Ryzen 7 5800X3D と Ryzen 9 3950X の違いを徹底比較。詳しい評価をまとめました

作成日時: 2022-04-21 15:52:46

Ryzen 7 5800X3DRyzen 9 3950X
Ryzen 7 5800X3DRyzen 9 3950X

「Ryzen 9 3950X」と「Ryzen 7 5800X3D」の違いについて評価・検証してみました。どのような面で異なるのでしょうか?「Ryzen 7 5800X3D」と「Ryzen 9 3950X」のどっちを選んだらいいのか検討している人におススメです。

Ryzen 7 5800X3DRyzen 9 3950X
Ryzen 7 5800X3DRyzen 9 3950X
総合評価:

67.4/100

(総合: 1063位)

81.1/100

(総合: 12位)

TDP
42/100
42/100
通常利用時の最大周波数
64/100
71/100
ブースト時の最大周波数
84/100
97/100
二次キャッシュ
62/100
89/100
三次キャッシュ
98/100
97/100
コア数
60/100
85/100
スレッド数
58/100
82/100

Ryzen 9 3950X と比較して Ryzen 7 5800X3D を選ぶメリット

    -

Ryzen 7 5800X3D と比較して Ryzen 9 3950X を選ぶメリット

  • 定格周波数

    64.2点(3.4GHz) vs 71.8点(3.5GHz)

  • ブースト時の周波数

    84.9点(4.5GHz) vs 97.9点(4.7GHz)

  • 二次キャッシュ

    62.6点(4MB) vs 89.2点(8MB)

  • コア数

    60.5点(8コア) vs 85.7点(16コア)

  • スレッド数

    58.8点(16スレッド) vs 82.8点(32スレッド)

「Ryzen 7 5800X3D」と「Ryzen 9 3950X」を徹底比較する

基本情報について「Ryzen 7 5800X3D」と「Ryzen 9 3950X」を比較

TDPについて

TDPが小さいCPUは発熱が少ないのでノートパソコンなどで使用できる点で優れています。例えば冷却性能が低い小型PCケースに搭載するようなケースで重宝します。

TDPを「Ryzen 7 5800X3D」と「Ryzen 9 3950X」を比べると「Ryzen 7 5800X3D」は105Wに対して「Ryzen 9 3950X」は105Wです。「Ryzen 9 3950X」も「Ryzen 7 5800X3D」も違いはほぼゼロと言えます。実用上の差はありません。ほかの観点から比較するほうがよいでしょう。

TDP評価
Ryzen 7 5800X3D
105W42/100
Ryzen 9 3950X
105W42/100

CPU性能について「Ryzen 7 5800X3D」と「Ryzen 9 3950X」を比較

通常利用時の最大周波数について

通常利用時の最大周波数が高いCPUは高速に演算処理できるため、一度に多くの処理を実行可能な点で優れています。例えば複雑な処理を頻繁に行うような作業をするといったケースにおすすめです。

通常利用時の最大周波数について「Ryzen 9 3950X」と「Ryzen 7 5800X3D」を比較すると「Ryzen 9 3950X」は3.5GHzに対して「Ryzen 7 5800X3D」は3.4GHzです。0.1GHzの差があります。「Ryzen 7 5800X3D」の定格クロック数と比べて「Ryzen 9 3950X」は比較的高いです。データやアクセス処理を高速化できる点で「Ryzen 7 5800X3D」より「Ryzen 9 3950X」の方がよいです。「Ryzen 9 3950X」は複数の作業、アプリケーションを同時に処理するのに比較的おススメです。実際に使う場面で「Ryzen 9 3950X」と「Ryzen 7 5800X3D」の実用においての違いは比較的大きいです。「Ryzen 9 3950X」は「Ryzen 7 5800X3D」よりいいですが決め手になるほどの差はないでしょう。

通常利用時の最大周波数評価
Ryzen 7 5800X3D
3.4GHz64/100
Ryzen 9 3950X
3.5GHz71/100

ブースト時の最大周波数について

ブースト時の最大周波数が高いCPUは3Dゲームなどで高い処理能力を維持できる点で使い勝手が良いです。例えば動画のエンコードなど、CPU負荷の高い作業をするようなときにおすすめです。

ブースト時の最大周波数を比べると「Ryzen 7 5800X3D」は4.5GHzであり「Ryzen 9 3950X」は4.7GHzです。0.2GHzの差があります。「Ryzen 9 3950X」は「Ryzen 7 5800X3D」より比較的クロック数が高いです。「Ryzen 9 3950X」は負荷のあるものを簡単に処理することができる点で「Ryzen 7 5800X3D」よりも良いです。消費電力や発熱を維持したまま処理速度をアップするのに「Ryzen 9 3950X」は多少適しています。実際の利用において「Ryzen 9 3950X」の方が「Ryzen 7 5800X3D」よりもどちらかといえばよいです。「Ryzen 9 3950X」が良いと思われます。ただ決定的に優れているとまでは言えないでしょう。

ブースト時の最大周波数評価
Ryzen 7 5800X3D
4.5GHz84/100
Ryzen 9 3950X
4.7GHz97/100

二次キャッシュ対応について

二次キャッシュに対応しているCPUはメインメモリのアクセスを減らして処理を速めることができる点で使い勝手が良いです。特に処理速度を高速にするようなときにおすすめです。

「Ryzen 7 5800X3D」も「Ryzen 9 3950X」も二次キャッシュに対応しているCPUです。そのため記憶情報を素早く利用できる点で優れています。どちらもメモリがボトルネックとなってCPUの処理が阻害されることを防止するのに向いています。

二次キャッシュについて

二次キャッシュが多いCPUは沢山の容量のデータのメモリを処理することができる点で使い勝手が良いです。例えば動画編集のような作業でも、素早く処理するといったときで役立ちます。

