Core i5 10600KF と Core i5 7400T の違いを徹底比較。詳しい評価をまとめました

作成日時: 2020-06-01 14:12:08、更新日時: 2021-10-20 19:57:53

Core i5 10600KFCore i5 7400T
Core i5 10600KFCore i5 7400T

「Core i5 7400T」と「Core i5 10600KF」の違いについて評価・検証してみました。どのような面で異なるのでしょうか?「Core i5 10600KF」と「Core i5 7400T」のどっちを選んだらいいのか検討している人におススメです。

Core i5 10600KFCore i5 7400T
Core i5 10600KFCore i5 7400T
総合評価:

62.5/100

(総合: 204位)

32.6/100

(総合: 896位)

TDP
30/100
98/100
通常利用時の最大周波数
98/100
16/100
ブースト時の最大周波数
97/100
10/100
三次キャッシュ
50/100
24/100
コア数
50/100
35/100
スレッド数
48/100
10/100

Core i5 7400T と比較して Core i5 10600KF を選ぶメリット

  • 定格周波数

    98.1点(4.1GHz) vs 16.7点(2.4GHz)

  • ブースト時の周波数

    98点(4.8GHz) vs 10.3点(3GHz)

  • 三次キャッシュ

    50.3点(12MB) vs 24.8点(6MB)

  • コア数

    50点(6コア) vs 35.2点(4コア)

  • スレッド数

    48.8点(12スレッド) vs 10.6点(4スレッド)

  • マルチスレッド対応

Core i5 10600KF と比較して Core i5 7400T を選ぶメリット

    -

「Core i5 10600KF」と「Core i5 7400T」を徹底比較する

CPU性能について「Core i5 10600KF」と「Core i5 7400T」を比較

通常利用時の最大周波数について

通常利用時の最大周波数が高いCPUは高速に演算処理できるため、一度に多くの処理を実行可能な点で優れています。例えば複雑な処理を頻繁に行うような作業をするといったケースにおすすめです。

通常利用時の最大周波数について比べると「Core i5 10600KF」は4.1GHzであるのに対して「Core i5 7400T」は2.4GHzです。1.6GHzの差があります。「Core i5 7400T」の定格クロック数と比べて「Core i5 10600KF」はとても高いです。定格周波数ランキングで比べると全2150製品中「Core i5 10600KF」は26位であるのに対し「Core i5 7400T」は1483位で、CPUの中ではケタ違いな差があると言えそうです。

「Core i5 10600KF」はデータやアクセス処理を高速化できる点で「Core i5 7400T」よりも秀でています。「Core i5 10600KF」は複数の作業、アプリケーションを同時に処理するのに非常に向いています。実際の利用を考えると「Core i5 7400T」と「Core i5 10600KF」は体感値として遥かに大きい差があります。「Core i5 10600KF」に決める上で一つの主な判断材料となるでしょう。

通常利用時の最大周波数評価
Core i5 10600KF
4.1GHz98/100
Core i5 7400T
2.4GHz16/100

ブースト時の最大周波数について

ブースト時の最大周波数が高いCPUは3Dゲームなどで高い処理能力を維持できる点で使い勝手が良いです。例えば動画のエンコードなど、CPU負荷の高い作業をするようなときにおすすめです。

ブースト時の最大周波数について比べると「Core i5 7400T」は3GHzであり「Core i5 10600KF」は4.8GHzです。1.7GHzもの差があります。ブースト時の最大周波数という角度で見ると「Core i5 7400T」と比較して「Core i5 10600KF」は非常に高いです。ブースト時のクロック数ランキングで比べると全727製品中「Core i5 10600KF」は113位であるのに対し「Core i5 7400T」は646位で、CPUの中ではケタ違いな差があると言えそうです。

パソコンの処理速度を上げることができる点で「Core i5 10600KF」の方が「Core i5 7400T」よりも秀でています。消費電力や発熱を維持したまま処理速度をアップするのに「Core i5 10600KF」はとても適しています。実際に利用する上で「Core i5 10600KF」と「Core i5 7400T」の実用上の違いはかなり大きいです。「Core i5 10600KF」にする上で主な判断材料の一つとなると思います。

ブースト時の最大周波数評価
Core i5 10600KF
4.8GHz97/100
Core i5 7400T
3GHz10/100

三次キャッシュ対応について

三次キャッシュに対応しているCPUはそれぞれのデータを階層別で管理することで処理能力を上げることができる点で優れています。例えばデータを階層別で管理できるのでメインメモリの処理を速くするようなときで役に立ちます。

「Core i5 7400T」も「Core i5 10600KF」も三次キャッシュに対応しているCPUです。そのため多くの中間情報を高速に引き出せるので素早く処理できる点で優れています。どちらも膨大なデータを高速に処理するのに向いています。

三次キャッシュについて

三次キャッシュが多いCPUはパソコンの速度を著しく低下させずに使用できる点で使い勝手が良いです。特に頻繁にメインメモリにアクセスしてパソコンの動作が遅くならないようにするようなときで役に立ちます。

