Core i9 10900 と Core i5 10600 のレビュー。どちらがいい?
作成日時: 2020-05-28 20:50:46、更新日時: 2021-10-20 20:36:37
「Core i5 10600」と「Core i9 10900」の特徴を点数評価しました!どういう面で違いや差があるのか?どっちが優れているのかを徹底評価。
Core i9 10900 | Core i5 10600 | |||
総合評価: | 68.4/100 (総合: 37位) | 63.5/100 (総合: 118位) | ||
TDP | 76/100 | 76/100 | ||
通常利用時の最大周波数 | 30/100 | 57/100 | ||
ブースト時の最大周波数 | 98/100 | 97/100 | ||
三次キャッシュ | 69/100 | 50/100 | ||
コア数 | 68/100 | 50/100 | ||
スレッド数 | 66/100 | 48/100 | ||
「Core i9 10900」と「Core i5 10600」を徹底比較する
CPU性能について「Core i9 10900」と「Core i5 10600」を比較
通常利用時の最大周波数について
通常利用時の最大周波数が高いCPUは高速に演算処理できるため、一度に多くの処理を実行可能な点で優れています。例えば複雑な処理を頻繁に行うような作業をするといったケースにおすすめです。
通常利用時の最大周波数について比べると「Core i5 10600」は3.3GHzであるのに対して「Core i9 10900」は2.8GHzです。0.5GHzの差があります。「Core i9 10900」の定格クロック数と比べて「Core i5 10600」はとても高いです。「Core i5 10600」はデータやアクセス処理を高速化できる点で「Core i9 10900」よりも秀でています。CPUの処理速度を高速化するのに「Core i5 10600」はとても向いています。実際の利用を考えると「Core i9 10900」と「Core i5 10600」は体感値として遥かに大きい差があります。「Core i5 10600」に決める上で一つの主な判断材料となるでしょう。
ブースト時の最大周波数について
ブースト時の最大周波数が高いCPUは3Dゲームなどで高い処理能力を維持できる点で使い勝手が良いです。例えば動画のエンコードなど、CPU負荷の高い作業をするようなときにおすすめです。
ブースト時の最大周波数を「Core i9 10900」と「Core i5 10600」を比較すると「Core i9 10900」は5.2GHzで「Core i5 10600」は4.8GHzです。「Core i9 10900」も「Core i5 10600」も同じくらいのクロック数です。体感できるほどの違いは無いです。別の角度から比較するほうがいいでしょう。
三次キャッシュ対応について
三次キャッシュに対応しているCPUはそれぞれのデータを階層別で管理することで処理能力を上げることができる点で優れています。例えばデータを階層別で管理できるのでメインメモリの処理を速くするようなときで役に立ちます。
「Core i5 10600」も「Core i9 10900」も三次キャッシュに対応しているCPUです。そのため多くの中間情報を高速に引き出せるので素早く処理できる点で優れています。どちらも膨大なデータを高速に処理するのに向いています。
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三次キャッシュについて
三次キャッシュが多いCPUはパソコンの速度を著しく低下させずに使用できる点で使い勝手が良いです。特に頻繁にメインメモリにアクセスしてパソコンの動作が遅くならないようにするようなときで役に立ちます。
三次キャッシュについて「Core i9 10900」と「Core i5 10600」を比較すると「Core i9 10900」は20MBに対して「Core i5 10600」は12MBです。8MBの違いがあります。「Core i9 10900」は「Core i5 10600」と比較してややキャッシュ容量が多いです。RAMのアクセスや消費量を減らすことができため、パフォーマンス全体を向上させることができる点で「Core i9 10900」の方がよいです。よりCPUのポテンシャルを引き出して快適に使用するのに「Core i9 10900」は多少おススメです。実際の利用を考えると「Core i5 10600」と「Core i9 10900」は体感上多少大きい差があります。「Core i9 10900」は「Core i5 10600」より良いと言えるでしょう。しかし決定的といえる程の違いはないでしょう。
コア数について
コア数が多いCPUは同時に複数の作業を処理効率を上げることができ、より多くのアプリケーションを同時に実行できる点で秀でています。例えば複数の動作を同時処理するような場合におススメです。
コア数について比べると「Core i5 10600」は6コアに対して「Core i9 10900」は10コアです。4コアの違いがあります。「Core i5 10600」より「Core i9 10900」の方がとてもコア数が多いです。一つのタスクについて並列で処理することで高速で処理したり、多くのタスクを同時に実行出来る点で「Core i9 10900」の方が秀でていると言えます。「Core i9 10900」は複数の動画のエンコードのような作業をするのにかなりオススメです。実際に使う場面で「Core i5 10600」と「Core i9 10900」の体感値としての差は遥かに大きいです。「Core i9 10900」を選ぶための一つの重要な決め手となると思います。
マルチスレッド対応について
マルチスレッドに対応しているCPUは複数同時処理で作業できる点で優れています。例えばパソコンの複数の処理を効率的に並行実施するといったようなケースで役立ちます。
「Core i5 10600」も「Core i9 10900」もマルチスレッドに対応しているCPUです。そのため高度な演算処理や、多数のプログラムを同時に処理できる点で秀でています。どちらも複数の作業を処理効率を保ちながら同時進行するのに適しています。
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スレッド数について
スレッド数が多いCPUは複数のアプリケーションを同時に処理できる点で秀でています。例えば同時に複数の処理をするような場合に向いています。
スレッド数について「Core i5 10600」と「Core i9 10900」を比べると「Core i5 10600」は12スレッドであり「Core i9 10900」は20スレッドです。8スレッドもの差があります。「Core i5 10600」と比べて「Core i9 10900」は非常に多いです。待ち時間・バッファーが多いタスクを同時に実行する際に効率的に処理できる点で「Core i9 10900」の方が優れているでしょう。「Core i9 10900」は複数のアプリケーションを同時にストレスなく実行するのに非常におすすめです。実際に使うことを想定したとき「Core i5 10600」と比べて「Core i9 10900」はとても優れていると言えます。「Core i9 10900」を選ぶ主な判断材料の一つになります。
基本情報について「Core i9 10900」と「Core i5 10600」を比較
TDPについて
TDPが小さいCPUは発熱が少ないのでノートパソコンなどで使用できる点で優れています。例えば冷却性能が低い小型PCケースに搭載するようなケースで重宝します。
TDPを「Core i9 10900」と「Core i5 10600」を比べると「Core i9 10900」は65Wに対して「Core i5 10600」は65Wです。「Core i5 10600」も「Core i9 10900」も違いはほぼゼロと言えます。実用上の差はありません。ほかの観点から比較するほうがよいでしょう。
「Core i9 10900」と「Core i5 10600」の違いを表で比較する
Core i9 10900 | Core i5 10600 | |
画像 | ||
シリーズ名 | Comet Lake | Comet Lake |
内蔵グラフィックス | Intel UHD Graphics 630 | Intel UHD Graphics 630 |
ソケットの形状 | LGA1200 | LGA1200 |
TDP | 65W | 65W |
通常利用時の最大周波数 | 2.8GHz | 3.3GHz |
ブースト時の最大周波数 | 5.2GHz | 4.8GHz |
三次キャッシュ対応 | ○ | ○ |
三次キャッシュ | 20MB | 12MB |
コア数 | 10コア | 6コア |
マルチスレッド対応 | ○ | ○ |
スレッド数 | 20スレッド | 12スレッド |
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