Ryzen 5 4500 と Ryzen 7 5700X の評価を徹底レビュー

作成日時: 2022-06-05 22:48:26

Ryzen 5 4500Ryzen 7 5700X
Ryzen 5 4500Ryzen 7 5700X

「Ryzen 5 4500」と「Ryzen 7 5700X」はどのくらい評価の違いがあるのでしょうか。よく注目される特徴から点数で評価。どっちを選ぶべきかを慣れていない人でも理解しやすいように説明してみました。

Ryzen 5 4500Ryzen 7 5700X
Ryzen 5 4500Ryzen 7 5700X
総合評価:

56.4/100

(総合: 1129位)

72.4/100

(総合: 1060位)

TDP
76/100
76/100
通常利用時の最大周波数
80/100
64/100
ブースト時の最大周波数
52/100
97/100
二次キャッシュ
51/100
62/100
三次キャッシュ
35/100
86/100
コア数
50/100
60/100
スレッド数
48/100
58/100

ソケットの形状が「Socket AM4」でTDPは「65W」のRyzen 5 4500は、6つのコアと12のスレッドを備えています。通常利用時の最大周波数は「3.6GHz」で、ブースト時には最大「4.1GHz」という高速な処理が可能です。このCPUは二次キャッシュ対応で、二次キャッシュのサイズは「3MB」です。三次キャッシュ対応で、三次キャッシュのサイズは「8MB」となっています。マルチスレッドにも対応しており、マルチタスク時の応答性が向上します。

一方、「Socket AM4」と同じ形状を持ちTDPが「65W」のRyzen 7 5700Xは、8つのコアと16のスレッドを備えます。通常利用時の最大周波数は「3.4GHz」で、ブースト時には最大「4.6GHz」までクロックを上げられます。このCPUは二次キャッシュ対応で、二次キャッシュのサイズは「4MB」です。三次キャッシュ対応で、三次キャッシュのサイズは「32MB」という、大容量のキャッシュを持っています。さらに、ECCメモリー対応でデータの信頼性が向上します。

Ryzen 5 4500とRyzen 7 5700Xを比較すると、前者は2つ少ないコア数とスレッド数だけれども、クロック周波数が高く、消費電力も少ないことがわかります。また、二次キャッシュと三次キャッシュのサイズはやや小さいです。一方、後者は前者よりも2つ多いコア数とスレッド数を持ち、大きな二次キャッシュと三次キャッシュを搭載し、ECCメモリーにも対応しているという優れた性能が特徴です。

結論として、Ryzen 5 4500は、省電力かつ高速クロック処理が可能なCPUといえます。一方、Ryzen 7 5700Xは高性能なハイエンドユーザー向けのCPUです。どちらも優れた性能を持っていますが、使用目的やニーズに合わせて選択することが重要です。

Ryzen 7 5700X と比較して Ryzen 5 4500 を選ぶメリット

  • 定格周波数

    80点(3.6GHz) vs 64.2点(3.4GHz)

Ryzen 5 4500 と比較して Ryzen 7 5700X を選ぶメリット

  • ブースト時の周波数

    52.3点(4.1GHz) vs 97.7点(4.6GHz)

  • 二次キャッシュ

    51.5点(3MB) vs 62.6点(4MB)

  • 三次キャッシュ

    35.4点(8MB) vs 86.5点(32MB)

  • コア数

    50点(6コア) vs 60.5点(8コア)

  • スレッド数

    48.8点(12スレッド) vs 58.8点(16スレッド)

  • ECC メモリー対応

「Ryzen 5 4500」と「Ryzen 7 5700X」の詳細について

Ryzen 5 4500Ryzen 7 5700X
Ryzen 5 4500Ryzen 7 5700X
基本情報
ソケットの形状Socket AM4Socket AM4
TDP65W65W
CPU性能
通常利用時の最大周波数3.6GHz3.4GHz
ブースト時の最大周波数4.1GHz4.6GHz
二次キャッシュ対応
二次キャッシュ3MB4MB
三次キャッシュ対応
三次キャッシュ8MB32MB
コア数6コア8コア
マルチスレッド対応
スレッド数12スレッド16スレッド
ECC メモリー対応 -

