Core i5 10500 と Core i7 10700K を詳しくレビュー。どちらが良いか詳細に検証
作成日時: 2020-05-27 16:58:20、更新日時: 2021-10-20 14:59:10
「Core i7 10700K」と「Core i5 10500」を比べた時の違いや差を評価/検証しました。どっちの評価が良いのかを詳しく解説。「Core i5 10500」と「Core i7 10700K」のどっちにすべきか考えているなら今すぐチェック!
Core i5 10500 | Core i7 10700K | |||
総合評価: | 3.0 (総合: 188位) | 3.4 (総合: 116位) | ||
TDP | 3.8 65W | 1.5 125W | ||
通常利用時の最大周波数 | 2.2 3.1GHz | 4.9 3.8GHz | ||
ブースト時の最大周波数 | 4.2 4.5GHz | 4.9 5.1GHz | ||
三次キャッシュ | 2.5 12MB | 3.0 16MB | ||
コア数 | 2.5 6コア | 3.0 8コア | ||
スレッド数 | 2.4 12スレッド | 2.9 16スレッド | ||
「Core i5 10500」と「Core i7 10700K」を徹底比較する
基本情報について「Core i5 10500」と「Core i7 10700K」を比較
TDPについて
TDPが小さいCPUは発熱が少ないのでノートパソコンなどで使用できる点で優れています。例えば冷却性能が低い小型PCケースに搭載するようなケースで重宝します。
TDPについて比べると「Core i5 10500」は65Wで「Core i7 10700K」は125Wです。60Wもの差があります。「Core i7 10700K」と比べて「Core i5 10500」はかなり小さいです。「Core i5 10500」はCPU自体の発熱を少なくできる点で「Core i7 10700K」よりも優れていると言えます。熱の放散を抑えることができるため、冷却機構を小型化して本体をスリム化したり、モバイルで利用するのに「Core i5 10500」はかなりオススメです。実際の利用を想定したとき「Core i5 10500」の方が「Core i7 10700K」よりも非常に優れているでしょう。「Core i5 10500」を選ぶ上で重要な判断材料の一つとなるでしょう。
CPU性能について「Core i5 10500」と「Core i7 10700K」を比較
通常利用時の最大周波数について
通常利用時の最大周波数が高いCPUは高速に演算処理できるため、一度に多くの処理を実行可能な点で優れています。例えば複雑な処理を頻繁に行うような作業をするといったケースにおすすめです。
通常利用時の最大周波数について比べると「Core i7 10700K」は3.8GHzであるのに対して「Core i5 10500」は3.1GHzです。0.6GHzの差があります。「Core i5 10500」の定格クロック数と比べて「Core i7 10700K」はとても高いです。「Core i7 10700K」はデータやアクセス処理を高速化できる点で「Core i5 10500」よりも秀でています。「Core i7 10700K」は複数の作業、アプリケーションを同時に処理するのに非常に向いています。実際の利用を考えると「Core i5 10500」と「Core i7 10700K」は体感値として遥かに大きい差があります。「Core i7 10700K」に決める上で一つの主な判断材料となるでしょう。
ブースト時の最大周波数について
ブースト時の最大周波数が高いCPUは3Dゲームなどで高い処理能力を維持できる点で使い勝手が良いです。例えば動画のエンコードなど、CPU負荷の高い作業をするようなときにおすすめです。
ブースト時の最大周波数を比べると「Core i5 10500」は4.5GHzであり「Core i7 10700K」は5.1GHzです。0.5GHzの差があります。「Core i7 10700K」は「Core i5 10500」より比較的クロック数が高いです。パソコンの処理速度を上げることができる点で「Core i7 10700K」の方が多少優れているかもしれません。消費電力や発熱を維持したまま処理速度をアップするのに「Core i7 10700K」は多少適しています。実際の利用において「Core i7 10700K」の方が「Core i5 10500」よりもどちらかといえばよいです。「Core i7 10700K」が良いと思われます。ただ決定的に優れているとまでは言えないでしょう。
三次キャッシュ対応について
三次キャッシュに対応しているCPUはそれぞれのデータを階層別で管理することで処理能力を上げることができる点で優れています。例えばデータを階層別で管理できるのでメインメモリの処理を速くするようなときで役に立ちます。
「Core i7 10700K」も「Core i5 10500」も三次キャッシュに対応しているCPUです。そのため多くの中間情報を高速に引き出せるので素早く処理できる点で優れています。どちらも膨大なデータを高速に処理するのに向いています。
