インテル Xeon W-3223 と Core i5 10600K の違いや差は?選ぶならどちらがおすすめ?

作成日時: 2020-06-01 15:08:14、更新日時: 2021-10-20 20:09:59

Core i5 10600Kインテル Xeon W-3223
Core i5 10600Kインテル Xeon W-3223

「Core i5 10600K」と「インテル Xeon W-3223」についてどちらの評価が優れているかについて詳しく解説。使い勝手や利便性について評価・比較しました。どちらのCPUを選んだらいいのか悩んでいるならお勧めします。

Core i5 10600Kインテル Xeon W-3223
Core i5 10600Kインテル Xeon W-3223
総合評価:
TDPrating-image1.5
125W
rating-image1
160W
通常利用時の最大周波数rating-image4.9
4.1GHz
rating-image3.6
3.5GHz
ブースト時の最大周波数rating-image4.9
4.8GHz
rating-image3.0
4.2GHz
三次キャッシュrating-image2.5
12MB
rating-image3.1
16MB
コア数rating-image2.5
6コア
rating-image3.0
8コア
スレッド数rating-image2.4
12スレッド
rating-image2.9
16スレッド

インテル Xeon W-3223 と比較して Core i5 10600K を選ぶメリット

  • 定格周波数

    98.1点(4.1GHz) vs 71.8点(3.5GHz)

  • ブースト時の周波数

    98点(4.8GHz) vs 59.3点(4.2GHz)

Core i5 10600K と比較して インテル Xeon W-3223 を選ぶメリット

  • 三次キャッシュ

    50.3点(12MB) vs 62.1点(16MB)

  • コア数

    50点(6コア) vs 60.5点(8コア)

  • スレッド数

    48.8点(12スレッド) vs 58.8点(16スレッド)

「Core i5 10600K」と「インテル Xeon W-3223」を徹底比較する

CPU性能について「Core i5 10600K」と「インテル Xeon W-3223」を比較

通常利用時の最大周波数について

通常利用時の最大周波数が高いCPUは高速に演算処理できるため、一度に多くの処理を実行可能な点で優れています。例えば複雑な処理を頻繁に行うような作業をするといったケースにおすすめです。

通常利用時の最大周波数について「Core i5 10600K」と「インテル Xeon W-3223」を比較すると「Core i5 10600K」は4.1GHzに対して「インテル Xeon W-3223」は3.5GHzです。0.5GHzの差があります。「インテル Xeon W-3223」の定格クロック数と比べて「Core i5 10600K」は比較的高いです。定格周波数ランキングで比較すると全2150製品のなかで「Core i5 10600K」は25位で「インテル Xeon W-3223」は296位なので、大きく違うとまでは言えないもののそれなりの差はあります。

データやアクセス処理を高速化できる点で「インテル Xeon W-3223」より「Core i5 10600K」の方がよいです。「Core i5 10600K」は複数の作業、アプリケーションを同時に処理するのに比較的おススメです。実際に使う場面で「Core i5 10600K」と「インテル Xeon W-3223」の実用においての違いは比較的大きいです。「Core i5 10600K」は「インテル Xeon W-3223」よりいいですが決め手になるほどの差はないでしょう。

通常利用時の最大周波数評価
Core i5 10600K
4.1GHz98/100
インテル Xeon W-3223
3.5GHz71/100

ブースト時の最大周波数について

ブースト時の最大周波数が高いCPUは3Dゲームなどで高い処理能力を維持できる点で使い勝手が良いです。例えば動画のエンコードなど、CPU負荷の高い作業をするようなときにおすすめです。

ブースト時の最大周波数について比べると「インテル Xeon W-3223」は4.2GHzであり「Core i5 10600K」は4.8GHzです。0.5GHzもの差があります。ブースト時の最大周波数という角度で見ると「インテル Xeon W-3223」と比較して「Core i5 10600K」は非常に高いです。ブースト時のクロック数ランキングで比べると727製品の中で「Core i5 10600K」は112位で「インテル Xeon W-3223」は261位なのでCPUの中では差はかなり大きいと言えます。

負荷のあるものを簡単に処理することができる点で「Core i5 10600K」の方が秀でているでしょう。消費電力や発熱を維持したまま処理速度をアップするのに「Core i5 10600K」はとても適しています。実際に利用する上で「Core i5 10600K」と「インテル Xeon W-3223」の実用上の違いはかなり大きいです。「Core i5 10600K」にする上で主な判断材料の一つとなると思います。

ブースト時の最大周波数評価
Core i5 10600K
4.8GHz97/100
インテル Xeon W-3223
4.2GHz59/100

三次キャッシュ対応について

三次キャッシュに対応しているCPUはそれぞれのデータを階層別で管理することで処理能力を上げることができる点で優れています。例えばデータを階層別で管理できるのでメインメモリの処理を速くするようなときで役に立ちます。

「インテル Xeon W-3223」も「Core i5 10600K」も三次キャッシュに対応しているCPUです。そのため多くの中間情報を高速に引き出せるので素早く処理できる点で優れています。どちらも膨大なデータを高速に処理するのに向いています。

三次キャッシュについて

三次キャッシュが多いCPUはパソコンの速度を著しく低下させずに使用できる点で使い勝手が良いです。特に頻繁にメインメモリにアクセスしてパソコンの動作が遅くならないようにするようなときで役に立ちます。