二次キャッシュを比較すると「Ryzen 9 3950X」は8MBに対して「Ryzen 7 5800X3D」は4MBです。4MBの違いがあります。「Ryzen 9 3950X」のキャッシュ容量は「Ryzen 7 5800X3D」と比較してやや多いです。「Ryzen 9 3950X」はメインメモリへのアクセスを減らすことができる点で「Ryzen 7 5800X3D」よりも多少優れているかもしれません。「Ryzen 9 3950X」は複数動作を安定して稼働するのにややおすすめです。実際に利用する上で「Ryzen 9 3950X」の方が「Ryzen 7 5800X3D」よりも比較的良いです。「Ryzen 9 3950X」が良いと言えるでしょう。ただ非常に優れているとまでは言えないでしょう。

二次キャッシュ評価
Ryzen 7 5800X3D
4MB62/100
Ryzen 9 3950X
8MB89/100

三次キャッシュ対応について

三次キャッシュに対応しているCPUはそれぞれのデータを階層別で管理することで処理能力を上げることができる点で優れています。例えばデータを階層別で管理できるのでメインメモリの処理を速くするようなときで役に立ちます。

「Ryzen 9 3950X」も「Ryzen 7 5800X3D」も三次キャッシュに対応しているCPUです。そのため多くの中間情報を高速に引き出せるので素早く処理できる点で優れています。どちらも膨大なデータを高速に処理するのに向いています。

三次キャッシュについて

三次キャッシュが多いCPUはパソコンの速度を著しく低下させずに使用できる点で使い勝手が良いです。特に頻繁にメインメモリにアクセスしてパソコンの動作が遅くならないようにするようなときで役に立ちます。

三次キャッシュを「Ryzen 9 3950X」と「Ryzen 7 5800X3D」を比べると「Ryzen 9 3950X」は64MBであり「Ryzen 7 5800X3D」は96MBです。「Ryzen 9 3950X」も「Ryzen 7 5800X3D」もキャッシュ容量について違いがほぼゼロと言えるでしょう。実用上の差はありません。ほかの視点で決めることをおすすめします。

三次キャッシュ評価
Ryzen 7 5800X3D
96MB98/100
Ryzen 9 3950X
64MB97/100

コア数について

コア数が多いCPUは同時に複数の作業を処理効率を上げることができ、より多くのアプリケーションを同時に実行できる点で秀でています。例えば複数の動作を同時処理するような場合におススメです。

コア数を比べると「Ryzen 9 3950X」は16コアであるのに対して「Ryzen 7 5800X3D」は8コアです。8コアの差があります。「Ryzen 7 5800X3D」と比べて「Ryzen 9 3950X」はややコア数が多いです。「Ryzen 9 3950X」は一つのタスクについて並列で処理することで高速で処理したり、多くのタスクを同時に実行出来る点で「Ryzen 7 5800X3D」よりも多少優れているかもしれません。「Ryzen 9 3950X」は同時に出来る処理作業を増やすことが出来るので、一度に色んなアプリを起動するのに多少おすすめです。実際に使うことを想定したとき「Ryzen 9 3950X」と「Ryzen 7 5800X3D」は体感上多少大きい違いがあります。「Ryzen 9 3950X」は「Ryzen 7 5800X3D」よりいいと言えます。ただ決定的に優れていると言える程の差はありません。

コア数評価
Ryzen 7 5800X3D
8コア60/100
Ryzen 9 3950X
16コア85/100

マルチスレッド対応について

マルチスレッドに対応しているCPUは複数同時処理で作業できる点で優れています。例えばパソコンの複数の処理を効率的に並行実施するといったようなケースで役立ちます。

「Ryzen 9 3950X」も「Ryzen 7 5800X3D」もマルチスレッドに対応しているCPUです。そのため同時実行可能な仕事が多くできる点で秀でています。どちらも複数の作業を処理効率を保ちながら同時進行するのに適しています。

スレッド数について

スレッド数が多いCPUは複数のアプリケーションを同時に処理できる点で秀でています。例えば同時に複数の処理をするような場合に向いています。

スレッド数について「Ryzen 7 5800X3D」と「Ryzen 9 3950X」を比べると「Ryzen 7 5800X3D」は16スレッドであり「Ryzen 9 3950X」は32スレッドです。16スレッドもの差があります。「Ryzen 7 5800X3D」と比べて「Ryzen 9 3950X」は非常に多いです。待ち時間・バッファーが多いタスクを同時に実行する際に効率的に処理できる点で「Ryzen 9 3950X」の方が優れているでしょう。「Ryzen 9 3950X」は複数のアプリケーションを同時にストレスなく実行するのに非常におすすめです。実際に使うことを想定したとき「Ryzen 7 5800X3D」と比べて「Ryzen 9 3950X」はとても優れていると言えます。「Ryzen 9 3950X」を選ぶ主な判断材料の一つになります。

スレッド数評価
Ryzen 7 5800X3D
16スレッド58/100
Ryzen 9 3950X
32スレッド82/100

「Ryzen 7 5800X3D」と「Ryzen 9 3950X」の違いを表で比較する

Ryzen 7 5800X3DRyzen 9 3950X
画像Ryzen 7 5800X3DRyzen 9 3950X
ソケットの形状Socket AM4Socket AM4
TDP105W105W
通常利用時の最大周波数3.4GHz3.5GHz
ブースト時の最大周波数4.5GHz4.7GHz
二次キャッシュ対応
二次キャッシュ4MB8MB
三次キャッシュ対応
三次キャッシュ96MB64MB
コア数8コア16コア
マルチスレッド対応
スレッド数16スレッド32スレッド

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