Core i9 9920X と Core i9 12900KS の違いや差は?選ぶならどちらがおすすめ?

作成日時: 2022-03-27 18:37:40

Core i9 12900KSCore i9 9920X
Core i9 12900KSCore i9 9920X

「Core i9 12900KS」と「Core i9 9920X」についてどちらの評価が優れているかについて詳しく解説。使い勝手や利便性について評価・比較しました。どちらのCPUを選んだらいいのか悩んでいるならお勧めします。

Core i9 12900KSCore i9 9920X
Core i9 12900KSCore i9 9920X
総合評価:

72/100

(総合: 1043位)

62.2/100

(総合: 123位)

通常利用時の最大周波数
64/100
71/100
ブースト時の最大周波数
99/100
75/100
三次キャッシュ
84/100
67/100
コア数
85/100
75/100
スレッド数
72/100
72/100

Core i9 9920X と比較して Core i9 12900KS を選ぶメリット

  • ブースト時の周波数

    99.5点(5.5GHz) vs 75.5点(4.4GHz)

  • 三次キャッシュ

    84.1点(30MB) vs 67.8点(19MB)

  • コア数

    85.7点(16コア) vs 75.2点(12コア)

  • 二次キャッシュ対応

Core i9 12900KS と比較して Core i9 9920X を選ぶメリット

  • 定格周波数

    64.2点(3.4GHz) vs 71.8点(3.5GHz)

「Core i9 12900KS」と「Core i9 9920X」を徹底比較する

CPU性能について「Core i9 12900KS」と「Core i9 9920X」を比較

通常利用時の最大周波数について

通常利用時の最大周波数が高いCPUは高速に演算処理できるため、一度に多くの処理を実行可能な点で優れています。例えば複雑な処理を頻繁に行うような作業をするといったケースにおすすめです。

通常利用時の最大周波数を「Core i9 12900KS」と「Core i9 9920X」を比較すると「Core i9 12900KS」は3.4GHzであり「Core i9 9920X」は3.5GHzです。「Core i9 9920X」の方が「Core i9 12900KS」よりもわずかに定格クロック数が高いです。データやアクセス処理を高速化できる点で「Core i9 9920X」の方がどちらかといえば良いといえなくもないでしょう。しかしながら複数の作業、アプリケーションを同時に処理する場合でも実感上の違いはほとんど無いと思います。数値的には「Core i9 9920X」の方が「Core i9 12900KS」より高いですが、体感できるほどの違いはほぼありません。

通常利用時の最大周波数評価
Core i9 12900KS
3.4GHz64/100
Core i9 9920X
3.5GHz71/100

ブースト時の最大周波数について

ブースト時の最大周波数が高いCPUは3Dゲームなどで高い処理能力を維持できる点で使い勝手が良いです。例えば動画のエンコードなど、CPU負荷の高い作業をするようなときにおすすめです。

ブースト時の最大周波数について比べると「Core i9 9920X」は4.4GHzであり「Core i9 12900KS」は5.5GHzです。1GHzもの差があります。ブースト時の最大周波数という角度で見ると「Core i9 9920X」と比較して「Core i9 12900KS」は非常に高いです。パソコンの処理速度を上げることができる点で「Core i9 12900KS」の方が「Core i9 9920X」よりも秀でています。消費電力や発熱を維持したまま処理速度をアップするのに「Core i9 12900KS」はとても適しています。実際に利用する上で「Core i9 12900KS」と「Core i9 9920X」の実用上の違いはかなり大きいです。「Core i9 12900KS」にする上で主な判断材料の一つとなると思います。

ブースト時の最大周波数評価
Core i9 12900KS
5.5GHz99/100
Core i9 9920X
4.4GHz75/100

三次キャッシュ対応について

三次キャッシュに対応しているCPUはそれぞれのデータを階層別で管理することで処理能力を上げることができる点で優れています。例えばデータを階層別で管理できるのでメインメモリの処理を速くするようなときで役に立ちます。

「Core i9 9920X」も「Core i9 12900KS」も三次キャッシュに対応しているCPUです。そのため多くの中間情報を高速に引き出せるので素早く処理できる点で優れています。どちらも膨大なデータを高速に処理するのに向いています。

三次キャッシュについて

三次キャッシュが多いCPUはパソコンの速度を著しく低下させずに使用できる点で使い勝手が良いです。特に頻繁にメインメモリにアクセスしてパソコンの動作が遅くならないようにするようなときで役に立ちます。

