Core i3 10100 と インテル Celeron G5920 の違いを徹底比較。詳しい評価をまとめました

作成日時: 2020-05-31 17:29:03、更新日時: 2021-10-20 19:50:35

Core i3 10100インテル Celeron G5920
Core i3 10100インテル Celeron G5920

「Core i3 10100」と「インテル Celeron G5920」についてどちらの評価が優れているかについて詳しく解説。使い勝手や利便性について評価・比較しました。どちらのCPUを選んだらいいのか悩んでいるならお勧めします。

Core i3 10100インテル Celeron G5920
Core i3 10100インテル Celeron G5920
総合評価:
TDPrating-image3.8
65W
rating-image4.3
58W
通常利用時の最大周波数rating-image4.0
3.6GHz
rating-image3.6
3.5GHz
コア数rating-image1.8
4コア
rating-image1
2コア

インテル Celeron G5920 と比較して Core i3 10100 を選ぶメリット

  • 定格周波数

    80点(3.6GHz) vs 71.8点(3.5GHz)

  • 三次キャッシュ

    24.8点(6MB) vs 0点(2MB)

  • コア数

    35.2点(4コア) vs 10点(2コア)

  • スレッド数

    34.7点(8スレッド) vs 0点(2スレッド)

  • マルチスレッド対応

Core i3 10100 と比較して インテル Celeron G5920 を選ぶメリット

    -

「Core i3 10100」と「インテル Celeron G5920」を徹底比較する

基本情報について「Core i3 10100」と「インテル Celeron G5920」を比較

TDPについて

TDPが小さいCPUは発熱が少ないのでノートパソコンなどで使用できる点で優れています。例えば冷却性能が低い小型PCケースに搭載するようなケースで重宝します。

TDPについて比べると「インテル Celeron G5920」は58Wに対して「Core i3 10100」は65Wです。7Wの差があります。「インテル Celeron G5920」の放熱量は「Core i3 10100」に比べて比較的小さいです。最大放熱量の小ささランキングで見てみると2005製品中「Core i3 10100」は545位で「インテル Celeron G5920」は412位です。ほとんど差は無いと言えます。

CPU自体の発熱を少なくできる点で「インテル Celeron G5920」の方が良いです。「インテル Celeron G5920」は熱の放散を抑えることができるため、冷却機構を小型化して本体をスリム化したり、モバイルで利用するのにややおすすめです。実際の利用を想定したとき「インテル Celeron G5920」と「Core i3 10100」の体感上の違いはどちらかといえば大きいです。「インテル Celeron G5920」は「Core i3 10100」よりいいでしょう。ただ決定的といえるくらいの差はないです。

TDP評価
Core i3 10100
65W76/100
インテル Celeron G5920
58W85/100

CPU性能について「Core i3 10100」と「インテル Celeron G5920」を比較

通常利用時の最大周波数について

通常利用時の最大周波数が高いCPUは高速に演算処理できるため、一度に多くの処理を実行可能な点で優れています。例えば複雑な処理を頻繁に行うような作業をするといったケースにおすすめです。

通常利用時の最大周波数を「インテル Celeron G5920」と「Core i3 10100」を比較すると「インテル Celeron G5920」は3.5GHzであり「Core i3 10100」は3.6GHzです。「Core i3 10100」の方が「インテル Celeron G5920」よりもわずかに定格クロック数が高いです。定格周波数ランキングで見てみると2150製品中「Core i3 10100」は209位で「インテル Celeron G5920」は354位です。ほとんど差は無いと言えます。

データやアクセス処理を高速化できる点で「Core i3 10100」の方がどちらかといえば良いといえなくもないでしょう。しかしながら複数の作業、アプリケーションを同時に処理する場合でも実感上の違いはほとんど無いと思います。数値的には「Core i3 10100」の方が「インテル Celeron G5920」より高いですが、体感できるほどの違いはほぼありません。

通常利用時の最大周波数評価
Core i3 10100
3.6GHz80/100
インテル Celeron G5920
3.5GHz71/100

三次キャッシュ対応について

三次キャッシュに対応しているCPUはそれぞれのデータを階層別で管理することで処理能力を上げることができる点で優れています。例えばデータを階層別で管理できるのでメインメモリの処理を速くするようなときで役に立ちます。

「インテル Celeron G5920」も「Core i3 10100」も三次キャッシュに対応しているCPUです。そのため多くの中間情報を高速に引き出せるので素早く処理できる点で優れています。どちらも膨大なデータを高速に処理するのに向いています。

