Xeon Silver 4309Y と Core i9 10900 のレビューまとめ。どっちがおすすめかについて徹底解説

作成日時: 2022-07-06 21:50:38

Xeon Silver 4309YCore i9 10900
Xeon Silver 4309YCore i9 10900

「Xeon Silver 4309Y」と「Core i9 10900」はどのくらい評価の違いがあるのでしょうか。よく注目される特徴から点数で評価。どっちを選ぶべきかを慣れていない人でも理解しやすいように説明してみました。

Xeon Silver 4309YCore i9 10900
Xeon Silver 4309YCore i9 10900
総合評価:

44.8/100

(総合: 1344位)

68.4/100

(総合: 37位)

TDP
42/100
76/100
通常利用時の最大周波数
30/100
30/100
ブースト時の最大周波数
26/100
98/100
三次キャッシュ
50/100
69/100
コア数
60/100
68/100
スレッド数
58/100
66/100

「Xeon Silver 4309Y」より「Core i9 10900」を選ぶべき4つの理由

  • TDPはもの凄く小さい
    76.9点(463位) vs 42.5点(1502位)
  • 並外れて高いブースト時の最大周波数
    98.7点(42位) vs 26.6点(486位)
  • 極めて多い三次キャッシュ
    69.2点(277位) vs 50.3点(517位)
  • 非常に多いスレッド数
    66.5点(209位) vs 58.8点(307位)

「Xeon Silver 4309Y」と「Core i9 10900」のメリットとデメリット

「Xeon Silver 4309Y」と「Core i9 10900」のCPU性能について徹底比較してみた

通常利用時の最大周波数について

高い通常利用時の最大周波数のCPUは演算処理を速く高性能にすることができる点において優れていると言えるかもしれません。通常時のタスク処理をまったくストレスフリーで快適に作業するような時にお勧めと思います。

「Xeon Silver 4309Y」と「Core i9 10900」の通常利用時の最大周波数について比べると「Core i9 10900」は2.8GHzであり「Xeon Silver 4309Y」は2.8GHzです。「Xeon Silver 4309Y」も「Core i9 10900」も定格クロック数についてはほぼ違いがゼロでしょう。体感できるほどの差はありません。

通常利用時の最大周波数評価
Xeon Silver 4309Y
2.8GHz30/100
Core i9 10900
2.8GHz30/100

ブースト時の最大周波数について

作業環境に合わせて情報処理速度を高速化できる点でブースト時の最大周波数が高いCPUは優れているといえなくもないでしょう。CPUの動作周波数を高速化して処理能力を増やしたい人が使用するようなとき、向いていると思います。

「Core i9 10900」と「Xeon Silver 4309Y」のブースト時の最大周波数を比較すると「Xeon Silver 4309Y」は3.6GHzに対して「Core i9 10900」は5.2GHzです。「Core i9 10900」のクロック数は「Xeon Silver 4309Y」と比較してとても高いです。重い処理をするときにブーストし快適に使用できる点で「Core i9 10900」の方が「Xeon Silver 4309Y」よりも非常に優秀です。「Core i9 10900」は「Xeon Silver 4309Y」より高速で情報を処理し素早く快適に使用したいときにオススメです。

実際の利用において「Xeon Silver 4309Y」と「Core i9 10900」は体感値として非常に大きい差があります。「Core i9 10900」を選ぶ一つの重要な理由となります。

ブースト時の最大周波数評価
Xeon Silver 4309Y
3.6GHz26/100
Core i9 10900
5.2GHz98/100

三次キャッシュ対応について

「Core i9 10900」も「Xeon Silver 4309Y」も三次キャッシュに対応しているCPUです。

三次キャッシュについて

処理速度の高速化できる為、三次キャッシュが多いCPUは優れた部類に入るかもしれません。複数段階の異なるキャッシュメモリを搭載したプロセッサにおいて、2次キャッシュに収まりきらないデータを格納したいような時に適しています。

三次キャッシュを比較すると「Xeon Silver 4309Y」は12MBであり「Core i9 10900」は20MBです。「Xeon Silver 4309Y」と比較して「Core i9 10900」は比較的多いです。「Core i9 10900」はキャッシュが多いためより高速で処理し快適に使用できるという点で「Xeon Silver 4309Y」よりも割と良い部類に入るでしょう。「Core i9 10900」は「Xeon Silver 4309Y」より滅多にしないタスクを実行しても遅延なく作業したいような場合に割と向いているといえそうです。

実際の利用を想定したとき「Xeon Silver 4309Y」と「Core i9 10900」は実用上やや大きい違いがあります。「Xeon Silver 4309Y」より「Core i9 10900」がいいでしょう。一方で決め手になるほどの差はありません。

