AMD EPYC 7451 と AMD EPYC 7453 はどっちがおすすめなのか?違いや差を徹底検証しました

作成日時: 2022-03-02 16:43:44

AMD EPYC 7453AMD EPYC 7451
AMD EPYC 7453AMD EPYC 7451

「AMD EPYC 7451」と「AMD EPYC 7453」の違いについて評価・検証してみました。どのような面で異なるのでしょうか?「AMD EPYC 7453」と「AMD EPYC 7451」のどっちを選んだらいいのか検討している人におススメです。

AMD EPYC 7453AMD EPYC 7451
AMD EPYC 7453AMD EPYC 7451
総合評価:

57.2/100

(総合: 1061位)

54.3/100

(総合: 98位)

通常利用時の最大周波数
28/100
14/100
ブースト時の最大周波数
21/100
14/100
三次キャッシュ
97/100
97/100
コア数
97/100
97/100
スレッド数
97/100
97/100

AMD EPYC 7451 と比較して AMD EPYC 7453 を選ぶメリット

  • 定格周波数

    28.3点(2.75GHz) vs 14.2点(2.3GHz)

  • ブースト時の周波数

    21.3点(3.45GHz) vs 14.4点(3.2GHz)

AMD EPYC 7453 と比較して AMD EPYC 7451 を選ぶメリット

    -

「AMD EPYC 7453」と「AMD EPYC 7451」を徹底比較する

CPU性能について「AMD EPYC 7453」と「AMD EPYC 7451」を比較

通常利用時の最大周波数について

通常利用時の最大周波数が高いCPUは高速に演算処理できるため、一度に多くの処理を実行可能な点で優れています。例えば複雑な処理を頻繁に行うような作業をするといったケースにおすすめです。

通常利用時の最大周波数について「AMD EPYC 7453」と「AMD EPYC 7451」を比較すると「AMD EPYC 7453」は2.75GHzに対して「AMD EPYC 7451」は2.3GHzです。0.45GHzの差があります。「AMD EPYC 7451」の定格クロック数と比べて「AMD EPYC 7453」は比較的高いです。定格周波数ランキングで比べると2150製品の中で「AMD EPYC 7453」は1086位で「AMD EPYC 7451」は1545位なのでCPUの中では差はかなり大きいと言えます。

データやアクセス処理を高速化できる点で「AMD EPYC 7451」より「AMD EPYC 7453」の方がよいです。「AMD EPYC 7453」は複数の作業、アプリケーションを同時に処理するのに比較的おススメです。実際に使う場面で「AMD EPYC 7453」と「AMD EPYC 7451」の実用においての違いは比較的大きいです。「AMD EPYC 7453」は「AMD EPYC 7451」よりいいですが決め手になるほどの差はないでしょう。

通常利用時の最大周波数評価
AMD EPYC 7453
2.75GHz28/100
AMD EPYC 7451
2.3GHz14/100

ブースト時の最大周波数について

ブースト時の最大周波数が高いCPUは3Dゲームなどで高い処理能力を維持できる点で使い勝手が良いです。例えば動画のエンコードなど、CPU負荷の高い作業をするようなときにおすすめです。

ブースト時の最大周波数について比較すると「AMD EPYC 7453」は3.45GHzであるのに対して「AMD EPYC 7451」は3.2GHzです。ブースト時の最大周波数という角度で見ると「AMD EPYC 7451」と比較して「AMD EPYC 7453」は多少高いクロック数です。ブースト時のクロック数ランキングで見てみると727製品中「AMD EPYC 7453」は531位で「AMD EPYC 7451」は589位です。ほとんど差は無いと言えます。

「AMD EPYC 7453」はパソコンの処理速度を上げることができる点で「AMD EPYC 7451」よりもわずかに良いといえなくもないでしょう。しかしながら消費電力や発熱を維持したまま処理速度をアップする場合でも体感上の違いはほぼ無いでしょう。どちらかといえば「AMD EPYC 7451」より「AMD EPYC 7453」を選ぶべきですが基本的には体感差はほぼ感じません。

ブースト時の最大周波数評価
AMD EPYC 7453
3.45GHz21/100
AMD EPYC 7451
3.2GHz14/100

三次キャッシュ対応について

三次キャッシュに対応しているCPUはそれぞれのデータを階層別で管理することで処理能力を上げることができる点で優れています。例えばデータを階層別で管理できるのでメインメモリの処理を速くするようなときで役に立ちます。

「AMD EPYC 7451」も「AMD EPYC 7453」も三次キャッシュに対応しているCPUです。そのため多くの中間情報を高速に引き出せるので素早く処理できる点で優れています。どちらも膨大なデータを高速に処理するのに向いています。

