Core i7 9700K と Core i9 12900KS の違いや差は?選ぶならどちらがおすすめ?

作成日時: 2022-03-27 17:42:06

Core i9 12900KSCore i7 9700K
Core i9 12900KSCore i7 9700K

「Core i9 12900KS」と「Core i7 9700K」についてどちらの評価が優れているかについて詳しく解説。使い勝手や利便性について評価・比較しました。どちらのCPUを選んだらいいのか悩んでいるならお勧めします。

Core i9 12900KSCore i7 9700K
Core i9 12900KSCore i7 9700K
総合評価:

72/100

(総合: 1043位)

62.2/100

(総合: 174位)

通常利用時の最大周波数
64/100
80/100
ブースト時の最大周波数
99/100
98/100
三次キャッシュ
84/100
50/100
コア数
85/100
60/100
スレッド数
72/100
34/100

Core i7 9700K と比較して Core i9 12900KS を選ぶメリット

  • 三次キャッシュ

    84.1点(30MB) vs 50.3点(12MB)

  • コア数

    85.7点(16コア) vs 60.5点(8コア)

  • スレッド数

    72.8点(24スレッド) vs 34.7点(8スレッド)

  • 二次キャッシュ対応
  • マルチスレッド対応

Core i9 12900KS と比較して Core i7 9700K を選ぶメリット

  • 定格周波数

    64.2点(3.4GHz) vs 80点(3.6GHz)

「Core i9 12900KS」と「Core i7 9700K」を徹底比較する

CPU性能について「Core i9 12900KS」と「Core i7 9700K」を比較

通常利用時の最大周波数について

通常利用時の最大周波数が高いCPUは高速に演算処理できるため、一度に多くの処理を実行可能な点で優れています。例えば複雑な処理を頻繁に行うような作業をするといったケースにおすすめです。

通常利用時の最大周波数について「Core i7 9700K」と「Core i9 12900KS」を比較すると「Core i7 9700K」は3.6GHzに対して「Core i9 12900KS」は3.4GHzです。0.2GHzの差があります。「Core i9 12900KS」の定格クロック数と比べて「Core i7 9700K」は比較的高いです。定格周波数ランキングで見てみると2150製品中「Core i9 12900KS」は371位で「Core i7 9700K」は192位です。ほとんど差は無いと言えます。

データやアクセス処理を高速化できる点で「Core i9 12900KS」より「Core i7 9700K」の方がよいです。CPUの処理速度を高速化するのに「Core i7 9700K」は多少おすすめです。実際に使う場面で「Core i7 9700K」と「Core i9 12900KS」の実用においての違いは比較的大きいです。「Core i7 9700K」は「Core i9 12900KS」よりいいですが決め手になるほどの差はないでしょう。

通常利用時の最大周波数評価
Core i9 12900KS
3.4GHz64/100
Core i7 9700K
3.6GHz80/100

ブースト時の最大周波数について

ブースト時の最大周波数が高いCPUは3Dゲームなどで高い処理能力を維持できる点で使い勝手が良いです。例えば動画のエンコードなど、CPU負荷の高い作業をするようなときにおすすめです。

ブースト時の最大周波数を「Core i9 12900KS」と「Core i7 9700K」を比較すると「Core i9 12900KS」は5.5GHzで「Core i7 9700K」は4.9GHzです。「Core i9 12900KS」も「Core i7 9700K」も同じくらいのクロック数です。ブースト時のクロック数ランキングで見てみると727製品中「Core i9 12900KS」は17位で「Core i7 9700K」は90位です。ほとんど差は無いと言えます。

体感できるほどの違いは無いです。別の角度から比較するほうがいいでしょう。

ブースト時の最大周波数評価
Core i9 12900KS
5.5GHz99/100
Core i7 9700K
4.9GHz98/100

三次キャッシュ対応について

三次キャッシュに対応しているCPUはそれぞれのデータを階層別で管理することで処理能力を上げることができる点で優れています。例えばデータを階層別で管理できるのでメインメモリの処理を速くするようなときで役に立ちます。

「Core i7 9700K」も「Core i9 12900KS」も三次キャッシュに対応しているCPUです。そのため多くの中間情報を高速に引き出せるので素早く処理できる点で優れています。どちらも膨大なデータを高速に処理するのに向いています。

三次キャッシュについて

三次キャッシュが多いCPUはパソコンの速度を著しく低下させずに使用できる点で使い勝手が良いです。特に頻繁にメインメモリにアクセスしてパソコンの動作が遅くならないようにするようなときで役に立ちます。

三次キャッシュについて「Core i9 12900KS」と「Core i7 9700K」を比べると「Core i9 12900KS」は30MBに対して「Core i7 9700K」は12MBです。18MBもの差があります。三次キャッシュという視点において「Core i9 12900KS」は「Core i7 9700K」より非常に多いキャッシュ容量です。三次キャッシュ容量の多さランキングで比べると1194製品の中で「Core i9 12900KS」は179位で「Core i7 9700K」は464位なのでCPUの中では差はかなり大きいと言えます。