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「Ryzen 5 4500」と「Ryzen 7 5700X」の特色と特長について徹底的に比較する

基本情報についての比較

TDPについて

ノートパソコンなどに使用され消費電力を抑える事ができるといった点で小さいTDPのCPUは優れているでしょう。すべての回路を全力で稼動させたときに発する熱量を抑制したいような時にオススメです。

「Ryzen 7 5700X」と「Ryzen 5 4500」をTDPについて比較すると「Ryzen 5 4500」は65Wに対して「Ryzen 7 5700X」は65Wです。TDPという視点において「Ryzen 5 4500」も「Ryzen 7 5700X」も同じくらいです。感覚的にわかるほどの違いは無いです。

TDP評価
Ryzen 5 4500
65W76/100
Ryzen 7 5700X
65W76/100

CPU性能についての比較詳細

通常利用時の最大周波数について

同じ時間内により多くの処理できる為、通常利用時の最大周波数が高いCPUは優れていると言えるかもしれません。処理速度を高速化したい人が使用したいなら向いているといえそうです。

「Ryzen 7 5700X」と「Ryzen 5 4500」の通常利用時の最大周波数について比べると「Ryzen 7 5700X」は3.4GHzであり「Ryzen 5 4500」は3.6GHzです。0.2GHz程度の違いがあります。「Ryzen 7 5700X」より「Ryzen 5 4500」の方が比較的高い定格クロック数です。「Ryzen 5 4500」はより高い性能を発揮できる点で「Ryzen 7 5700X」よりも比較的良いかもしれません。一定時間で多くの処理を行えるため高性能で高速化するときに「Ryzen 5 4500」は「Ryzen 7 5700X」より割とお勧めだと思います。

実際に使う場面で「Ryzen 5 4500」は「Ryzen 7 5700X」と比較して比較的良いです。「Ryzen 5 4500」が良いと言えるでしょう。一方で決定的に優れていると言えるくらいの違いはないでしょう。

通常利用時の最大周波数評価
Ryzen 5 4500
3.6GHz80/100
Ryzen 7 5700X
3.4GHz64/100

ブースト時の最大周波数について

作業環境に合わせて情報処理速度を高速化できる点でブースト時の最大周波数が高いCPUは優れているといえなくもないでしょう。CPUの動作周波数を高速化して処理能力を増やしたい人が使用するようなとき、向いていると思います。

「Ryzen 7 5700X」と「Ryzen 5 4500」のブースト時の最大周波数を比較すると「Ryzen 7 5700X」は4.6GHzであるのに対して「Ryzen 5 4500」は4.1GHzです。「Ryzen 7 5700X」の方が「Ryzen 5 4500」よりもとてもクロック数が高いです。急に負荷が上がるゲームなどでも処理が遅れる事なく動作することができる為「Ryzen 5 4500」より「Ryzen 7 5700X」の方がとても秀でた部類に入るといえなくもありません。「Ryzen 7 5700X」は「Ryzen 5 4500」より高速で情報を処理し素早く快適に使用したいときにオススメです。

実際に使う場面において「Ryzen 5 4500」と「Ryzen 7 5700X」は実用において非常に大きい違いがあります。

ブースト時の最大周波数評価
Ryzen 5 4500
4.1GHz52/100
Ryzen 7 5700X
4.6GHz97/100

二次キャッシュ対応について

「Ryzen 7 5700X」も「Ryzen 5 4500」も二次キャッシュに対応しているCPUです。

二次キャッシュについて

二次キャッシュを「Ryzen 5 4500」と「Ryzen 7 5700X」を比べると「Ryzen 5 4500」は3MBであるのに対して「Ryzen 7 5700X」は4MBです。「Ryzen 7 5700X」と「Ryzen 5 4500」の差は少しです。「Ryzen 7 5700X」のキャッシュ容量は「Ryzen 5 4500」に比べてわずかに多いです。