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三次キャッシュについて
三次キャッシュが多いCPUはパソコンの速度を著しく低下させずに使用できる点で使い勝手が良いです。特に頻繁にメインメモリにアクセスしてパソコンの動作が遅くならないようにするようなときで役に立ちます。
三次キャッシュについて「Core i7 10700K」と「Core i5 10500」を比較すると「Core i7 10700K」は16MBに対して「Core i5 10500」は12MBです。4MBの違いがあります。「Core i7 10700K」は「Core i5 10500」と比較してややキャッシュ容量が多いです。RAMのアクセスや消費量を減らすことができため、パフォーマンス全体を向上させることができる点で「Core i7 10700K」の方がよいです。よりCPUのポテンシャルを引き出して快適に使用するのに「Core i7 10700K」は多少おススメです。実際の利用を考えると「Core i5 10500」と「Core i7 10700K」は体感上多少大きい差があります。「Core i7 10700K」は「Core i5 10500」より良いと言えるでしょう。しかし決定的といえる程の違いはないでしょう。
コア数について
コア数が多いCPUは同時に複数の作業を処理効率を上げることができ、より多くのアプリケーションを同時に実行できる点で秀でています。例えば複数の動作を同時処理するような場合におススメです。
コア数を比べると「Core i7 10700K」は8コアであるのに対して「Core i5 10500」は6コアです。2コアの差があります。「Core i5 10500」と比べて「Core i7 10700K」はややコア数が多いです。「Core i7 10700K」は一つのタスクについて並列で処理することで高速で処理したり、多くのタスクを同時に実行出来る点で「Core i5 10500」よりも多少優れているかもしれません。「Core i7 10700K」は同時に出来る処理作業を増やすことが出来るので、一度に色んなアプリを起動するのに多少おすすめです。実際に使うことを想定したとき「Core i7 10700K」と「Core i5 10500」は体感上多少大きい違いがあります。「Core i7 10700K」は「Core i5 10500」よりいいと言えます。ただ決定的に優れていると言える程の差はありません。
マルチスレッド対応について
マルチスレッドに対応しているCPUは複数同時処理で作業できる点で優れています。例えばパソコンの複数の処理を効率的に並行実施するといったようなケースで役立ちます。
「Core i7 10700K」も「Core i5 10500」もマルチスレッドに対応しているCPUです。そのため高度な演算処理や、多数のプログラムを同時に処理できる点で秀でています。どちらも複数の作業を処理効率を保ちながら同時進行するのに適しています。
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スレッド数について
スレッド数が多いCPUは複数のアプリケーションを同時に処理できる点で秀でています。例えば同時に複数の処理をするような場合に向いています。
スレッド数を「Core i7 10700K」と「Core i5 10500」を比べると「Core i7 10700K」は16スレッドであり「Core i5 10500」は12スレッドです。「Core i5 10500」と比較して「Core i7 10700K」はわずかに多いです。「Core i7 10700K」は待ち時間・バッファーが多いタスクを同時に実行する際に効率的に処理できる点で「Core i5 10500」よりもどちらかといえば良いです。複数のアプリケーションを同時にストレスなく実行する場合でもハッキリと体感できるほどの違いはないだと思われます。数値としては「Core i7 10700K」の方が多いですが、通常利用において体感できるほどの差はほぼないでしょう。
「Core i5 10500」と「Core i7 10700K」の違いを表で比較する
Core i5 10500 | Core i7 10700K | |
画像 | ||
シリーズ名 | Comet Lake | Comet Lake |
内蔵グラフィックス | Intel UHD Graphics 630 | Intel UHD Graphics 630 |
ソケットの形状 | LGA1200 | LGA1200 |
TDP | 65W | 125W |
通常利用時の最大周波数 | 3.1GHz | 3.8GHz |
ブースト時の最大周波数 | 4.5GHz | 5.1GHz |
三次キャッシュ対応 | ○ | ○ |
三次キャッシュ | 12MB | 16MB |
コア数 | 6コア | 8コア |
マルチスレッド対応 | ○ | ○ |
スレッド数 | 12スレッド | 16スレッド |
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