「Core i9 12900KS」はRAMのアクセスや消費量を減らすことができため、パフォーマンス全体を向上させることができる点で「Core i7 9700K」よりも秀でているでしょう。「Core i9 12900KS」はよりCPUのポテンシャルを引き出して快適に使用するのにかなり向いています。実際に使う場面で「Core i7 9700K」と比べて「Core i9 12900KS」は遥かに秀でていると言えます。「Core i9 12900KS」にする上で主な理由の一つになります。

三次キャッシュ評価
Core i9 12900KS
30MB84/100
Core i7 9700K
12MB50/100

コア数について

コア数が多いCPUは同時に複数の作業を処理効率を上げることができ、より多くのアプリケーションを同時に実行できる点で秀でています。例えば複数の動作を同時処理するような場合におススメです。

コア数について比べると「Core i7 9700K」は8コアに対して「Core i9 12900KS」は16コアです。8コアの違いがあります。「Core i7 9700K」より「Core i9 12900KS」の方がとてもコア数が多いです。コア数の多さランキングで見てみると2152製品中「Core i9 12900KS」は138位で「Core i7 9700K」は337位です。ほとんど差は無いと言えます。

一つのタスクについて並列で処理することで高速で処理したり、多くのタスクを同時に実行出来る点で「Core i9 12900KS」の方が秀でていると言えます。「Core i9 12900KS」は複数の動画のエンコードのような作業をするのにかなりオススメです。実際に使う場面で「Core i7 9700K」と「Core i9 12900KS」の体感値としての差は遥かに大きいです。「Core i9 12900KS」を選ぶための一つの重要な決め手となると思います。

コア数評価
Core i9 12900KS
16コア85/100
Core i7 9700K
8コア60/100

スレッド数について

スレッド数が多いCPUは複数のアプリケーションを同時に処理できる点で秀でています。例えば同時に複数の処理をするような場合に向いています。

スレッド数について「Core i7 9700K」と「Core i9 12900KS」を比べると「Core i7 9700K」は8スレッドであり「Core i9 12900KS」は24スレッドです。16スレッドもの差があります。「Core i7 9700K」と比べて「Core i9 12900KS」は非常に多いです。スレッド数の多さランキングで比べると804製品の中で「Core i9 12900KS」は177位で「Core i7 9700K」は407位なのでCPUの中では差はかなり大きいと言えます。

待ち時間・バッファーが多いタスクを同時に実行する際に効率的に処理できる点で「Core i9 12900KS」の方が優れているでしょう。「Core i9 12900KS」は複数のアプリケーションを同時にストレスなく実行するのに非常におすすめです。実際に使うことを想定したとき「Core i7 9700K」と比べて「Core i9 12900KS」はとても優れていると言えます。「Core i9 12900KS」を選ぶ主な判断材料の一つになります。

スレッド数評価
Core i9 12900KS
24スレッド72/100
Core i7 9700K
8スレッド34/100

基本情報について「Core i9 12900KS」と「Core i7 9700K」を比較

TDPについて

TDPが小さいCPUは発熱が少ないのでノートパソコンなどで使用できる点で優れています。例えば冷却性能が低い小型PCケースに搭載するようなケースで重宝します。

TDPについて比べると「Core i7 9700K」は95Wで「Core i9 12900KS」は241Wです。146Wもの差があります。「Core i9 12900KS」と比べて「Core i7 9700K」はかなり小さいです。最大放熱量の小ささランキングで比べると全2005製品中「Core i7 9700K」は1212位であるのに対し「Core i9 12900KS」は1977位で、CPUの中ではケタ違いな差があると言えそうです。

「Core i7 9700K」はCPU自体の発熱を少なくできる点で「Core i9 12900KS」よりも優れていると言えます。熱の放散を抑えることができるため、冷却機構を小型化して本体をスリム化したり、モバイルで利用するのに「Core i7 9700K」はかなりオススメです。実際の利用を想定したとき「Core i7 9700K」の方が「Core i9 12900KS」よりも非常に優れているでしょう。「Core i7 9700K」を選ぶ上で重要な判断材料の一つとなるでしょう。

TDP評価
Core i9 12900KS
241W0/100
Core i7 9700K
95W49/100

「Core i9 12900KS」と「Core i7 9700K」の違いを表で比較する

Core i9 12900KSCore i7 9700K
Core i9 12900KSCore i7 9700K
基本情報
シリーズ名Alder LakeCoffee Lake-S Refresh
内蔵グラフィックスIntel UHD Graphics 770Intel UHD Graphics 630
ソケットの形状 - LGA1151
TDP241W95W
CPU性能
通常利用時の最大周波数3.4GHz3.6GHz
ブースト時の最大周波数5.5GHz4.9GHz
二次キャッシュ対応 -
二次キャッシュ14MB -
三次キャッシュ対応
三次キャッシュ30MB12MB
コア数16コア8コア
マルチスレッド対応 -
スレッド数24スレッド8スレッド

