Core i5 9400F と Core i5 10500 はどっちがおすすめなのか?違いや差を徹底検証しました

作成日時: 2020-05-27 18:19:31、更新日時: 2021-10-20 18:15:16

Core i5 10500Core i5 9400F
Core i5 10500Core i5 9400F

「Core i5 10500」と「Core i5 9400F」についてどちらの評価が優れているかについて詳しく解説。使い勝手や利便性について評価・比較しました。どちらのCPUを選んだらいいのか悩んでいるならお勧めします。

Core i5 10500Core i5 9400F
Core i5 10500Core i5 9400F
総合評価:

59.3/100

(総合: 188位)

46.4/100

(総合: 437位)

TDP
76/100
76/100
通常利用時の最大周波数
44/100
34/100
ブースト時の最大周波数
84/100
52/100
三次キャッシュ
50/100
39/100
コア数
50/100
50/100
スレッド数
48/100
24/100

Core i5 9400F と比較して Core i5 10500 を選ぶメリット

  • 定格周波数

    44.9点(3.1GHz) vs 34.7点(2.9GHz)

  • ブースト時の周波数

    84.9点(4.5GHz) vs 52.3点(4.1GHz)

  • 三次キャッシュ

    50.3点(12MB) vs 39.7点(9MB)

  • スレッド数

    48.8点(12スレッド) vs 24.7点(6スレッド)

  • マルチスレッド対応

Core i5 10500 と比較して Core i5 9400F を選ぶメリット

    -

「Core i5 10500」と「Core i5 9400F」を徹底比較する

CPU性能について「Core i5 10500」と「Core i5 9400F」を比較

通常利用時の最大周波数について

通常利用時の最大周波数が高いCPUは高速に演算処理できるため、一度に多くの処理を実行可能な点で優れています。例えば複雑な処理を頻繁に行うような作業をするといったケースにおすすめです。

通常利用時の最大周波数について比べると「Core i5 10500」は3.1GHzであるのに対して「Core i5 9400F」は2.9GHzです。0.2GHzの差があります。「Core i5 9400F」の定格クロック数と比べて「Core i5 10500」はとても高いです。定格周波数ランキングで比較すると全2150製品のなかで「Core i5 10500」は687位で「Core i5 9400F」は926位なので、大きく違うとまでは言えないもののそれなりの差はあります。

「Core i5 10500」はデータやアクセス処理を高速化できる点で「Core i5 9400F」よりも秀でています。「Core i5 10500」は複数の作業、アプリケーションを同時に処理するのに非常に向いています。実際の利用を考えると「Core i5 9400F」と「Core i5 10500」は体感値として遥かに大きい差があります。「Core i5 10500」に決める上で一つの主な判断材料となるでしょう。

通常利用時の最大周波数評価
Core i5 10500
3.1GHz44/100
Core i5 9400F
2.9GHz34/100

ブースト時の最大周波数について

ブースト時の最大周波数が高いCPUは3Dゲームなどで高い処理能力を維持できる点で使い勝手が良いです。例えば動画のエンコードなど、CPU負荷の高い作業をするようなときにおすすめです。

ブースト時の最大周波数について比べると「Core i5 9400F」は4.1GHzであり「Core i5 10500」は4.5GHzです。0.4GHzもの差があります。ブースト時の最大周波数という角度で見ると「Core i5 9400F」と比較して「Core i5 10500」は非常に高いです。ブースト時のクロック数ランキングで比較すると全727製品のなかで「Core i5 10500」は177位で「Core i5 9400F」は284位なので、大きく違うとまでは言えないもののそれなりの差はあります。

負荷のあるものを簡単に処理することができる点で「Core i5 10500」の方が秀でているでしょう。消費電力や発熱を維持したまま処理速度をアップするのに「Core i5 10500」はとても適しています。実際に利用する上で「Core i5 10500」と「Core i5 9400F」の実用上の違いはかなり大きいです。「Core i5 10500」にする上で主な判断材料の一つとなると思います。

ブースト時の最大周波数評価
Core i5 10500
4.5GHz84/100
Core i5 9400F
4.1GHz52/100

三次キャッシュ対応について

三次キャッシュに対応しているCPUはそれぞれのデータを階層別で管理することで処理能力を上げることができる点で優れています。例えばデータを階層別で管理できるのでメインメモリの処理を速くするようなときで役に立ちます。

「Core i5 9400F」も「Core i5 10500」も三次キャッシュに対応しているCPUです。そのため多くの中間情報を高速に引き出せるので素早く処理できる点で優れています。どちらも膨大なデータを高速に処理するのに向いています。

