Core i5 10600 と Core i5 9400F を詳しくレビュー。どちらが良いか詳細に検証

作成日時: 2020-05-28 21:20:36、更新日時: 2021-10-20 20:21:22

Core i5 10600Core i5 9400F
Core i5 10600Core i5 9400F

「Core i5 9400F」と「Core i5 10600」を比べた時の違いや差を評価/検証しました。どっちの評価が良いのかを詳しく解説。「Core i5 10600」と「Core i5 9400F」のどっちにすべきか考えているなら今すぐチェック!

Core i5 10600Core i5 9400F
Core i5 10600Core i5 9400F
総合評価:

63.5/100

(総合: 118位)

46.4/100

(総合: 437位)

TDP
76/100
76/100
通常利用時の最大周波数
57/100
34/100
ブースト時の最大周波数
97/100
52/100
三次キャッシュ
50/100
39/100
コア数
50/100
50/100
スレッド数
48/100
24/100

Core i5 9400F と比較して Core i5 10600 を選ぶメリット

  • 定格周波数

    57.2点(3.3GHz) vs 34.7点(2.9GHz)

  • ブースト時の周波数

    98点(4.8GHz) vs 52.3点(4.1GHz)

  • 三次キャッシュ

    50.3点(12MB) vs 39.7点(9MB)

  • スレッド数

    48.8点(12スレッド) vs 24.7点(6スレッド)

  • マルチスレッド対応

Core i5 10600 と比較して Core i5 9400F を選ぶメリット

    -

「Core i5 10600」と「Core i5 9400F」を徹底比較する

基本情報について「Core i5 10600」と「Core i5 9400F」を比較

TDPについて

TDPが小さいCPUは発熱が少ないのでノートパソコンなどで使用できる点で優れています。例えば冷却性能が低い小型PCケースに搭載するようなケースで重宝します。

TDPを「Core i5 10600」と「Core i5 9400F」を比べると「Core i5 10600」は65Wに対して「Core i5 9400F」は65Wです。「Core i5 9400F」も「Core i5 10600」も違いはほぼゼロと言えます。最大放熱量の小ささランキングで見てみると2005製品中「Core i5 10600」は487位で「Core i5 9400F」は593位です。ほとんど差は無いと言えます。

実用上の差はありません。ほかの観点から比較するほうがよいでしょう。

TDP評価
Core i5 10600
65W76/100
Core i5 9400F
65W76/100

CPU性能について「Core i5 10600」と「Core i5 9400F」を比較

通常利用時の最大周波数について

通常利用時の最大周波数が高いCPUは高速に演算処理できるため、一度に多くの処理を実行可能な点で優れています。例えば複雑な処理を頻繁に行うような作業をするといったケースにおすすめです。

通常利用時の最大周波数について比べると「Core i5 10600」は3.3GHzであるのに対して「Core i5 9400F」は2.9GHzです。0.3GHzの差があります。「Core i5 9400F」の定格クロック数と比べて「Core i5 10600」はとても高いです。定格周波数ランキングで比べると2150製品の中で「Core i5 10600」は487位で「Core i5 9400F」は926位なのでCPUの中では差はかなり大きいと言えます。

「Core i5 10600」はデータやアクセス処理を高速化できる点で「Core i5 9400F」よりも秀でています。「Core i5 10600」は複数の作業、アプリケーションを同時に処理するのに非常に向いています。実際の利用を考えると「Core i5 9400F」と「Core i5 10600」は体感値として遥かに大きい差があります。「Core i5 10600」に決める上で一つの主な判断材料となるでしょう。

通常利用時の最大周波数評価
Core i5 10600
3.3GHz57/100
Core i5 9400F
2.9GHz34/100

ブースト時の最大周波数について

ブースト時の最大周波数が高いCPUは3Dゲームなどで高い処理能力を維持できる点で使い勝手が良いです。例えば動画のエンコードなど、CPU負荷の高い作業をするようなときにおすすめです。

ブースト時の最大周波数について比べると「Core i5 9400F」は4.1GHzであり「Core i5 10600」は4.8GHzです。0.7GHzもの差があります。ブースト時の最大周波数という角度で見ると「Core i5 9400F」と比較して「Core i5 10600」は非常に高いです。ブースト時のクロック数ランキングで比べると727製品の中で「Core i5 10600」は107位で「Core i5 9400F」は284位なのでCPUの中では差はかなり大きいと言えます。

負荷のあるものを簡単に処理することができる点で「Core i5 10600」の方が秀でているでしょう。消費電力や発熱を維持したまま処理速度をアップするのに「Core i5 10600」はとても適しています。実際に利用する上で「Core i5 10600」と「Core i5 9400F」の実用上の違いはかなり大きいです。「Core i5 10600」にする上で主な判断材料の一つとなると思います。

