Ryzen 5 7600 と Ryzen 5 5600X のレビューまとめ。どっちがおすすめかについて徹底解説
作成日時: 2023-01-05 18:24:56
「Ryzen 5 7600」と「Ryzen 5 5600X」のどっちがよいのかを評価しました!何がどのくらい異なるのでしょうか。どちらのCPUを選んだらいいのかについて選ぶことに慣れていない人でもわかるように比較します。
Ryzen 5 7600 | Ryzen 5 5600X | |||
総合評価: | 76.7/100 (総合: 1053位) | 71.5/100 (総合: 36位) | ||
TDP | 76/100 | 76/100 | ||
通常利用時の最大周波数 | 97/100 | 88/100 | ||
ブースト時の最大周波数 | 98/100 | 97/100 | ||
二次キャッシュ | 78/100 | 51/100 | ||
三次キャッシュ | 86/100 | 86/100 | ||
コア数 | 50/100 | 50/100 | ||
スレッド数 | 48/100 | 48/100 | ||
「Ryzen 5 7600」と「Ryzen 5 5600X」の良さや良くない点の比較評価について
CPU性能についての比較詳細
通常利用時の最大周波数について
より早く情報処理を行い素早く対応できるため、高い通常利用時の最大周波数のCPUは優秀です。処理速度を高速化したい人が使用したいなら向いているといえそうです。
「Ryzen 5 7600」と「Ryzen 5 5600X」の通常利用時の最大周波数を比較すると「Ryzen 5 7600」は3.8GHzに対して「Ryzen 5 5600X」は3.7GHzです。少しだけ違いがあります。「Ryzen 5 7600」の定格クロック数の方が「Ryzen 5 5600X」よりもわずかに高いです。より高い性能を発揮できる点において「Ryzen 5 7600」の方が「Ryzen 5 5600X」よりも多少は良いといえそうです。しかし的確かつ効率の良い作業を望む人が使用したい場合について実用上の差はほぼ無いでしょう。
あえて選ぶなら「Ryzen 5 7600」を選んだ方がいいですが、普通に使っている分において体感差はほとんど感じないでしょう。
ブースト時の最大周波数について
より高速な処理を実現できるため、高いブースト時の最大周波数のCPUは優れてます。CPUの動作周波数を高速化して処理能力を増やしたい人が使用するようなとき、向いていると思います。
ブースト時の最大周波数を「Ryzen 5 5600X」と「Ryzen 5 7600」を比べると「Ryzen 5 7600」は5.1GHzで「Ryzen 5 5600X」は4.6GHzです。「Ryzen 5 7600」も「Ryzen 5 5600X」もほとんど同程度のクロック数です。感覚的にわかるほどの差は無いと思われます。
二次キャッシュ対応について
「Ryzen 5 5600X」も「Ryzen 5 7600」も二次キャッシュに対応しているCPUです。
二次キャッシュについて
「Ryzen 5 7600」と「Ryzen 5 5600X」の二次キャッシュについて比較すると「Ryzen 5 7600」は6MBであるのに対して「Ryzen 5 5600X」は3MBです。3MBもの大きい違いがあります。「Ryzen 5 5600X」と比べて「Ryzen 5 7600」はかなりキャッシュ容量が多いです。
実際に使う場面で「Ryzen 5 5600X」と「Ryzen 5 7600」の実用においての違いは非常に大きいです。「Ryzen 5 7600」に決める上で主な判断材料の一つとなります。
三次キャッシュ対応について
「Ryzen 5 5600X」も「Ryzen 5 7600」も三次キャッシュに対応しているCPUです。
三次キャッシュについて
処理速度の高速化できる為、三次キャッシュが多いCPUは優れた部類に入るかもしれません。複数段階の異なるキャッシュメモリを搭載したプロセッサにおいて、2次キャッシュに収まりきらないデータを格納したいような時に適しています。
三次キャッシュについて「Ryzen 5 7600」と「Ryzen 5 5600X」を比較すると「Ryzen 5 5600X」は32MBであり「Ryzen 5 7600」は32MBです。「Ryzen 5 7600」も「Ryzen 5 5600X」もほとんど同じと言えます。実用上の違いは無いと思います。
ほかの観点を見て決めたほうがいいでしょう。
コア数について
コア数が多いCPUは複数のアプリを実行できる点において優れていると思います。並列処理能力が高く複数の作業を平行して処理するような時にお勧めと言えるかもしれません。
コア数を「Ryzen 5 7600」と「Ryzen 5 5600X」を比べると「Ryzen 5 5600X」は6コアで「Ryzen 5 7600」は6コアです。「Ryzen 5 5600X」のコア数は「Ryzen 5 7600」と同じくらいでしょう。感覚的にわかるほどの差は無いかと思います。
ほかの視点から比べたほうが良さそうです。
マルチスレッド対応について
複数の処理を並行して進められるため処理の速度と精度を向上できる点でマルチスレッドに対応しているCPUはよい部類に入るかもしれません。複数の処理の流れを並行して実行する場合に向いていると言えるかもしれません。
「Ryzen 5 7600」も「Ryzen 5 5600X」もマルチスレッドに対応しているCPUです。複数の処理をスムーズにできるため、どちらも秀でているといえなくもありません。アプリケーションの応答性の向上をするのにどちらもオススメだと思います。
スレッド数について
スレッド数が多いCPUは一度に複数の演算処理をできるため優れてます。たとえば複数の処理をするようなときおすすめだと思います。
スレッド数について比較すると「Ryzen 5 7600」は12スレッドに対して「Ryzen 5 5600X」は12スレッドです。ほとんど差はないです。体感できるほどの違いは無いと思います。
別の角度から比べた方がよさそうです。
基本情報について
TDPについて
消費電力を抑制して節電できる点でTDPが小さいCPUは優秀です。例えばCPUの発熱を防止する場合におすすめといえるかもしれません。
「Ryzen 5 7600」と「Ryzen 5 5600X」のTDPを比較すると「Ryzen 5 5600X」は65Wに対して「Ryzen 5 7600」は65Wです。「Ryzen 5 7600」も「Ryzen 5 5600X」もほぼ同一の放熱量です。感覚的にわかるほどの違いはゼロかと思われます。
表で「Ryzen 5 7600」と「Ryzen 5 5600X」の情報一覧をくらべる
Ryzen 5 7600 | Ryzen 5 5600X | |||
基本情報 | ||||
内蔵グラフィックス | Radeon Graphics | - | ||
ソケットの形状 | Socket AM5 | Socket AM4 | ||
TDP | 65W | 65W | ||
CPU性能 | ||||
通常利用時の最大周波数 | 3.8GHz | 3.7GHz | ||
ブースト時の最大周波数 | 5.1GHz | 4.6GHz | ||
二次キャッシュ対応 | ○ | ○ | ||
二次キャッシュ | 6MB | 3MB | ||
三次キャッシュ対応 | ○ | ○ | ||
三次キャッシュ | 32MB | 32MB | ||
コア数 | 6コア | 6コア | ||
マルチスレッド対応 | ○ | ○ | ||
スレッド数 | 12スレッド | 12スレッド | ||
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