Core i3 10300」の体感上の違いはどちらかといえば大きいです。「AMD Athlon 3000G」は「Core i3 10300」よりいいでしょう。ただ決定的といえるくらいの差はないです。
CPU性能について「Core i3 10300」と「AMD Athlon 3000G」を比較
通常利用時の最大周波数について
通常利用時の最大周波数が高いCPUは高速に演算処理できるため、一度に多くの処理を実行可能な点で優れています。例えば複雑な処理を頻繁に行うような作業をするといったケースにおすすめです。
通常利用時の最大周波数について「Core i3 10300」と「AMD Athlon 3000G」を比較すると「Core i3 10300」は3.7GHzに対して「AMD Athlon 3000G」は3.5GHzです。0.2GHzの差があります。「AMD Athlon 3000G」の定格クロック数と比べて「Core i3 10300」は比較的高いです。定格周波数ランキングで見てみると2150製品中「Core i3 10300」は142位で「AMD Athlon 3000G」は340位です。ほとんど差は無いと言えます。
データやアクセス処理を高速化できる点で「AMD Athlon 3000G」より「Core i3 10300」の方がよいです。「Core i3 10300」は複数の作業、アプリケーションを同時に処理するのに比較的おススメです。実際に使う場面で「Core i3 10300」と「AMD Athlon 3000G」の実用においての違いは比較的大きいです。「Core i3 10300」は「AMD Athlon 3000G」よりいいですが決め手になるほどの差はないでしょう。
三次キャッシュ対応について
三次キャッシュに対応しているCPUはそれぞれのデータを階層別で管理することで処理能力を上げることができる点で優れています。例えばデータを階層別で管理できるのでメインメモリの処理を速くするようなときで役に立ちます。
「AMD Athlon 3000G」も「Core i3 10300」も三次キャッシュに対応しているCPUです。そのため多くの中間情報を高速に引き出せるので素早く処理できる点で優れています。どちらも膨大なデータを高速に処理するのに向いています。
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三次キャッシュについて
三次キャッシュが多いCPUはパソコンの速度を著しく低下させずに使用できる点で使い勝手が良いです。特に頻繁にメインメモリにアクセスしてパソコンの動作が遅くならないようにするようなときで役に立ちます。
三次キャッシュについて「Core i3 10300」と「AMD Athlon 3000G」を比べると「Core i3 10300」は8MBに対して「AMD Athlon 3000G」は4MBです。4MBもの差があります。三次キャッシュという視点において「Core i3 10300」は「AMD Athlon 3000G」より非常に多いキャッシュ容量です。三次キャッシュ容量の多さランキングで比べると全1194製品中「Core i3 10300」は601位であるのに対し「AMD Athlon 3000G」は1033位で、CPUの中ではケタ違いな差があると言えそうです。
「Core i3 10300」は中間の計算結果を多く待避出来るので、複雑な計算をより早くできる点で「AMD Athlon 3000G」よりも優れていると言えます。「Core i3 10300」はよりCPUのポテンシャルを引き出して快適に使用するのにかなり向いています。実際に使う場面で「AMD Athlon 3000G」と比べて「Core i3 10300」は遥かに秀でていると言えます。「Core i3 10300」にする上で主な理由の一つになります。
コア数について
コア数が多いCPUは同時に複数の作業を処理効率を上げることができ、より多くのアプリケーションを同時に実行できる点で秀でています。例えば複数の動作を同時処理するような場合におススメです。
コア数について比べると「AMD Athlon 3000G」は2コアに対して「Core i3 10300」は4コアです。2コアの違いがあります。「AMD Athlon 3000G」より「Core i3 10300」の方がとてもコア数が多いです。コア数の多さランキングで比べると全2152製品中「Core i3 10300」は638位であるのに対し「AMD Athlon 3000G」は1446位で、CPUの中ではケタ違いな差があると言えそうです。
一つのタスクについて並列で処理することで高速で処理したり、多くのタスクを同時に実行出来る点で「Core i3 10300」の方が秀でていると言えます。「Core i3 10300」は同時に出来る処理作業を増やすことが出来るので、一度に色んなアプリを起動するのにかなりオススメです。実際に使う場面で「AMD Athlon 3000G」と「Core i3 10300」の体感値としての差は遥かに大きいです。「Core i3 10300」を選ぶための一つの重要な決め手となると思います。
マルチスレッド対応について
マルチスレッドに対応しているCPUは複数同時処理で作業できる点で優れています。例えばパソコンの複数の処理を効率的に並行実施するといったようなケースで役立ちます。
「AMD Athlon 3000G」も「Core i3 10300」もマルチスレッドに対応しているCPUです。そのため多くのタスクを一つのコアで同時に実行できる点で優れています。どちらも複数の作業を処理効率を保ちながら同時進行するのに適しています。
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スレッド数について
スレッド数が多いCPUは複数のアプリケーションを同時に処理できる点で秀でています。例えば同時に複数の処理をするような場合に向いています。
スレッド数について「AMD Athlon 3000G」と「Core i3 10300」を比べると「AMD Athlon 3000G」は4スレッドであり「Core i3 10300」は8スレッドです。4スレッドもの差があります。「AMD Athlon 3000G」と比べて「Core i3 10300」は非常に多いです。スレッド数の多さランキングで比べると804製品の中で「Core i3 10300」は428位で「AMD Athlon 3000G」は648位なのでCPUの中では差はかなり大きいと言えます。
待ち時間・バッファーが多いタスクを同時に実行する際に効率的に処理できる点で「Core i3 10300」の方が優れているでしょう。「Core i3 10300」は複数のアプリケーションを同時にストレスなく実行するのに非常におすすめです。実際に使うことを想定したとき「AMD Athlon 3000G」と比べて「Core i3 10300」はとても優れていると言えます。「Core i3 10300」を選ぶ主な判断材料の一つになります。
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Core i3 10300
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AMD Athlon 3000G
「Core i3 10300」と「AMD Athlon 3000G」の違いを表で比較する
Core i3 10300 | AMD Athlon 3000G | |||
基本情報 | ||||
シリーズ名 | Comet Lake | - | ||
内蔵グラフィックス | Intel UHD Graphics 630 | Radeon Vega 3 Graphics | ||
ソケットの形状 | LGA1200 | Socket AM4 | ||
TDP | 65W | 35W | ||
CPU性能 | ||||
通常利用時の最大周波数 | 3.7GHz | 3.5GHz | ||
ブースト時の最大周波数 | 4.4GHz | - | ||
二次キャッシュ対応 | - | ○ | ||
二次キャッシュ | - | 1MB | ||
三次キャッシュ対応 | ○ | ○ | ||
三次キャッシュ | 8MB | 4MB | ||
コア数 | 4コア | 2コア | ||
マルチスレッド対応 | ○ | ○ | ||
スレッド数 | 8スレッド | 4スレッド | ||
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