Core i7 10700 と Core i7 9700 のレビュー。どちらがいい?
作成日時: 2020-05-27 16:22:25、更新日時: 2021-10-20 17:27:35
「Core i7 10700」と「Core i7 9700」についてどちらの評価が優れているかについて詳しく解説。使い勝手や利便性について評価・比較しました。どちらのCPUを選んだらいいのか悩んでいるならお勧めします。
Core i7 10700 | Core i7 9700 | |||
総合評価: | 3.2 (総合: 99位) | 3.0 (総合: 181位) | ||
TDP | 3.8 65W | 3.8 65W | ||
通常利用時の最大周波数 | 1.7 2.9GHz | 2.0 3GHz | ||
ブースト時の最大周波数 | 4.9 4.8GHz | 4.9 4.7GHz | ||
三次キャッシュ | 3.0 16MB | 2.5 12MB | ||
コア数 | 3.0 8コア | 3.0 8コア | ||
スレッド数 | 2.9 16スレッド | 1.7 8スレッド | ||
「Core i7 10700」と「Core i7 9700」を徹底比較する
基本情報について「Core i7 10700」と「Core i7 9700」を比較
TDPについて
TDPが小さいCPUは発熱が少ないのでノートパソコンなどで使用できる点で優れています。例えば冷却性能が低い小型PCケースに搭載するようなケースで重宝します。
TDPを「Core i7 10700」と「Core i7 9700」を比べると「Core i7 10700」は65Wに対して「Core i7 9700」は65Wです。「Core i7 9700」も「Core i7 10700」も違いはほぼゼロと言えます。実用上の差はありません。ほかの観点から比較するほうがよいでしょう。
CPU性能について「Core i7 10700」と「Core i7 9700」を比較
通常利用時の最大周波数について
通常利用時の最大周波数が高いCPUは高速に演算処理できるため、一度に多くの処理を実行可能な点で優れています。例えば複雑な処理を頻繁に行うような作業をするといったケースにおすすめです。
通常利用時の最大周波数について「Core i7 9700」と「Core i7 10700」を比較すると「Core i7 9700」は3GHzに対して「Core i7 10700」は2.9GHzです。「Core i7 9700」の定格クロック数は「Core i7 10700」と同じくらいです。感覚的にわかるほどの差はありません。ほかの角度で決めるほうがよさそうです。
ブースト時の最大周波数について
ブースト時の最大周波数が高いCPUは3Dゲームなどで高い処理能力を維持できる点で使い勝手が良いです。例えば動画のエンコードなど、CPU負荷の高い作業をするようなときにおすすめです。
ブースト時の最大周波数を「Core i7 9700」と「Core i7 10700」を比較すると「Core i7 9700」は4.7GHzで「Core i7 10700」は4.8GHzです。「Core i7 9700」も「Core i7 10700」も同じくらいのクロック数です。体感できるほどの違いは無いです。別の角度から比較するほうがいいでしょう。
三次キャッシュ対応について
三次キャッシュに対応しているCPUはそれぞれのデータを階層別で管理することで処理能力を上げることができる点で優れています。例えばデータを階層別で管理できるのでメインメモリの処理を速くするようなときで役に立ちます。
「Core i7 9700」も「Core i7 10700」も三次キャッシュに対応しているCPUです。そのため多くの中間情報を高速に引き出せるので素早く処理できる点で優れています。どちらも膨大なデータを高速に処理するのに向いています。
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三次キャッシュについて
三次キャッシュが多いCPUはパソコンの速度を著しく低下させずに使用できる点で使い勝手が良いです。特に頻繁にメインメモリにアクセスしてパソコンの動作が遅くならないようにするようなときで役に立ちます。
三次キャッシュを比較すると「Core i7 10700」は16MBで「Core i7 9700」は12MBです。「Core i7 10700」のキャッシュ容量の方が「Core i7 9700」よりも多少多いです。「Core i7 10700」は中間の計算結果を多く待避出来るので、複雑な計算をより早くできる点で「Core i7 9700」よりも無難と言えるでしょう。しかしながらよりCPUのポテンシャルを引き出して快適に使用する場合でも基本的にどちらを選んでも大したことはないくらいの差だと思います。数値としては「Core i7 10700」の方が多いですが通常利用において気にするほどの違いはほぼないでしょう。
コア数について
コア数が多いCPUは同時に複数の作業を処理効率を上げることができ、より多くのアプリケーションを同時に実行できる点で秀でています。例えば複数の動作を同時処理するような場合におススメです。
コア数について「Core i7 9700」と「Core i7 10700」を比較すると「Core i7 9700」は8コアであり「Core i7 10700」は8コアです。コア数について「Core i7 10700」も「Core i7 9700」もほとんど同じと言えます。体感できるほどの差は無いです。他の視点から見て選択する方がよいでしょう。
スレッド数について
スレッド数が多いCPUは複数のアプリケーションを同時に処理できる点で秀でています。例えば同時に複数の処理をするような場合に向いています。
スレッド数について「Core i7 9700」と「Core i7 10700」を比べると「Core i7 9700」は8スレッドであり「Core i7 10700」は16スレッドです。8スレッドもの差があります。「Core i7 9700」と比べて「Core i7 10700」は非常に多いです。待ち時間・バッファーが多いタスクを同時に実行する際に効率的に処理できる点で「Core i7 10700」の方が優れているでしょう。「Core i7 10700」は複数のアプリケーションを同時にストレスなく実行するのに非常におすすめです。実際に使うことを想定したとき「Core i7 9700」と比べて「Core i7 10700」はとても優れていると言えます。「Core i7 10700」を選ぶ主な判断材料の一つになります。
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Core i7 10700
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Core i7 9700
「Core i7 10700」と「Core i7 9700」の違いを表で比較する
Core i7 10700 | Core i7 9700 | |||
基本情報 | ||||
シリーズ名 | Comet Lake | Coffee Lake | ||
内蔵グラフィックス | Intel UHD Graphics 630 | Intel UHD Graphics 630 | ||
ソケットの形状 | LGA1200 | LGA1151 | ||
TDP | 65W | 65W | ||
CPU性能 | ||||
通常利用時の最大周波数 | 2.9GHz | 3GHz | ||
ブースト時の最大周波数 | 4.8GHz | 4.7GHz | ||
三次キャッシュ対応 | ○ | ○ | ||
三次キャッシュ | 16MB | 12MB | ||
コア数 | 8コア | 8コア | ||
マルチスレッド対応 | ○ | - | ||
スレッド数 | 16スレッド | 8スレッド | ||
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