Core i9 12900 と AMD EPYC 7453 はどっちがおすすめなのか?違いや差を徹底検証しました

作成日時: 2022-03-02 17:37:16

AMD EPYC 7453Core i9 12900
AMD EPYC 7453Core i9 12900

「AMD EPYC 7453」と「Core i9 12900」はどういう面で違いや差があるのでしょうか?どっちを選んだ方がいいのかを評価レビューしました!どちらのCPUを選んだらいいのかを初心者でも分かるように説明しました。

AMD EPYC 7453Core i9 12900
AMD EPYC 7453Core i9 12900
総合評価:
通常利用時の最大周波数rating-image1.4
2.75GHz
rating-image1
2.4GHz
ブースト時の最大周波数rating-image1.1
3.45GHz
rating-image4.9
5.1GHz
三次キャッシュrating-image4.9
64MB
rating-image4.2
30MB
コア数rating-image4.9
28コア
rating-image4.3
16コア
スレッド数rating-image4.9
56スレッド
rating-image3.6
24スレッド

Core i9 12900 と比較して AMD EPYC 7453 を選ぶメリット

  • 定格周波数

    28.3点(2.75GHz) vs 16.7点(2.4GHz)

  • 三次キャッシュ

    97.9点(64MB) vs 84.1点(30MB)

  • コア数

    97.8点(28コア) vs 85.7点(16コア)

  • スレッド数

    97.8点(56スレッド) vs 72.8点(24スレッド)

AMD EPYC 7453 と比較して Core i9 12900 を選ぶメリット

  • ブースト時の周波数

    21.3点(3.45GHz) vs 98.5点(5.1GHz)

  • 二次キャッシュ対応
  • インテル クリアー・ビデオ・テクノロジー対応

「AMD EPYC 7453」と「Core i9 12900」を徹底比較する

CPU性能について「AMD EPYC 7453」と「Core i9 12900」を比較

通常利用時の最大周波数について

通常利用時の最大周波数が高いCPUは高速に演算処理できるため、一度に多くの処理を実行可能な点で優れています。例えば複雑な処理を頻繁に行うような作業をするといったケースにおすすめです。

通常利用時の最大周波数を「Core i9 12900」と「AMD EPYC 7453」を比較すると「Core i9 12900」は2.4GHzであり「AMD EPYC 7453」は2.75GHzです。「AMD EPYC 7453」の方が「Core i9 12900」よりもわずかに定格クロック数が高いです。定格周波数ランキングで比較すると全2150製品のなかで「AMD EPYC 7453」は1086位で「Core i9 12900」は1391位なので、大きく違うとまでは言えないもののそれなりの差はあります。

データやアクセス処理を高速化できる点で「AMD EPYC 7453」の方がどちらかといえば良いといえなくもないでしょう。しかしながら複数の作業、アプリケーションを同時に処理する場合でも実感上の違いはほとんど無いと思います。数値的には「AMD EPYC 7453」の方が「Core i9 12900」より高いですが、体感できるほどの違いはほぼありません。

通常利用時の最大周波数評価
AMD EPYC 7453
2.75GHz28/100
Core i9 12900
2.4GHz16/100

ブースト時の最大周波数について

ブースト時の最大周波数が高いCPUは3Dゲームなどで高い処理能力を維持できる点で使い勝手が良いです。例えば動画のエンコードなど、CPU負荷の高い作業をするようなときにおすすめです。

ブースト時の最大周波数について比べると「AMD EPYC 7453」は3.45GHzであり「Core i9 12900」は5.1GHzです。1.64GHzもの差があります。ブースト時の最大周波数という角度で見ると「AMD EPYC 7453」と比較して「Core i9 12900」は非常に高いです。ブースト時のクロック数ランキングで比べると全727製品中「Core i9 12900」は53位であるのに対し「AMD EPYC 7453」は531位で、CPUの中ではケタ違いな差があると言えそうです。

負荷のあるものを簡単に処理することができる点で「Core i9 12900」の方が秀でているでしょう。消費電力や発熱を維持したまま処理速度をアップするのに「Core i9 12900」はとても適しています。実際に利用する上で「Core i9 12900」と「AMD EPYC 7453」の実用上の違いはかなり大きいです。「Core i9 12900」にする上で主な判断材料の一つとなると思います。

