徹底レビュー: Xeon Silver 4316 と Xeon Silver 4110

2023-06-04 00:36:55

Xeon Silver 4316Xeon Silver 4110
Xeon Silver 4316Xeon Silver 4110
Xeon Silver 4316Xeon Silver 4110
Xeon Silver 4316Xeon Silver 4110
総合評価:

51.3/100

(総合順位: 1105/3271)

34.7/100

(総合順位: 886/3271)

TDP
16/100
46/100
通常利用時の最大周波数
38/100
30/100
ブースト時の最大周波数
34/100
18/100
三次キャッシュ
71/100
34/100
コア数
74/100
38/100
スレッド数
74/100
42/100

スペック

Xeon Silver 4316Xeon Silver 4110
Xeon Silver 4316Xeon Silver 4110
基本情報
シリーズ名Ice LakeSkylake-SP
ソケットの形状LGA4189LGA3647
TDP150W85W
CPU性能
通常利用時の最大周波数2.3GHz2.1GHz
ブースト時の最大周波数3.4GHz3GHz
三次キャッシュ対応
三次キャッシュ30MB11MB
コア数20コア8コア
マルチスレッド対応
スレッド数40スレッド16スレッド

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比較レビュー

基本情報

TDP

TDPに関して比較すると、Xeon Silver 4316は150Wとなっているのに対し、Xeon Silver 4110は85Wというデータとなっています。圧倒的に違います。65Wもの顕著な差があります。Xeon Silver 4110のほうがXeon Silver 4316のTDPに比べてダントツで優位にあると言えます。TDPが小さいCPUは、熱問題を解消することができます。機器内部の設計が簡素化され、信頼性が向上することも期待できます。

TDPが小さいCPUは、省電力性による低発熱量と冷却ファンの不要化により、デスクトップPCやノートPCの小型化に貢献します。また、省スペース化によって、デスク周りのスペースを有効活用することができ、大きなメリットとなります。

TDPにおいてXeon Silver 4316とXeon Silver 4110は飛び抜けて際立って違います。そのためXeon Silver 4110はTDPに配慮したい人にとっては最適の選択肢と言えそうです。

TDP評価
Xeon Silver 4316
150W16/100
Xeon Silver 4110
85W46/100

CPU性能

通常利用時の最大周波数

通常利用時の最大周波数についてXeon Silver 4316とXeon Silver 4110を比べた場合、Xeon Silver 4316は2.3GHzでありXeon Silver 4110は2.1GHzです。通常利用時の最大周波数の点で違いは全く存在していません。そのためほぼ同じレベルと言うことができるでしょう。

通常利用時の最大周波数が高いCPUは、スポーツカーのような存在です。基本的には安定して高い性能を発揮しますが、その分、消費電力や発熱量が大きくなることがあります。しかしながら、エンドユーザーにとっては、快適な動作環境を提供する上で重要な要素であり、特に、ゲーム市場や映像制作業界などでは、高性能CPUが必須条件となっています。

実際に使用する場面を考えると、Xeon Silver 4110もXeon Silver 4316も感覚的に極めて類似していると言うことができます。決定する上で、通常利用時の最大周波数の情報はほとんど意味がありません。

通常利用時の最大周波数評価
Xeon Silver 4316
2.3GHz38/100
Xeon Silver 4110
2.1GHz30/100

ブースト時の最大周波数

ブースト時の最大周波数においてみてみると、Xeon Silver 4110は3GHzとなっておりXeon Silver 4316は3.4GHzとなります。0.3GHzのほんのちょっとの差がXeon Silver 4316とXeon Silver 4110にありXeon Silver 4110の方がブースト時の最大周波数はわずかに低いです。ブースト時の最大周波数が高いCPUには、高速な処理が可能というメリットがあります。

CPUの性能を競う上で、ブースト時の最大周波数が重要なファクターとなっています。最大周波数が高いほど、より高速で効率的な処理が可能となります。このため、仕事や趣味において、効率的な処理を求めるユーザーにとって、ブースト時の最大周波数が高いCPUは非常に魅力的な存在といえます。