三次キャッシュについて

三次キャッシュが多いCPUはパソコンの速度を著しく低下させずに使用できる点で使い勝手が良いです。特に頻繁にメインメモリにアクセスしてパソコンの動作が遅くならないようにするようなときで役に立ちます。

三次キャッシュについて「Core i3 10100」と「インテル Celeron G5920」を比べると「Core i3 10100」は6MBに対して「インテル Celeron G5920」は2MBです。4MBもの差があります。三次キャッシュという視点において「Core i3 10100」は「インテル Celeron G5920」より非常に多いキャッシュ容量です。三次キャッシュ容量の多さランキングで比べると1194製品の中で「Core i3 10100」は791位で「インテル Celeron G5920」は1147位なのでCPUの中では差はかなり大きいと言えます。

「Core i3 10100」は中間の計算結果を多く待避出来るので、複雑な計算をより早くできる点で「インテル Celeron G5920」よりも優れていると言えます。「Core i3 10100」はよりCPUのポテンシャルを引き出して快適に使用するのにかなり向いています。実際に使う場面で「インテル Celeron G5920」と比べて「Core i3 10100」は遥かに秀でていると言えます。「Core i3 10100」にする上で主な理由の一つになります。

三次キャッシュ評価
Core i3 10100
6MB24/100
インテル Celeron G5920
2MB0/100

コア数について

コア数が多いCPUは同時に複数の作業を処理効率を上げることができ、より多くのアプリケーションを同時に実行できる点で秀でています。例えば複数の動作を同時処理するような場合におススメです。

コア数について比べると「インテル Celeron G5920」は2コアに対して「Core i3 10100」は4コアです。2コアの違いがあります。「インテル Celeron G5920」より「Core i3 10100」の方がとてもコア数が多いです。コア数の多さランキングで比べると全2152製品中「Core i3 10100」は680位であるのに対し「インテル Celeron G5920」は1554位で、CPUの中ではケタ違いな差があると言えそうです。

一つのタスクについて並列で処理することで高速で処理したり、多くのタスクを同時に実行出来る点で「Core i3 10100」の方が秀でていると言えます。「Core i3 10100」は同時に出来る処理作業を増やすことが出来るので、一度に色んなアプリを起動するのにかなりオススメです。実際に使う場面で「インテル Celeron G5920」と「Core i3 10100」の体感値としての差は遥かに大きいです。「Core i3 10100」を選ぶための一つの重要な決め手となると思います。

コア数評価
Core i3 10100
4コア35/100
インテル Celeron G5920
2コア10/100

スレッド数について

スレッド数が多いCPUは複数のアプリケーションを同時に処理できる点で秀でています。例えば同時に複数の処理をするような場合に向いています。

スレッド数について「インテル Celeron G5920」と「Core i3 10100」を比べると「インテル Celeron G5920」は2スレッドであり「Core i3 10100」は8スレッドです。6スレッドもの差があります。「インテル Celeron G5920」と比べて「Core i3 10100」は非常に多いです。スレッド数の多さランキングで比べると全804製品中「Core i3 10100」は443位であるのに対し「インテル Celeron G5920」は762位で、CPUの中ではケタ違いな差があると言えそうです。

待ち時間・バッファーが多いタスクを同時に実行する際に効率的に処理できる点で「Core i3 10100」の方が優れているでしょう。「Core i3 10100」は複数のアプリケーションを同時にストレスなく実行するのに非常におすすめです。実際に使うことを想定したとき「インテル Celeron G5920」と比べて「Core i3 10100」はとても優れていると言えます。「Core i3 10100」を選ぶ主な判断材料の一つになります。

スレッド数評価
Core i3 10100
8スレッド34/100
インテル Celeron G5920
2スレッド0/100

「Core i3 10100」と「インテル Celeron G5920」の違いを表で比較する

Core i3 10100インテル Celeron G5920
Core i3 10100インテル Celeron G5920
基本情報
シリーズ名Comet LakeComet Lake
内蔵グラフィックスIntel UHD Graphics 630Intel UHD Graphics 610
ソケットの形状LGA1200LGA1200
TDP65W58W
CPU性能
通常利用時の最大周波数3.6GHz3.5GHz
ブースト時の最大周波数4.3GHz -
三次キャッシュ対応
三次キャッシュ6MB2MB
コア数4コア2コア
マルチスレッド対応 -
スレッド数8スレッド2スレッド

類似のCPUを探す

他のCPUと比較する

価格をチェック

類似のCPUを探す

他のCPUと比較する

価格をチェック

価格をチェックする

お探しの情報は見つかりましたか?性能や機能名などのキーワードで検索することでさらに詳しい情報を知ることができます。

Core i3 10100 の関連記事
インテル Celeron G5920 の関連記事

Core i3 10100 と評価が同程度のCPUを探す

Ryzen 3 3100

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:3.6GHz, ブースト時の最大周波数:3.9GHz, 二次キャッシュ:2MB, 三次キャッシュ:16MB, コア数:4コア, スレッド数:8スレッド