ブースト時の最大周波数評価
AMD EPYC 7453
3.45GHz21/100
Core i9 12900
5.1GHz98/100

三次キャッシュ対応について

三次キャッシュに対応しているCPUはそれぞれのデータを階層別で管理することで処理能力を上げることができる点で優れています。例えばデータを階層別で管理できるのでメインメモリの処理を速くするようなときで役に立ちます。

「Core i9 12900」も「AMD EPYC 7453」も三次キャッシュに対応しているCPUです。そのため多くの中間情報を高速に引き出せるので素早く処理できる点で優れています。どちらも膨大なデータを高速に処理するのに向いています。

三次キャッシュについて

三次キャッシュが多いCPUはパソコンの速度を著しく低下させずに使用できる点で使い勝手が良いです。特に頻繁にメインメモリにアクセスしてパソコンの動作が遅くならないようにするようなときで役に立ちます。

三次キャッシュについて「AMD EPYC 7453」と「Core i9 12900」を比較すると「AMD EPYC 7453」は64MBに対して「Core i9 12900」は30MBです。34MBの違いがあります。「AMD EPYC 7453」は「Core i9 12900」と比較してややキャッシュ容量が多いです。三次キャッシュ容量の多さランキングで見てみると1194製品中「AMD EPYC 7453」は65位で「Core i9 12900」は177位です。ほとんど差は無いと言えます。

中間の計算結果を多く待避出来るので、複雑な計算をより早くできる点で「AMD EPYC 7453」の方が良いです。よりCPUのポテンシャルを引き出して快適に使用するのに「AMD EPYC 7453」は多少おススメです。実際の利用を考えると「Core i9 12900」と「AMD EPYC 7453」は体感上多少大きい差があります。「AMD EPYC 7453」は「Core i9 12900」より良いと言えるでしょう。しかし決定的といえる程の違いはないでしょう。

三次キャッシュ評価
AMD EPYC 7453
64MB97/100
Core i9 12900
30MB84/100

コア数について

コア数が多いCPUは同時に複数の作業を処理効率を上げることができ、より多くのアプリケーションを同時に実行できる点で秀でています。例えば複数の動作を同時処理するような場合におススメです。

コア数について比べると「Core i9 12900」は16コアに対して「AMD EPYC 7453」は28コアです。12コアの違いがあります。「Core i9 12900」より「AMD EPYC 7453」の方がとてもコア数が多いです。コア数の多さランキングで見てみると2152製品中「AMD EPYC 7453」は47位で「Core i9 12900」は134位です。ほとんど差は無いと言えます。

一つのタスクについて並列で処理することで高速で処理したり、多くのタスクを同時に実行出来る点で「AMD EPYC 7453」の方が秀でていると言えます。「AMD EPYC 7453」は同時に出来る処理作業を増やすことが出来るので、一度に色んなアプリを起動するのにかなりオススメです。実際に使う場面で「Core i9 12900」と「AMD EPYC 7453」の体感値としての差は遥かに大きいです。「AMD EPYC 7453」を選ぶための一つの重要な決め手となると思います。

コア数評価
AMD EPYC 7453
28コア97/100
Core i9 12900
16コア85/100

マルチスレッド対応について

マルチスレッドに対応しているCPUは複数同時処理で作業できる点で優れています。例えばパソコンの複数の処理を効率的に並行実施するといったようなケースで役立ちます。

「Core i9 12900」も「AMD EPYC 7453」もマルチスレッドに対応しているCPUです。そのため多くのタスクを一つのコアで同時に実行できる点で優れています。どちらも複数の作業を処理効率を保ちながら同時進行するのに適しています。

スレッド数について

スレッド数が多いCPUは複数のアプリケーションを同時に処理できる点で秀でています。例えば同時に複数の処理をするような場合に向いています。

スレッド数を「Core i9 12900」と「AMD EPYC 7453」を比べると「Core i9 12900」は24スレッドに対して「AMD EPYC 7453」は56スレッドです。32スレッドの差があります。「AMD EPYC 7453」は「Core i9 12900」に比べて比較的スレッド数が多いです。スレッド数の多さランキングで比較すると全804製品のなかで「AMD EPYC 7453」は47位で「Core i9 12900」は173位なので、大きく違うとまでは言えないもののそれなりの差はあります。

