Ryzen 7 3800XT と Ryzen 5 7600 はどちらがおすすめなのか。みんなが見る観点に対して解説します
作成日時: 2023-01-05 18:09:36
「Ryzen 7 3800XT」と「Ryzen 5 7600」についての詳細な特徴をみんなの関心度について広く網羅してみました。どういう点で評価の違いがあるのか?どの程度違いがあるかについて評価・比較。
Ryzen 5 7600 | Ryzen 7 3800XT | |||
総合評価: | 76.7/100 (総合: 1053位) | 72.4/100 (総合: 42位) | ||
TDP | 76/100 | 42/100 | ||
通常利用時の最大周波数 | 97/100 | 97/100 | ||
ブースト時の最大周波数 | 98/100 | 97/100 | ||
二次キャッシュ | 78/100 | 62/100 | ||
三次キャッシュ | 86/100 | 86/100 | ||
コア数 | 50/100 | 60/100 | ||
スレッド数 | 48/100 | 58/100 | ||
「Ryzen 5 7600」と「Ryzen 7 3800XT」についての詳細
Ryzen 5 7600 | Ryzen 7 3800XT | |||
基本情報 | ||||
内蔵グラフィックス | Radeon Graphics | - | ||
ソケットの形状 | Socket AM5 | Socket AM4 | ||
TDP | 65W | 105W | ||
CPU性能 | ||||
通常利用時の最大周波数 | 3.8GHz | 3.9GHz | ||
ブースト時の最大周波数 | 5.1GHz | 4.7GHz | ||
二次キャッシュ対応 | ○ | ○ | ||
二次キャッシュ | 6MB | 4MB | ||
三次キャッシュ対応 | ○ | ○ | ||
三次キャッシュ | 32MB | 32MB | ||
コア数 | 6コア | 8コア | ||
マルチスレッド対応 | ○ | ○ | ||
スレッド数 | 12スレッド | 16スレッド | ||
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「Ryzen 5 7600」と「Ryzen 7 3800XT」の特色と特性
基本情報について
TDPについて
ノートパソコンなどに使用され消費電力を抑える事ができるといった点で小さいTDPのCPUは優れているでしょう。すべての回路を全力で稼動させたときに発する熱量を抑制したいような時にオススメです。
「Ryzen 5 7600」と「Ryzen 7 3800XT」のTDPを比べると「Ryzen 7 3800XT」は105Wに対して「Ryzen 5 7600」は65Wです。「Ryzen 7 3800XT」と比較して「Ryzen 5 7600」はとても小さい放熱量です。大きな負荷のかかる作業にも対応できる為「Ryzen 5 7600」の方が極めて優れていると思います。CPU から発した熱量をパソコン外部へ十分放出したいようなときに「Ryzen 5 7600」は「Ryzen 7 3800XT」よりとても適していると言えるかもしれません。
「Ryzen 5 7600」に決める一つの主な判断材料となります。
「Ryzen 5 7600」と「Ryzen 7 3800XT」のCPU性能について徹底比較してみた
通常利用時の最大周波数について
より早く情報処理を行い素早く対応できるため、高い通常利用時の最大周波数のCPUは優秀です。処理速度を高速化したい人が使用したいなら向いているといえそうです。
「Ryzen 5 7600」と「Ryzen 7 3800XT」の通常利用時の最大周波数について比べると「Ryzen 7 3800XT」は3.9GHzであり「Ryzen 5 7600」は3.8GHzです。「Ryzen 7 3800XT」も「Ryzen 5 7600」も同じくらいの定格クロック数です。体感上の違いは無いかと思われます。
ブースト時の最大周波数について
環境に合わせ動作周波数が変わりパフォーマンスの向上ができる為、ブースト時の最大周波数が高いCPUは優れているといえなくもありません。たとえば高負荷処理に対応して高いパフォーマンスを発揮するような場合にオススメといえるかもしれません。
ブースト時の最大周波数を「Ryzen 7 3800XT」と「Ryzen 5 7600」を比べると「Ryzen 5 7600」は5.1GHzで「Ryzen 7 3800XT」は4.7GHzです。「Ryzen 7 3800XT」も「Ryzen 5 7600」も同程度のクロック数です。感覚的にわかるほどの差はゼロでしょう。