三次キャッシュ評価
Xeon Silver 4309Y
12MB50/100
Core i9 10900
20MB69/100

コア数について

コア数が多いCPUは複数のアプリを実行できる点において優れていると思います。作業を分担して行えるので処理を早くするような場合に適していると言えるでしょう。

「Core i9 10900」と「Xeon Silver 4309Y」のコア数を比較すると「Xeon Silver 4309Y」は8コアであるのに対して「Core i9 10900」は10コアです。「Xeon Silver 4309Y」と「Core i9 10900」は少しだけ違いしかありません。「Xeon Silver 4309Y」より「Core i9 10900」の方がわずかに多いコア数です。マルチタスクな作業できるので「Core i9 10900」の方がわずかによいでしょう。しかしながら作業を分担して行うので処理することにより、処理能力が上がり快適にパソコン使用したい場合でも実際に体感できるほどの差は無いと思います。

強いて言えば「Xeon Silver 4309Y」より「Core i9 10900」の方が良いですが通常利用において体感差はほとんど感じないです。

コア数評価
Xeon Silver 4309Y
8コア60/100
Core i9 10900
10コア68/100

マルチスレッド対応について

マルチスレッドに対応しているCPUは複数の処理を並行に進めて効率的に処理できるといった点で優秀です。複数の処理の流れを並行して実行する場合に向いていると言えるかもしれません。

「Xeon Silver 4309Y」も「Core i9 10900」もマルチスレッドに対応しているCPUです。そのため複数のタスクを快適に並列処理できる点において「Xeon Silver 4309Y」も「Core i9 10900」も優れていると言えるでしょう。プログラムの実行時に必要に応じて複数の処理の流れを生み出し、異なる処理を並行して処理するならどちらもお勧めと思います。

スレッド数について

スレッド数が多いCPUは一度に複数の演算処理をできるため優れてます。たとえば複数の処理をするようなときおすすめだと思います。

「Core i9 10900」と「Xeon Silver 4309Y」をスレッド数について比べると「Core i9 10900」は20スレッドであり「Xeon Silver 4309Y」は16スレッドです。違いはごくわずかしかありません。スレッド数という角度で見ると「Xeon Silver 4309Y」と比較して「Core i9 10900」はわずかに多いスレッド数です。「Core i9 10900」は複数の作業を同時に高速で行う事ができるという点で「Xeon Silver 4309Y」よりも多少はよいでしょう。同時にこなせる処理が多くよりスムーズに並行して作業したい場合についてどちらを選んでも大した影響は無いくらいの違いだと言えるでしょう。

強いて言えば「Xeon Silver 4309Y」より「Core i9 10900」を選ぶべきですが、通常利用において体感できるほどの違いはほとんど無いでしょう。

スレッド数評価
Xeon Silver 4309Y
16スレッド58/100
Core i9 10900
20スレッド66/100

基本情報についての比較

TDPについて

消費電力を抑制して節電できる点でTDPが小さいCPUは優秀です。すべての回路を全力で稼動させたときに発する熱量を抑制したいような時にオススメです。

「Core i9 10900」と「Xeon Silver 4309Y」のTDPを比較すると「Xeon Silver 4309Y」は105Wであるのに対して「Core i9 10900」は65Wです。「Xeon Silver 4309Y」と「Core i9 10900」は非常に差があります。「Xeon Silver 4309Y」の放熱量より「Core i9 10900」の方がかなり小さいです。大きな負荷のかかる作業にも対応できる為「Core i9 10900」の方が極めて優れていると思います。消費電力を抑えて節電したい人が使用するような時に「Core i9 10900」は「Xeon Silver 4309Y」よりとてもお勧めです。

「Core i9 10900」に決める一つの主な判断材料となります。

TDP評価
Xeon Silver 4309Y
105W42/100
Core i9 10900
65W76/100

表で「Xeon Silver 4309Y」と「Core i9 10900」に関する詳細一覧をくらべる

Xeon Silver 4309YCore i9 10900
画像Xeon Silver 4309YCore i9 10900
シリーズ名Ice LakeComet Lake
内蔵グラフィックス - Intel UHD Graphics 630
ソケットの形状LGA4189LGA1200
TDP105W65W
通常利用時の最大周波数2.8GHz2.8GHz
ブースト時の最大周波数3.6GHz5.2GHz
三次キャッシュ対応
三次キャッシュ12MB20MB
コア数8コア10コア
マルチスレッド対応
スレッド数16スレッド20スレッド

類似のCPUを探す

他のCPUと比較する

価格をチェック

類似のCPUを探す

他のCPUと比較する

価格をチェック

価格をチェックする

お探しの情報は見つかりましたか?性能や機能名などのキーワードで検索することでさらに詳しい情報を知ることができます。

Xeon Silver 4309Y の関連記事
Core i9 10900 の関連記事

Xeon Silver 4309Y と評価が同程度のCPUを探す

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:3.6GHz, ブースト時の最大周波数:4.2GHz, 二次キャッシュ:3MB, 三次キャッシュ:16MB, コア数:6コア, スレッド数:12スレッド

