Core i3 10100 と Core i3 3220 の違いを徹底比較。詳しい評価をまとめました
作成日時: 2020-05-31 17:11:18、更新日時: 2021-10-20 15:47:17
「Core i3 3220」と「Core i3 10100」を比較したときの違いや差について評価/比較。何がどういう点で違うのでしょうか。重要な観点から詳しく解説比較。
Core i3 10100 | Core i3 3220 | |||
総合評価: | 2.7 (総合: 307位) | 2.0 (総合: 507位) | ||
TDP | 3.8 65W | 4.4 55W | ||
通常利用時の最大周波数 | 4.0 3.6GHz | 2.9 3.3GHz | ||
コア数 | 1.8 4コア | 1 2コア | ||
「Core i3 10100」と「Core i3 3220」を徹底比較する
基本情報について「Core i3 10100」と「Core i3 3220」を比較
TDPについて
TDPが小さいCPUは発熱が少ないのでノートパソコンなどで使用できる点で優れています。例えば冷却性能が低い小型PCケースに搭載するようなケースで重宝します。
TDPについて比べると「Core i3 3220」は55Wであり「Core i3 10100」は65Wです。TDPという角度において「Core i3 3220」は「Core i3 10100」と比較してどちらかといえば小さいです。最大放熱量の小ささランキングで見てみると2005製品中「Core i3 10100」は545位で「Core i3 3220」は382位です。ほとんど差は無いと言えます。
CPU自体の発熱を少なくできる点で「Core i3 3220」の方が多少良いといえなくもありません。熱の放散を抑えることができるため、冷却機構を小型化して本体をスリム化したり、モバイルで利用する場合でも実用上の違いはほぼ無いと思います。あえて決めるなら「Core i3 10100」より「Core i3 3220」ですが、基本的には気にするほどの差はほとんどありません。
CPU性能について「Core i3 10100」と「Core i3 3220」を比較
通常利用時の最大周波数について
通常利用時の最大周波数が高いCPUは高速に演算処理できるため、一度に多くの処理を実行可能な点で優れています。例えば複雑な処理を頻繁に行うような作業をするといったケースにおすすめです。
通常利用時の最大周波数について比べると「Core i3 10100」は3.6GHzであるのに対して「Core i3 3220」は3.3GHzです。0.3GHzの差があります。「Core i3 3220」の定格クロック数と比べて「Core i3 10100」はとても高いです。定格周波数ランキングで比較すると全2150製品のなかで「Core i3 10100」は209位で「Core i3 3220」は512位なので、大きく違うとまでは言えないもののそれなりの差はあります。
「Core i3 10100」はデータやアクセス処理を高速化できる点で「Core i3 3220」よりも秀でています。CPUの処理速度を高速化するのに「Core i3 10100」はとても向いています。実際の利用を考えると「Core i3 3220」と「Core i3 10100」は体感値として遥かに大きい差があります。「Core i3 10100」に決める上で一つの主な判断材料となるでしょう。
三次キャッシュ対応について
三次キャッシュに対応しているCPUはそれぞれのデータを階層別で管理することで処理能力を上げることができる点で優れています。例えばデータを階層別で管理できるのでメインメモリの処理を速くするようなときで役に立ちます。
「Core i3 3220」も「Core i3 10100」も三次キャッシュに対応しているCPUです。そのため多くの中間情報を高速に引き出せるので素早く処理できる点で優れています。どちらも膨大なデータを高速に処理するのに向いています。
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三次キャッシュについて
三次キャッシュが多いCPUはパソコンの速度を著しく低下させずに使用できる点で使い勝手が良いです。特に頻繁にメインメモリにアクセスしてパソコンの動作が遅くならないようにするようなときで役に立ちます。
三次キャッシュについて「Core i3 10100」と「Core i3 3220」を比べると「Core i3 10100」は6MBに対して「Core i3 3220」は3MBです。3MBもの差があります。三次キャッシュという視点において「Core i3 10100」は「Core i3 3220」より非常に多いキャッシュ容量です。三次キャッシュ容量の多さランキングで比べると1194製品の中で「Core i3 10100」は791位で「Core i3 3220」は1075位なのでCPUの中では差はかなり大きいと言えます。
「Core i3 10100」はRAMのアクセスや消費量を減らすことができため、パフォーマンス全体を向上させることができる点で「Core i3 3220」よりも秀でているでしょう。「Core i3 10100」はよりCPUのポテンシャルを引き出して快適に使用するのにかなり向いています。実際に使う場面で「Core i3 3220」と比べて「Core i3 10100」は遥かに秀でていると言えます。「Core i3 10100」にする上で主な理由の一つになります。
コア数について
コア数が多いCPUは同時に複数の作業を処理効率を上げることができ、より多くのアプリケーションを同時に実行できる点で秀でています。例えば複数の動作を同時処理するような場合におススメです。
コア数について比べると「Core i3 3220」は2コアに対して「Core i3 10100」は4コアです。2コアの違いがあります。「Core i3 3220」より「Core i3 10100」の方がとてもコア数が多いです。コア数の多さランキングで比べると2152製品の中で「Core i3 10100」は680位で「Core i3 3220」は1313位なのでCPUの中では差はかなり大きいと言えます。
一つのタスクについて並列で処理することで高速で処理したり、多くのタスクを同時に実行出来る点で「Core i3 10100」の方が秀でていると言えます。「Core i3 10100」は複数の動画のエンコードのような作業をするのにかなりオススメです。実際に使う場面で「Core i3 3220」と「Core i3 10100」の体感値としての差は遥かに大きいです。「Core i3 10100」を選ぶための一つの重要な決め手となると思います。
「Core i3 10100」と「Core i3 3220」の違いを表で比較する
Core i3 10100 | Core i3 3220 | |
画像 | ||
シリーズ名 | Comet Lake | Ivy Bridge |
内蔵グラフィックス | Intel UHD Graphics 630 | Intel HD Graphics 2500 |
ソケットの形状 | LGA1200 | LGA1155 |
TDP | 65W | 55W |
通常利用時の最大周波数 | 3.6GHz | 3.3GHz |
ブースト時の最大周波数 | 4.3GHz | - |
三次キャッシュ対応 | ○ | ○ |
三次キャッシュ | 6MB | 3MB |
コア数 | 4コア | 2コア |
マルチスレッド対応 | ○ | - |
スレッド数 | 8スレッド | - |
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