Core i9 9940X と Core i9 12900KS はどっちがおすすめなのか?違いや差を徹底検証しました

作成日時: 2022-03-27 17:38:33

Core i9 12900KSCore i9 9940X
Core i9 12900KSCore i9 9940X

「Core i9 9940X」と「Core i9 12900KS」を比較したときの違いや差について評価/比較。何がどういう点で違うのでしょうか。重要な観点から詳しく解説比較。

Core i9 12900KSCore i9 9940X
Core i9 12900KSCore i9 9940X
総合評価:
通常利用時の最大周波数rating-image3.2
3.4GHz
rating-image2.9
3.3GHz
ブースト時の最大周波数rating-image5.0
5.5GHz
rating-image3.8
4.4GHz
三次キャッシュrating-image4.2
30MB
rating-image3.4
19MB
コア数rating-image4.3
16コア
rating-image4.0
14コア
スレッド数rating-image3.6
24スレッド
rating-image3.9
28スレッド

Core i9 9940X と比較して Core i9 12900KS を選ぶメリット

  • 定格周波数

    64.2点(3.4GHz) vs 57.2点(3.3GHz)

  • ブースト時の周波数

    99.5点(5.5GHz) vs 75.5点(4.4GHz)

  • 三次キャッシュ

    84.1点(30MB) vs 67.8点(19MB)

  • 二次キャッシュ対応

Core i9 12900KS と比較して Core i9 9940X を選ぶメリット

  • スレッド数

    72.8点(24スレッド) vs 78.2点(28スレッド)

「Core i9 12900KS」と「Core i9 9940X」を徹底比較する

CPU性能について「Core i9 12900KS」と「Core i9 9940X」を比較

通常利用時の最大周波数について

通常利用時の最大周波数が高いCPUは高速に演算処理できるため、一度に多くの処理を実行可能な点で優れています。例えば複雑な処理を頻繁に行うような作業をするといったケースにおすすめです。

通常利用時の最大周波数を「Core i9 9940X」と「Core i9 12900KS」を比較すると「Core i9 9940X」は3.3GHzであり「Core i9 12900KS」は3.4GHzです。「Core i9 12900KS」の方が「Core i9 9940X」よりもわずかに定格クロック数が高いです。データやアクセス処理を高速化できる点で「Core i9 12900KS」の方がどちらかといえば良いといえなくもないでしょう。しかしながら複数の作業、アプリケーションを同時に処理する場合でも実感上の違いはほとんど無いと思います。数値的には「Core i9 12900KS」の方が「Core i9 9940X」より高いですが、体感できるほどの違いはほぼありません。

通常利用時の最大周波数評価
Core i9 12900KS
3.4GHz64/100
Core i9 9940X
3.3GHz57/100

ブースト時の最大周波数について

ブースト時の最大周波数が高いCPUは3Dゲームなどで高い処理能力を維持できる点で使い勝手が良いです。例えば動画のエンコードなど、CPU負荷の高い作業をするようなときにおすすめです。

ブースト時の最大周波数を比べると「Core i9 9940X」は4.4GHzであり「Core i9 12900KS」は5.5GHzです。1GHzの差があります。「Core i9 12900KS」は「Core i9 9940X」より比較的クロック数が高いです。「Core i9 12900KS」は負荷のあるものを簡単に処理することができる点で「Core i9 9940X」よりも良いです。消費電力や発熱を維持したまま処理速度をアップするのに「Core i9 12900KS」は多少適しています。実際の利用において「Core i9 12900KS」の方が「Core i9 9940X」よりもどちらかといえばよいです。「Core i9 12900KS」が良いと思われます。ただ決定的に優れているとまでは言えないでしょう。

ブースト時の最大周波数評価
Core i9 12900KS
5.5GHz99/100
Core i9 9940X
4.4GHz75/100

三次キャッシュ対応について

三次キャッシュに対応しているCPUはそれぞれのデータを階層別で管理することで処理能力を上げることができる点で優れています。例えばデータを階層別で管理できるのでメインメモリの処理を速くするようなときで役に立ちます。