類似のCPUを探す

他のCPUと比較する

価格をチェック

類似のCPUを探す

他のCPUと比較する

価格をチェック

価格をチェックする

お探しの情報は見つかりましたか?性能や機能名などのキーワードで検索することでさらに詳しい情報を知ることができます。

Core i9 12900KS の関連記事
Core i7 9700K の関連記事

Core i9 12900KS と評価が同程度のCPUを探す

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:2.4GHz, ブースト時の最大周波数:5.1GHz, 二次キャッシュ:14MB, 三次キャッシュ:30MB, コア数:16コア, スレッド数:24スレッド, メモリーチャネル最大対応数:2本

通常利用時の最大周波数:3.7GHz, 二次キャッシュ:2MB, 三次キャッシュ:6MB, コア数:2コア, スレッド数:4スレッド

TDP:225W, 通常利用時の最大周波数:2GHz, ブースト時の最大周波数:3.68GHz, 三次キャッシュ:256MB, コア数:64コア, スレッド数:128スレッド

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:3.6GHz, ブースト時の最大周波数:4.2GHz, 二次キャッシュ:3MB, 三次キャッシュ:16MB, コア数:6コア, スレッド数:12スレッド

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:3.5GHz, ブースト時の最大周波数:4.4GHz, 二次キャッシュ:3MB, 三次キャッシュ:32MB, コア数:6コア, スレッド数:12スレッド

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:3.4GHz, ブースト時の最大周波数:4.6GHz, 二次キャッシュ:4MB, 三次キャッシュ:32MB, コア数:8コア, スレッド数:16スレッド

TDP:105W, 通常利用時の最大周波数:3.4GHz, ブースト時の最大周波数:4.5GHz, 二次キャッシュ:4MB, 三次キャッシュ:96MB, コア数:8コア, スレッド数:16スレッド

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:3.8GHz, ブースト時の最大周波数:4GHz, 二次キャッシュ:2MB, 三次キャッシュ:4MB, コア数:4コア, スレッド数:8スレッド

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:3.6GHz, ブースト時の最大周波数:4.1GHz, 二次キャッシュ:3MB, 三次キャッシュ:8MB, コア数:6コア, スレッド数:12スレッド

TDP:280W, 通常利用時の最大周波数:4GHz, ブースト時の最大周波数:4.5GHz, 二次キャッシュ:8MB, 三次キャッシュ:64MB, コア数:16コア, スレッド数:32スレッド

TDP:105W, 通常利用時の最大周波数:4.7GHz, ブースト時の最大周波数:5.3GHz, 二次キャッシュ:6MB, 三次キャッシュ:32MB, コア数:6コア, スレッド数:12スレッド

TDP:105W, 通常利用時の最大周波数:4.5GHz, ブースト時の最大周波数:5.4GHz, 二次キャッシュ:8MB, 三次キャッシュ:32MB, コア数:8コア, スレッド数:16スレッド

Core i9 12900KS の関連記事
Core i7 9700K の関連記事

Core i7 9700K と評価が同程度のCPUを探す

TDP:105W, 通常利用時の最大周波数:3.8GHz, ブースト時の最大周波数:4.6GHz, 二次キャッシュ:6MB, 三次キャッシュ:64MB, コア数:12コア, スレッド数:24スレッド

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:3.4GHz, ブースト時の最大周波数:3.9GHz, 二次キャッシュ:3MB, 三次キャッシュ:16MB, コア数:6コア, スレッド数:12スレッド

TDP:105W, 通常利用時の最大周波数:3.5GHz, ブースト時の最大周波数:4.7GHz, 二次キャッシュ:8MB, 三次キャッシュ:64MB, コア数:16コア, スレッド数:32スレッド

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:2.9GHz, ブースト時の最大周波数:4.1GHz, 三次キャッシュ:9MB, コア数:6コア, スレッド数:6スレッド

TDP:95W, 通常利用時の最大周波数:3.6GHz, ブースト時の最大周波数:5GHz, 三次キャッシュ:16MB, コア数:8コア, スレッド数:16スレッド

TDP:95W, 通常利用時の最大周波数:3.7GHz, ブースト時の最大周波数:4.6GHz, 三次キャッシュ:9MB, コア数:6コア, スレッド数:6スレッド

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:3.6GHz, ブースト時の最大周波数:4.2GHz, 三次キャッシュ:6MB, コア数:4コア, スレッド数:4スレッド

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:3.7GHz, ブースト時の最大周波数:4.2GHz, 二次キャッシュ:2MB, 三次キャッシュ:4MB, コア数:4コア, スレッド数:8スレッド

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:2.9GHz, ブースト時の最大周波数:4.1GHz, 三次キャッシュ:9MB, コア数:6コア, スレッド数:6スレッド

TDP:165W, 通常利用時の最大周波数:3GHz, ブースト時の最大周波数:4.8GHz, 三次キャッシュ:24MB, コア数:18コア, スレッド数:36スレッド

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:3GHz, ブースト時の最大周波数:4.7GHz, 三次キャッシュ:12MB, コア数:8コア, スレッド数:8スレッド

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:3.6GHz, ブースト時の最大周波数:4GHz, 二次キャッシュ:2MB, 三次キャッシュ:4MB, コア数:4コア, スレッド数:4スレッド

CPUランキング

カテゴリ一覧

人気CPU

関連人気記事

新着情報