Ryzen 3 3100 と Core i5 10600 を比べてどちらの評価が良いか。重要な特徴を幅広くまとめてみました

作成日時: 2020-05-28 21:07:07、更新日時: 2021-10-20 20:07:53

Core i5 10600Ryzen 3 3100
Core i5 10600Ryzen 3 3100

「Ryzen 3 3100」と「Core i5 10600」はどちらがいいのか?どちらを選んだ方がいいのかを解説レビュー。どっちが良いのかを比較してみました。

Core i5 10600Ryzen 3 3100
Core i5 10600Ryzen 3 3100
総合評価:

63.5/100

(総合: 118位)

52/100

(総合: 256位)

TDP
76/100
76/100
通常利用時の最大周波数
57/100
80/100
ブースト時の最大周波数
97/100
40/100
三次キャッシュ
50/100
60/100
コア数
50/100
35/100
スレッド数
48/100
34/100

Ryzen 3 3100 と比較して Core i5 10600 を選ぶメリット

  • ブースト時の周波数

    98点(4.8GHz) vs 40.3点(3.9GHz)

  • コア数

    50点(6コア) vs 35.2点(4コア)

  • スレッド数

    48.8点(12スレッド) vs 34.7点(8スレッド)

Core i5 10600 と比較して Ryzen 3 3100 を選ぶメリット

  • 定格周波数

    57.2点(3.3GHz) vs 80点(3.6GHz)

  • 三次キャッシュ

    50.3点(12MB) vs 61点(16MB)

  • 二次キャッシュ対応

「Core i5 10600」と「Ryzen 3 3100」を徹底比較する

CPU性能について「Core i5 10600」と「Ryzen 3 3100」を比較

通常利用時の最大周波数について

通常利用時の最大周波数が高いCPUは高速に演算処理できるため、一度に多くの処理を実行可能な点で優れています。例えば複雑な処理を頻繁に行うような作業をするといったケースにおすすめです。

通常利用時の最大周波数について比べると「Ryzen 3 3100」は3.6GHzであるのに対して「Core i5 10600」は3.3GHzです。0.3GHzの差があります。「Core i5 10600」の定格クロック数と比べて「Ryzen 3 3100」はとても高いです。「Ryzen 3 3100」はデータやアクセス処理を高速化できる点で「Core i5 10600」よりも秀でています。CPUの処理速度を高速化するのに「Ryzen 3 3100」はとても向いています。実際の利用を考えると「Core i5 10600」と「Ryzen 3 3100」は体感値として遥かに大きい差があります。「Ryzen 3 3100」に決める上で一つの主な判断材料となるでしょう。

通常利用時の最大周波数評価
Core i5 10600
3.3GHz57/100
Ryzen 3 3100
3.6GHz80/100

ブースト時の最大周波数について

ブースト時の最大周波数が高いCPUは3Dゲームなどで高い処理能力を維持できる点で使い勝手が良いです。例えば動画のエンコードなど、CPU負荷の高い作業をするようなときにおすすめです。

ブースト時の最大周波数について比べると「Ryzen 3 3100」は3.9GHzであり「Core i5 10600」は4.8GHzです。0.8GHzもの差があります。ブースト時の最大周波数という角度で見ると「Ryzen 3 3100」と比較して「Core i5 10600」は非常に高いです。負荷のあるものを簡単に処理することができる点で「Core i5 10600」の方が秀でているでしょう。消費電力や発熱を維持したまま処理速度をアップするのに「Core i5 10600」はとても適しています。実際に利用する上で「Core i5 10600」と「Ryzen 3 3100」の実用上の違いはかなり大きいです。「Core i5 10600」にする上で主な判断材料の一つとなると思います。

ブースト時の最大周波数評価
Core i5 10600
4.8GHz97/100
Ryzen 3 3100
3.9GHz40/100

三次キャッシュ対応について

三次キャッシュに対応しているCPUはそれぞれのデータを階層別で管理することで処理能力を上げることができる点で優れています。例えばデータを階層別で管理できるのでメインメモリの処理を速くするようなときで役に立ちます。

「Ryzen 3 3100」も「Core i5 10600」も三次キャッシュに対応しているCPUです。そのため多くの中間情報を高速に引き出せるので素早く処理できる点で優れています。どちらも膨大なデータを高速に処理するのに向いています。

三次キャッシュについて

三次キャッシュが多いCPUはパソコンの速度を著しく低下させずに使用できる点で使い勝手が良いです。特に頻繁にメインメモリにアクセスしてパソコンの動作が遅くならないようにするようなときで役に立ちます。

