Core i5 13400 と Core i5 13600K の評価を徹底解説

通常利用時の最大周波数について

より早く情報処理を行い素早く対応できるため、高い通常利用時の最大周波数のCPUは優秀です。処理速度を高速化したい人が使用したいなら向いているといえそうです。

「Core i5 13600K」と「Core i5 13400」を通常利用時の最大周波数を比べると「Core i5 13400」は2.5GHzで「Core i5 13600K」は3.5GHzです。1GHzの大きい差があります。「Core i5 13400」と比較して「Core i5 13600K」は非常に定格クロック数が高いです。様々な作業を高速で処理できる為「Core i5 13400」より「Core i5 13600K」の方がすごく優秀な部類に入るでしょう。同じ時間内により多くの処理をするような場合に「Core i5 13600K」は「Core i5 13400」より向いています。

実際に使う場面において「Core i5 13400」より「Core i5 13600K」の方がかなり秀でているでしょう。「Core i5 13600K」を選ぶ上で一つの重要な判断材料となると思います。

ブースト時の最大周波数について

作業環境に合わせて情報処理速度を高速化できる点でブースト時の最大周波数が高いCPUは優れているといえなくもないでしょう。たとえば高負荷処理に対応して高いパフォーマンスを発揮するような場合にオススメといえるかもしれません。

ブースト時の最大周波数を「Core i5 13400」と「Core i5 13600K」を比較すると「Core i5 13600K」は5.1GHzで「Core i5 13400」は4.6GHzです。「Core i5 13400」と「Core i5 13600K」はほとんど同程度です。感覚的にわかるほどの差はゼロでしょう。

ほかの観点で比べるほうが良いでしょう。

二次キャッシュ対応について

「Core i5 13600K」も「Core i5 13400」も二次キャッシュに対応しているCPUです。

二次キャッシュについて

二次キャッシュを「Core i5 13400」と「Core i5 13600K」を比較すると「Core i5 13600K」は20MBであり「Core i5 13400」は9MBです。「Core i5 13600K」も「Core i5 13400」もほぼ同一のキャッシュ容量です。体感できるほどの差は無いです。

他の観点で比較することをおすすめします。

三次キャッシュ対応について

「Core i5 13600K」も「Core i5 13400」も三次キャッシュに対応しているCPUです。

三次キャッシュについて

多い三次キャッシュのCPUは二次キャッシュまでしかもたないプロセッサよりも処理速度を高速化できるという点で良いといえなくもありません。より高い質の作業にこだわりを持つ人が使用するような時、おすすめといえるかもしれません。

三次キャッシュを比較すると「Core i5 13400」は20MBであり「Core i5 13600K」は24MBです。「Core i5 13600K」と「Core i5 13400」の差はややあります。「Core i5 13600K」のキャッシュ容量は「Core i5 13400」と比較してやや多いです。いつもと違うタスクを実行しても処理速度が早く作業できるので「Core i5 13400」より「Core i5 13600K」の方が比較的良いといえそうです。「Core i5 13600K」は「Core i5 13400」より滅多にしないタスクを実行しても遅延なく作業したいような場合に割と向いているといえそうです。

実際の利用を想定したとき「Core i5 13400」と「Core i5 13600K」は実用上やや大きい違いがあります。「Core i5 13400」より「Core i5 13600K」がいいでしょう。一方で決め手になるほどの差はありません。

コア数について

コア数が多いCPUは複数のアプリを実行できる点において優れていると思います。作業を分担して快適に使用したいようなときに向いています。

コア数を「Core i5 13400」と「Core i5 13600K」を比べると「Core i5 13400」は10コアであるのに対して「Core i5 13600K」は14コアです。「Core i5 13400」と「Core i5 13600K」はほんのわずかな違いしかありません。「Core i5 13600K」は「Core i5 13400」と比較してどちらかといえば多いです。複数の処理を効率的に行うことができる点で「Core i5 13400」より「Core i5 13600K」の方が多少は良いと言えそうです。とはいえ複数のタスクを並行処理で作業する場合、実感できるくらいの差はほとんど無いと思われます。

どちらかといえば「Core i5 13600K」を選ぶべきですが、普通に使っている分において体感できるほどの違いはほぼありません。

マルチスレッド対応について

マルチスレッドに対応しているCPUは複数の処理を並行に進めて効率的に処理できるといった点で優秀です。複数の処理の流れを並行して実行する場合に向いていると言えるかもしれません。

「Core i5 13400」も「Core i5 13600K」もマルチスレッドに対応しているCPUです。そのため複数のタスクを快適に並列処理できる点において「Core i5 13400」も「Core i5 13600K」も優れていると言えるでしょう。プログラムの実行時に必要に応じて複数の処理の流れを生み出し、異なる処理を並行して処理するならどちらもお勧めと思います。

スレッド数について

多いスレッド数のCPUは同時に複数のタスクを快適に作業できるという点で良いと言えそうです。とくに同時に多くの作業をしたりしたいならお勧めだと思います。

「Core i5 13600K」と「Core i5 13400」をスレッド数について比べると「Core i5 13600K」は20スレッドであり「Core i5 13400」は16スレッドです。違いはごくわずかしかありません。スレッド数という角度で見ると「Core i5 13400」と比較して「Core i5 13600K」はわずかに多いスレッド数です。より効率的な作業ができる点で「Core i5 13600K」の方がどちらかといえばよいかと思います。複数のスレッドにより多くの処理を実行したい場合でも基本的にどちらを選ぶにせよ大したことはないくらいの差だと思います。

強いて言えば「Core i5 13400」より「Core i5 13600K」を選ぶべきですが、通常利用において体感できるほどの違いはほとんど無いでしょう。