三次キャッシュについて

三次キャッシュが多いCPUはパソコンの速度を著しく低下させずに使用できる点で使い勝手が良いです。特に頻繁にメインメモリにアクセスしてパソコンの動作が遅くならないようにするようなときで役に立ちます。

三次キャッシュについて「Core i5 10500」と「Core i5 9400F」を比べると「Core i5 10500」は12MBに対して「Core i5 9400F」は9MBです。3MBもの差があります。三次キャッシュという視点において「Core i5 10500」は「Core i5 9400F」より非常に多いキャッシュ容量です。三次キャッシュ容量の多さランキングで見てみると1194製品中「Core i5 10500」は475位で「Core i5 9400F」は573位です。ほとんど差は無いと言えます。

「Core i5 10500」は中間の計算結果を多く待避出来るので、複雑な計算をより早くできる点で「Core i5 9400F」よりも優れていると言えます。「Core i5 10500」はよりCPUのポテンシャルを引き出して快適に使用するのにかなり向いています。実際に使う場面で「Core i5 9400F」と比べて「Core i5 10500」は遥かに秀でていると言えます。「Core i5 10500」にする上で主な理由の一つになります。

三次キャッシュ評価
Core i5 10500
12MB50/100
Core i5 9400F
9MB39/100

コア数について

コア数が多いCPUは同時に複数の作業を処理効率を上げることができ、より多くのアプリケーションを同時に実行できる点で秀でています。例えば複数の動作を同時処理するような場合におススメです。

コア数について「Core i5 9400F」と「Core i5 10500」を比較すると「Core i5 9400F」は6コアであり「Core i5 10500」は6コアです。コア数について「Core i5 10500」も「Core i5 9400F」もほとんど同じと言えます。コア数の多さランキングで見てみると2152製品中「Core i5 10500」は457位で「Core i5 9400F」は500位です。ほとんど差は無いと言えます。

体感できるほどの差は無いです。他の視点から見て選択する方がよいでしょう。

コア数評価
Core i5 10500
6コア50/100
Core i5 9400F
6コア50/100

スレッド数について

スレッド数が多いCPUは複数のアプリケーションを同時に処理できる点で秀でています。例えば同時に複数の処理をするような場合に向いています。

スレッド数を「Core i5 9400F」と「Core i5 10500」を比べると「Core i5 9400F」は6スレッドに対して「Core i5 10500」は12スレッドです。6スレッドの差があります。「Core i5 10500」は「Core i5 9400F」に比べて比較的スレッド数が多いです。スレッド数の多さランキングで比べると804製品の中で「Core i5 10500」は353位で「Core i5 9400F」は559位なのでCPUの中では差はかなり大きいと言えます。

待ち時間・バッファーが多いタスクを同時に実行する際に効率的に処理できる点で「Core i5 10500」の方が「Core i5 9400F」よりも多少優れているかもしれません。「Core i5 10500」は複数のアプリケーションを同時にストレスなく実行するのに多少適しています。実際に使う場面で「Core i5 10500」と「Core i5 9400F」は体感上やや大きい差があります。「Core i5 9400F」より「Core i5 10500」が良いですが、非常に優れているとまでは言えません。

スレッド数評価
Core i5 10500
12スレッド48/100
Core i5 9400F
6スレッド24/100

基本情報について「Core i5 10500」と「Core i5 9400F」を比較

TDPについて

TDPが小さいCPUは発熱が少ないのでノートパソコンなどで使用できる点で優れています。例えば冷却性能が低い小型PCケースに搭載するようなケースで重宝します。

TDPを「Core i5 10500」と「Core i5 9400F」を比べると「Core i5 10500」は65Wに対して「Core i5 9400F」は65Wです。「Core i5 9400F」も「Core i5 10500」も違いはほぼゼロと言えます。最大放熱量の小ささランキングで見てみると2005製品中「Core i5 10500」は509位で「Core i5 9400F」は593位です。ほとんど差は無いと言えます。

実用上の差はありません。ほかの観点から比較するほうがよいでしょう。

TDP評価
Core i5 10500
65W76/100
Core i5 9400F
65W76/100

「Core i5 10500」と「Core i5 9400F」の違いを表で比較する

Core i5 10500Core i5 9400F
Core i5 10500Core i5 9400F
基本情報
シリーズ名Comet LakeCoffee Lake-S Refresh
内蔵グラフィックスIntel UHD Graphics 630 -
ソケットの形状LGA1200LGA1151
TDP65W65W
CPU性能
通常利用時の最大周波数3.1GHz2.9GHz
ブースト時の最大周波数4.5GHz4.1GHz
三次キャッシュ対応
三次キャッシュ12MB9MB
コア数6コア6コア
マルチスレッド対応 -
スレッド数12スレッド6スレッド

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