「Core i9 9940X」も「Core i9 12900KS」も三次キャッシュに対応しているCPUです。そのため多くの中間情報を高速に引き出せるので素早く処理できる点で優れています。どちらも膨大なデータを高速に処理するのに向いています。

三次キャッシュについて

三次キャッシュが多いCPUはパソコンの速度を著しく低下させずに使用できる点で使い勝手が良いです。特に頻繁にメインメモリにアクセスしてパソコンの動作が遅くならないようにするようなときで役に立ちます。

三次キャッシュについて「Core i9 12900KS」と「Core i9 9940X」を比べると「Core i9 12900KS」は30MBに対して「Core i9 9940X」は19MBです。11MBもの差があります。三次キャッシュという視点において「Core i9 12900KS」は「Core i9 9940X」より非常に多いキャッシュ容量です。「Core i9 12900KS」は中間の計算結果を多く待避出来るので、複雑な計算をより早くできる点で「Core i9 9940X」よりも優れていると言えます。「Core i9 12900KS」はよりCPUのポテンシャルを引き出して快適に使用するのにかなり向いています。実際に使う場面で「Core i9 9940X」と比べて「Core i9 12900KS」は遥かに秀でていると言えます。「Core i9 12900KS」にする上で主な理由の一つになります。

三次キャッシュ評価
Core i9 12900KS
30MB84/100
Core i9 9940X
19MB67/100

コア数について

コア数が多いCPUは同時に複数の作業を処理効率を上げることができ、より多くのアプリケーションを同時に実行できる点で秀でています。例えば複数の動作を同時処理するような場合におススメです。

コア数について「Core i9 12900KS」と「Core i9 9940X」を比較すると「Core i9 12900KS」は16コアであり「Core i9 9940X」は14コアです。コア数について「Core i9 9940X」も「Core i9 12900KS」もほとんど同じと言えます。体感できるほどの差は無いです。他の視点から見て選択する方がよいでしょう。

コア数評価
Core i9 12900KS
16コア85/100
Core i9 9940X
14コア80/100

マルチスレッド対応について

マルチスレッドに対応しているCPUは複数同時処理で作業できる点で優れています。例えばパソコンの複数の処理を効率的に並行実施するといったようなケースで役立ちます。

「Core i9 9940X」も「Core i9 12900KS」もマルチスレッドに対応しているCPUです。そのため多くのタスクを一つのコアで同時に実行できる点で優れています。どちらも複数の作業を処理効率を保ちながら同時進行するのに適しています。

スレッド数について

スレッド数が多いCPUは複数のアプリケーションを同時に処理できる点で秀でています。例えば同時に複数の処理をするような場合に向いています。

スレッド数を「Core i9 9940X」と「Core i9 12900KS」を比べると「Core i9 9940X」は28スレッドであり「Core i9 12900KS」は24スレッドです。「Core i9 12900KS」と比較して「Core i9 9940X」はわずかに多いです。「Core i9 9940X」は待ち時間・バッファーが多いタスクを同時に実行する際に効率的に処理できる点で「Core i9 12900KS」よりもどちらかといえば良いです。複数のアプリケーションを同時にストレスなく実行する場合でもハッキリと体感できるほどの違いはないだと思われます。数値としては「Core i9 9940X」の方が多いですが、通常利用において体感できるほどの差はほぼないでしょう。