ブースト時の最大周波数評価
Core i5 10600
4.8GHz97/100
Core i5 9400F
4.1GHz52/100

三次キャッシュ対応について

三次キャッシュに対応しているCPUはそれぞれのデータを階層別で管理することで処理能力を上げることができる点で優れています。例えばデータを階層別で管理できるのでメインメモリの処理を速くするようなときで役に立ちます。

「Core i5 9400F」も「Core i5 10600」も三次キャッシュに対応しているCPUです。そのため多くの中間情報を高速に引き出せるので素早く処理できる点で優れています。どちらも膨大なデータを高速に処理するのに向いています。

三次キャッシュについて

三次キャッシュが多いCPUはパソコンの速度を著しく低下させずに使用できる点で使い勝手が良いです。特に頻繁にメインメモリにアクセスしてパソコンの動作が遅くならないようにするようなときで役に立ちます。

三次キャッシュについて「Core i5 10600」と「Core i5 9400F」を比較すると「Core i5 10600」は12MBに対して「Core i5 9400F」は9MBです。3MBの違いがあります。「Core i5 10600」は「Core i5 9400F」と比較してややキャッシュ容量が多いです。三次キャッシュ容量の多さランキングで見てみると1194製品中「Core i5 10600」は454位で「Core i5 9400F」は573位です。ほとんど差は無いと言えます。

中間の計算結果を多く待避出来るので、複雑な計算をより早くできる点で「Core i5 10600」の方が良いです。よりCPUのポテンシャルを引き出して快適に使用するのに「Core i5 10600」は多少おススメです。実際の利用を考えると「Core i5 9400F」と「Core i5 10600」は体感上多少大きい差があります。「Core i5 10600」は「Core i5 9400F」より良いと言えるでしょう。しかし決定的といえる程の違いはないでしょう。

三次キャッシュ評価
Core i5 10600
12MB50/100
Core i5 9400F
9MB39/100

コア数について

コア数が多いCPUは同時に複数の作業を処理効率を上げることができ、より多くのアプリケーションを同時に実行できる点で秀でています。例えば複数の動作を同時処理するような場合におススメです。

コア数について「Core i5 9400F」と「Core i5 10600」を比較すると「Core i5 9400F」は6コアであり「Core i5 10600」は6コアです。コア数について「Core i5 10600」も「Core i5 9400F」もほとんど同じと言えます。コア数の多さランキングで見てみると2152製品中「Core i5 10600」は439位で「Core i5 9400F」は500位です。ほとんど差は無いと言えます。

体感できるほどの差は無いです。他の視点から見て選択する方がよいでしょう。

コア数評価
Core i5 10600
6コア50/100
Core i5 9400F
6コア50/100

スレッド数について

スレッド数が多いCPUは複数のアプリケーションを同時に処理できる点で秀でています。例えば同時に複数の処理をするような場合に向いています。

スレッド数について「Core i5 9400F」と「Core i5 10600」を比べると「Core i5 9400F」は6スレッドであり「Core i5 10600」は12スレッドです。6スレッドもの差があります。「Core i5 9400F」と比べて「Core i5 10600」は非常に多いです。スレッド数の多さランキングで比べると804製品の中で「Core i5 10600」は336位で「Core i5 9400F」は559位なのでCPUの中では差はかなり大きいと言えます。

待ち時間・バッファーが多いタスクを同時に実行する際に効率的に処理できる点で「Core i5 10600」の方が優れているでしょう。「Core i5 10600」は複数のアプリケーションを同時にストレスなく実行するのに非常におすすめです。実際に使うことを想定したとき「Core i5 9400F」と比べて「Core i5 10600」はとても優れていると言えます。「Core i5 10600」を選ぶ主な判断材料の一つになります。

スレッド数評価
Core i5 10600
12スレッド48/100
Core i5 9400F
6スレッド24/100

「Core i5 10600」と「Core i5 9400F」の違いを表で比較する

Core i5 10600Core i5 9400F
画像Core i5 10600Core i5 9400F
シリーズ名Comet LakeCoffee Lake-S Refresh
内蔵グラフィックスIntel UHD Graphics 630 -
ソケットの形状LGA1200LGA1151
TDP65W65W
通常利用時の最大周波数3.3GHz2.9GHz
ブースト時の最大周波数4.8GHz4.1GHz
三次キャッシュ対応
三次キャッシュ12MB9MB
コア数6コア6コア
マルチスレッド対応 -
スレッド数12スレッド6スレッド

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TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:3.6GHz, ブースト時の最大周波数:4.2GHz, 二次キャッシュ:3MB, 三次キャッシュ:32MB, コア数:6コア, スレッド数:12スレッド

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TDP:95W, 通常利用時の最大周波数:3.7GHz, ブースト時の最大周波数:4.6GHz, 三次キャッシュ:9MB, コア数:6コア, スレッド数:6スレッド

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