待ち時間・バッファーが多いタスクを同時に実行する際に効率的に処理できる点で「AMD EPYC 7453」の方が「Core i9 12900」よりも多少優れているかもしれません。「AMD EPYC 7453」は複数のアプリケーションを同時にストレスなく実行するのに多少適しています。実際に使う場面で「AMD EPYC 7453」と「Core i9 12900」は体感上やや大きい差があります。「Core i9 12900」より「AMD EPYC 7453」が良いですが、非常に優れているとまでは言えません。

スレッド数評価
AMD EPYC 7453
56スレッド97/100
Core i9 12900
24スレッド72/100

基本情報について「AMD EPYC 7453」と「Core i9 12900」を比較

TDPについて

TDPが小さいCPUは発熱が少ないのでノートパソコンなどで使用できる点で優れています。例えば冷却性能が低い小型PCケースに搭載するようなケースで重宝します。

TDPについて比べると「Core i9 12900」は65Wで「AMD EPYC 7453」は225Wです。160Wもの差があります。「AMD EPYC 7453」と比べて「Core i9 12900」はかなり小さいです。最大放熱量の小ささランキングで比べると全2005製品中「Core i9 12900」は452位であるのに対し「AMD EPYC 7453」は1976位で、CPUの中ではケタ違いな差があると言えそうです。

「Core i9 12900」はCPU自体の発熱を少なくできる点で「AMD EPYC 7453」よりも優れていると言えます。熱の放散を抑えることができるため、冷却機構を小型化して本体をスリム化したり、モバイルで利用するのに「Core i9 12900」はかなりオススメです。実際の利用を想定したとき「Core i9 12900」の方が「AMD EPYC 7453」よりも非常に優れているでしょう。「Core i9 12900」を選ぶ上で重要な判断材料の一つとなるでしょう。

TDP評価
AMD EPYC 7453
225W0/100
Core i9 12900
65W76/100

「AMD EPYC 7453」と「Core i9 12900」の違いを表で比較する

AMD EPYC 7453Core i9 12900
AMD EPYC 7453Core i9 12900
基本情報
シリーズ名 - Alder Lake
内蔵グラフィックス - Intel UHD Graphics 770
TDP225W65W
CPU性能
通常利用時の最大周波数2.75GHz2.4GHz
ブースト時の最大周波数3.45GHz5.1GHz
二次キャッシュ対応 -
二次キャッシュ - 14MB
三次キャッシュ対応
三次キャッシュ64MB30MB
コア数28コア16コア
マルチスレッド対応
スレッド数56スレッド24スレッド
メモリーチャネル最大対応数 - 2本
インテル クリアー・ビデオ・テクノロジー対応 -

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インテル Celeron G6900

TDP:46W, 通常利用時の最大周波数:3.4GHz, ブースト時の最大周波数:3.4GHz, 二次キャッシュ:2MB, 三次キャッシュ:4MB, コア数:2コア, スレッド数:2スレッド, 対応最大メモリー:128GB

Core i3 12100F

通常利用時の最大周波数:3.3GHz, ブースト時の最大周波数:4.3GHz, 二次キャッシュ:5MB, 三次キャッシュ:12MB, コア数:4コア, スレッド数:8スレッド, メモリーチャネル最大対応数:2本

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TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:3.5GHz, ブースト時の最大周波数:4.4GHz, 二次キャッシュ:3MB, 三次キャッシュ:32MB, コア数:6コア, スレッド数:12スレッド

Ryzen 7 5700X

TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:3.4GHz, ブースト時の最大周波数:4.6GHz, 二次キャッシュ:4MB, 三次キャッシュ:32MB, コア数:8コア, スレッド数:16スレッド

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TDP:105W, 通常利用時の最大周波数:3.4GHz, ブースト時の最大周波数:4.5GHz, 二次キャッシュ:4MB, 三次キャッシュ:96MB, コア数:8コア, スレッド数:16スレッド

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TDP:65W, 通常利用時の最大周波数:3.8GHz, ブースト時の最大周波数:4GHz, 二次キャッシュ:2MB, 三次キャッシュ:4MB, コア数:4コア, スレッド数:8スレッド

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