三次キャッシュについて「Core i9 12900KS」と「Core i9 9920X」を比較すると「Core i9 12900KS」は30MBに対して「Core i9 9920X」は19MBです。11MBの違いがあります。「Core i9 12900KS」は「Core i9 9920X」と比較してややキャッシュ容量が多いです。RAMのアクセスや消費量を減らすことができため、パフォーマンス全体を向上させることができる点で「Core i9 12900KS」の方がよいです。よりCPUのポテンシャルを引き出して快適に使用するのに「Core i9 12900KS」は多少おススメです。実際の利用を考えると「Core i9 9920X」と「Core i9 12900KS」は体感上多少大きい差があります。「Core i9 12900KS」は「Core i9 9920X」より良いと言えるでしょう。しかし決定的といえる程の違いはないでしょう。

三次キャッシュ評価
Core i9 12900KS
30MB84/100
Core i9 9920X
19MB67/100

コア数について

コア数が多いCPUは同時に複数の作業を処理効率を上げることができ、より多くのアプリケーションを同時に実行できる点で秀でています。例えば複数の動作を同時処理するような場合におススメです。

コア数について比較すると「Core i9 12900KS」は16コアで「Core i9 9920X」は12コアです。コア数について「Core i9 9920X」より「Core i9 12900KS」の方が多少多いです。一つのタスクについて並列で処理することで高速で処理したり、多くのタスクを同時に実行出来る点で「Core i9 12900KS」の方が「Core i9 9920X」よりもどちらかといえば良いといえなくもないでしょう。しかしながら同時に出来る処理作業を増やすことが出来るので、一度に色んなアプリを起動する場合でも実用上の違いはほとんど無いと思います。数値的には「Core i9 9920X」より「Core i9 12900KS」の方が多いですが通常の利用において気にするほどの違いはほとんどありません。

コア数評価
Core i9 12900KS
16コア85/100
Core i9 9920X
12コア75/100

マルチスレッド対応について

マルチスレッドに対応しているCPUは複数同時処理で作業できる点で優れています。例えばパソコンの複数の処理を効率的に並行実施するといったようなケースで役立ちます。

「Core i9 9920X」も「Core i9 12900KS」もマルチスレッドに対応しているCPUです。そのため同時実行可能な仕事が多くできる点で秀でています。どちらも複数の作業を処理効率を保ちながら同時進行するのに適しています。

スレッド数について

スレッド数が多いCPUは複数のアプリケーションを同時に処理できる点で秀でています。例えば同時に複数の処理をするような場合に向いています。

スレッド数を「Core i9 12900KS」と「Core i9 9920X」を比較すると「Core i9 12900KS」は24スレッドに対して「Core i9 9920X」は24スレッドです。「Core i9 12900KS」も「Core i9 9920X」も同程度のスレッド数です。実用上の差はありません。ほかの視点で決めるほうがいいでしょう。

スレッド数評価
Core i9 12900KS
24スレッド72/100
Core i9 9920X
24スレッド72/100

基本情報について「Core i9 12900KS」と「Core i9 9920X」を比較

TDPについて

TDPが小さいCPUは発熱が少ないのでノートパソコンなどで使用できる点で優れています。例えば冷却性能が低い小型PCケースに搭載するようなケースで重宝します。

TDPについて比べると「Core i9 9920X」は165Wであり「Core i9 12900KS」は241Wです。TDPという角度において「Core i9 9920X」は「Core i9 12900KS」と比較してどちらかといえば小さいです。CPU自体の発熱を少なくできる点で「Core i9 9920X」の方が多少良いといえなくもありません。熱の放散を抑えることができるため、冷却機構を小型化して本体をスリム化したり、モバイルで利用する場合でも実用上の違いはほぼ無いと思います。あえて決めるなら「Core i9 12900KS」より「Core i9 9920X」ですが、基本的には気にするほどの差はほとんどありません。

TDP評価
Core i9 12900KS
241W0/100
Core i9 9920X
165W10/100

「Core i9 12900KS」と「Core i9 9920X」の違いを表で比較する

Core i9 12900KSCore i9 9920X
画像Core i9 12900KSCore i9 9920X
シリーズ名Alder LakeSkylake-X Refresh
内蔵グラフィックスIntel UHD Graphics 770 -
ソケットの形状 - LGA2066
TDP241W165W
通常利用時の最大周波数3.4GHz3.5GHz
ブースト時の最大周波数5.5GHz4.4GHz
二次キャッシュ対応 -
二次キャッシュ14MB -
三次キャッシュ対応
三次キャッシュ30MB19MB
コア数16コア12コア
マルチスレッド対応
スレッド数24スレッド24スレッド

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TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:3.5GHz, ブースト時の最大周波数:4.4GHz, 二次キャッシュ:3MB, 三次キャッシュ:32MB, コア数:6コア, スレッド数:12スレッド

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