スレッド数評価
Core i9 12900KS
24スレッド72/100
Core i9 9940X
28スレッド78/100

基本情報について「Core i9 12900KS」と「Core i9 9940X」を比較

TDPについて

TDPが小さいCPUは発熱が少ないのでノートパソコンなどで使用できる点で優れています。例えば冷却性能が低い小型PCケースに搭載するようなケースで重宝します。

TDPについて比べると「Core i9 9940X」は165Wに対して「Core i9 12900KS」は241Wです。76Wの差があります。「Core i9 9940X」の放熱量は「Core i9 12900KS」に比べて比較的小さいです。CPU自体の発熱を少なくできる点で「Core i9 9940X」の方が良いです。「Core i9 9940X」は熱の放散を抑えることができるため、冷却機構を小型化して本体をスリム化したり、モバイルで利用するのにややおすすめです。実際の利用を想定したとき「Core i9 9940X」と「Core i9 12900KS」の体感上の違いはどちらかといえば大きいです。「Core i9 9940X」は「Core i9 12900KS」よりいいでしょう。ただ決定的といえるくらいの差はないです。

TDP評価
Core i9 12900KS
241W0/100
Core i9 9940X
165W10/100

「Core i9 12900KS」と「Core i9 9940X」の違いを表で比較する

Core i9 12900KSCore i9 9940X
Core i9 12900KSCore i9 9940X
基本情報
シリーズ名Alder LakeSkylake-X Refresh
内蔵グラフィックスIntel UHD Graphics 770 -
ソケットの形状 - LGA2066
TDP241W165W
CPU性能
通常利用時の最大周波数3.4GHz3.3GHz
ブースト時の最大周波数5.5GHz4.4GHz
二次キャッシュ対応 -
二次キャッシュ14MB -
三次キャッシュ対応
三次キャッシュ30MB19MB
コア数16コア14コア
マルチスレッド対応
スレッド数24スレッド28スレッド

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通常利用時の最大周波数:3.3GHz, ブースト時の最大周波数:4.3GHz, 二次キャッシュ:5MB, 三次キャッシュ:12MB, コア数:4コア, スレッド数:8スレッド, メモリーチャネル最大対応数:2本

Core i7 12700F

TDP:180W, 通常利用時の最大周波数:2.1GHz, ブースト時の最大周波数:4.9GHz, 二次キャッシュ:12MB, 三次キャッシュ:25MB, コア数:12コア, スレッド数:20スレッド, TCase:100℃

Ryzen 5 5500

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:3.6GHz, ブースト時の最大周波数:4.2GHz, 二次キャッシュ:3MB, 三次キャッシュ:16MB, コア数:6コア, スレッド数:12スレッド

Ryzen 5 5600

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:3.5GHz, ブースト時の最大周波数:4.4GHz, 二次キャッシュ:3MB, 三次キャッシュ:32MB, コア数:6コア, スレッド数:12スレッド

Ryzen 7 5700X

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:3.4GHz, ブースト時の最大周波数:4.6GHz, 二次キャッシュ:4MB, 三次キャッシュ:32MB, コア数:8コア, スレッド数:16スレッド

Ryzen 7 5800X3D

TDP:105W, 通常利用時の最大周波数:3.4GHz, ブースト時の最大周波数:4.5GHz, 二次キャッシュ:4MB, 三次キャッシュ:96MB, コア数:8コア, スレッド数:16スレッド

Ryzen 3 4100

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:3.8GHz, ブースト時の最大周波数:4GHz, 二次キャッシュ:2MB, 三次キャッシュ:4MB, コア数:4コア, スレッド数:8スレッド

Ryzen 5 4500

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:3.6GHz, ブースト時の最大周波数:4.1GHz, 二次キャッシュ:3MB, 三次キャッシュ:8MB, コア数:6コア, スレッド数:12スレッド

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Ryzen Threadripper PRO 5955WX

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Ryzen Threadripper PRO 5995WX

TDP:280W, 通常利用時の最大周波数:2.7GHz, ブースト時の最大周波数:4.5GHz, 二次キャッシュ:32MB, 三次キャッシュ:256MB, コア数:64コア, スレッド数:128スレッド

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TDP:91W, 通常利用時の最大周波数:4GHz, ブースト時の最大周波数:4.2GHz, 三次キャッシュ:8MB, コア数:4コア, スレッド数:8スレッド

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