実際的な側面から考えるとXeon Silver 4316のブースト時の最大周波数はXeon Silver 4110のブースト時の最大周波数より感覚的にいって、ほんのちょっと上位にあります。違いはほんのちょっと開いています。あえて決めるならXeon Silver 4110よりもXeon Silver 4316ということができます。一方で判断する上で、ブースト時の最大周波数の情報は参考にならないといえます。

ブースト時の最大周波数評価
Xeon Silver 4316
3.4GHz34/100
Xeon Silver 4110
3GHz18/100

三次キャッシュ対応

Xeon Silver 4316とXeon Silver 4110は、どちらも三次キャッシュに対応しているということができます。これらのCPUは、三次キャッシュに対応しているため、長時間にわたってパソコンを使用する際でも、高い処理能力を維持することができます。ビジネスマンや学生にとっては、生産性を向上させるための必須アイテムであることは間違いありません。

三次キャッシュに対応しているCPUを選ぶことで、長時間の使用においてもパフォーマンスを維持することができます。CPUが処理する情報が大量である場合、三次キャッシュがCPUに余裕を与え、処理時間を短縮することができるため、CPUの劣化を防止する効果もあります。

三次キャッシュ

Xeon Silver 4110とXeon Silver 4316で三次キャッシュに関して比較してみるとXeon Silver 4110は11MBというデータであるといえます。それに対してXeon Silver 4316は30MBというデータであるといえます。Xeon Silver 4110は三次キャッシュがとても少ないと言うことができ、Xeon Silver 4316とXeon Silver 4110の差は19MBとなっています。三次キャッシュが多いCPUは、長時間の動画編集やゲームプレイなど、重いアプリケーションでも快適に処理できるため、高負荷作業において高いパフォーマンスが発揮されます。

CPUには、一般的に一次キャッシュ、二次キャッシュ、三次キャッシュの3つのキャッシュがありますが、このうち、三次キャッシュが多いCPUは、処理速度の向上につながるというメリットがあります。より多くのデータを高速で処理することが可能なので、快適な操作ができるだけでなく、作業効率も向上します。

この比較情報からわかるように三次キャッシュにおいてXeon Silver 4110はXeon Silver 4316より体感上、とても物足りない水準と感じられると思います。したがってXeon Silver 4316が選択肢にあがる一つの理由といえるでしょう。また三次キャッシュに注目するならXeon Silver 4110を使うべきでないと考えられそうです。三次キャッシュを見ておくことでより適切な判断を下すことができると思います。

三次キャッシュ評価
Xeon Silver 4316
30MB71/100
Xeon Silver 4110
11MB34/100

コア数

Xeon Silver 4110のコア数は8コアで、Xeon Silver 4316は20コアというデータとなっています。Xeon Silver 4110とXeon Silver 4316の差は12コア存在しており、Xeon Silver 4110の方が極端にコア数が少ないと言えます。コア数が多いCPUのメリットは、処理速度が向上する点です。複数のタスクを同時に処理する場合も、スムーズに作業ができます。

コア数が多いCPUは、ビデオ編集や3Dモデリングなどのグラフィック処理に威力を発揮します。高負荷の処理を行う場合でも、コア数の多さによって処理速度が落ちることがありません。また、CPUの性能が向上するため、処理時間の短縮が可能になり、作業効率を大幅にアップすることができます。

実際に活用する上で考えるとXeon Silver 4316のコア数はXeon Silver 4110に比べて著しく優れていると考えることができそうです。従って、コア数に配慮する人にとっては、Xeon Silver 4110はいまいちな選択と考えられます。