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:3.5GHz, ブースト時の最大周波数:4.4GHz, 二次キャッシュ:3MB, 三次キャッシュ:32MB, コア数:6コア, スレッド数:12スレッド

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:3.4GHz, ブースト時の最大周波数:4.6GHz, 二次キャッシュ:4MB, 三次キャッシュ:32MB, コア数:8コア, スレッド数:16スレッド

TDP:105W, 通常利用時の最大周波数:3.4GHz, ブースト時の最大周波数:4.5GHz, 二次キャッシュ:4MB, 三次キャッシュ:96MB, コア数:8コア, スレッド数:16スレッド

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:3.8GHz, ブースト時の最大周波数:4GHz, 二次キャッシュ:2MB, 三次キャッシュ:4MB, コア数:4コア, スレッド数:8スレッド

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:3.6GHz, ブースト時の最大周波数:4.1GHz, 二次キャッシュ:3MB, 三次キャッシュ:8MB, コア数:6コア, スレッド数:12スレッド

TDP:280W, 通常利用時の最大周波数:4GHz, ブースト時の最大周波数:4.5GHz, 二次キャッシュ:8MB, 三次キャッシュ:64MB, コア数:16コア, スレッド数:32スレッド

TDP:105W, 通常利用時の最大周波数:4.7GHz, ブースト時の最大周波数:5.3GHz, 二次キャッシュ:6MB, 三次キャッシュ:32MB, コア数:6コア, スレッド数:12スレッド

TDP:105W, 通常利用時の最大周波数:4.5GHz, ブースト時の最大周波数:5.4GHz, 二次キャッシュ:8MB, 三次キャッシュ:32MB, コア数:8コア, スレッド数:16スレッド

TDP:170W, 通常利用時の最大周波数:4.5GHz, ブースト時の最大周波数:5.7GHz, 二次キャッシュ:16MB, 三次キャッシュ:64MB, コア数:16コア, スレッド数:32スレッド

通常利用時の最大周波数:3.5GHz, ブースト時の最大周波数:5.1GHz, 二次キャッシュ:20MB, 三次キャッシュ:24MB, コア数:14コア, スレッド数:20スレッド

TDP:125W, 通常利用時の最大周波数:3.5GHz, ブースト時の最大周波数:5.1GHz, 二次キャッシュ:20MB, 三次キャッシュ:24MB, コア数:14コア, スレッド数:20スレッド

Xeon Silver 4309Y の関連記事
Core i9 10900 の関連記事

Core i9 10900 と評価が同程度のCPUを探す

TDP:125W, 通常利用時の最大周波数:3.8GHz, ブースト時の最大周波数:5.1GHz, 三次キャッシュ:16MB, コア数:8コア, スレッド数:16スレッド

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:3.6GHz, ブースト時の最大周波数:3.9GHz, 二次キャッシュ:2MB, 三次キャッシュ:16MB, コア数:4コア, スレッド数:8スレッド

TDP:125W, 通常利用時の最大周波数:3.7GHz, ブースト時の最大周波数:5.3GHz, 三次キャッシュ:20MB, コア数:10コア, スレッド数:20スレッド

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:2.9GHz, ブースト時の最大周波数:4.8GHz, 三次キャッシュ:16MB, コア数:8コア, スレッド数:16スレッド

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:3.1GHz, ブースト時の最大周波数:4.5GHz, 三次キャッシュ:12MB, コア数:6コア, スレッド数:12スレッド

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:3.3GHz, ブースト時の最大周波数:4.8GHz, 三次キャッシュ:12MB, コア数:6コア, スレッド数:12スレッド

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:3.6GHz, ブースト時の最大周波数:4.3GHz, 三次キャッシュ:6MB, コア数:4コア, スレッド数:8スレッド

TDP:125W, 通常利用時の最大周波数:4.1GHz, ブースト時の最大周波数:4.8GHz, 三次キャッシュ:12MB, コア数:6コア, スレッド数:12スレッド

TDP:125W, 通常利用時の最大周波数:4.1GHz, ブースト時の最大周波数:4.8GHz, 三次キャッシュ:12MB, コア数:6コア, スレッド数:12スレッド

TDP:58W, 通常利用時の最大周波数:4GHz, 三次キャッシュ:4MB, コア数:2コア, スレッド数:4スレッド

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:3.7GHz, ブースト時の最大周波数:4.4GHz, 三次キャッシュ:8MB, コア数:4コア, スレッド数:8スレッド

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:2.9GHz, ブースト時の最大周波数:4.3GHz, 三次キャッシュ:12MB, コア数:6コア, スレッド数:12スレッド

CPUランキング

カテゴリ一覧

人気CPU

関連人気記事

新着情報