ほかの観点で比べるほうが良いでしょう。
二次キャッシュ対応について
「Ryzen 7 3800XT」も「Ryzen 5 7600」も二次キャッシュに対応しているCPUです。
二次キャッシュについて
二次キャッシュについて「Ryzen 5 7600」と「Ryzen 7 3800XT」を比べると「Ryzen 7 3800XT」は4MBに対して「Ryzen 5 7600」は6MBです。「Ryzen 7 3800XT」と比較して「Ryzen 5 7600」は比較的キャッシュ容量が多いです。
実際の利用を考えると「Ryzen 5 7600」と「Ryzen 7 3800XT」の体感上の違いは比較的大きいです。「Ryzen 5 7600」が良いですが、決定的といえる程の違いはありません。
三次キャッシュ対応について
「Ryzen 7 3800XT」も「Ryzen 5 7600」も三次キャッシュに対応しているCPUです。
三次キャッシュについて
処理速度の高速化できる為、三次キャッシュが多いCPUは優れた部類に入るかもしれません。複数段階の異なるキャッシュメモリを搭載したプロセッサにおいて、2次キャッシュに収まりきらないデータを格納したいような時に適しています。
「Ryzen 5 7600」と「Ryzen 7 3800XT」の三次キャッシュについて比べると「Ryzen 5 7600」は32MBに対して「Ryzen 7 3800XT」は32MBです。「Ryzen 7 3800XT」と「Ryzen 5 7600」は同じくらいです。体感的な違いはありません。
コア数について
多いコア数のCPUは複数の処理を並行して行うのでより早く利用できるため、優秀な部類に入ると言えるかもしれません。並列処理能力が高く複数の作業を平行して処理するような時にお勧めと言えるかもしれません。
「Ryzen 7 3800XT」と「Ryzen 5 7600」のコア数を比較すると「Ryzen 7 3800XT」は8コアに対して「Ryzen 5 7600」は6コアです。「Ryzen 5 7600」と「Ryzen 7 3800XT」は少しだけ違いしかありません。「Ryzen 7 3800XT」は「Ryzen 5 7600」に比べてどちらかといえば多いコア数です。マルチタスクな作業できるので「Ryzen 7 3800XT」の方がわずかによいでしょう。とはいえ複数のタスクを並行処理で作業する場合、実感できるくらいの差はほとんど無いと思われます。
あえて選択するなら「Ryzen 7 3800XT」の方が良いですが基本的に体感できるほどの違いはほとんど無いでしょう。
マルチスレッド対応について
マルチスレッドに対応しているCPUはCPUの処理が大幅に高速化できるという点で秀でています。同時に複数の処理をするようなときに向いていると言えるかもしれません。
「Ryzen 5 7600」も「Ryzen 7 3800XT」もマルチスレッドに対応しているCPUです。そのため複数のタスクを快適に並列処理できる点において「Ryzen 5 7600」も「Ryzen 7 3800XT」も優れていると言えるでしょう。プログラムの実行時に必要に応じて複数の処理の流れを生み出し、異なる処理を並行して処理するならどちらもお勧めと思います。
スレッド数について
多いスレッド数のCPUは同時に複数のタスクを快適に作業できるという点で良いと言えそうです。計算処理の高速化するときに向いています。
「Ryzen 5 7600」と「Ryzen 7 3800XT」のスレッド数を比較すると「Ryzen 7 3800XT」は16スレッドであるのに対して「Ryzen 5 7600」は12スレッドです。「Ryzen 5 7600」と「Ryzen 7 3800XT」はわずかな違いがあります。「Ryzen 7 3800XT」は「Ryzen 5 7600」に比べて多少スレッド数が多いです。「Ryzen 7 3800XT」は複数の作業を同時に高速で行う事ができるという点で「Ryzen 5 7600」よりも多少はよいでしょう。複数のスレッドにより多くの処理を実行したい場合でも基本的にどちらを選ぶにせよ大したことはないくらいの差だと思います。
あえて決めるなら「Ryzen 5 7600」より「Ryzen 7 3800XT」を選ぶ方がいいですが、基本的に体感できるほどの差はほぼありません。
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