強いて言えば「Ryzen 7 5700X」の方が良いですが基本的には気にするほどの差はほとんど無いでしょう。

二次キャッシュ評価
Ryzen 5 4500
3MB51/100
Ryzen 7 5700X
4MB62/100

三次キャッシュ対応について

「Ryzen 7 5700X」も「Ryzen 5 4500」も三次キャッシュに対応しているCPUです。

三次キャッシュについて

三次キャッシュが多いCPUは三次キャッシュが多い状態で使用できるので優れているといえなくもありません。処理速度が早くアプリやソフトを使用する時に適していると言えるかもしれません。

三次キャッシュを「Ryzen 5 4500」と「Ryzen 7 5700X」を比較すると「Ryzen 7 5700X」は32MBであるのに対して「Ryzen 5 4500」は8MBです。24MBの非常に大きい違いがあります。「Ryzen 7 5700X」のキャッシュ容量は「Ryzen 5 4500」と比較して非常に多いです。「Ryzen 7 5700X」はキャッシュが多いためより高速で処理し快適に使用できる点において「Ryzen 5 4500」よりも非常に優れていると思います。「Ryzen 7 5700X」は「Ryzen 5 4500」よりより処理速度を高速化するならかなりお勧めといえるかもしれません。

実際の利用を想定したとき「Ryzen 7 5700X」と「Ryzen 5 4500」の体感上の差は非常に大きいです。「Ryzen 7 5700X」を選ぶための一つの主な理由となると思います。

三次キャッシュ評価
Ryzen 5 4500
8MB35/100
Ryzen 7 5700X
32MB86/100

コア数について

多いコア数のCPUは作業を分担して行えるので処理を早くできる為優秀な部類に入ると思います。作業を分担して行えるので処理を早くするような場合に適していると言えるでしょう。

「Ryzen 5 4500」と「Ryzen 7 5700X」をコア数について比べると「Ryzen 7 5700X」は8コアであり「Ryzen 5 4500」は6コアです。少しだけ差があります。「Ryzen 7 5700X」は「Ryzen 5 4500」に比べてどちらかといえば多いコア数です。作業を分担して行えるので処理を早くすることができるといった点で「Ryzen 7 5700X」の方がわずかに良いかもしれません。しかしながら作業を分担して行うので処理することにより、処理能力が上がり快適にパソコン使用したい場合でも実際に体感できるほどの差は無いと思います。

どちらかといえば「Ryzen 7 5700X」を選ぶべきですが、普通に使っている分において体感できるほどの違いはほぼありません。

コア数評価
Ryzen 5 4500
6コア50/100
Ryzen 7 5700X
8コア60/100

マルチスレッド対応について

マルチスレッドに対応しているCPUはCPUの処理が大幅に高速化できるという点で秀でています。同時に複数の処理をするようなときに向いていると言えるかもしれません。

「Ryzen 5 4500」も「Ryzen 7 5700X」もマルチスレッドに対応しているCPUです。複数の処理をスムーズにできるため、どちらも秀でているといえなくもありません。アプリケーションの応答性の向上をするのにどちらもオススメだと思います。

スレッド数について

スレッド数が多いCPUは一度に複数の演算処理をできるため優れてます。たとえば複数の処理をするようなときおすすめだと思います。

「Ryzen 7 5700X」と「Ryzen 5 4500」をスレッド数について比べると「Ryzen 7 5700X」は16スレッドであり「Ryzen 5 4500」は12スレッドです。違いはごくわずかしかありません。スレッド数という角度で見ると「Ryzen 5 4500」と比較して「Ryzen 7 5700X」はわずかに多いスレッド数です。「Ryzen 7 5700X」は複数の作業を同時に高速で行う事ができるという点で「Ryzen 5 4500」よりも多少はよいでしょう。とはいえ効率的な作業にこだわる人が使用する時よっぽど気になる人でないとわからないくらいの違いだと思われます。

強いて言えば「Ryzen 5 4500」より「Ryzen 7 5700X」を選ぶべきですが、通常利用において体感できるほどの違いはほとんど無いでしょう。

スレッド数評価
Ryzen 5 4500
12スレッド48/100
Ryzen 7 5700X
16スレッド58/100

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