三次キャッシュについて「Core i5 10600KF」と「Core i5 7400T」を比べると「Core i5 10600KF」は12MBに対して「Core i5 7400T」は6MBです。6MBもの差があります。三次キャッシュという視点において「Core i5 10600KF」は「Core i5 7400T」より非常に多いキャッシュ容量です。三次キャッシュ容量の多さランキングで比べると全1194製品中「Core i5 10600KF」は480位であるのに対し「Core i5 7400T」は907位で、CPUの中ではケタ違いな差があると言えそうです。

「Core i5 10600KF」はRAMのアクセスや消費量を減らすことができため、パフォーマンス全体を向上させることができる点で「Core i5 7400T」よりも秀でているでしょう。「Core i5 10600KF」はよりCPUのポテンシャルを引き出して快適に使用するのにかなり向いています。実際に使う場面で「Core i5 7400T」と比べて「Core i5 10600KF」は遥かに秀でていると言えます。「Core i5 10600KF」にする上で主な理由の一つになります。

三次キャッシュ評価
Core i5 10600KF
12MB50/100
Core i5 7400T
6MB24/100

コア数について

コア数が多いCPUは同時に複数の作業を処理効率を上げることができ、より多くのアプリケーションを同時に実行できる点で秀でています。例えば複数の動作を同時処理するような場合におススメです。

コア数を比べると「Core i5 10600KF」は6コアであるのに対して「Core i5 7400T」は4コアです。2コアの差があります。「Core i5 7400T」と比べて「Core i5 10600KF」はややコア数が多いです。コア数の多さランキングで比べると2152製品の中で「Core i5 10600KF」は463位で「Core i5 7400T」は1088位なのでCPUの中では差はかなり大きいと言えます。

「Core i5 10600KF」は一つのタスクについて並列で処理することで高速で処理したり、多くのタスクを同時に実行出来る点で「Core i5 7400T」よりも多少優れているかもしれません。「Core i5 10600KF」は同時に出来る処理作業を増やすことが出来るので、一度に色んなアプリを起動するのに多少おすすめです。実際に使うことを想定したとき「Core i5 10600KF」と「Core i5 7400T」は体感上多少大きい違いがあります。「Core i5 10600KF」は「Core i5 7400T」よりいいと言えます。ただ決定的に優れていると言える程の差はありません。

コア数評価
Core i5 10600KF
6コア50/100
Core i5 7400T
4コア35/100

スレッド数について

スレッド数が多いCPUは複数のアプリケーションを同時に処理できる点で秀でています。例えば同時に複数の処理をするような場合に向いています。

スレッド数について「Core i5 7400T」と「Core i5 10600KF」を比べると「Core i5 7400T」は4スレッドであり「Core i5 10600KF」は12スレッドです。8スレッドもの差があります。「Core i5 7400T」と比べて「Core i5 10600KF」は非常に多いです。スレッド数の多さランキングで比べると全804製品中「Core i5 10600KF」は359位であるのに対し「Core i5 7400T」は707位で、CPUの中ではケタ違いな差があると言えそうです。

待ち時間・バッファーが多いタスクを同時に実行する際に効率的に処理できる点で「Core i5 10600KF」の方が優れているでしょう。「Core i5 10600KF」は複数のアプリケーションを同時にストレスなく実行するのに非常におすすめです。実際に使うことを想定したとき「Core i5 7400T」と比べて「Core i5 10600KF」はとても優れていると言えます。「Core i5 10600KF」を選ぶ主な判断材料の一つになります。

スレッド数評価
Core i5 10600KF
12スレッド48/100
Core i5 7400T
4スレッド10/100

基本情報について「Core i5 10600KF」と「Core i5 7400T」を比較

TDPについて

TDPが小さいCPUは発熱が少ないのでノートパソコンなどで使用できる点で優れています。例えば冷却性能が低い小型PCケースに搭載するようなケースで重宝します。

TDPについて比べると「Core i5 7400T」は35Wで「Core i5 10600KF」は125Wです。90Wもの差があります。「Core i5 10600KF」と比べて「Core i5 7400T」はかなり小さいです。最大放熱量の小ささランキングで比べると全2005製品中「Core i5 7400T」は191位であるのに対し「Core i5 10600KF」は1640位で、CPUの中ではケタ違いな差があると言えそうです。

「Core i5 7400T」はCPU自体の発熱を少なくできる点で「Core i5 10600KF」よりも優れていると言えます。熱の放散を抑えることができるため、冷却機構を小型化して本体をスリム化したり、モバイルで利用するのに「Core i5 7400T」はかなりオススメです。実際の利用を想定したとき「Core i5 7400T」の方が「Core i5 10600KF」よりも非常に優れているでしょう。「Core i5 7400T」を選ぶ上で重要な判断材料の一つとなるでしょう。

TDP評価
Core i5 10600KF
125W30/100
Core i5 7400T
35W98/100

「Core i5 10600KF」と「Core i5 7400T」の違いを表で比較する

Core i5 10600KFCore i5 7400T
Core i5 10600KFCore i5 7400T
基本情報
シリーズ名Comet LakeKaby Lake-S
内蔵グラフィックス - Intel HD Graphics 630
ソケットの形状LGA1200LGA1151
TDP125W35W
CPU性能
通常利用時の最大周波数4.1GHz2.4GHz
ブースト時の最大周波数4.8GHz3GHz
三次キャッシュ対応
三次キャッシュ12MB6MB
コア数6コア4コア
マルチスレッド対応 -
スレッド数12スレッド4スレッド

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