コア数評価
Xeon Silver 4316
20コア74/100
Xeon Silver 4110
8コア38/100

マルチスレッド対応

Xeon Silver 4316とXeon Silver 4110はどちらもマルチスレッドに対応しているCPUであるといえます。これらのCPUはマルチスレッドに対応しており、同時に複数のタスクを処理することができるため、ビジネス用途やクリエイティブ作業など、高度な処理を必要とする場面において、非常に優れたパフォーマンスを発揮します。これらのCPUは、マルチスレッドに対応していることから、同時に複数の作業を処理することが可能となります。そのため、より高速・効率的な作業が可能となり、作業時間の短縮にもつながります。これらのCPUは、マルチスレッドに対応しているため、同時に複数の処理を実行することができ、膨大なデータをスムーズに処理することができます。特に、ビジネス用途やクリエイティブ作業など、高度な処理を必要とする場面において、非常に役立つことが期待できます。

マルチスレッドに対応しているCPUは、多くのタスクを同時に処理することができます。これにより、作業の効率が向上し、より高速な処理が可能になります。また、プログラムによっては、マルチスレッドに対応しているCPUを使用することで、より高度な処理が可能になります。これは、ビジネスやエンターテインメントなどの幅広い分野で活躍するCPUとして、注目されている理由の1つです。

スレッド数

スレッド数において比較するとXeon Silver 4316は40スレッドというデータになっており、Xeon Silver 4110は16スレッドとなっています。Xeon Silver 4110のほうがひときわスレッド数が少ないと言えます。Xeon Silver 4316とXeon Silver 4110の差は24スレッドということが分かります。

実際に使用する場合、Xeon Silver 4110の方がXeon Silver 4316のスレッド数と比べると微妙なレベルにあると感じとれるでしょう。従ってXeon Silver 4316はスレッド数が重要な場合ぴったりな選択肢と考えられそうです。そうでなくともXeon Silver 4316は有力な選択肢に検討すべきであると言うことができるでしょう。ともあれスレッド数は不可欠な材料になります。

スレッド数評価
Xeon Silver 4316
40スレッド74/100
Xeon Silver 4110
16スレッド42/100

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TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:3.4GHz, ブースト時の最大周波数:4.6GHz, 二次キャッシュ:4MB, 三次キャッシュ:32MB, コア数:8コア, スレッド数:16スレッド

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TDP:170W, 通常利用時の最大周波数:4.5GHz, ブースト時の最大周波数:5.7GHz, 二次キャッシュ:16MB, 三次キャッシュ:64MB, コア数:16コア, スレッド数:32スレッド

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TDP:72W, 通常利用時の最大周波数:3GHz, ブースト時の最大周波数:3.5GHz, 三次キャッシュ:8MB, コア数:4コア, スレッド数:4スレッド

TDP:71W, 通常利用時の最大周波数:3.4GHz, ブースト時の最大周波数:4.6GHz, 三次キャッシュ:8MB, コア数:4コア, スレッド数:4スレッド

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TDP:80W, 通常利用時の最大周波数:3.4GHz, ブースト時の最大周波数:4.8GHz, 三次キャッシュ:12MB, コア数:6コア, スレッド数:12スレッド

TDP:85W, 通常利用時の最大周波数:2.1GHz, ブースト時の最大周波数:3.2GHz, 三次キャッシュ:11MB, コア数:8コア, スレッド数:16スレッド

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TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:2.7GHz, ブースト時の最大周波数:3.3GHz, 三次キャッシュ:6MB, コア数:4コア, スレッド数:4スレッド

TDP:91W, 通常利用時の最大周波数:3.5GHz, ブースト時の最大周波数:3.9GHz, 三次キャッシュ:6MB, コア数:4コア, スレッド数:4スレッド

TDP:85W, 通常利用時の最大周波数:1.7GHz, 三次キャッシュ:8MB, コア数:6コア, スレッド数:6スレッド

TDP:71W, 通常利用時の最大周波数:3.4GHz, ブースト時の最大周波数:4.5GHz, 三次キャッシュ:8MB, コア数:4コア, スレッド数:4スレッド

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