Core i9 10900K

TDP:125W, 通常利用時の最大周波数:3.7GHz, ブースト時の最大周波数:5.3GHz, 三次キャッシュ:20MB, コア数:10コア, スレッド数:20スレッド

Core i7 10700

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:2.9GHz, ブースト時の最大周波数:4.8GHz, 三次キャッシュ:16MB, コア数:8コア, スレッド数:16スレッド

Core i5 10500

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:3.1GHz, ブースト時の最大周波数:4.5GHz, 三次キャッシュ:12MB, コア数:6コア, スレッド数:12スレッド

Core i5 10600

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:3.3GHz, ブースト時の最大周波数:4.8GHz, 三次キャッシュ:12MB, コア数:6コア, スレッド数:12スレッド

Core i9 10900

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:2.8GHz, ブースト時の最大周波数:5.2GHz, 三次キャッシュ:20MB, コア数:10コア, スレッド数:20スレッド

Core i5 10600KF

TDP:125W, 通常利用時の最大周波数:4.1GHz, ブースト時の最大周波数:4.8GHz, 三次キャッシュ:12MB, コア数:6コア, スレッド数:12スレッド

Core i5 10600K

TDP:125W, 通常利用時の最大周波数:4.1GHz, ブースト時の最大周波数:4.8GHz, 三次キャッシュ:12MB, コア数:6コア, スレッド数:12スレッド

Pentium Gold G6400

TDP:58W, 通常利用時の最大周波数:4GHz, 三次キャッシュ:4MB, コア数:2コア, スレッド数:4スレッド

Core i3 10300

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:3.7GHz, ブースト時の最大周波数:4.4GHz, 三次キャッシュ:8MB, コア数:4コア, スレッド数:8スレッド

Core i5 10400F

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:2.9GHz, ブースト時の最大周波数:4.3GHz, 三次キャッシュ:12MB, コア数:6コア, スレッド数:12スレッド

Core i7 10700F

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:2.9GHz, ブースト時の最大周波数:4.8GHz, 三次キャッシュ:16MB, コア数:8コア, スレッド数:16スレッド

もっと見る ▼

Core i3 10100 の関連記事
インテル Celeron G5920 の関連記事

インテル Celeron G5920 と評価が同程度のCPUを探す

Ryzen 3 3100

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:3.6GHz, ブースト時の最大周波数:3.9GHz, 二次キャッシュ:2MB, 三次キャッシュ:16MB, コア数:4コア, スレッド数:8スレッド

Core i9 10900K

TDP:125W, 通常利用時の最大周波数:3.7GHz, ブースト時の最大周波数:5.3GHz, 三次キャッシュ:20MB, コア数:10コア, スレッド数:20スレッド

Core i7 10700

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:2.9GHz, ブースト時の最大周波数:4.8GHz, 三次キャッシュ:16MB, コア数:8コア, スレッド数:16スレッド

Core i5 10500

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:3.1GHz, ブースト時の最大周波数:4.5GHz, 三次キャッシュ:12MB, コア数:6コア, スレッド数:12スレッド

Core i5 10600

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:3.3GHz, ブースト時の最大周波数:4.8GHz, 三次キャッシュ:12MB, コア数:6コア, スレッド数:12スレッド

Core i9 10900

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:2.8GHz, ブースト時の最大周波数:5.2GHz, 三次キャッシュ:20MB, コア数:10コア, スレッド数:20スレッド

Core i5 10600KF

TDP:125W, 通常利用時の最大周波数:4.1GHz, ブースト時の最大周波数:4.8GHz, 三次キャッシュ:12MB, コア数:6コア, スレッド数:12スレッド

Core i5 10600K

TDP:125W, 通常利用時の最大周波数:4.1GHz, ブースト時の最大周波数:4.8GHz, 三次キャッシュ:12MB, コア数:6コア, スレッド数:12スレッド

Core i3 10300

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:3.7GHz, ブースト時の最大周波数:4.4GHz, 三次キャッシュ:8MB, コア数:4コア, スレッド数:8スレッド

Core i5 10400F

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:2.9GHz, ブースト時の最大周波数:4.3GHz, 三次キャッシュ:12MB, コア数:6コア, スレッド数:12スレッド

もっと見る ▼

CPUランキング

カテゴリ一覧

人気CPU

関連人気記事

新着情報