三次キャッシュについて

三次キャッシュが多いCPUはパソコンの速度を著しく低下させずに使用できる点で使い勝手が良いです。特に頻繁にメインメモリにアクセスしてパソコンの動作が遅くならないようにするようなときで役に立ちます。

三次キャッシュを「AMD EPYC 7451」と「AMD EPYC 7453」を比べると「AMD EPYC 7451」は64MBであり「AMD EPYC 7453」は64MBです。「AMD EPYC 7451」も「AMD EPYC 7453」もキャッシュ容量について違いがほぼゼロと言えるでしょう。三次キャッシュ容量の多さランキングで見てみると1194製品中「AMD EPYC 7453」は65位で「AMD EPYC 7451」は70位です。ほとんど差は無いと言えます。

実用上の差はありません。ほかの視点で決めることをおすすめします。

三次キャッシュ評価
AMD EPYC 7453
64MB97/100
AMD EPYC 7451
64MB97/100

コア数について

コア数が多いCPUは同時に複数の作業を処理効率を上げることができ、より多くのアプリケーションを同時に実行できる点で秀でています。例えば複数の動作を同時処理するような場合におススメです。

コア数について「AMD EPYC 7451」と「AMD EPYC 7453」を比較すると「AMD EPYC 7451」は24コアであり「AMD EPYC 7453」は28コアです。コア数について「AMD EPYC 7453」も「AMD EPYC 7451」もほとんど同じと言えます。コア数の多さランキングで見てみると2152製品中「AMD EPYC 7453」は47位で「AMD EPYC 7451」は87位です。ほとんど差は無いと言えます。

体感できるほどの差は無いです。他の視点から見て選択する方がよいでしょう。

コア数評価
AMD EPYC 7453
28コア97/100
AMD EPYC 7451
24コア97/100

マルチスレッド対応について

マルチスレッドに対応しているCPUは複数同時処理で作業できる点で優れています。例えばパソコンの複数の処理を効率的に並行実施するといったようなケースで役立ちます。

「AMD EPYC 7451」も「AMD EPYC 7453」もマルチスレッドに対応しているCPUです。そのため同時実行可能な仕事が多くできる点で秀でています。どちらも複数の作業を処理効率を保ちながら同時進行するのに適しています。

スレッド数について

スレッド数が多いCPUは複数のアプリケーションを同時に処理できる点で秀でています。例えば同時に複数の処理をするような場合に向いています。

スレッド数を「AMD EPYC 7453」と「AMD EPYC 7451」を比較すると「AMD EPYC 7453」は56スレッドに対して「AMD EPYC 7451」は48スレッドです。「AMD EPYC 7453」も「AMD EPYC 7451」も同程度のスレッド数です。スレッド数の多さランキングで見てみると804製品中「AMD EPYC 7453」は47位で「AMD EPYC 7451」は76位です。ほとんど差は無いと言えます。

実用上の差はありません。ほかの視点で決めるほうがいいでしょう。

スレッド数評価
AMD EPYC 7453
56スレッド97/100
AMD EPYC 7451
48スレッド97/100

基本情報について「AMD EPYC 7453」と「AMD EPYC 7451」を比較

TDPについて

TDPが小さいCPUは発熱が少ないのでノートパソコンなどで使用できる点で優れています。例えば冷却性能が低い小型PCケースに搭載するようなケースで重宝します。

TDPについて比べると「AMD EPYC 7451」は180Wであり「AMD EPYC 7453」は225Wです。TDPという角度において「AMD EPYC 7451」は「AMD EPYC 7453」と比較してどちらかといえば小さいです。最大放熱量の小ささランキングで見てみると2005製品中「AMD EPYC 7453」は1976位で「AMD EPYC 7451」は1927位です。ほとんど差は無いと言えます。

CPU自体の発熱を少なくできる点で「AMD EPYC 7451」の方が多少良いといえなくもありません。熱の放散を抑えることができるため、冷却機構を小型化して本体をスリム化したり、モバイルで利用する場合でも実用上の違いはほぼ無いと思います。あえて決めるなら「AMD EPYC 7453」より「AMD EPYC 7451」ですが、基本的には気にするほどの差はほとんどありません。

TDP評価
AMD EPYC 7453
225W0/100
AMD EPYC 7451
180W3/100

「AMD EPYC 7453」と「AMD EPYC 7451」の違いを表で比較する

AMD EPYC 7453AMD EPYC 7451
画像AMD EPYC 7453AMD EPYC 7451
TDP225W180W
通常利用時の最大周波数2.75GHz2.3GHz
ブースト時の最大周波数3.45GHz3.2GHz
三次キャッシュ対応
三次キャッシュ64MB64MB
コア数28コア24コア
マルチスレッド対応
スレッド数56スレッド48スレッド

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