三次キャッシュを比較すると「Ryzen 3 3100」は16MBで「Core i5 10600」は12MBです。「Ryzen 3 3100」のキャッシュ容量の方が「Core i5 10600」よりも多少多いです。「Ryzen 3 3100」は中間の計算結果を多く待避出来るので、複雑な計算をより早くできる点で「Core i5 10600」よりも無難と言えるでしょう。しかしながらよりCPUのポテンシャルを引き出して快適に使用する場合でも基本的にどちらを選んでも大したことはないくらいの差だと思います。数値としては「Ryzen 3 3100」の方が多いですが通常利用において気にするほどの違いはほぼないでしょう。

三次キャッシュ評価
Core i5 10600
12MB50/100
Ryzen 3 3100
16MB60/100

コア数について

コア数が多いCPUは同時に複数の作業を処理効率を上げることができ、より多くのアプリケーションを同時に実行できる点で秀でています。例えば複数の動作を同時処理するような場合におススメです。

コア数について比べると「Ryzen 3 3100」は4コアに対して「Core i5 10600」は6コアです。2コアの違いがあります。「Ryzen 3 3100」より「Core i5 10600」の方がとてもコア数が多いです。一つのタスクについて並列で処理することで高速で処理したり、多くのタスクを同時に実行出来る点で「Core i5 10600」の方が秀でていると言えます。「Core i5 10600」は複数の動画のエンコードのような作業をするのにかなりオススメです。実際に使う場面で「Ryzen 3 3100」と「Core i5 10600」の体感値としての差は遥かに大きいです。「Core i5 10600」を選ぶための一つの重要な決め手となると思います。

コア数評価
Core i5 10600
6コア50/100
Ryzen 3 3100
4コア35/100

マルチスレッド対応について

マルチスレッドに対応しているCPUは複数同時処理で作業できる点で優れています。例えばパソコンの複数の処理を効率的に並行実施するといったようなケースで役立ちます。

「Ryzen 3 3100」も「Core i5 10600」もマルチスレッドに対応しているCPUです。そのため多くのタスクを一つのコアで同時に実行できる点で優れています。どちらも複数の作業を処理効率を保ちながら同時進行するのに適しています。

スレッド数について

スレッド数が多いCPUは複数のアプリケーションを同時に処理できる点で秀でています。例えば同時に複数の処理をするような場合に向いています。

スレッド数を「Ryzen 3 3100」と「Core i5 10600」を比べると「Ryzen 3 3100」は8スレッドに対して「Core i5 10600」は12スレッドです。4スレッドの差があります。「Core i5 10600」は「Ryzen 3 3100」に比べて比較的スレッド数が多いです。待ち時間・バッファーが多いタスクを同時に実行する際に効率的に処理できる点で「Core i5 10600」の方が「Ryzen 3 3100」よりも多少優れているかもしれません。「Core i5 10600」は複数のアプリケーションを同時にストレスなく実行するのに多少適しています。実際に使う場面で「Core i5 10600」と「Ryzen 3 3100」は体感上やや大きい差があります。「Ryzen 3 3100」より「Core i5 10600」が良いですが、非常に優れているとまでは言えません。

スレッド数評価
Core i5 10600
12スレッド48/100
Ryzen 3 3100
8スレッド34/100

基本情報について「Core i5 10600」と「Ryzen 3 3100」を比較

TDPについて

TDPが小さいCPUは発熱が少ないのでノートパソコンなどで使用できる点で優れています。例えば冷却性能が低い小型PCケースに搭載するようなケースで重宝します。

TDPを「Core i5 10600」と「Ryzen 3 3100」を比べると「Core i5 10600」は65Wに対して「Ryzen 3 3100」は65Wです。「Ryzen 3 3100」も「Core i5 10600」も違いはほぼゼロと言えます。実用上の差はありません。ほかの観点から比較するほうがよいでしょう。

TDP評価
Core i5 10600
65W76/100
Ryzen 3 3100
65W76/100

「Core i5 10600」と「Ryzen 3 3100」の違いを表で比較する

Core i5 10600Ryzen 3 3100
Core i5 10600Ryzen 3 3100
基本情報
シリーズ名Comet Lake -
内蔵グラフィックスIntel UHD Graphics 630 -
ソケットの形状LGA1200Socket AM4
TDP65W65W
CPU性能
通常利用時の最大周波数3.3GHz3.6GHz
ブースト時の最大周波数4.8GHz3.9GHz
二次キャッシュ対応 -
二次キャッシュ - 2MB
三次キャッシュ対応
三次キャッシュ12MB16MB
コア数6コア4コア
マルチスレッド対応
スレッド数12スレッド8スレッド

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