三次キャッシュを比較すると「インテル Xeon W-3223」は16MBで「Core i5 10600K」は12MBです。「インテル Xeon W-3223」のキャッシュ容量の方が「Core i5 10600K」よりも多少多いです。三次キャッシュ容量の多さランキングで比較すると全1194製品のなかで「インテル Xeon W-3223」は343位で「Core i5 10600K」は479位なので、大きく違うとまでは言えないもののそれなりの差はあります。

「インテル Xeon W-3223」は中間の計算結果を多く待避出来るので、複雑な計算をより早くできる点で「Core i5 10600K」よりも無難と言えるでしょう。しかしながらよりCPUのポテンシャルを引き出して快適に使用する場合でも基本的にどちらを選んでも大したことはないくらいの差だと思います。数値としては「インテル Xeon W-3223」の方が多いですが通常利用において気にするほどの違いはほぼないでしょう。

三次キャッシュ評価
Core i5 10600K
12MB50/100
インテル Xeon W-3223
16MB62/100

コア数について

コア数が多いCPUは同時に複数の作業を処理効率を上げることができ、より多くのアプリケーションを同時に実行できる点で秀でています。例えば複数の動作を同時処理するような場合におススメです。

コア数について比較すると「インテル Xeon W-3223」は8コアで「Core i5 10600K」は6コアです。コア数について「Core i5 10600K」より「インテル Xeon W-3223」の方が多少多いです。コア数の多さランキングで見てみると2152製品中「Core i5 10600K」は462位で「インテル Xeon W-3223」は363位です。ほとんど差は無いと言えます。

一つのタスクについて並列で処理することで高速で処理したり、多くのタスクを同時に実行出来る点で「インテル Xeon W-3223」の方が「Core i5 10600K」よりもどちらかといえば良いといえなくもないでしょう。しかしながら同時に出来る処理作業を増やすことが出来るので、一度に色んなアプリを起動する場合でも実用上の違いはほとんど無いと思います。数値的には「Core i5 10600K」より「インテル Xeon W-3223」の方が多いですが通常の利用において気にするほどの違いはほとんどありません。

コア数評価
Core i5 10600K
6コア50/100
インテル Xeon W-3223
8コア60/100

マルチスレッド対応について

マルチスレッドに対応しているCPUは複数同時処理で作業できる点で優れています。例えばパソコンの複数の処理を効率的に並行実施するといったようなケースで役立ちます。

「インテル Xeon W-3223」も「Core i5 10600K」もマルチスレッドに対応しているCPUです。そのため多くのタスクを一つのコアで同時に実行できる点で優れています。どちらも複数の作業を処理効率を保ちながら同時進行するのに適しています。

スレッド数について

スレッド数が多いCPUは複数のアプリケーションを同時に処理できる点で秀でています。例えば同時に複数の処理をするような場合に向いています。

スレッド数を「インテル Xeon W-3223」と「Core i5 10600K」を比べると「インテル Xeon W-3223」は16スレッドであり「Core i5 10600K」は12スレッドです。「Core i5 10600K」と比較して「インテル Xeon W-3223」はわずかに多いです。スレッド数の多さランキングで見てみると804製品中「Core i5 10600K」は358位で「インテル Xeon W-3223」は295位です。ほとんど差は無いと言えます。

「インテル Xeon W-3223」は待ち時間・バッファーが多いタスクを同時に実行する際に効率的に処理できる点で「Core i5 10600K」よりもどちらかといえば良いです。複数のアプリケーションを同時にストレスなく実行する場合でもハッキリと体感できるほどの違いはないだと思われます。数値としては「インテル Xeon W-3223」の方が多いですが、通常利用において体感できるほどの差はほぼないでしょう。

スレッド数評価
Core i5 10600K
12スレッド48/100
インテル Xeon W-3223
16スレッド58/100

基本情報について「Core i5 10600K」と「インテル Xeon W-3223」を比較

TDPについて

TDPが小さいCPUは発熱が少ないのでノートパソコンなどで使用できる点で優れています。例えば冷却性能が低い小型PCケースに搭載するようなケースで重宝します。

TDPについて比べると「Core i5 10600K」は125Wで「インテル Xeon W-3223」は160Wです。35Wもの差があります。「インテル Xeon W-3223」と比べて「Core i5 10600K」はかなり小さいです。最大放熱量の小ささランキングで比較すると全2005製品のなかで「Core i5 10600K」は1639位で「インテル Xeon W-3223」は1883位なので、大きく違うとまでは言えないもののそれなりの差はあります。

「Core i5 10600K」はCPU自体の発熱を少なくできる点で「インテル Xeon W-3223」よりも優れていると言えます。熱の放散を抑えることができるため、冷却機構を小型化して本体をスリム化したり、モバイルで利用するのに「Core i5 10600K」はかなりオススメです。実際の利用を想定したとき「Core i5 10600K」の方が「インテル Xeon W-3223」よりも非常に優れているでしょう。「Core i5 10600K」を選ぶ上で重要な判断材料の一つとなるでしょう。

TDP評価
Core i5 10600K
125W30/100
インテル Xeon W-3223
160W12/100

「Core i5 10600K」と「インテル Xeon W-3223」の違いを表で比較する

Core i5 10600Kインテル Xeon W-3223
画像Core i5 10600Kインテル Xeon W-3223
シリーズ名Comet LakeCascade Lake
内蔵グラフィックスIntel UHD Graphics 630 -
ソケットの形状LGA1200LGA3647
TDP125W160W
通常利用時の最大周波数4.1GHz3.5GHz
ブースト時の最大周波数4.8GHz4.2GHz
三次キャッシュ対応
三次キャッシュ12MB16MB
コア数6コア8コア
マルチスレッド対応
スレッド数12スレッド16スレッド

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